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2024年07月29日

[S高|株価値上注目銘柄] 東京製鐵,MARUWA,第四北越FG,千代田化工建設,マネックスG,七十七銀行,信越化学工業,十六FG,SUMCO,ミスミG,蝶理,SGホールディングス,三菱自動車工業,イエローハット,タツタ電線,日経レバ,松井証券,東京応化工業,nms,リベルタ,アストマックス,日本高純度化学



※S高銘柄一覧



<2162> nms     東証S      在庫調整による影響緩和で上期業績予想を上方修正
<2991> ランドネット  東証S  一時  24年7月期業績及び配当予想を上方修正
<3841> ジーダット   東証S  一時  前日まで3日連続ストップ高。半導体関連
<4424> Amazia  東証G  一時  前日もストップ高
<4883> モダリス    東証G      米バイオプロセスサミットでのMDL-101の製造開発データ発表を引き続き好感
<4935> リベルタ    東証S      投資マネー集中でS高カイ気配と需給相場に再び拍車
<5423> 東京製鉄    東証P      業績上方修正に加え高水準の自社株買いも発表
<6537> WASHハウ  東証G  一時  前日まで3日連続ストップ高
<7776> セルシード   東証G  一時  前日もストップ高。バイオテクノロジー関連
<9399> ビート     東証S      前日まで3日連続ストップ高。仮想通貨関連
<9978> 文教堂GHD  東証S      

※株価高上昇率銘柄一覧



1. <9978> 文教堂GHD 東証S   44.8   97 S
2. <4597> ソレイジア  東証G   43.9   59  豪投資銀行の保有比率が5%未満に減少も
3. <4883> モダリス   東証G   31.6   125 S 米バイオプロセスサミットでのMDL-101の製造開発データ発表を引き続き好感
4. <3667> enish  東証S   25.6   334 
5. <2162> nms    東証S   20.8   465 S 在庫調整による影響緩和で上期業績予想を上方修正
6. <5423> 東京製鉄   東証P   20.4  1767 S 値上げ効果で今期利益予想増額し6%超の自社株買いも評価
7. <9399> ビート    東証S   19.3   929 S 仮想通貨関連
8. <4490> ビザスク   東証G   18.0  1530 
9. <5344> MARUWA 東証P   16.5  40500  第1四半期営業利益は60%増
10. <3260> エスポア   名証N   15.9  4090 
11. <4935> リベルタ   東証S   15.4  1125 S 投資マネー集中でS高カイ気配と需給相場に再び拍車
12. <7327> 第四北越FG 東証P   14.9  5780  中間期業績予想の増額修正と自社株買い・株式分割の発表を好感
13. <7162> アストマクス 東証S   14.8   272  4〜6月期大幅増収増益に
14. <4563> アンジェス  東証G   14.5   63  バイオテクノロジー関連
15. <6946> 日本アビオ  東証S   14.1  12580  防衛関連
16. <4973> 日本高純度  東証P   12.4  3720  生成AI関連向けなど好調で第1四半期営業利益2.7倍
17. <7063> バードマン  東証G   12.2  1050 
18. <3841> ジーダット  東証S   12.0  2576  TSMCのアライアンス加入を材料視
19. <6366> 千代建    東証S   11.5   310  今期最終黒字転換へ
20. <6776> 天昇電    東証S   11.3   385 
21. <6047> Gunosy 東証P   11.1   881  生成AI関連
22. <8698> マネックスG 東証P   10.7   722  自社株買いを好感
23. <3623> ビリングシス 東証G   9.6  1310 
24. <2743> ピクセル   東証S   9.1   179  データセンター関連
25. <4179> ジーネクスト 東証G   9.1   312  未公表の25 年3月期第1四半期業績予想を発表

東京製鐵 <5423>  1,767円  +300 円 (+20.5%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
ストップ高。前週末26日取引終了後、25年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の300億円から320億円に増額した。売上高は小幅に下方修正したものの、鋼材販売価格の値上げによる効果が発現し、利益は会社側の期初見通しを上回る。また、同日に発行済み株式数の6.26%にあたる680万株、金額ベースで100億円を上限とする自社株買いを実施することも発表、買い付け期間はきょうから来年6月末までとしており、これもポジティブサプライズとなった。

