※S高銘柄一覧
<1850> 南海辰村 東証S 一時 上期経常が78%増益で着地・7-9月期も79%増益
<1949> 住友電設 東証P 住友電設の株式売買を一時停止
<2459> アウン 東証S 一時 前日まで2日連続ストップ高
<2737> トーメンデバ 東証P メモリー価格上昇で今期最終利益は一転過去最高の見通し
<4461> 一工薬 東証P 一時 今期利益・配当予想を上方修正
<6276> シリウスV 東証S 電子基板の目視検査を自動化するAI搭載製品を販売 0.55万株買残
<6648> かわでん 東証S 配分 26年3月期業績予想を引き上げ年間配当は100円増配へ
<6920> レーザーテク 東証P 半導体製造装置関連
<6946> 日本アビオ 東証S 今期営業43%増益予想と過去最高更新を大幅上乗せ
<9082> 大和自 東証S 国際自動車・S.RIDEと業務提携
<9267> Genky 東証P 第1四半期は想定以上の大幅営業増益に
<9719> SCSK 東証P 配分 親会社の住友商事が完全子会社化 110.63万株買残
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <6276> シリウスV 東証S 34.3 313 S 電子基板の目視検査を自動化するAI搭載製品を販売
2. <9082> 大和自 東証S 23.6 1572 S 国際自動車・S.RIDEと業務提携
3. <5191> 住友理工 東証P 21.3 2615 住友電による公開買い付け発表でTOB価格にサヤ寄せ
4. <6920> レーザーテク 東証P 21.2 28575 S アドテスト株の追従期待で思惑的な資金も流入
5. <1949> 住友電設 東証P 19.7 9120 S 住友電設の株式売買を一時停止
6. <2737> トーメンデバ 東証P 19.0 9400 S メモリー価格上昇で今期最終利益は一転過去最高の見通し
7. <6648> かわでん 東証S 18.5 9590 S 26年3月期業績予想を引き上げ年間配当は100円増配へ
8. <1850> 南海辰村 東証S 18.2 610 上期経常が78%増益で着地・7-9月期も79%増益
9. <6800> ヨコオ 東証P 18.2 1868 半導体製造装置関連
10. <9719> SCSK 東証P 17.8 5107 S 住友商によるTOB価格にサヤ寄せ
11. <7746> 岡本硝子 東証S 16.8 404 半導体製造装置関連
12. <7501> ティムコ 東証S 16.1 1300 『熊一目散』への高い関心続く
13. <9267> Genky 東証P 15.0 5400 S 第1四半期営業益28%増で上半期計画進捗率55%
14. <6946> 日本アビオ 東証S 14.7 5500 S 今期営業43%増益予想と過去最高更新を大幅上乗せ
15. <4446> リンクユーG 東証P 14.3 1151 上場維持基準への適合に向けた計画を評価
16. <4552> JCRファ 東証P 13.5 655 契約金収入増で第2四半期営業が黒字に浮上
17. <6269> 三井海洋 東証P 13.5 10090 レアアース関連
18. <6701> NEC 東証P 13.1 5775 4〜9月期好決算で通期見通し引き上げ
19. <2321> ソフトフロン 東証G 12.8 229 人工知能関連
20. <3905> データセク 東証G 12.0 1915 人工知能関連
21. <9889> JBCCHD 東証P 11.7 1328 9月中間期営業13%増益で自社株買いと配当予想増額を発表
22. <7256> 河西工 東証S 11.1 130
23. <6740> Jディスプレ 東証P 10.5 21
24. <253A> ETS・G 東証S 10.3 1216 データセンター受変電設備の大型案件急増で物色人気復活
25. <7273> イクヨ 東証S 9.6 957 仮想通貨関連
住友理工 <5191> 2,615円 +459 円 (+21.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
急騰。親会社である住友電気工業<5802>が正午ごろ、完全子会社化を目指して同社に対するTOBを実施すると発表しており、TOB価格2600円にサヤ寄せする格好となっている。住友電は現在、住友理工株式の50.81%を直接・間接的に所有しているが、完全子会社化により技術・ノウハウの融合による研究開発力・新製品開発力の強化やグローバルな事業基盤(顧客・生産拠点・調達網)の相互活用、組織・人事の融合・交流による人的リソースの最大限の活用などのシナジーを図るのが狙い。買い付け予定数は5128万9700株(下限1668万1702株、上限設定なし)で、買付期間は10月31日から12月15日まで。TOB成立後、住友理工株は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は同社株を10月30日付で監理銘柄(確認中)に指定している。なお、住友理工は今回のTOBに対して賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨している。
レーザーテック <6920> 28,575円 +5,000 円 (+21.2%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率2位
