※S高銘柄一覧
<1381> アクシーズ 東証S 配分 鶏肉相場堅調で9月中間期経常利益3.6倍 0.59万株買残
<202A> 豆蔵 東証G 一時 人工知能関連
<2334> イオレ 東証G 暗号資産交換業を営むSBI VCトレードと連携
<3195> ジェネパ 東証G 一時
<3655> ブレインP 東証P 配分 前日もストップ高。人工知能関連 168.85万株買残
<4506> 住友ファーマ 東証P 上半期は大幅上振れ着地で通期予想を上方修正
<4826> CIJ 東証P 人工知能関連
<4957> ヤスハラケミ 東証S 配分 1株1380円でMBO 0.2万株買残
<5821> 平河ヒューテ 東証P 26年3月期業績予想を上方修正し営業益は過去最高へ
<6276> シリウスV 東証S 配分 前日まで2日連続ストップ高。人工知能関連 10.42万株買残
<6548> 旅工房 東証G 一時 今期最終は黒字浮上へ
<7565> 万世電機 東証S 一時 上期経常が44%増益で着地・7-9月期も32%増益
<7940> ウェーブHD 東証S 配分 WHDによる同社株式に対する公開買付けに関する賛同の意見表明及び応募の推奨 61.45万株買残
<9242> メディア総研 東証G
<9367> 大東港運 東証S 一時
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <6548> 旅工房 東証G 36.0 185
2. <4957> ヤスハラケミ 東証S 26.2 1443 S 1株1380円でMBO
3. <9242> メディア総研 東証G 25.4 1974 S
4. <3655> ブレインP 東証P 23.9 2077 S 買付価格1株2706円
5. <4506> 住友ファーマ 東証P 23.7 2084.5 S 北米事業好調で26年3月期業績予想を上方修正
6. <2334> イオレ 東証G 22.6 3795 S 暗号資産交換業を営むSBI VCトレードと連携
7. <1381> アクシーズ 東証S 21.7 3920 S 鶏肉相場堅調で9月中間期経常利益3.6倍
8. <5821> 平河ヒューテ 東証P 21.5 2825 S 26年3月期業績予想を上方修正し営業益は過去最高へ
9. <7940> ウェーブHD 東証S 21.0 863 S REVAによるTOB価格にサヤ寄せ
10. <6276> シリウスV 東証S 20.4 473 S 電子基板の目視検査を自動化するAI搭載製品を販売
11. <7946> 光陽社 東証S 18.2 1900
12. <7092> FFJ 東証P 18.1 2115
13. <7501> ティムコ 東証S 17.1 1548 『熊一目散』への高い関心続く
14. <9658> ビジ太田昭 東証P 16.7 3595 配当増額を好感
15. <4826> CIJ 東証P 16.7 559 S フィジカルAIの先駆的ポジションで注目
16. <4499> スピー 東証S 16.7 2657 仮想通貨関連
17. <6629> Tホライゾン 東証S 16.4 588 AI関連の好業績株で1年10カ月ぶり600円台回復が視野に
18. <6580> ライトアップ 東証G 13.1 2841 人工知能関連
19. <202A> 豆蔵 東証G 13.1 2623 AIロボティクスとモビリティ・オートメーションへの展開力でフィジカルAI関連として脚光
20. <4242> タカギセイコ 東証S 13.0 1580 受注増見込み26年3月期業績予想を上方修正
21. <4425> Kudan 東証G 12.8 1075 26年3月期の業績予想の上方修正を発表
22. <1723> 日本電技 東証S 12.8 6180 空調計装関連が好調で今期業績予想を上方修正
23. <9367> 大東港運 東証S 12.6 1680
24. <6454> マックス 東証P 12.0 6260 鉄筋結束機の欧米販売好調で今期業績・配当予想を増額修正
25. <3776> BBタワー 東証S 11.9 188 データセンター関連
住友ファーマ <4506> 2,084.5円 +400 円 (+23.8%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率2位
ストップ高。10月31日の取引終了後に、26年3月期の連結業績予想について、売上高を3550億円から4290億円(前期比7.6%増)へ、営業利益を540億円から980億円(同3.4倍)へ、純利益を400億円から920億円(同3.9倍)へ上方修正したことが好感された。北米事業で進行性前立腺がん治療剤「オルゴビクス」の販売が好調に推移していることなどに加えて、アジア事業にかかる譲渡益が想定を上回ったことが寄与する。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高2271億2200万円(前年同期比25.7%増)、営業利益961億5700万円(前年同期81億7900万円の赤字)、最終利益988億6000万円(同322億2900万円の赤字)だった。
平河ヒューテック <5821> 2,825円 +500 円 (+21.5%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率3位