MARUWA <5344>  40,500円  +5,750 円 (+16.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
後場急伸。午後2時ごろに発表した第1四半期(4〜6月)連結決算が、売上高162億4300万円(前年同期比27.7%増)、営業利益56億4000万円(同59.8%増)と大幅増収増益となったことが好感された。主力のセラミック部品事業で次世代高速通信向けや新エネルギー車向けが堅調に推移した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高703億円(前期比14.2%増)、営業利益230億円(同16.2%増)の従来見通しを据え置いている。

第四北越FG <7327>  5,780円  +750 円 (+14.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
急伸し、上場来高値を更新した。前週末26日の取引終了後、25年3月期第1四半期(4〜6月)の連結決算発表にあわせ、中間期の業績予想の上方修正と自社株買い、株式分割などを発表し、好感されたようだ。中間期の最終利益予想を37億円増額して142億円(前年同期比2.8%増)に見直した。貸出金利息や有価証券利息配当金が増加したほか、顧客の為替変動リスクを回避するためのデリバティブ取引の増加により非金利収益が想定を上回ったという。また、取得総数40万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.89%)、取得総額12億円を上限とする自社株買いを実施する予定。更に9月30日を基準日として10月1日付で1株を2株に分割する。加えて、株式分割前の水準で年間配当予想を20円増額の180円(前期比35円増配)に修正し、株主優待制度の拡充についても開示した。

千代田化工建設 <6366>  310円  +32 円 (+11.5%)  本日終値
大幅高。午後0時30分ごろ、これまで非開示としていた25年3月期連結業績予想について売上高を4500億円(前期比11.1%減)、最終損益を150億円の黒字(前期158億3100万円の赤字)と発表した。最終黒字に転換する見通しを示したことが好感された。米テキサス州のLNGプロジェクトを共同遂行している米国企業のプロジェクト離脱と、それを受けて千代建グループが顧客との新たな遂行プランを合意した場合の影響を含まない前提で算出した。今後、この影響を反映することが可能となった段階で業績予想を修正するという。

マネックスグループ <8698>  722円  +70 円 (+10.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
大幅高。前週末26日の取引終了後、取得上限1400万株(自己株式を除く発行済み株数の5.43%)、または50億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は7月29日から来年6月30日まで。これが好感された。あわせて4〜6月期連結決算を発表。売上高は192億4400万円(前年同期158億3600万円)、純利益は24億7200万円(同24億1400万円)だった。米国事業での委託手数料の増加などで受け入れ手数料が伸びたほか、暗号資産取引の増加でトレーディング損益も急増した。

七十七銀行 <8341>  4,610円  +370 円 (+8.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位
7月26日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比31.5%増の165億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の265億円に対する進捗率は62.3%となり、5年平均の61.3%とほぼ同水準だった。

信越化学工業 <4063>  6,844円  +540 円 (+8.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位
大幅続伸。前週末26日の取引終了後、未定としていた25年3月期の連結業績予想について、売上高2兆5000億円(前期比3.5%増)、営業利益7350億円(同4.8%増)となり、年間配当予想を中間・期末各53円の年106円(前期100円)としたことが好感された。米国の住宅需要の堅調を受けて、塩化ビニル事業で北米を中心に値上げ交渉が進んでいることに加えて、か性ソーダについても値上げを実施したことが寄与する。また、半導体市場の底打ちでシリコンウエハー、フォトレジスト、マスクブランクスなどの半導体材料需要が回復してきていることも貢献する。なお、同時に発表した第1四半期(4〜6月)連結決算は、売上高5979億3000万円(前年同期比0.2%減)、営業利益1910億2300万円(同0.1%増)だった。

十六FG <7380>  4,850円  +325 円 (+7.2%)  本日終値
7月26日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比18.1%増の88.6億円に伸び、4-9月期(上期)計画の138億円に対する進捗率は64.3%に達し、5年平均の52.6%も上回った。同時に発表した「1.698%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の1.698%にあたる62万株(金額で31億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月29日から9月20日まで。

