※S高銘柄一覧
<2428> ウェルネット 東証S 配分 マルチペイメントサービス需要増で7〜9月期経常63%増益 4.7万株買残
<269A> Sapeet 東証G AI関連として人気化
<3041> ビューテHD 東証S 一時 前日まで2日連続ストップ高
<4664> RSC 東証S 配分 前日まで2日連続ストップ高 6.05万株買残
<4777> ガーラ 東証S 中国企業と『フリフオンライン』のライセンス契約締結
<5445> 東京鉄 東証P 25年3月期業績及び配当予想の上方修正と自社株買い発表を好感
<6552> ゲームウィズ 東証S
<7063> バードマン 東証G 一時
<7901> マツモト 東証S 配分 取引時間内に商い成立せず、2400株の買い注文を残す
<8614> 東洋証券 東証P 一時 中期経営計画を材料に物色人気加速へ
<8624> いちよし 東証P 一時 上限200万株の自社株買いを実施
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <4664> RSC 東証S 27.3 1400 S
2. <6552> ゲームウィズ 東証S 25.6 245 S
3. <4777> ガーラ 東証S 25.3 248 S 中国企業と『フリフオンライン』のライセンス契約締結
4. <269A> Sapeet 東証G 23.3 3710 S AI関連として人気化
5. <7901> マツモト 東証S 18.2 975 S
6. <7063> バードマン 東証G 17.9 605
7. <2721> JHD 東証S 17.9 178
8. <2586> フルッタ 東証G 15.6 244 需給相場が一段と加速し8連騰
9. <5445> 東京鉄 東証P 15.0 5420 S 25年3月期業績及び配当予想の上方修正と自社株買い発表を好感
10. <2428> ウェルネット 東証S 14.4 796 S マルチペイメントサービス需要増で7〜9月期経常63%増益
11. <9889> JBCCHD 東証P 14.2 4430 今期利益と配当予想を上方修正
12. <9065> 山九 東証P 13.9 5332 SDM工事想定上回り今期業績・配当予想を増額修正
13. <2715> エレマテック 東証P 13.8 2395 豊田通商によるTOB価格にサヤ寄せの動き
14. <3808> OKウェイヴ 名証N 13.7 58 人工知能関連
15. <9362> 兵機海 東証S 13.1 3545 堂島汽船による公開買付けに対する意見の表明の留保を決定
16. <2127> 日本M&A 東証P 12.4 667.5 JPX日経400関連
17. <8624> いちよし 東証P 12.2 773 上限200万株の自社株買いを実施
18. <5938> LIXIL 東証P 11.7 1796 7〜9月期営業利益2.5倍化でサプライズ
19. <1866> 北野建 東証S 11.2 4285
20. <9930> 北沢産 東証S 11.0 372
21. <1964> 中外炉 東証P 10.4 2914 9月中間期営業損益の黒字転換と配当予想の増額を好感
22. <6586> マキタ 東証P 9.8 5053 円安を追い風に25年3月期の最終利益を上方修正
23. <5253> カバー 東証G 9.7 1918 4〜9月期営業利益大幅増額で38%増益に
24. <3529> アツギ 東証S 9.5 885
25. <7211> 三菱自 東証P 9.3 460 上期販売底堅く推移し業績回復期待の買いを集める
東京鐵鋼 <5445> 5,420円 +705 円 (+15.0%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
後場ストップ高。午後1時30分ごろ、25年3月期の連結業績予想について、売上高を825億円から840億円(前期比5.5%増)へ、営業利益を100億円から140億円(同31.8%増)へ、純利益を69億円から98億円(同24.3%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間70円・期末165円の年235円から中間100円・期末235円の年335円(前期270円)に増額修正したことが好感された。足もとの製品出荷量が前期並みで推移するなか、製品出荷価格へのコスト反映が進み、またその関連商品などの出荷量の増加が見込まれることが牽引する。更に、主原料である鉄スクラップの購入価格が想定を大きく下回り、メタルスプレッドの改善が見込まれるとしている。同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高423億7900万円(前年同期比11.7%増)、営業利益69億1800万円(同56.9%増)、純利益50億1500万円(同53.0%増)だった。また、上限を12万株(発行済み株数の1.36%)、または5億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は11月5日から12月23日まで。株主還元の充実並びに資本効率の向上を目的として、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。
