※S高銘柄一覧
<1518> 三井松島HD 東証P 生活関連事業は売上高・利益ともに増加
<2372> アイロムG 東証P 配分 MBO実施発表でTOB価格2800円にサヤ寄せ 70.81万株買残
<3286> トラストHD 東証G 一時 前日もストップ高
<3864> 三菱紙 東証P 利益大変貌の決算サプライズで投資マネー呼び込む
<3993> パークシャ 東証S 配分 24年9月期最終利益大幅上方修正でサプライズ 3.58万株買残
<4078> 堺化学 東証P 配分 今期の大幅増益・増配計画がインパクトに 3.03万株買残
<4175> コリー 東証G 前日もストップ高
<4258> 網屋 東証G 配分 第1四半期経常益の通期計画比進捗率60%で業績上振れ期待 0.54万株買残
<4349> テスク 名証M 配分 前期経常は13%増で3期連続最高益 0.12万株買残
<4760> ALPHA 東証S 前日まで2日連続ストップ高
<4770> エルミック 東証S 配分 前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は1%増益へ 7.12万株買残
<4887> サワイGHD 東証P 一時 今期の大幅増益ガイダンスや実質増配で
<6030> アドベンチャ 東証G 上限80万株の自社株買い、発行済総数の10.63%、24年6月期は減益予想
<6235> オプトラン 東証P 一時 第1四半期経常益2.4倍で通期計画進捗率57%
<6278> ユニオンツル 東証P 一時 生成AI市場拡大背景に大幅上方修正
<6347> プラコー 東証S 一時 水素関連
<6563> みらいWKS 東証G 一時 第2四半期営業益95%増で通期計画進捗率68%
<6574> コンヴァノ 東証G 前日もストップ高
<7698> アイスコ 東証S 配分 株主優待制度新設と株式2分割・今期増益予想を好感 1.73万株買残
<9340> アソインター 東証S 第3四半期2ケタ営業増益と期末一括配当予想の増額修正を好感
<9621> 建設技研 東証P 一時 第1四半期営業利益は6割増益で通期計画に対する進捗率73%
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <4078> 堺化学 東証P 24.8 2520 S 25年3月期は84%営業増益で55円増配見通し
2. <4770> エルミック 東証S 24.5 406 S 図研が完全子会社化目指しTOB実施へ TOB価格430円にサヤ寄せ
3. <4760> ALPHA 東証S 24.4 2553 S
4. <7698> アイスコ 東証S 24.2 2051 S 株主優待制度新設と株式2分割・今期増益予想を好感
5. <4175> コリー 東証G 22.2 1651 S スマホアプリ『魔法使いの約束』のTVアニメ放送が25年1月に決定
6. <2372> アイロムG 東証P 21.4 2273 S MBO発表で1株2800円のTOB価格にサヤ寄せ
7. <6030> アドベンチャ 東証G 21.3 3990 S 大規模な自社株買いを好感
8. <4258> 網屋 東証G 20.9 2310 S 24年12月期第1四半期の営業利益38.5%増、進捗率53.9%
9. <9340> アソインター 東証S 19.8 906 S 第3四半期2ケタ営業増益と期末一括配当予想の増額修正を好感
10. <5801> 古河電 東証P 18.6 4092 前期営業大幅上振れ着地で今期倍増見通し
11. <6659> メディアL 東証S 16.7 126
12. <5253> カバー 東証G 16.3 1995 25年3月期営業益予想32%増、プライム市場変更申請へ準備
13. <3993> パークシャ 東証S 16.2 5020 S 24年9月期最終利益大幅上方修正でサプライズ
14. <6574> コンヴァノ 東証G 16.1 1084 S
15. <5936> 洋シヤタ 東証S 16.1 853
16. <3286> トラストHD 東証G 15.3 732 株主優待制度の新設を材料視
17. <3864> 三菱紙 東証P 15.1 762 S 利益大変貌の決算サプライズで投資マネー呼び込む
18. <1518> 三井松島HD 東証P 15.0 5390 S シティインデックスイレブンスと共同保有者が6.97%保有で思惑働く
19. <1802> 大林組 東証P 13.4 1901 コンセンサスを上回る業績ガイダンスを評価へ
20. <4323> 日シス技術 東証P 13.4 1840
21. <2351> ASJ 東証G 13.1 632 フィンテック関連
22. <4435> カオナビ 東証G 13.0 1642
23. <4887> サワイGHD 東証P 12.7 6361 25年3月期は4割営業増益で実質増配見通し、1株から3株への株式分割も発表
24. <5858> STG 東証G 12.6 2265 25年3月期の営業利益予想26.8%増、年間配当予想は5円増配の30円
25. <8897> ミラースHD 東証P 12.4 560 25年3月期連続最高益更新・6円増配計画を評価
堺化学工業 <4078> 2,520円 +500 円 (+24.8%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
