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2025年10月08日

[S高|株価値上注目銘柄] わらべ日洋,サカタのタネ,三菱製鋼,IHI,あいちFG,住友金属鉱山,古河電気工業,三菱重工業,エニマインド,ヘリオス,河西工業,note,大東港運,プロパスト,ティアンドエスグループ,ホテル、ニューグランド,日本アジア投資,テイツー



※S高銘柄一覧



<2918> わらべ日洋   東証P      業績・配当予想を大幅に引き上げ
<3370> フジタコーポ  東証S      
<418A> ウリドキ    名証N      
<4446> リンクユーG  東証P  一時  前日もストップ高。データセンター関連
<5243> ノート     東証G      25年11月期業績予想の上方修正で見直し買い誘発
<5987> オーネックス  東証S      
<7256> 河西工     東証S      有報提出で東証は監理銘柄(確認中)の指定解除へ
<8518> アジア投資   東証S  一時  関連会社のAIデータセンター事業が経産省の地域経済効果立地支援事業に採択
<9212> GEI     東証G  一時  
<9240> デリバリコン  東証G      前日まで2日連続ストップ高。人工知能関連
<9367> 大東港運    東証S  配分  株主優待制度の拡充を発表 9.03万株買残

※株価高上昇率銘柄一覧



1. <7256> 河西工    東証S   36.6   112 S 河西工の株式売買を一時停止
2. <5987> オーネックス 東証S   25.5  1966 S
3. <3370> フジタコーポ 東証S   24.9   401 S
4. <418A> ウリドキ   名証N   22.5  1631 S 本日名証ネクスト市場に新規上場
5. <5243> ノート    東証G   22.3  1644 S 25年11月期の営業利益予想を上方修正、note事業の流通総額拡大
6. <7711> 助川電気   東証S   21.2  6700  Fスターズなど高い、『逆高市トレード』の手仕舞いによる買い戻しの動き
7. <9367> 大東港運   東証S   18.8   949 S 株主優待制度を拡充へ
8. <5577> アイデミー  東証G   18.1  1700  人工知能関連
9. <6232> ACSL   東証G   18.0  1356  米電波塔運営会社最大手級と戦略的パートナーシップに関するMOU締結
10. <2918> わらべ日洋  東証P   17.0  3460 S 26年2月期業績予想及び配当予想を上方修正
11. <3236> プロパスト  東証S   16.9   277  M&Aによる業容拡大期待で急浮上
12. <9240> デリバリコン 東証G   16.1  1082 S NSSOLとの資本・業務提携締結を材料視
13. <4446> リンクユーG 東証P   15.3  1015  需給相場の思惑強まるなか上値追い再開へ
14. <3628> データHR  東証G   12.9   641 
15. <1788> 三東工業   東証S   12.8  4800  下水道関連
16. <4055> T&S・G  東証G   12.7  1350  キオクシア案件の商機拡大期待に加えAI関連株としても頭角現す
17. <4415> ブロードE  東証G   12.2  1268 
18. <409A> オリオン   東証P   11.3  1700  米投資会社のキャピタル・インタが大株主に浮上
19. <338A> ゼンムテック 東証G   10.9  7960  ファイル交換システムの販売を引き続き材料視、ランサムウェアに対応
20. <4814> ネクスウェア 東証S   10.4   223  人工知能関連
21. <410A> GMOコマス 東証G   10.2  1479  人工知能関連
22. <1377> サカタタネ  東証P   10.2  3995  6〜8月期最終益は3.2倍で自社株TOBを発表
23. <6380> オリチェン  東証S   9.7  2337 
24. <7501> ティムコ   東証S   9.3  1150 
25. <5632> 菱製鋼    東証P   9.1  1923  防衛関連の出遅れ割安株として投資マネー誘引

わらべ日洋 <2918>  3,460円  +503 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
ストップ高に買われ年初来高値を更新した。7日の取引終了後、26年2月期の連結業績予想について、売上高を2315億円から2345億円(前期比5.4%増)へ、営業利益を60億円から73億円(同61.7%増)へ、純利益を39億円から54億5000万円(同2.0倍)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各45円の年90円から中間・期末各60円の年120円(前期90円)へ引き上げたことが好感された。上期において、商品規格の見直しにより国内食品関連事業の販売が好調に推移していることに加えて、国内新工場や海外事業が想定よりも順調に推移していることが牽引する。また、固定資産売却益の計上や、業績予想に織り込んでいた閉鎖工場処分費用が想定よりも小さくなることも寄与する。なお、同時に発表した8月中間期決算は、売上高1196億3400万円(前年同期比5.3%増)、営業利益52億8900万円(同24.3%増)、純利益40億円(同42.5%増)だった。