ストップ高水準の2825円に買われ、上場来高値を更新した。前週末10月31日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を従来予想の350億円から365億円(前期比18.5%増)、営業利益予想を30億円から40億円(同76.4%増)に引き上げた。営業利益が3期ぶりに過去最高益を更新する見込みとなり、評価された。北米メガソーラー発電所におけるパネル間接続用のエネルギー産業関連ケーブルは、現地の旺盛な需要を背景に売り上げが想定を上回る見通し。車載用ケーブルの新規量産品や医療用ケーブルの新製品も堅調に推移。産業機器用ケーブルにおける一部FA分野の回復傾向も追い風となる。9月中間期は売上高が180億9100万円(前年同期比12.9%増)、営業利益が21億2400万円(同69.9%増)だった。
ビジ太田昭 <9658> 3,595円 +515 円 (+16.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位
急伸。前週末10月31日取引終了後、配当方針を変更すると発表した。「一時的な損益項目を除く連結配当性向40%」から「株主資本配当率(DOE)の5%」を基本に実施する方針に見直した。これに伴い、26年3月期の配当予想を89円から133円(前期78円)に増額修正した。これを好感した買いが集まっている。あわせて株主優待制度の変更も発表した。毎年3月末時点で100株以上を、1年を超えて継続保有する株主に贈呈しているオリジナルQUOカードの額を増やす。これまで200株未満の保有で1000円、200株以上で2000円相当としていたが、変更後は300株未満の保有で3000円、300株以上で5000円相当とする。
CIJ <4826> 559円 +80 円 (+16.7%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率6位
物色人気が集中しストップ高。生成AI市場の急拡大が続くなか、「物理環境と直接相互作用しながら業務を遂行するAI技術」であるフィジカルAIに対する関心が世界的に高まっている。具体的にはロボティクス分野とAIの融合が象徴的で、ソフトバンクグループ<9984>などが今後最有力となる戦略領域として注力姿勢を明示している。そうしたなか、同社はAIサービスロボット「AYUDA(アユダ)」が既に社会で活躍の場を広げるなど、業界でも先駆的なポジションにある。今後もソフトのバージョンアップで付加価値の高いサービスに展開する余地があり、AIロボティクス分野の有力銘柄として認識される。足もとの業績も好調で26年6月期第1四半期(25年7〜9月)決算は営業利益が前年同期比41%増の6億3100万円と大幅な伸びを達成しており、通期予想の上振れも期待できる状況となっている。
豆蔵 <202A> 2,623円 +303 円 (+13.1%) 一時ストップ高 本日終値
急速人気化、500円高はストップ高となる2820円まで買われる場面があった。東京市場でも生成AIの新たなコンセプトであるフィジカルAIをテーマ視する動きが、中小型株に波及しつつある。10月上旬にソフトバンクグループ<9984>がスイスの重電大手ABBのロボット事業を約8000億円で買収することを発表し、AIとロボティクスを融合させた分野の技術開発に本腰を入れる方針を表明した。その際に、孫正義会長兼社長が「次のフロンティアは『フィジカルAI』である」と発言し話題となった経緯がある。そのなか、豆蔵はAIロボティクス・エンジニアリングのほか自動運転及び先端カーエレクトロニクス分野を深耕するモビリティ・オートメーションサービスが主戦場であり、このテーマに合致する関連最右翼銘柄として頭角を現している。
日本電技 <1723> 6,180円 +700 円 (+12.8%) 本日終値
後場一段高。上場来高値を更新。同社は4日午後2時過ぎ、26年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正しており、材料視された。今期の売上高予想は従来の見通しから25億円増額して460億円(前期比6.8%増)、最終利益予想は8億5000万円増額し73億円(同13.8%増)に見通しを引き上げた。空調計装関連事業の収益が予想を上振れする見込みとなり、業績予想に反映させた。9月中間期の売上高は186億6800万円(前年同期比24.6%増)、最終利益は29億6800万円(同80.3%増)だった。
マックス <6454> 6,260円 +670 円 (+12.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
マドを開けて急伸し、上場来高値を更新した。同社は前週末10月31日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。あわせて通期の業績予想と配当予想を上方修正し、好感されたようだ。今期の売上高予想は従来の見通しから25億円増額して977億円(前期比6.4%増)、最終利益予想は14億円増額して132億円(同17.6%増)に見直した。期末配当予想は12円増額の132円(前期は114円)に修正する。足もとの業績が堅調に推移したことなどを反映。欧米で鉄筋結束機と消耗品の販売が大幅に増加し、9月中間期の売上高は486億8800万円(前年同期比8.5%増)、最終利益は72億8800万円(同33.7%増)となった。