ストップ高。13日の取引終了後に発表した25年3月期連結業績予想で、営業利益を54億円(前期比83.5%増)と大幅増益を見込み、年間配当予想を前期比55円増の125円としたことが好感された。売上高は870億円(同6.0%増)と見込む。電子材料市況の回復により誘電体材料(高純度炭酸バリウム)や誘電体(チタン酸バリウム)の復調が見込まれることに加えて、事業ポートフォリオ全体での採算是正などの実施により収益性の改善を計画している。24年3月期連結決算は、売上高821億500万円(前の期比2.1%減)、営業利益29億4200万円(同33.2%減)となった。市況の低迷を受けて販売数量が落ち込んだことで売上高は従来予想の840億円を下回ったが、高収益率の製品の出荷が重なったことが利益を押し上げ、営業利益は従来予想の19億円を大きく上回って着地した。同時に、27年3月期に営業利益90億円を目指す中期経営計画を発表した。高付加価値品シフトを企図した事業ポートフォリオ入れ替えなどに取り組むとしている。
アドベンチャー <6030> 3,990円 +700 円 (+21.3%) ストップ高 本日終値
ストップ高。13日の取引終了後、取得上限80万株(自己株式を除く発行済み株数の10.63%)、または25億円とする大規模な自社株買いの実施を発表。これを好感した買いが集まっている。期間は5月14日から8月30日まで。あわせて、これまで未定としていた24年6月期業績予想を開示し、売上高を前期比9.8〜14.8%増の220億〜230億円、純利益を同55.7〜39.8%減の8億1000万〜11億円とした。海外航空券やレンタカーなどのサービスが好調に推移する一方、M&Aや海外子会社設立による一時的なコストが発生する見通し。
古河電気工業 <5801> 4,092円 +643 円 (+18.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
急騰。13日取引終了後に発表した24年3月期決算は営業利益が前の期比28%減の111億7100万円だったが、従来計画の50億円から大幅に上振れして着地した。また、25年3月期の業績予想については車載ハーネスの拡販など自動車部品が牽引する形で利益採算が急回復、営業利益は前期比2.2倍の250億円を見込んでいる。これを好感する買いが集中した。同社株は年初から25日移動平均線をサポートラインとする一貫した下値切り上げチャートを形成、同社株は日経225採用銘柄だが、4月以降に日経平均株価が値を崩した後も上昇トレンドを維持していた。きょうは好決算見通しを受け同移動平均線を足場に一段の上値追い態勢に入った。
カバー <5253> 1,995円 +280 円 (+16.3%) 本日終値
大幅続伸。同社は13日取引終了後に25年3月期通期の単独業績予想を公表し、営業利益を前期比31.8%増の73億円としていることなどが買い手掛かりとなったようだ。売上高は同20.9%増の364億8100万円を見込む。同社は「VTuberビジネスの確立」「IPビジネスへの進化」「クリエイター経済圏の拡大」の3段階の事業戦略を定めており、これらに沿って内製での事業開発、外部企業との戦略的パートナーシップ、M&Aなどにより能力拡充を図り、持続的な成長を目指すとしている。また、東証プライム市場(現在はグロース市場)への市場区分変更申請に向けた準備を行っていることも明らかにした。なお、現時点では変更申請日や承認日は未定で、不確定な要素もあることから変更申請に向けた準備を中止する可能性があるという。
パークシャ <3993> 5,020円 +700 円 (+16.2%) ストップ高 本日終値
物色人気集中、ストップ高に買われた。ディープラーニングを活用して業務効率化を実現するアルゴリズムモジュールとアルゴリズムソフトウエアの開発を主力とし、人工知能(AI)関連の代表的な銘柄の一角を担う。足もとの業績も会社側の想定を上回って好調に推移しており、13日取引終了後に24年9月期業績予想の増額修正を発表した。売上高は従来予想の160億円から168億円、最終利益は15億円から20億円に大幅上方修正した。これがポジティブサプライズとなり投資資金の攻勢を誘っている。
三菱製紙 <3864> 762円 +100 円 (+15.1%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率4位
ストップ高で連日の新高値。製紙業界の中堅で情報用紙のほか、感光材など機能材料にも展開する。価格改定に伴う採算改善効果に加え、生産合理化やコスト削減努力が反映されて利益は急回復局面に突入している。前日の後場取引時間中(午後2時)に発表した24年3月期の決算は営業利益が前の期比5.6倍の54億1000万円と大幅な伸びを達成、続く25年3月期も前期比48%増の80億円を見込んでおり、これがサプライズとなり決算発表を境に大口の投資マネーを呼び込んだ。同社株は投資指標面の割安感が際立っていることも追随買いを誘う背景にある。2営業日にわたる株価急上昇を経た段階でも、PER4倍、PBR0.3倍台と依然として水準訂正余地の大きさを物語る。
三井松島HD <1518> 5,390円 +705 円 (+15.1%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率5位