ストップ高の水準となる前営業日比5000円高の2万8575円に買われ、年初来高値を更新した。28日に通期業績予想の上方修正と自社株買いを発表したアドバンテスト<6857>の株価は翌29日にストップ高を演じた。同日の米株式市場ではエヌビディア
住友電設 <1949> 9,120円 +1,500 円 (+19.7%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率3位
後場に大量の買い注文を集め、ストップ高の水準となる9120円に買われた。大和ハウス工業<1925>が30日、住友電設に対し完全子会社化を目的としてTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOB価格は1株9760円。住友電設の株価はこれにサヤ寄せをする流れとなっている。買付予定数の下限は388万株で、上限は設定しない。TOB成立後、所定の手続きを経て、住友電設は上場廃止となる見通し。住友電設はTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。大和ハウスはデータセンターや半導体工場などの建設や開発といった事業の拡大と収益力の向上につなげる。東京証券取引所は30日、住友電設を監理銘柄(確認中)に指定した。
トーメンデバイス <2737> 9,400円 +1,500 円 (+19.0%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率4位
ストップ高。同社は30日午後1時、26年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。同時に通期の業績予想を上方修正した。今期の最終利益予想は従来の見通しから16億円増額して64億円(前期比14.5%増)に見直した。減益予想から一転して過去最高益の更新を見込む。期末一括配当予想は40円増額し300円(前期300円)とし、評価されたようだ。今期の売上高予想は700億円増額して4700億円(前期比11.5%増)とした。生成AI関連製品の需要拡大によりメモリー市場で需給がひっ迫。市場価格の上昇が売上高を押し上げる。9月中間期の売上高は2430億8900万円(前年同期比17.3%増)、最終利益は47億7900万円(同18.8%増)だった。
かわでん <6648> 9,590円 +1,500 円 (+18.5%) ストップ高 本日終値
ストップ高。29日の取引終了後、26年3月期の単独業績予想の上方修正を発表した。売上高予想を従来予想の255億円から268億円(前期比10.7%増)、営業利益予想を26億円から40億円(同54.5%増)に引き上げた。同時に年間配当予想は中間・期末各95円の年190円から同各145円の年290円(前期は190円)に100円増額した。今期配当には創業100周年の記念配当20円が含まれている。好業績の見通しと株主還元姿勢を好感する買いを引き寄せている。半導体関連含む大型工場や首都圏を中心とした市街地再開発事業などの堅調な建設需要により売上高は当初の想定を上回る見込み。利益面は採算性の高い大型案件の売り上げが増えたほか、価格の調整が利益に寄与。同時に第2四半期累計(4〜9月)の業績予想の上方修正も発表しており、10月以降も同様の順調な状況が続くとみている。
SCSK <9719> 5,107円 +773 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率6位
ストップ高。住友商事<8053>は29日の取引終了後、SCSKに対し完全子会社化を目的としてTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付価格は1株5700円で、SCSKの株価はこれにサヤ寄せする動きをみせている。買付予定数の下限は5034万7400株で、上限は設定しない。TOB成立後、所定の手続きを経て、SCSKは上場廃止となる見通し。SCSKはTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨している。住友商はデジタル・AI関連の事業強化につなげる方針。買収資金はブリッジローンで調達し、その後中長期年限の銀行借り入れや普通社債などに順次切り替えていく。東京証券取引所は29日、SCSKを監理銘柄(確認中)に指定した。
Genky <9267> 5,400円 +705 円 (+15.0%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率7位
大幅高で、年初来高値を更新した。同社は29日取引終了後、26年6月期第1四半期(6月21日〜9月20日)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比28.3%増の29億1600万円となり、上半期計画の52億7000万円に対する進捗率は55.3%となった。売上高は同12.0%増の560億4200万円で着地。客数の増加が売り上げ増につながった。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。また、10月度の月次営業速報もあわせて発表。既存店売上高は前年同月比1.8%増、全店ベースの売上高は同7.9%増だった。