JBCCHD <9889> 4,430円 +550 円 (+14.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位
急伸。この日昼ごろ、25年3月期連結業績予想について営業利益を51億円から58億円(前期比31.1%増)へ上方修正すると発表した。あわせて配当予想を増額しており、これらが好感され買われた。クラウドやセキュリティーを中心とした注力ビジネスの推進によって事業構造変革が加速し、これにより収益力が向上しているため。売上高については従来予想を据え置いた。配当予想は106円から124円(前期94円)に引き上げた。
山九 <9065> 5,332円 +652 円 (+13.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
後場に急伸し、5000円台に乗せる場面があった。31日午後1時、25年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績・配当予想を上方修正しており、ポジティブ視されたようだ。今期の売上高予想を90億円増額して5960億円(前期比5.8%増)、最終利益予想を20億円増額して270億円(同10.7%増)に見直した。また、中間配当をこれまでの予想から12円増額して102円で決定したうえで、期末配当予想も12円増額して102円とした。年間配当予想は204円(同30円増配)となる。機工事業において定期修理工事(SDM)の量が想定を上回る見込み。設備工事でのカーボンニュートラル案件の獲得なども収益を押し上げる。9月中間期の売上高は前年同期比7.9%増の2990億9800万円、最終利益は同15.5%増の132億3100万円だった。
LIXIL <5938> 1,796円 +188.5 円 (+11.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
急動意、一時12%を超える上昇で1800円台を回復した。同社が30日取引終了後に発表した25年3月期上期(24年4〜9月)決算は営業利益が前年同期比49%増の98億8000万円と大幅な伸びを達成した。四半期ベースでみると4〜6月期は赤字決算だったが、7〜9月期は前年同期実績の2.5倍となる103億6200万円と急拡大、これがポジティブサプライズとなったようだ。同社株は今月8日に大陰線で下放れ、前週には1600円台を割り込む水準まで売られていた。今週に入って底入れの兆しを示していたが、きょうはマドを開けて大陽線を示現し9月20日につけた戻り高値1784円も一気に上抜いている。
マキタ <6586> 5,053円 +450 円 (+9.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
続急伸。30日の取引終了後、25年3月期の連結最終利益(国際会計基準)が前期比39.6%増の610億円になりそうだと発表。従来予想の510億円から上方修正しており、これが好感された。同時に発表した上期(4〜9月)の同利益は前年同期比83.5%増の382億円だった。新製品を積極的に投入したことに加え、コスト削減の取り組みや円安効果も大幅増益に貢献した。好調な上期決算を反映する形で通期予想の上方修正に踏み切った。なお、想定為替レートは1ドル=149円(前回は145円)、1ユーロ161円(同155円)にそれぞれ見直している。
三菱自動車工業 <7211> 460円 +39.1 円 (+9.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
マドを開けて急騰。同社は30日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比1.8%減の1兆3073億8200万円、最終利益は同43.8%減の379億5100万円となった。7〜9月期では最終利益は57%減となった。販売費の増加が業績を圧迫する一因になっているものの、利益水準としては市場が懸念しているほどは悪くはないとの見方があるようだ。上期での販売台数はグローバルで前年同期比5%増の40万8000台で、日本と北米、欧州、豪州・ニュージーランドは2ケタの伸び。アセアン地域も底堅く推移した。400円台で推移する株価には値頃感も意識され、堅調な販売動向による下期の業績回復を期待した買いが集まったようだ。