3連騰してストップ高の5390円に買われ、年初来高値を更新。13日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、シティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)と共同保有者の保有割合が6.97%と新たに5%を超えたことが判明しており、思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は5月2日となっている。なお、三井松島HDは13日の取引終了後に25年3月期業績予想を発表。売上高560億円(前期比27.7%減)、営業利益49億円(同80.5%減)、純利益28億円(同81.5%減)を見込む。生活関連事業で前期第4四半期に連結子会社化したジャパン・チェーン・ホールディングスが通年寄与するものの、エネルギー事業で石炭関連事業が終了したことが影響する。
大林組 <1802> 1,901円 +224.5 円 (+13.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
が急反発。13日の取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を前期比7.9%増の2兆5100億円、営業利益を同17.2%増の930億円と発表。前期から一転増益となる見通しを示したほか、増配も見込んでおり、これらを好感した買いが入った。配当は前期分を72円から75円に引き上げた上で、今期は80円とした。同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比17.2%増の2兆3251億円、営業利益が同15.4%減の793億8100万円だった。大型工事の進捗で増収となった一方、前の期に大型不動産の売却益を計上した反動減や貸倒引当金の計上、人件費など販管費の増加が利益面で重荷となった。
日本システム技術 <4323> 1,840円 +217 円 (+13.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
5月13日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比16.8%増の28.6億円になり、25年3月期も前期比11.8%増の32億円に伸びを見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。14期連続増収、10期連続増益になる。
サワイGHD <4887> 6,361円 +716 円 (+12.7%) 一時ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率8位
一時ストップ高の6645円に買われ年初来高値を更新。13日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表しており、好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで株主がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と流動性の向上を図ることが目的という。また、同時に発表した25年3月期連結業績予想で、売上高2020億円(前期比14.2%増)、営業利益260億円(同39.6%増)、純利益300億円(同2.2倍)を見込み、配当は中間78円、期末27円と実質増配を予定していることも好材料視された。人材採用や育成の強化、第2九州工場新固形剤棟の稼働開始によりコストは増加するものの、23年度以降に発売した近年上市品の売り上げ増や、既存品の販売数量増加などによる売上高の増加により吸収する見通しだ。なお、24年3月期決算は、売上高1768億6200万円(前の期比8.0%増)、営業利益186億2000万円(同16.0%増)、純利益136億9500万円(同8.1%増)だった。
ミラースHD <8897> 560円 +62 円 (+12.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
マドを開けて急伸し、年初来高値を更新した。13日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示。今期の最終利益は前期比30.8%増の107億円と、前期に続き過去最高益の更新を見込む。年間配当予想は同6円増配の30円としており、評価されたようだ。今期の売上高は同11.1%増の2057億円を見込む。不動産事業では新築分譲マンションで首都圏のみならず地方の中心市街地への供給を積極的に推進。エネルギー事業の拡大やアセットマネジメント事業における運用報酬の拡大も図る。
Jエレベータ <6544> 2,685円 +270 円 (+11.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
5月13日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比34.3%増の68.5億円に拡大し、25年3月期も前期比16.8%増の80億円に伸びを見込み、8期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。10期連続増収、8期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を23円→25円(前の期は17円)に増額し、今期の年間配当は未定とした。