SUMCO <3436>  2,503.5円  +162.5 円 (+6.9%)  本日終値
マドを開けての大幅高。一時7%高で2500円台まで駆け上がり、5日・25日・75日移動平均線をまとめて上抜くなど戻り足を鮮明としている。シリコンウエハーでは信越化学工業<4063>と世界で双璧の商品シェアを誇る。直近は全体相場がリバウンドに転じるなかで、外資系ヘッジファンドなどによる貸株市場を通じた空売り買い戻しなども呼び込んでいるもようだ。足もとの業績は低調ながら、今期以降の業績改善への思惑が漂う。生成AI市場の急拡大を背景にAI向け先端半導体需要が強く喚起されており、同社の大口径シリコンウエハーの出荷増勢に向け期待が高まっている。

ミスミグループ本社 <9962>  2,779.5円  +150.5 円 (+5.7%)  本日終値
大幅続伸。前週末26日の取引終了後に発表した第1四半期(4〜6月)連結決算が、売上高995億2700万円(前年同期比10.7%増)、営業利益118億2800万円(同31.4%増)、純利益92億5100万円(同52.0%増)と大幅な増収増益となったことが好感された。FA事業で中国や日本を中心に需要を獲得し、特に中国通信関連需要が堅調だったほか、自動車関連の金型需要が中国・アジア・日本で回復基調に向かったことが寄与した。また、売り上げ数量の増加や商品ミックス効果も利益増に貢献した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高3930億円(前期比6.9%増)、営業利益460億円(同19.9%増)、純利益344億円(同22.2%増)の従来見通しを据え置いている。

蝶理 <8014>  3,825円  +205 円 (+5.7%)  本日終値
7月26日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比34.6%増の48.5億円に拡大し、通期計画の150億円に対する進捗率は32.4%となり、5年平均の27.5%とほぼ同水準だった。

SGホールディングス <9143>  1,514.5円  +78 円 (+5.4%)  本日終値
反発。前週末26日取引終了後、4〜6月期連結決算を発表。売上高が前年同期比5.0%増の3345億2700万円、営業利益が同4.1%増の195億400万円だった。取り扱い個数が減少したものの、運賃改定による単価上昇が寄与した。堅調な決算内容が評価され買われた。

三菱自動車工業 <7211>  442.4円  +22.4 円 (+5.3%)  本日終値
大幅高で4日ぶりに反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「ホンダと日産自動車の連合に三菱自動車が合流することが分かった」と報じられており、好材料視されたようだ。記事によると、三菱自はホンダ<7267>・日産自動車<7201>と秘密保持契約を結び、協議を始めたとある。販売台数800万台を超えるグループとなるほか、車載ソフトウェアを3社で共通化する方針とあることから、開発コストを抑えながら高性能の技術を導入できるメリットも期待されている。

イエローハット <9882>  2,470円  +122 円 (+5.2%)  本日終値
大幅反発し実質上場来高値を更新している。前週末26日の取引終了後には関東財務局に提出された大量保有報告書で、投資ファンドのストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)がイエロハット株を5.02%保有し、新たに5%を超えて保有していることが判明しており、思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は7月19日。

タツタ電線 <5809>  779円  +36 円 (+4.9%)  本日終値
続急伸。前週末26日の取引終了後、ENEOSホールディングス<5020>子会社のJX金属が実施中のTOBに関して、TOB価格を1株720円から780円に引き上げるとともに、買い付け期間を8月19日まで(従来8月2日まで)に延長すると発表しており、買い材料視された。TOB成立の確度を高めるほか、タツタが26日に発表した第1四半期決算の内容も考慮したという。