サンワテクノス <8137> 2,171円 +179 円 (+9.0%) 本日終値
急伸。同社は30日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、株主還元方針の見直しについて発表。新たにDOE(株主資本配当率)4.0%以上をメドに、継続的かつ安定的な配当を行うことを目標とする配当方針を示した。これまでは連結配当性向25〜35%を目標とする方針を掲げていた。これに伴って、期末配当予想を10円増額して70円に修正した。同社の25年3月期は減益計画となっているが、利益に連動する配当性向の目標と比べ、変動が小さい株主資本をベースに安定的に配当を実施する方針を打ち出したことで、見直し買いが集まったようだ。9月中間期の売上高は前年同期比21.9%減の694億2600万円、最終利益は同58.7%減の12億7100万円だった。大幅な減収減益となったが、計画に対しては上振れして着地した。年間配当予想は記念配当10円を含めて120円(前期比25円増配)となる。
リオン <6823> 2,491円 +204 円 (+8.9%) 本日終値
4連騰。30日の取引終了後に発表した9月中間期連結決算が、売上高130億4000万円(前年同期比7.8%増)、営業利益17億6100万円(同4.0%増)となり、従来予想(営業利益17億円)をやや上振れて着地したことが好感された。世界各地で半導体製造工場の新設や増設が進められていることを受けて、工場で使用される微粒子計の旺盛な需要が継続しており、液中微粒子計の販売が好調に推移した。また、高い製品需要に対応するために進めている設備等の増強により、生産効率をより一層向上させることができたことも寄与した。なお、国分寺本社敷地内にある厚生棟の建て替えに伴う費用が増加したため、純利益は11億9700万円(同4.8%減)となった。25年3月期通期業績予想は、売上高269億円(前期比4.6%増)、営業利益37億円(同6.5%増)、純利益27億円(同1.8%増)の従来見通しを据え置いている。
ノジマ <7419> 2,150円 +171 円 (+8.6%) 本日終値
後場上げ幅を拡大。正午ごろに発表した9月中間期連結決算が、売上高3931億600万円(前年同期比9.8%増)、営業利益199億6800万円(同47.8%増)、純利益141億9800万円(同54.4%増)と大幅増益となり、従来予想の営業利益150億円を上回って着地したことに加えて、配当予想を従来の中間・期末各18円の年36円から中間・期末各20円の年40円(前期33円)に引き上げたことが好感された。長期にわたる猛暑が続いた影響で、エアコンなどの大物白物家電の売り上げが堅調に推移したほか、キャリアショップ事業で23年1月にグループ化したコネクシオをはじめとした各社でオペレーションと利益面の改善を図ったことが寄与した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高7650億円(前期比0.5%増)、営業利益310億円(同1.4%増)、純利益210億円(同5.1%増)の従来見通しを据え置いている。
北陸電力 <9505> 1,061円 +82.3 円 (+8.4%) 本日終値
大幅高で4連騰。30日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を7950億円から8550億円(前期比5.8%増)へ、純利益を350億円から450億円(同20.8%減)へ上方修正すると発表。あわせて配当予想を増額しており、これらが好感され買われた。燃料価格の高騰を織り込んだほか、水力発電量や総販売電力量の増加、七尾大田火力発電所の早期復旧などを踏まえた。配当予想は15円から17円50銭(前期7円50銭)に引き上げた。
三和ホールディングス <5929> 3,926円 +267 円 (+7.3%) 本日終値
後場上げ幅を急拡大。午前11時30分ごろ、25年3月期の連結業績予想について、売上高を6250億円から6530億円(前期比6.9%増)へ、営業利益を625億円から725億円(同10.9%増)へ、純利益を425億円から510億円(同18.0%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各39円の年78円から中間・期末各47円の年94円に引き上げたことが好感された。数量増と売価転嫁の着実な浸透で国内売り上げが順調なほか、米州売り上げが販売チャネル拡大などの施策により堅調に推移していることが要因。また、想定為替レートの見直しも寄与する。なお、第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高3138億2700万円(前年同期比9.9%増)、営業利益323億1300万円(同16.5%増)、純利益237億7500万円(同7.5%増)だった。また同時に、上限を513万株(発行済み株数の2.36%)、または150億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は11月1日から来年4月30日までで、株主還元を強化するとともに、資本効率の向上及び機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。