伊勢化学工業 <4107> 35,250円 +3,700 円 (+11.7%) 本日終値
3連騰し約10カ月ぶりに年初来高値を更新。10月31日の取引終了後に、12月31日を基準日として1株を10株に株式分割すると発表したことに加えて、25年12月期の連結業績予想について、売上高を375億円から380億円(前期比14.2%増)へ、営業利益を80億円から90億円(同17.5%増)へ、純利益を54億円から61億円(同20.3%増)へ上方修正し、期末配当予想を190円から200円(年390円)へ引き上げたことを好感した買いが流入した。上方修正は、ヨウ素製品の販売数量が計画を下回っているものの、ヨウ素の国際市況が想定を上回る水準で推移していることに加え、為替相場が想定よりも円安となっていることが要因としている。なお、同時に発表した第3四半期累計(1〜9月)決算は、売上高300億2800万円(前年同期比22.1%増)、営業利益75億円(同29.8%増)、純利益51億7800万円(同35.7%増)だった。
アバントグループ <3836> 1,762円 +176 円 (+11.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位
大幅高で3日続伸。前週末10月31日の取引終了後、26年6月期第1四半期(7〜9月)の連結決算を発表した。売上高が75億1500万円(前年同期比10.9%増)、営業利益が13億4100万円(同22.8%増)、最終利益が8億5200万円(同38.5%増)となっており、大幅な増収増益を好感した買いが集まっている。連結会計向け自社パッケージソフトの開発・保守や同ソフトを利用した決算のアウトソーシングを提供する連結決算開示事業、コンサルティング・システム開発を通じてAI・BIソリューションなどを提供するデジタルトランスフォーメーション推進事業が業績を牽引した。
扶桑化学工業 <4368> 5,670円 +550 円 (+10.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
続騰し上場来高値を更新。前週末10月31日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算の発表にあわせて通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の727億円から755億円(前期比8.6%増)、営業利益予想を140億円から175億円(同7.8%増)、最終利益予想を94億円から122億円(同5.0%増)に引き上げた。各利益は減益予想から一転増益を見込む。同時に年間配当予想を中間・期末各38円の年76円から中間・期末各41円の年82円(前期は73円)に増額した。業況と株主還元姿勢を評価した買いが集まっている。9月中間期は前回予想から上振れて着地した。AI用途を中心に半導体市場向けのコロイダルシリカの販売が好調に推移。為替レートが想定よりも円安に推移したことや法人税率の低い在外子会社での利益が増え見積実効税率が下がったことも業績を押し上げた。今後もコロイダルシリカの販売増加が継続すると見込んでおり、通期業績予想に織り込んだ。
JIA <7172> 1,960円 +187 円 (+10.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
急反騰。10月31日の取引終了後、25年12月期第3四半期累計(1〜9月)の連結決算を発表した。売上高が295億2300万円(前年同期比39.8%増)、営業利益が152億7100万円(同70.7%増)、最終利益が81億5900万円(同2.5倍)となっており、業績の好調な推移を好感した買いが流入した。日本型オペレーティング・リース投資商品(JOL/JOLCO)に対する投資家の需要が堅調ななか、対応可能な商品の在庫を確保し、出資金販売額が9月末時点で前期実績を上回った。
イチケン <1847> 4,220円 +360 円 (+9.3%) 本日終値
急伸。商業施設の建築や改装を主力としており、足もとの業績は会社側の予想を上回って好調に推移している。前週末10月31日取引終了後、同社は26年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の53億5000万円から67億円(前期比2%減)に増額修正した。なお、25年4〜9月期は従来予想の25億5000万円から37億円(前年同期比22%増)と減益予想から一転して大幅増益見通しに変わった。採算重視の受注が奏功したほか、資材価格や労務費の転嫁も進んだことが背景。更に好調な業績を受けて株主還元も強化、今期の年間配当を従来計画比45円の大幅増額となる185円(前期実績は140円)とすることも併せて発表、これらがポジティブサプライズとなり株価を押し上げている。
日本精化 <4362> 2,707円 +221 円 (+8.9%) 本日終値