日経レバ <1570>  27,585円  +1,185 円 (+4.5%)  本日終値
急動意、1000円を超える上昇で一気に2万7000円台半ばまで切り返す展開となった。ここ米株安や為替の円高進行を受け、下値模索の動きを続けていた日経平均株価だが、きょうは前週末の欧米株市場が全面高様相となったことや、足もとの円高が一服したことを受けて、急速に買い戻される流れとなっている。日経平均に連動する形で組成されたETFで価格変動率が2倍に設定されている日経レバは、個人投資家の短期資金を巻き込んで活況高の様相を呈している。なお、売買代金も盛り上がりをみせ、全市場ベースでディスコ<6146>と首位を争う状況となっている。

松井証券 <8628>  847円  +29 円 (+3.6%)  本日終値
4日ぶり反発。午前11時30分ごろ、4〜6月期単独決算を発表。売上高は前年同期比12.5%増の98億9500万円、純利益は同22.6%増の28億9400万円だった。堅調な国内株式相場を背景に「株式等委託売買代金」が増加した。これを好感した買いが入った。

東京応化工業 <4186>  3,906円  +120 円 (+3.2%)  本日終値
4日ぶりに反発。前週末26日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を1792億円から1934億円(前期比19.2%増)へ、営業利益を268億円から293億円(同29.0%増)へ、純利益を176億円から198億円(同55.8%増)へ上方修正したことが好感された。生成AI関連の需要拡大などを背景にした半導体市場の回復に加え、為替変動の影響により上期業績が計画を大幅に上回って着地したことが要因。また、今後の市場状況や為替レートの見通しから、エレクトロニクス機能材料、高純度化学薬品ともに下期見通しを引き上げたことも寄与する。

nms <2162>  465円  +80 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値
ストップ高。午前11時30分ごろ、第2四半期累計(4〜9月)連結業績予想について、売上高を350億円から370億円(前年同期比2.0%増)へ、営業利益を5億円から9億円(同80.7%増)へ、純利益を1億円から13億円(同2.3倍)へ上方修正したことが好感された。前期から続いていた在庫調整による影響が緩和傾向となったことに加えて、需要動向が改善をみせていることが要因。また、円安による効果やこれまで実行してきたコスト構造改革、基盤強化策の定着も貢献する。更に、想定を上回る円安の進行により、第1四半期に為替差益4億8500万円を計上することも寄与する。

リベルタ <4935>  1,125円  +150 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値
ストップ高。美容商品やトイレタリー商品、機能衣料などをオリジナルで企画販売するが、同社が手掛ける冷感アイテムブランド「クーリスト」シリーズの売れ行きが好調で、酷暑関連のテーマで人気化した。時価予想PERは50倍を超えるなど投資指標面では割高ながら、小型株で足が軽い一方、出来高流動性も伴うことで材料性に着目した投機筋の攻勢が続く。直近では前週23日取引終了後に東証から増し担保規制が発動されたことを受け急反落したものの、投げ売り誘発でつけた下値を拾われて品薄状態に拍車がかかり、再び需給相場の様相を呈している。

アストマックス <7162>  272円  +35 円 (+14.8%)  本日終値
急反発。前週末26日取引終了後に4〜6月期連結業績の速報値を発表。売上高が35億3300万円(前年同期24億9600万円)、営業利益が3億4900万円(同4100万円)と大幅な増収増益となる見通しを示しており、これを好感した買いが入った。

日本高純度化学 <4973>  3,720円  +410 円 (+12.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位
続急伸。前週末26日の取引終了後に発表した第1四半期(4〜6月)単独決算が、売上高30億7900万円(前年同期比8.3%増)、営業利益1億4900万円(同2.7倍)、純利益2億7100万円(同2.3倍)と大幅増益となったことが好感された。生成AI関連の半導体パッケージ向けにプリント基板・半導体搭載基板用めっき薬品が安定的に推移したほか、スマートフォンやパソコンなどの民生向け及びメモリ向けの販売も徐々に回復に向かっていることが業績を牽引。また、コネクタ用めっき薬品で、産業機器向けは需要減となったものの車載向けが底堅く推移したほか、スマートフォン向け需要に回復の兆しがみられたことも寄与した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高130億円(前期比13.8%増)、営業利益5億円(同41.1%増)、純利益5億8000万円(同5.8%増)の従来見通しを据え置いている。





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