アドバンテスト <6857> 9,148円 +553 円 (+6.4%) 本日終値
連日で上場来高値を更新。30日取引終了後に25年3月期連結業績予想の上方修正と自社株買いの実施を発表しており、これを好感した買いが集まっている。今期の売上高を6000億円から6400億円(前期比31.6%増)へ、営業利益を1380億円から1650億円(同2.0倍)へ引き上げた。AI投資の活発化を背景に、関連する装置需要の顕著な増加を見込んだ。AI関連用途以外の試験装置の需要回復については時間を要する見通し。自社株買いの取得上限は900万株(自己株式を除く発行済み株数の1.2%)、または500億円。期間は11月1日から来年2月26日まで。
パラベッド <7817> 2,645円 +158 円 (+6.4%) 本日終値
発行済み株式数(自社株を除く)の3.13%にあたる180万株(金額で40億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は10月31日から25年3月31日まで。また、11月29日付で415万6282株の自社株を消却する。
ネットワンシステムズ <7518> 3,715円 +212 円 (+6.1%) 本日終値
大幅高で4日続伸。30日の取引終了後、集計中の9月中間期連結業績について、売上高が従来予想の912億円から1005億円(前年同期比7.9%増)へ、営業利益が58億円から89億円(同40.3%増)へ、純利益が41億円から64億円(同52.0%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。デジタル化に不可欠なネットワーク増強やセキュリティーの強化、クラウド活用などのICT基盤の高度化需要を捉えることで、エンタープライズ事業、パブリック事業、パートナー事業がそれぞれ堅調に推移した。また、下期に想定していた案件の一部を先行して受注したことや、受注残高の消化が想定よりも早く進行したことなども寄与した。
小松マテーレ <3580> 818円 +46 円 (+6.0%) 本日終値
4連騰。30日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を18億円から19億円(前期比2.4%増)へ上方修正したことが好感された。衣料分野における原燃料コスト高に対する値上げ交渉や品種転換などの営業活動の強化の成果が前倒しで進捗していることが要因という。なお、売上高390億円(同6.4%増)、純利益24億5000万円(同32.9%増)は従来見通しを据え置いている。同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高191億1300万円(前年同期比8.1%増)、営業利益11億6300万円(同57.9%増)、純利益16億2900万円(同83.0%増)だった。衣料部門で欧州ラグジュアリーブランドを含むファッションや中東民族衣装が増加したほか、資材部門で車両分野や生活関連資材分野の受注が増加し業績を牽引した。同時に上限を130万株(発行済み株数の3.22%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は11月1日から来年10月31日までで、資本効率の向上と株主への一層の利益還元を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。
グローブライド <7990> 1,990円 +110 円 (+5.9%) 本日終値
続急伸。30日の取引終了後、集計中の9月中間期連結業績について、営業利益が従来予想の38億円から50億円(前年同期比23.3%減)へ、純利益が24億円から33億円(同35.3%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。スポーツ・レジャー消費の多様化・分散化や物価高騰の影響から売上高は660億円から652億円(同3.9%減)へ下振れたものの、生産性向上や経費削減への取り組みが奏功し利益は計画を上振れたとしている。
住友理工 <5191> 1,572円 +84 円 (+5.7%) 本日終値