大幅続伸。10月31日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、売上高を342億円から350億円(前期比1.9%減)へ、営業利益を50億円から55億円(同12.4%増)へ、純利益を40億円から45億円(同16.3%増)へ上方修正し、3期ぶりの営業最高益更新を見込むことが好感された。上期において、機能性製品分野におけるウールグリース誘導体のビューティケア、ヘルスケア、ファインケミカルの各領域の販売が増加したことが寄与する。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高174億9500万円(前年同期比0.7%増)、営業利益29億8000万円(同24.2%増)、純利益25億700万円(同39.8%増)だった。また、自社株155万株(消却前発行済み株数の6.11%)を11月20日付で消却すると発表した。消却後の発行済み株数は、2382万2447株となる。
アルプスアルパイン <6770> 2,118円 +172 円 (+8.8%) 本日終値
大幅高で、年初来高値を更新した。同社は10月31日取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。モビリティ事業で顧客の開発計画の変更により開発費の一部を第3四半期以降に執行延期したことなどから、売上高は前年同期比3.1%増の5057億1100万円(従来予想は4980億円)、営業利益は同89.2%増の212億2200万円(同121億円)と上振れて着地した。あわせて、26年3月期通期の連結業績予想を修正。売上高の見通しは従来の9500億円から9750億円(前期比1.6%減)、営業利益の見通しは250億円から320億円(同6.2%減)に引き上げた。第3四半期以降の想定為替レートを変更したことが主な要因で、1ドル=145円(従来は140円)、1ユーロ=170円(同160円)としている。
WOWOW <4839> 1,574円 +121 円 (+8.3%) 本日終値
大幅続伸。日本経済新聞電子版が3日、「NTT傘下のNTTドコモが衛星放送のWOWOWから番組コンテンツを調達することが3日わかった」と報じた。今後の収益貢献の思惑から買いが集まったようだ。記事によると、NTT<9432>グループのNTTドコモは新たにWOWOWの番組を加え、携帯電話のプランとも連動させることで契約数を底上げする、としている。
レーザーテック <6920> 30,770円 +2,360 円 (+8.3%) 本日終値
急伸し年初来高値を更新した。同社は前週末10月31日の取引終了後、26年6月期第1四半期(7〜9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比47.5%増の541億7100万円、営業利益は同67.9%増の267億2800万円、最終利益は同2.1倍の190億5700万円となった。最終利益は通期計画(600億円)に対する進捗率が約32%となっており、評価された。データセンター向けAIサーバー用のGPU(画像処理半導体)やHBM(広帯域メモリー)などの需要が市場をけん引するなか、アクティニックEUV(極端紫外線)パターンマスク欠陥検査装置「ACTIS」などを中心に売り上げを計上し、増収増益につなげた。受注に関しては26年より徐々に回復する見通しだとしている。あわせて同社は同検査装置において、EUVマスク品質管理の生産性を大幅に向上させる「ACTIS A200HiTシリーズ」を製品化したと発表。検査コストの低減とウェハーファブの歩留まり向上に寄与するという。
中国電力 <9504> 927.4円 +68.9 円 (+8.0%) 本日終値
26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比29.2%増の845億円に伸びた。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の21円→27円(前期は27円)に増額修正した。
ミロク情報サービス <9928> 1,900円 +136 円 (+7.7%) 本日終値
26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比7.6%増の32.5億円に伸びたが、通期計画の68億円に対する進捗率は47.9%となり、5年平均の49.3%とほぼ同水準だった。
サンワテクノス <8137> 2,868円 +187 円 (+7.0%) 本日終値
26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比5.2%増の17.6億円に伸び、従来の27.4%減益予想から一転して増益で着地。
日本ガイシ <5333> 2,776.5円 +170.5 円 (+6.5%) 本日終値
大幅高で3日続伸し年初来高値を更新。10月31日の取引終了後に、26年3月期の連結業績予想について、売上高を6300億円から6500億円(前期比4.9%増)へ、営業利益を750億円から850億円(同4.6%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各33円の年66円から中間・期末各38円の年76円へ引き上げたことが好感された。上期において、自動車関連製品の出荷が関税率引き上げを意識した駆け込み需要などにより増加したほか、産業プロセスの工事案件売り上げ計上も重なり、エンバイロメント事業の売上高が増加したことや、デジタルソサエティ事業の半導体製造装置用製品で、一部客先の在庫積み増しにより出荷が増加したこと、更に円安効果などで売上高・利益が計画を上回って着地したことが要因。下期は、米国関税政策の影響で自動車関連製品の需要減や、半導体製造装置用製品の在庫積み増しの需要剥落が予想されるほか、NAS電池事業の製造・販売終了に伴う損失を見込むものの、売価改定や政策保有株式の縮減による売却益などを織り込み、売上高・営業利益を上方修正し、純利益を550億円(同0.1%増)の従来見通しを据え置いた。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高3262億400万円(前年同期比9.3%増)、営業利益487億円(同22.7%増)、純利益238億7000万円(同7.7%減)だった。