サカタのタネ <1377>  3,995円  +370 円 (+10.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位
大幅高で4連騰。年初来高値を更新した。同社は7日の取引終了後、26年5月期第1四半期(6〜8月)の連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.6%増の230億500万円、営業利益が同63.5%増の44億6200万円、最終利益が同3.2倍の36億3700万円だった。自社株TOB(公開買い付け)の実施も発表し、好業績と資本効率の向上につながる取り組みを評価した買いが集まった。野菜種子の売り上げが大きく伸びた国内卸売事業と海外卸売事業が業績を押し上げた。前期の災害損失の反動に加え、受取和解金の計上と為替差損の減少なども利益拡大に寄与した。また、同社は坂田宏会長の資産管理会社で同社株を17.56%保有するティーエム興産が、現金化を目的に100万株(所有割合2.31%)を売却する意向を示したことを踏まえ、自社株TOBを通じて株式の流動性への影響などを抑える。取得株式数の上限は110万100株で、取得価額の上限は36億1382万8500円。10月8日から11月6日の間に、10月7日終値を約9%下回る1株3285円で買い付けを行う。

三菱製鋼 <5632>  1,923円  +161 円 (+9.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位
大幅高。6月9日の年初来高値1849円を4カ月ぶりに更新した。特殊鋼及び精密ばねなどの製造を手掛け、素材から製品までワンストップで生産できる優位性を持つ。26年3月期は営業13%増益を見込むなど2ケタ成長路線が続く。また、同社の実質筆頭株主は三菱重工業<7011>であり、防衛関連の一角としての位置付けでも注目度が高まっている。PERやPBRなどいずれも割安感が際立つほか、株主還元に前向きな姿勢も評価され、今期の年間配当は前期実績から16円増配となる80円を計画しており、予想配当利回りは4.3%弱に達する。

IHI <7013>  3,094円  +203 円 (+7.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
4連騰。防衛関連の一角として人気が高まっていることに加えて、7日の取引終了後に、豪州の新興衛星メーカーであるイノバー・テクノロジーズ社及びIHIグループの明星電気と連携し、小型衛星の技術実証に関する共同研究契約を締結したと発表しており、好材料視された。同共同研究は、日豪両国の政府間で強化が進む防衛・宇宙分野の協力関係を背景に、両国の海域監視分野における技術力強化を図るのが狙い。同プロジェクトにおいてIHIは、オーストラリア側との調整を担当。また、イノバー社はオーストラリア側のプロジェクト管理及び衛星バスの開発・製造、ミッション機器(センサー)の搭載、衛星の試験を担当し、明星電気はミッション機器(センサー)の開発・製造を行うとしている。なお、同プロジェクトにおけるイノバー社の作業は、南オーストラリア州政府の基金を活用して実施される。

あいちFG <7389>  3,740円  +215 円 (+6.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
大幅高で5日続伸し、上場来高値を連日更新した。地銀を中心に投資するありあけキャピタル(東京都中央区)が7日の取引終了後に関東財務局へ大量保有報告書を提出した。新たにあいちFGの株式について5%を超えて保有していることが明らかになり、需給思惑的な買いが入った。大量保有報告書によると、ありあけキャピタルの保有割合は5.06%。報告義務発生日は9月30日。保有目的は純投資と「状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。

住友金属鉱山 <5713>  5,133円  +256 円 (+5.3%)  本日終値
上げ幅を拡大。この日、トヨタ自動車<7203>とバッテリーEV(BEV)に搭載する全固体電池の正極材量産に向けて共同開発契約を結んだと発表しており、好材料視された。両社は、全固体電池用の正極材について21年ごろから共同研究を進め、充放電を繰り返す中での正極材の劣化への課題に取り組んできたが、その解決策として住友鉱が持つ独自の粉体合成技術を活用し、全固体電池に合った「耐久性に優れた正極材」を両社で新たに開発。住友鉱はこれまで20年以上にわたり多くの電動車に正極材を提供してきた知見を生かし、新開発した正極材の供給やその後の量産化を目指すとしている。