応用地質 <9755> 2,590円 +260 円 (+11.2%) 本日終値
後場急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう午後1時45分ごろ、24年12月期第1四半期(1〜3月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比61.4%増の20億1700万円となり、通期計画35億円に対する進捗率は57.6%に達した。売上高は同16.3%増の182億1100万円で着地。自然災害に対する防災・減災支援関連業務や、洋上風力発電関連事業が大型案件の受注も含め好調に推移したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
ENEOS <5020> 790.8円 +76.8 円 (+10.8%) 本日終値
後場に急伸し、年初来高値を更新した。14日午後1時、取得総数6億8000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の22.68%)を上限とする自社株買いの実施を発表。大規模な自社株買いによる株式需給への好インパクトを見込んだ買いが集まったようだ。取得総額は2500億円から、今年2月13日から5月14日までの自社株の取得総額を控除した金額とする。取得期間は5月16日から2025年3月31日。取得した全株式を25年4月に消却する予定。新たな自社株取得開始に伴い、今年2月9日に取締役会で決議した総数1億5000万株、総額500億円を上限とする自社株買いは終了する。2月13日から5月13日の間に、4878万8300株(総額約335億9300万円)を取得。5月14日の取得分が確定次第、改めて開示する方針。同時に公表した25年3月期の業績予想では、売上高は前期比5.4%増の14兆6000億円、最終利益は同27.1%減の2100億円を見込む。
G−7ホールディングス <7508> 1,459円 +134 円 (+10.1%) 本日終値
5月13日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比7.4%増の73.1億円になり、25年3月期も前期比16.2%増の85億円に伸びを見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。27期連続増収になる。
TOPPAN <7911> 4,044円 +359 円 (+9.7%) 本日終値
急反発した。13日の取引終了後、取得総数3900万株(自己株式を除く発行済み株式総数の12.31%)、取得総額1000億円を上限とする自社株買いの実施を発表。資本効率の向上に向けた取り組みへの評価とともに株式の需給面での好影響に対する期待も高め、買いを集めた。取得期間は14日から2025年5月13日。また、24年5月24日に1000万株の自己株式消却も実施する。あわせて25年3月期の業績予想も開示した。今期の売上高は前期比2.5%増の1兆7200億円、経常利益は同6.9%増の885億円を見込む。年間配当予想は前期と横ばいの48円とした。24年3月期の連結決算は、売上高が前の期比2.4%増の1兆6782億4900万円、経常利益が同2.0%増の828億1200万円となり、経常利益は減益予想から一転、増益で着地した。
コメ兵ホールディングス <2780> 4,600円 +405 円 (+9.7%) 本日終値
急反発。13日の取引終了後に発表した25年3月期連結業績予想で、営業利益80億円(前期比7.3%増)と連続最高益更新を見込み、年間配当予想を前期比12円増の100円としたことが好感された。個人買い取り、法人仕入れともに強化する方針で、国内外での販売店舗出店、ECの強化、インバウンド需要の拡大などにより売上高は1400億円(同17.2%増)を見込む。人材、販売店舗、ITへの積極投資により上期は減益見通しだが、下期は増収効果などで吸収する見通しで、通期では増益を見込む。なお、24年3月期決算は、売上高1194億5900万円(前の期比38.7%増)、営業利益74億5200万円(同44.2%増)だった。同時に、28年3月期に売上高2500億円、営業利益150億円を目指す中期経営計画を発表した。ブランド・ファッション事業でマルチブランドによる国内外でのシェア拡大を図るほか、資本コストを意識した経営を推進し、事業成長と社会価値の向上を図るとしている。
武蔵精密工業 <7220> 1,727円 +147 円 (+9.3%) 本日終値
切り返し急。年初来高値を更新した。13日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示し、今期の最終利益が前期比38.9%増の110億円になる見通しを示した。7期ぶりに過去最高益を更新する計画で、年間配当予想も同10円増配の50円としており、好感された。今期の売上高予想は同2.8%減の3400億円。想定為替レートは1ドル=145円とした。同時に配当方針を変更。配当性向に関して30%を目標に掲げたほか、中国メーカーのEV(電気自動車)に搭載される部品の新規受注も発表している。