後場一段高。この日正午ごろ、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を315億円から363億円(前期比6.8%増)へ、純利益を177億円から222億円(同19.1%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間18円・期末20円の年38円から中間24円・期末29円の年53円(前期36円)に引き上げたことが好感された。円高の進行を想定し、海外子会社の売上高が邦貨換算で減少するため、売上高は6250億円から6150億円(同0.1%減)へ下方修正したものの、原価低減活動が奏功するほか、経費支出の抑制などの効果が期待できるという。同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高3091億6900万円(前年同期比3.8%増)、営業利益173億7800万円(同42.6%増)、純利益100億3000万円(同72.1%増)だった。円安の進行による為替換算の影響に加えて、プリンター向け機能部品事業における構造改革の進展が貢献した。
JCRファーマ <4552> 689円 +36 円 (+5.5%) 本日終値
発行済み株式数(自社株を除く)の2.98%にあたる375万株を上限に、11月1日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
住友電設 <1949> 4,940円 +245 円 (+5.2%) 本日終値
4連騰。朝安後に切り返し、上場来高値を連日で更新した。31日午後1時、25年3月期の業績予想の修正を発表。最終利益予想を6億円増額して106億円(前期比5.4%増)に修正した。過去最高益を更新する見通しを示したほか、配当予想も増額しており、評価されたようだ。9月中間期の売上高は前年同期比13.4%増の905億7200万円、最終利益は同79.6%増の44億1700万円だった。一般電気工事を中心に大型手持工事が順調に進捗し、利益改善も想定以上に進んだことから、計画を上振れして着地した。9月中間期の業績を反映する形で通期の業績予想を見直した。通期の売上高予想は据え置いている。9月30日基準日の中間配当についてはこれまでの予想から3円増額して60円で決定。期末配当予想も3円増額して60円とした。年間配当予想は120円(前期比14円増配)となる。
大和工業 <5444> 7,338円 +357 円 (+5.1%) 本日終値
後場上げ幅を拡大。午後1時ごろ、上限を300万株(発行済み株数の4.64%)、または255億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は11月1日から来年10月31日まで。機動的な資本政策の遂行のためとしている。同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高783億5900万円(前年同期比2.5%減)、営業利益50億600万円(同36.3%減)、純利益285億4900万円(同21.4%減)だった。収益の柱である米国事業は安定して高収益を確保し、また新拠点のインドネシア事業は順調な滑り出しとなったものの、世界的な鋼材需要の低迷・形鋼市況の軟化などの影響により減益となった。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高1700億円(前期比4.0%増)、営業利益110億円(同36.4%減)、純利益525億円(同25.0%減)の従来見通しを据え置いている。また、兵機海運<9362>と資本提携及び業務提携の協議を開始することで合意したと発表した。兵機海が有する海上輸送ネットワークの更なる活用を通じて、物流の効率化、原材料調達の安定化及び出荷業務の強化を図るほか、兵機海の業容拡大が可能と判断したという。なお、兵機海に対しては、外航海運を主な事業とする富洋海運が子会社の堂島汽船(大阪市北区)を通じて、TOBを実施すると発表している。
フジテック <6406> 5,540円 +254 円 (+4.8%) 本日終値
上場来高値を連日で更新した。フジテックが複数の投資ファンドと、同社売却の検討を行っているとの前日の一部報道を受け、31日午後1時半にコメントを開示した。フジテックが買い手を探しているとの点などについては事実と異なる内容を含んでいるとしながらも、「法的拘束力のない初期的な提案を受けているのは事実」と表明した。開示を受けて、株価は上げ幅を拡大。ファンドによる買収時に株価に上乗せされるプレミアムを期待した買いが改めて入ったようだ。フジテックは独立社外取締役のみで構成される特別委員会を通じ、提案について慎重に検討をしているとしたうえで、現時点で取締役会または特別委員会として決定した事実はないとコメントし、慎重な精査・検討が必要であるとの見解を示している。英紙フィナンシャルタイムズ電子版は日本時間30日の取引時間中、フジテックに関し、プライベートエクイティーファンドへの売却を検討していると報じた。スウェーデンのEQTなど複数のファンドと協議しているという。