日本アビオニクス <6946> 5,500円 +705 円 (+14.7%) ストップ高 本日終値
ストップ高。防衛・産業用機器メーカーで、レーダー装置などをはじめとする電子機器などは陸・海・空自衛隊向けに納入実績が豊富。信号・画像処理技術を活用した情報システムなどで評価が高く、防衛予算の増加は同社の収益機会の拡大につながる。そうしたなか、29日取引終了後に26年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の32億円から40億円(前期比43%増)に大幅増額修正し、過去最高利益予想を更に大きく上乗せする状況となっている。これがポジティブサプライズとなり、改めて投資資金の攻勢を誘った。
JCRファーマ <4552> 655円 +78 円 (+13.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
後場急伸。同社はきょう午後2時ごろ、26年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。営業損益は23億7900万円の黒字(前年同期は7億3900万円の赤字)に浮上した。売上高は前年同期比28.2%増の213億6200万円で着地。契約金収入が大きく増加したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については売上高378億円(前期比14.3%増)、営業損益は26億円の黒字(前期は66億5000万円の赤字)とする従来見通しを据え置いている。
NEC <6701> 5,775円 +671 円 (+13.2%) 本日終値
急騰。29日取引終了後に4〜9月期連結決算を発表。売上高は1兆5697億円(前年同期比5.6%増)、営業利益は1185億7000万円(同2.7倍)だった。主力のITサービス部門は官公庁向けが増収を牽引し、DX支援サービス「ブルーステラ」も収益性向上に貢献した。社会インフラ部門は航空宇宙・防衛分野が伸長した。好決算に伴い通期見通しを引き上げた。これを好感した買いを呼び込んでいる。あわせて、テレコム・ブロードバンド事業者向けソフトウェア企業の米CSGシステムズ・インターナショナル
JBCCHD <9889> 1,328円 +139 円 (+11.7%) 本日終値
後場に上げ幅を拡大。30日午前11時30分ごろ、26年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表した。売上高は374億6100万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は36億500万円(同13.3%増)だった。同時に年間配当予想の増額修正と自社株買いを開示。期末配当予想を従来の見通しから7円引き上げて25円とした。自社株買いは取得総数250万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.86%)、取得総額30億円を上限とする。好業績と株主還元姿勢を評価する買いが集まっている。9月中間期はマルチクラウド及び同サービスの運用に必要なセキュリティーの包括的な提案が案件の大型化と受注拡大につながり、クラウドとセキュリティーの両方で上期過去最大の新規受注を獲得。加えて、基幹システムをアジャイル型で開発する超高速開発も大型プロジェクトが安定して進捗し業績に貢献した。下期については好業績が継続する見通しであるものの、現時点での通期業績予想は据え置く。年間配当予想は42円となり、4月1日付で実施した1株につき4株の割合での株式分割後ベースで実質8円50銭の増配になる。自社株取得は東京証券取引所における市場買い付けで10月31日から2026年3月31日にかけて実施する。資本効率の向上を図ることで経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするとともに、株主還元の充実を目指す。
第一工業製薬 <4461> 7,040円 +590 円 (+9.2%) 一時ストップ高 本日終値
後場急伸。この日午後2時ごろ、26年3月期連結業績予想について営業利益を68億円から82億円(前期比53.2%増)へ上方修正すると発表した。配当予想も120円から140円(前期100円)へ増額した。これを好感した買いが集まっている。足もとの業績動向を織り込んだ。また、高付加価値品である電子材料の低誘電樹脂材料が引き続き好調なことや、電池用材料の負極用水系複合接着剤が伸びていることも寄与する見通し。売上高については従来予想を据え置いた。
正興電機製作所 <6653> 2,198円 +170 円 (+8.4%) 本日終値
上げ足鮮烈、前日は6日ぶりに上昇一服となっていたが、きょうは押し目を待っていた向きの買い攻勢が寄り付き直後から一気に強まり、新値街道への復帰を果たした。生成AI市場の拡大で世界的なAIデータセンターの増設需要が浮き彫りとなってきた。そのなか、電力受変電設備分野に強みを持ち、IoT技術を駆使したソリューションをベースに制御・情報システムなどで実績の高い同社は、データセンター関連の有力株として頭角を現している。25年12月期は営業利益段階で前期比29%増の26億円と過去最高を大幅更新する見通しにあるが、依然として15倍前後のPERは割安感が漂う。