ベルーナ <9997> 699円 +59 円 (+9.2%) 本日終値
大幅高で4日続伸し年初来高値を更新。13日の取引終了後に発表した25年3月期連結業績予想で、売上高2170億円(前期比4.2%増)、営業利益115億円(同17.5%増)、純利益80億円(同37.0%増)と大幅増益を見込み、年間配当予想を前期比8円50銭増の29円としたことが好感された。インバウンド需要の更なる拡大を好機と捉え、ホテル展開を軸としたプロパティ事業を成長ドライバーと位置づけ注力するという。また、化粧品健康食品事業、グルメ事業、ナース関連事業といった消費マインドの影響を受けにくい専門的事業領域の成長を優先し安定的な拡大を目指すとしている。24年3月期決算は、売上高2082億9800万円(前の期比1.9%減)、営業利益97億8700万円(同12.7%減)、純利益58億3900万円(同21.3%減)だった。
森永乳業 <2264> 3,438円 +289 円 (+9.2%) 本日終値
後場に一段高となり、年初来高値を更新した。14日午後2時、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績・配当予想と自社株買いの実施について開示した。今期の売上高は前期比4.2%増の5700億円、経常利益は同7.8%増の303億円を計画。年間配当予想は同30円増配の90円とした。自社株買いは総数340万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.92%)、取得総額100億円を上限とする。今期の最終利益は前期に東京工場跡地売却による特別利益の反動で減益を予想するものの、本業が堅調に推移する予想とともに株主還元策が打ち出されたとあって、好感されたようだ。25年3月期は物流費の大幅な上昇を見込む一方で、国内では高付加価値商品や新商品の拡大を図るとともに、価格改定効果も見込む。自社株の取得期間は5月15日から10月31日。取得した全株式を11月15日に消却する。
メルコホールディングス <6676> 3,860円 +310 円 (+8.7%) 本日終値
5月13日大引け後(15:20)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比45.4%減の25.7億円に落ち込んだが、従来予想の17億円を上回って着地。25年3月期は前期比2.3倍の58億円に急拡大する見通しとなった。同時に発表した「11.97%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の11.97%にあたる200万株(金額で80億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月14日から25年5月13日まで。
NEWART <7638> 1,808円 +145 円 (+8.7%) 本日終値
5月13日大引け後(16:10)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比13.5%減の29.1億円になったが、25年3月期は前期比64.7%増の48億円に拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
クラレ <3405> 1,865円 +141.5 円 (+8.2%) 本日終値
後場に上げ幅を拡大し年初来高値を更新した。この日、24年12月期第1四半期(1〜3月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、売上高は8300億円から8400億円(前期比7.6%増)、経常利益は770億円から790億円(同14.5%増)にそれぞれ見通しを引き上げた。あわせて取得総数1500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.48%)、取得総額200億円を上限とする自社株買いの実施も発表。これらをポジティブ視した買いが入ったようだ。1〜3月期はビニルアセテート部門とトレーディング部門が増収増益となったほか、機能材料部門では電気・電子用途で需要の回復がみられた。第1四半期の業績動向を踏まえ、通期の業績予想を修正した。
大阪チタ <5726> 2,710円 +202 円 (+8.1%) 本日終値
5月13日大引け後(16:15)に決算を発表。24年3月期の経常利益(非連結)は前の期比98.2%増の93.6億円に拡大し、25年3月期も前期比13.2%増の106億円に伸びる見通しとなった。4期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を50円→70円(前の期は35円)に増額し、今期は前期比20円減の50円に減配する方針とした。
オプトラン <6235> 2,225円 +157 円 (+7.6%) 一時ストップ高 本日終値
急伸。13日の取引終了後、24年12月期第1四半期(1〜3月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比24.7%増の112億9800万円、経常利益は同2.4倍の43億2400万円と大幅な増収増益となり、経常利益の通期計画に対する進捗は第1四半期ながら約57%に上った。好調な滑り出しとなったことを好感した買い注文が集まっている。AIスマートフォン向けカメラモジュールや光学部品の販売が好調だったほか、利益率の高いALD(原子層堆積法)装置の販売も貢献。調達コストの削減など原価改善の取り組みや、為替差益の計上も寄与した。