古河電気工業 <5801>  9,701円  +383 円 (+4.1%)  本日終値
後場に上げ幅を拡大した。同社は8日午後2時、最高電圧である500キロボルト級の高電圧直流送電(HVDC)ケーブル製造ラインの稼働を目指し、設備投資を実施すると発表。中期的な業績貢献を見込んだ買いが入ったようだ。設備総額は1000億円。経済産業省のGXサプライチェーン構築支援事業にも採択され、補助金総額は最大約307億円で対象期間は今年11月〜2029年12月となる。千葉県富津市にある拠点に製造設備や建屋を導入し、稼働開始は30年中を予定している。

三菱重工業 <7011>  4,247円  +165 円 (+4.0%)  本日終値
物色人気。きょうはAI関連や半導体関連株に利益確定の動きが強まっており、防衛関連株が投資マネーの受け皿となっている。そのなか、同社は同テーマの旗艦銘柄として注目度が高い。また、7日に防衛省が他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力の手段となる長射程ミサイルに関して艦艇発射型の量産に着手したと発表しており、「潜水艦発射型誘導弾」「12式地対艦誘導弾能力向上型」いずれも三菱重と契約したことで、これも株価の刺激材料となった。きょうは、川崎重工業<7012>やIHI<7013>など防衛関連主力3銘柄は揃って上昇している。

エニマインド <5027>  725円  +24 円 (+3.4%)  本日終値
3日ぶりに反発。午前9時ごろ、吉本興業グループのFANY(東京都新宿区)に対してEC支援を開始すると発表しており、好材料視された。FANYはオンラインチケット販売や物販、ファンクラブ運営など、タレントIPを活用したオンライン事業を展開しており、今後更にオンライン領域を強化するためにAIによる高度なデータ分析をはじめ、多方面でのリソース拡充が求められていたという。これに対してエニマインドは、AI搭載型各種プラットフォームと専門チームによる運用支援を掛け合わせたBPaaSモデルにより、ECサイトの構築からカスタマーサポート、物流・在庫の連携、データ分析に至るまでを包括的にサポートするとしている。

ヘリオス <4593>  520円  +15 円 (+3.0%)  本日終値
反発。同社は7日の取引終了後、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)への適応を目指す治療薬「HLCM051」に関し、商用生産に向けた協力体制を米ミナリスアドバンストセラピーズと構築すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。ヘリオスの3Dバイオリアクター製造プロセスを利用した細胞治療薬の商用生産に向けた製造委託契約を両社は締結した。受託開発製造機関(CDMO)で試験サービスプロバイダーでもあるミナリスの横浜事業所で商用生産を予定する。ヘリオスはミナリスの細胞治療製造における豊富な実績や、幹細胞とバイオリアクター技術に関する専門性を評価し、製造パートナーとして選定した。

河西工業 <7256>  112円  +30 円 (+36.6%) ストップ高   本日終値
後場ストップ高。同社は8日、提出が遅れていた25年3月期の有価証券報告書を関東財務局に提出した。また、過年度の有価証券報告書の訂正も行った。上場廃止リスクが後退したと受け止めた投資家の買いが集まった。同社は海外子会社で誤った決算処理が発生したことを受け、有報が期限までに提出できない状態となり、9月25日に延長承認後の期限である同月26日までに提出できない見込みとなったと公表。10月8日までに提出ができなかった場合は、整理銘柄に指定された後、上場廃止となる見通しとなっていた。河西工が発表した25年3月期の連結決算は、売上高が前の期比2.1%増の2188億100万円、営業損益が2億8900万円の赤字(前の期は16億5300万円の黒字)、最終損益が91億8200万円の赤字(同15億5900万円の赤字)。自己資本比率は8.6%だった。26年3月期の業績予想は、売上高を前期比8.6%減の2000億円、営業損益を35億円の黒字、最終損益を20億円の赤字とした。東証は「決算訂正に関する重要な情報が生じた」ことを理由に、8日午後1時36分から午後3時00分まで河西工の株式売買を停止した。あわせて、有報の提出を受けて東証は河西工の株式について9日付で監理銘柄(確認中)の指定を解除すると公表した。