PI <4290> 662円 +50 円 (+8.2%) 本日終値
大幅高で3日ぶりに反発。29日の取引終了後に発表した9月中間期連結決算が、売上高344億円(前年同期比11.8%増)、営業利益42億5600万円(同14.1%増)、純利益26億6200万円(同19.3%増)と2ケタ増益となったことが好感された。主要セグメントの既存事業がおおむね堅調に推移したことが業績を牽引、人件費の上昇やアシスタンス事業における協力会社への支払い単価上昇などがあったものの、カスタマー事業の収益性改善や金融保証事業の成長などにより利益を押し上げた。なお、26年3月期通期業績予想は、売上高700億円(前期比9.9%増)、営業利益85億円(同6.8%増)、純利益53億円(同8.8%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、上限を145万株(自己株式を除く発行済み株数の1.15%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は11月10日から来年3月24日までで、株主還元策の一環として実施する。
AREホールディングス <5857> 2,476円 +181 円 (+7.9%) 本日終値
続騰し上場来高値を更新。29日の取引終了後、26年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高を従来予想の4481億9900万円から5170億円(前期比2.1%増)、営業利益を220億円から300億円(同50.1%増)、最終利益を161億7900万円から216億円(同50.8%増)に引き上げた。同時に年間配当予想は中間・期末各40円の年80円から同各60円の年120円(前期は80円)に40円増額した。業績の好調な推移と株主還元姿勢を評価する買いが流入した。第2四半期累計(4〜9月)は、売上高が2382億3900万円(前年同期比0.9%減)、営業利益が153億3200万円(同84.3%増)、最終利益が108億4900万円(同64.3%増)になった。貴金属リサイクル事業で金価格の上昇により金の販売額が想定以上に伸びたことで売上高が計画を超えた。加えて、米欧の金銀市場の需給変動を背景に裁定取引の成果が過去最大になったうえ、米国への金銀流入量の増加に伴い倉庫分野における保管量が増えたことなどが利益を押し上げた。中間期の業績と足もとの事業環境を踏まえ、通期の業績予想を上方修正した。
大同特殊鋼 <5471> 1,483円 +88.5 円 (+6.4%) 本日終値
後場に入り急伸。午前11時40分ごろに発表した9月中間期連結決算が、売上高2844億9900万円(前年同期比0.4%増)、営業利益184億6400万円(同1.1%増)、純利益129億3700万円(同6.5%増)となり、売上高2750億円、営業利益125億円、純利益80億円を見込んでいた従来予想を大きく上回って着地し増収増益となったことが好感された。自由鍛造品の舶用バルブの需要が想定を上回ったことに加えて、中国レアアースの輸出規制の強化に伴いジスプロシウム、テルビウムなどの重希土類フリーが特徴である同社の磁石製品への需要が増加した。また、為替水準が円安で推移したことや、経費圧縮などのコスト削減を一層進めたことなども寄与した。同時に、従来未定としていた26年3月期通期業績予想を発表。売上高5650億円(前期比1.7%減)、営業利益330億円(同16.3%減)、純利益235億円(同17.0%減)とした。また、同じく未定としていた期末配当予想を27円(前年同期26円)とし、年間配当予想を49円(前期47円)と発表した。
山一電機 <6941> 4,465円 +250 円 (+5.9%) 本日終値
5連騰で新値街道をまい進。上げ足の強さも目立ち、きょうの高値4405円まで5営業日で700円を超える上昇で20%も水準を切り上げた。テキストから動画へと生成AI市場が加速的に広がりを見せているが、一方ではAIが自律的な判断で動くAIエージェントなどもマーケットの視線が向かっている。こうしたAI技術をロボティクス分野と融合して現実空間に取り込んでいこうとする「フィジカルAI」という概念に世界のビッグテックが食指を動かしている。今月8日、ソフトバンクグループ<9984>がスイスの重電大手ABBからロボット事業を買収することを発表したが、これはフィジカルAIの開発に向けた布石として注目されている。山一電機は半導体検査用やコネクター・実装用として使うICソケットで世界シェア約40%を有するグローバルニッチトップだが、フィジカルAIの市場が立ち上がれば、ロボット向けコネクターソリューションで活躍が期待されている。投資指標面でもPER15倍弱にとどまり、ハイテク系成長株としては割安感が強く、一段の上値余地が意識されている。
小松マテーレ <3580> 864円 +46 円 (+5.6%) 本日終値
30日に発表した「小松マテーレ、自社株の買付と消却を発表」が買い材料視された。
小野薬品工業 <4528> 1,877円 +97.5 円 (+5.5%) 本日終値