日本精化 <4362> 2,400円 +93 円 (+4.0%) 本日終値
急反発。30日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を357億円から366億円(前期比9.1%増)へ、営業利益を48億円から48億5000万円(同15.5%増)へ、純利益を34億5000万円から35億5000万円(同6.7%増)へ上方修正したことが好感された。主に機能性製品分野におけるビューティケア、ヘルスケア、ファインケミカルの各領域の上期実績を踏まえて業績見通しを引き上げた。同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高173億7800万円(前年同期比7.4%増)、営業利益24億円(同22.4%増)、純利益17億9300万円(同19.6%増)だった。化粧品用機能性油剤が、サステナブル対応により海外向け販売が大幅に増加。また、医薬品用リン脂質はギリアド・サイエンシズとのアライアンスに基づく新プラントの商業生産が順調に進み、ギリアド社以外の海外向けも下期からの前倒し出荷があり増加したという。
相鉄ホールディングス <9003> 2,397.5円 +88 円 (+3.8%) 本日終値
後場終盤になって上げ幅を拡大。午後2時ごろ、25年3月期の連結業績予想について、売上高を2907億円から2917億円(前期比8.0%増)へ、営業利益を318億円から336億円(同16.0%増)へ、純利益を191億円から208億円(同29.4%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各25円の年50円から中間・期末各30円の年60円(前期50円)へ引き上げたことが好感された。上期において、流通業で客数が減少したものの、ホテル業で想定を上回る宿泊需要があったことに加えて、下期もホテル業の増収増益基調継続が見込まれることが要因としている。なお、第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高1484億6600万円(前年同期比19.4%増)、営業利益218億6200万円(同67.1%増)、純利益152億5300万円(同70.5%増)だった。
商船三井 <9104> 5,223円 +157 円 (+3.1%) 本日終値
後場一段高。31日正午、25年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算とともに、取得総数3000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の8.28%)、取得総額1000億円を上限とする自社株買いの実施を発表。加えて、期末配当予想と今期の最終利益予想の増額修正を公表。これらが支援材料となったようだ。株価は午前中、下げに転じる場面があったが持ち直した。自社株の取得期間は11月1日から2025年10月31日まで。期末配当予想は20円増額して120円に見直した。年間配当予想は300円(前期比80円増配)となる。25年3月期の最終利益予想は150億円増額して3500億円(同33.8%増)に引き上げた。一方、売上高予想については250億円減額し、1兆7900億円(同10.0%増)に修正した。原油船・LPG船を手掛けるエネルギー事業と、コンテナ船・自動車船などを含む製品輸送事業が前回予想比で増益となる見込み。ドライバルク事業は前回予想比で減益となる見通しという。同時に商船三井はロシア関連事業に関し、砕氷機能を持つLNG船3隻とコンデンセートタンカー1隻の貸船契約を巡り、欧米の制裁強化に伴い契約スキームの変更を行わざるを得ない状況であり、関係者と協議を開始したと公表。契約スキームが変更できず、貸船契約が適切に履行されない場合、第三者への船舶の売却を検討するとしたうえで、投資金額の回収についてグループに損害が生じる可能性があると開示した。合計投資額は約1056億円。業績に重大な影響が生じると見込まれる場合は、速やかに開示するとしている。
ガーラ <4777> 248円 +50 円 (+25.3%) ストップ高 本日終値
ストップ高。同社は30日、連結子会社である韓国のGala Labが開発してサービス提供中のパソコン向けオンラインゲーム「Flyff Online(フリフオンライン)」について、オンラインゲームプラットフォームを運営する中国のBEST KIRIN GLOBAL社とライセンス契約を締結したと発表。これが材料視されているようだ。この契約を通じてBEST KIRIN GLOBAL社は台湾、マカオ地域で「フリフオンライン」の再ローンチを担当。両社は協力関係のもと中国でのローカライゼーションを推進するとしている。
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