三菱化工機 <6331> 3,480円 +185 円 (+5.6%) 本日終値
3日続伸し、年初来高値を更新した。同社は10月31日取引終了後、26年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の75億円から85億5000万円(前期比50.1%増)に引き上げた。売上高予想も845億円から885億円(同49.5%増)に上方修正。既受注工事の進捗の見直しやコスト改善などが主な要因だとしている。また、期末配当を従来計画比6円増額の46円とすることも発表。これにより、中間配当40円とあわせた年間配当は86円となる。
JVCケンウッド <6632> 1,306.5円 +68 円 (+5.5%) 本日終値
26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比32.4%減の75億円に落ち込んだ。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の140億円→155億円(前期は202億円)に10.7%上方修正し、減益率が31.0%減→23.6%減に縮小する見通しとなった。
モリタホールディングス <6455> 2,462円 +128 円 (+5.5%) 本日終値
26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比24.5%増の52.6億円に伸び、通期計画の143億円に対する進捗率は5年平均の16.9%を上回る36.8%に達した。
エンプラス <6961> 8,560円 +420 円 (+5.2%) 本日終値
26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.0%減の30.8億円となり、通期計画の55億円に対する進捗率は56.0%に達し、5年平均の48.0%も上回った。
日本特殊陶業 <5334> 6,669円 +327 円 (+5.2%) 本日終値
大幅高で3日続伸し上場来高値を更新。10月31日の取引終了後に、26年3月期配当予想の中間・期末各91円の年182円から中間・期末各93円の年186円への増額修正と、上限を720万株(自己株式を除く発行済み株数の3.62%)、または300億円とする自社株買いを発表しており、好材料視された。自社株の取得期間は11月1日から来年10月31日までで、取得した全自社株は消却を予定している。同時に発表した9月中間期連結決算は、売上高3511億7100万円(前年同期比8.2%増)、営業利益719億9100万円(同0.4%減)、純利益537億5600万円(同6.7%増)だった。自動車関連で新車組付け用製品の販売が増加したほか、SPE事業で生成AI関連用途での需要増や先端ロジック半導体向けの販売が堅調に推移。ただ、円高進行による為替変動の影響を受けて、営業利益は減益を余儀なくされた。なお、26年3月期通業績予想は、売上高6880億円(前期比5.4%増)、営業利益1300億円(同0.3%増)、純利益900億円(同2.8%減)の従来見通しを据え置いている。
ファナック <6954> 5,160円 +251 円 (+5.1%) 本日終値
大幅高で3連騰。2021年9月以来、約4年2カ月ぶりの高値をつけた。前週末10月31日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の8070億円から8188億円(前期比2.7%増)、営業利益予想を1595億円から1759億円(同10.7%増)、最終利益予想を1430億円から1573億円(同6.6%増)に引き上げた。最終利益は減益予想から一転して増益を見込んでおり、業況を評価する買いが流入した。直近の事業環境や業績動向を織り込んだ。10月から来年3月までの想定為替レートは1ドル=140円、1ユーロ=165円を想定する。9月中間期は売上高が4075億6800万円(前年同期比5.1%増)、営業利益が859億6400万円(同13.7%増)、最終利益が798億2000万円(同14.2%増)だった。FA部門ではCNCシステムの売り上げがインドや中国で堅調に推移。ロボット部門では中国や米州が好調だった。ロボマシン部門もインド関連の需要が追い風となり、サービス部門を除いた3部門が増収となった。第2四半期(7〜9月)の受注高は2053億円で前年同期比10.6%増、前四半期比0.3%減だった。
NSD <9759> 3,462円 +166 円 (+5.0%) 本日終値