note <5243>  1,644円  +300 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値
ストップ高。同社は7日の取引終了後、25年11月期第3四半期累計(24年12月〜25年8月)の連結決算の発表にあわせて、25年11月期の連結業績予想を上方修正した。売上高予想をこれまでの40億1000万円から41億2500万円(前期比24.5%増)、営業利益予想を6000万円から2億円(同3.8倍)、最終利益予想を1億1000万円から3億3000万円(同3.3倍)に引き上げた。持続的な利益成長への期待を持たせる内容となり、見直し買いを誘発したようだ。主力のnote事業では生成AIの普及により、クリエーターやコンテンツの増加ペースが拡大。購読・購買の増加に寄与し、プラットフォームの成長が加速しているという。note pro事業や子会社のTales&Co.が取り組む新事業の業績も想定を上回って推移。繰延税金資産の計上も寄与する。12〜8月期は売上高が30億4600万円(前年同期比23.8%増)、営業利益が1億2700万円(同3.7倍)、最終利益が2億1200万円(同4.4倍)だった。

大東港運 <9367>  949円  +150 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
ストップ高。7日の取引終了後に、26年3月末日時点の株主から株主優待制度を拡充すると発表しており、これを好感した買いが流入した。現行制度では、毎年3月末日時点で200株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じてQUOカード500円分〜3000円分を贈呈していたが、制度変更後は500株以上を保有する株主に対して、取引先である「コストコ」のメンバーシップクーポン引換券を追加で贈呈する。

プロパスト <3236>  277円  +40 円 (+16.9%)  本日終値
急騰。首都圏を中心にマンション開発を手掛けており、今期は大幅減益予想ながらPERやPBRなどから割安感が強い。また、M&A戦略による業容拡大にも積極的で、7日取引終了後に、同社の建設業務発注先でもある小川建設(東京都新宿区)の株式を取得額合計40億5600万円(概算)でシノケングループから取得し子会社化することを発表した。これを材料視する形で投資マネーを呼び込む格好となった。

ティアンドエスグループ <4055>  1,350円  +152 円 (+12.7%)  本日終値
急動意。独立系のシステムインテグレーターで、先端半導体工場向けの受託開発で実績が高い。とりわけNAND型メモリーのリーディングカンパニーでAIデータセンター向けSSDの需要獲得が進むキオクシアホールディングス<285A>を主要顧客としており、今後中期的にキオクシア案件で商機の高まりが期待される状況にある。画像認識などAIソリューション分野でも実力を開花させていることから、日米の株式市場で盛り上がるAI関連株の一角としても頭角を現している。

ホテル、ニューグランド <9720>  7,550円  +500 円 (+7.1%)  本日終値
続伸。7日の取引終了後、25年11月期の単独業績予想について、売上高を60億8800万円から63億円(前期比7.6%増)へ、営業利益を1億500万円から2億2000万円(同13.4%減)へ、純利益を7000万円から2億1000万円(同30.7%減)へ上方修正したことが好感された。コロナ禍後の反動による国内旅行需要の取り込みに注力したことで、宿泊の稼働率が大幅に上昇していることに加えて、宴会、レストランも好調なことが要因。また、コロナ禍に実施した経費削減の効果が継続していることも寄与する。

日本アジア投資 <8518>  247円  +12 円 (+5.1%) 一時ストップ高   本日終値
続急騰し、3月28日につけた年初来高値306円を一気に更新してきた。7日の取引終了後、関連会社JAICデータダイナミクス(以下JAIC−DD社)の福島県双葉町における分散型AIデータセンター事業が、経済産業省の第5次地域経済効果立地支援事業(自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金)に採択されたと発表しており、好材料視された。JAIC−DD社の福島県双葉町における分散型AIデータセンター事業は、同社が、AIの急速な普及などにより高まることが予想されている計算力需要に応えるため、新規事業として取り組むAIデータセンターの構築・運用事業の第1号案件。今回の採択を受けてJAIC−DD社は最大15億円の補助金を交付申請する予定であり、審査手続きのあと26年12月予定の同センター運用開始後に補助金が発生する見込みとしている。なお、JAIC−DD社は圧縮記帳を行い、補助金の発生時に同額の固定資産圧縮損を計上する予定としている。

テイツー <7610>  146円  +6 円 (+4.3%)  本日終値
反発。7日の取引終了後に発表した9月の月次売上高が前年同月比15%増となり、4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。中古ゲーム、中古トレカ、中古ホビーが対前年を上回り全体を牽引。また、前月に続き新品ゲーム、新品トレカが対前年を上回り、新品部門全体の売上増に貢献した。





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