後場一段高となり、年初来高値を更新した。同社はきょう正午ごろ、26年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算(国際会計基準=IFRS)を発表。営業利益は前年同期比6.7%増の520億6900万円となり、通期計画の850億円に対する進捗率は61.3%となった。売上収益は同7.0%増の2571億3600万円で着地。国内では糖尿病、慢性心不全及び慢性腎臓病治療剤「フォシーガ錠」の売り上げが伸び、海外では消化管間質腫瘍治療剤「キンロック」が好調だった。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
シーティーエス <4345> 877円 +38 円 (+4.5%) 本日終値
後場上げ幅を拡大。午後1時ごろに26年3月期の連結業績予想について、売上高を128億円から128億8500万円(前期比9.0%増)へ、営業利益を33億円から33億5300万円(同9.0%増)へ、純利益を24億円から25億2700万円(同15.4%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を14円から15円へ引き上げ年間配当予想を29円としたことが好感された。主力のデジタルデータサービス(DDS)事業及び測量計測システム(SMS)事業において、既存顧客を中心に受注が堅調に推移したことが牽引した。また、営業外収益でレンタル資産の保全を目的とした投資有価証券の受取配当金の増加、戦略的な出資先であるファイルフォースの黒字化に伴う持ち分法投資利益の計上などがあり、特別利益においても政策保有株式のMBOによる売却に伴い生じた投資有価証券売却益を計上したことなども寄与する。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高61億8400万円(前年同期比6.5%増)、営業利益15億2200万円(同7.1%増)、純利益12億2600万円(同29.3%増)だった。
大阪ガス <9532> 4,458円 +184 円 (+4.3%) 本日終値
後場終盤になって上げ幅を拡大している。午後3時ごろ、26年3月期の連結業績予想について、売上高を2兆400億円から2兆500億円(前期比0.9%減)へ、経常利益を1650億円から1860億円(同1.9%減)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各52円50銭の年105円から中間・期末各60円の年120円へ引き上げたことが好材料視された。米国事業が想定を上回る好調ぶりを見せていることに加えて、国内エネルギー事業における原料価格の変動がガス料金に反映されるまでのタイムラグ差益の拡大や、海外エネルギー事業における米国シェールガス事業、フリーポート液化基地(LNG)の生産好調などを織り込んだ。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高9591億6700万円(前年同期比1.0%増)、経常利益1054億6100万円(同46.7%増)だった。
メイテックG <9744> 3,180円 +120 円 (+3.9%) 本日終値
後場に上げ幅を拡大した。同社は30日午前11時30分、26年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を修正した。今期の最終利益予想を5億円増額して139億円(前期比9.1%増)に引き上げた。また、中間配当を従来の予想から4円増額し90円としたうえで、期末配当予想は2円増額の91円に見直しており、これらに反応した買いが集まったようだ。採用目標を引き下げたことで採用経費が減少する見込みとなり、利益を押し上げる要因となる。今期の売上高予想は3億円減額して1370億円(同3.0%増)とした。今期の年間配当予想は181円(前期は198円)となる。9月中間期の売上高は683億5200万円(前年同期比3.8%増)、最終利益は69億3300万円(同25.2%増)だった。
シリウスビジョン <6276> 313円 +80 円 (+34.3%) ストップ高 本日終値
ストップ高の水準となる前営業日比80円高の313円に買われた。29日、電子基板の外観品質画像検査機器「S−Comet(エスコメット)」シリーズの販売を始めたと発表しており、材料視されたようだ。シリウスVによると、卓上型コンパクト検査機でありながら10ミクロンオーダーの高精細検査ができる業界初の製品。同社が開発したAI「Sirius−AIS(シリウスアイズ)」を搭載しており、電子基板の目視検査の自動化による精度向上と作業効率化を実現するという。
大和自動車交通 <9082> 1,572円 +300 円 (+23.6%) ストップ高 本日終値
ストップ高。29日取引終了後、同業の国際自動車(東京都港区)、配車アプリを手掛けるS.RIDE(同)の2社とそれぞれ業務提携すると発表した。タクシー・ハイヤー事業におけるDX化の推進や、顧客サービスと安全運行の追求に向けて取り組みを進める狙いがある。これに伴い、国際自動車は大和自株の8%超を取得している。これを材料視した買いが膨らんだ。あわせて、26年3月期連結業績予想の修正を発表。売上高を据え置きとした一方、営業利益を3億2000万円から4億円(前期2100万円の赤字)へ上方修正した。タクシー乗務員の募集活動が奏功し、車両の稼働率が上昇したことが要因。ハイヤー部門の収益性改善も寄与する見通し。なお、支払利息などの金融費用を考慮し、純利益については従来予想を据え置いた。
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