26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比10.0%増の83.5億円に伸びた。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の89円→92円(前期は87円)に増額修正した。同時に発表した「0.85%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の0.85%にあたる65万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月1日から26年3月3日まで。
第一稀元素化学工業 <4082> 1,365円 +57 円 (+4.4%) 本日終値
続伸。10月下旬に連日のストップ高で一気に水準を切り上げ1644円の年初来高値を形成した後スピード調整が入り、前週末31日ザラ場に1129円まで下押す場面があった。しかし、そこから急速に切り返す展開で5日移動平均線を上回って引け、きょうもその余勢を駆って上値指向を継続している。電材向けジルコニウム化合物の大手で、自動車用排ガス触媒ではグローバルニッチトップ企業として存在感を示している。業績も自動車の販売台数増加や原価低減への取り組みが功を奏し会社側の想定を上回る状況にある。31日取引終了後、同社は26年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の10億円から24億円(前期比5%増)に大幅増額しており、これを材料する形で投資資金の攻勢が続いている。
NTN <6472> 360円 +14.6 円 (+4.2%) 本日終値
反発し年初来高値を更新。10月31日の取引終了後に、26年3月期の連結業績予想について、売上高を7900億円から8050億円(前期比2.5%減)へ、営業利益を240億円から260億円(同13.2%増)へ、最終損益を60億円の赤字から40億円の赤字(前期238億100万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。第3四半期以降の為替レートの見直しや米国の通商政策の影響などを考慮したという。同時に発表した9月中間期決算は、売上高4022億5600万円(前年同期比2.8%減)、営業利益128億6500万円(同29.3%増)、最終利益31億円(前年同期21億2500万円の赤字)だった。売価転嫁や変動費及び固定費の削減などが利益を押し上げた。なお、未定としていた配当予想は中間・期末各5円50銭の年11円(前期11円)とするとあわせて発表した。
持田製薬 <4534> 3,045円 +97 円 (+3.3%) 本日終値
後場一段高。同社はきょう午後2時ごろ、26年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比31.0%増の49億6700万円となり、通期計画の70億円に対する進捗率は71.0%となった。売上高は同7.6%増の549億8500万円で着地。主力の医薬品関連事業で潰瘍性大腸炎治療剤「リアルダ」など、新薬の売り上げが伸長したことが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
ヤスハラケミカル <4957> 1,443円 +300 円 (+26.3%) ストップ高 本日終値
ストップ高。前週末10月31日取引終了後、MBOを実施すると発表した。代表取締役社長の安原禎二氏が代表取締役を務めるYAHO(広島県府中市)が1株1380円でTOBを行う。買い付け予定数は590万850株(下限287万5600株、上限設定なし)、買い付け期間は11月4日〜12月16日。TOB成立後に上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は10月31日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。
イオレ <2334> 3,795円 +700 円 (+22.6%) ストップ高 本日終値
ストップ高。10月31日の取引終了後、SBIホールディングス<8473>連結子会社で暗号資産交換業を営むSBI VCトレードと連携すると発表しており、好材料視された。SBI VCトレードが提供する「SBIVC for Prime」を通じたビットコインの取引・保管・運用を皮切りに、トレジャリー実務と制度対応・ライセンス観点における連携を基軸とした取り組みを開始するとしており、将来的にはイオレのウォレット/クリプトカード、レンディングなどの将来プロダクトへの連携を検討するとしている。なお、26年3月期業績への影響は精査中としている。
アクシーズ <1381> 3,920円 +700 円 (+21.7%) ストップ高 本日終値
ストップ高。同社は前週末10月31日の取引終了後、26年6月期第1四半期(7〜9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比16.2%増の72億1700万円、経常利益は同3.6倍の11億700万円となった。大幅な増収増益で着地しており、好感されたようだ。鶏肉相場が堅調に推移したほか、加工食品の販売も好調だった。一方、外食事業は人件費の増加を受けて減益となった。
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