京三製作所 <6742> 557円 +37 円 (+7.1%) 本日終値
5月13日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比21.5%増の32.5億円に伸び、25年3月期も前期比84.1%増の60億円に拡大を見込み、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。同時に、前期の年間配当を18円→20円(前の期は18円)に増額し、今期も20円を継続する方針とした。
サントリBF <2587> 5,680円 +365 円 (+6.9%) 本日終値
5月13日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年12月期第1四半期(1-3月)の連結最終利益は前年同期比38.9%増の202億円に拡大し、通期計画の845億円に対する進捗率は5年平均の17.6%を上回る24.0%に達した。
ハピネット <7552> 3,170円 +198 円 (+6.7%) 本日終値
13日に発表した「2.19%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の2.19%にあたる50万株(金額で17億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月14日から8月30日まで。
ユニオンツール <6278> 4,875円 +300 円 (+6.6%) 一時ストップ高 本日終値
一時ストップ高の水準となる前営業日比705円高の5280円に買われた。13日の取引終了後、24年12月期第1四半期(1〜3月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正し、最終利益が43億円(前期比39.7%増)と、これまでの計画に対し16億円上振れする見通しとなったと発表。減益予想から一転、増益の見通しとなり、ポジティブ視されたようだ。通期の売上高予想はこれまでの計画を27億円増額し289億円(同14.1%増)に見直した。生成AI関連市場が拡大するなか、データセンターに設置されるサーバー向けパッケージ基板や高多層基板の需要が拡大し、ユニオンツルの高付加価値工具の引き合いが強まっていると言及。ロジック半導体やメモリー向けの需要回復状況は不透明であるとしながらも、業界全体の需要が想定よりも旺盛になると見込み、稼働率向上による効果が想定できるようになった。円安基調に伴い想定為替レートも1ドル=140円に変更した。
生化学工業 <4548> 784円 +47 円 (+6.4%) 本日終値
5月13日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比44.9%減の16.9億円に落ち込んだが、25年3月期は前期比2.7倍の45.5億円に急拡大する見通しとなった。
図研エルミック <4770> 406円 +80 円 (+24.5%) ストップ高 本日終値
ストップ高。親会社の図研<6947>が13日の取引終了後、同社の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格430円にサヤ寄せする格好となっている。図研は現在、エルミック株式の40.41%を所有しているが、完全子会社化により一体的で綿密に連携した業務運営を行うことがグループの事業成長に資すると判断したという。買付予定数は374万5024株(下限165万110株、上限設定なし)で、買付期間は5月14日から6月24日まで。TOB成立後、エルミックは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は5月13日付で同社株式を監理銘柄(確認中)に指定している。なお、エルミックはTOBに賛同の意見を表明するとともに、株主に対して応募を推奨している。
アイスコ <7698> 2,051円 +400 円 (+24.2%) ストップ高 本日終値
ストップ高。13日の取引終了後、毎年3月末と9月末時点で同社株を100株以上保有する株主を対象に、ハーゲンダッツギフト券をそれぞれ4枚ずつ贈呈する株主優待制度を新設すると発表した。また、今年9月30日を基準日として10月1日付で1株を2株に分割するほか、25年3月期は増益となる見通しも示し、好感されたようだ。25年3月期の売上高は前期比6.9%増の540億円、最終利益は同11.3%増の3億5500万円を見込む。冷凍食品需要の拡大傾向を想定し、フローズン事業の売上高は好調に推移すると見込む。加えて、中期経営計画も公表。27年3月期の売上高を600億円、営業利益を10億円(25年3月期見通しは5億円)とする目標を掲げた。
アイロムグループ <2372> 2,273円 +400 円 (+21.4%) ストップ高 本日終値
ストップ高。13日の取引終了後、米投資ファンドのブラックストーン
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