※S高銘柄一覧
<2148> ITメディア [東証P]配分 配当性向70%以上の新方針掲げ大幅増配 37.54万株買残
<3439> 三ツ知 [東証S]配分 円安とコスト削減効果で今期経常益予想を引き上げ配当増額 1.01万株買残
<3542> ベガコーポ [東証G] 24年3月期第3四半期の営業利益40.6%増、クオカード1000円などの優待決定
<3771> システムリサ [東証P] 今期配当予想増額と1対2の株式分割の発表を材料視
<5574> ABEJA [東証G] 『政府が国産生成AI開発で国内7者採択・支援』報道を材料視
<6469> 放電精密 [東証S]配分 前日もストップ高 8.12万株買残
<6942> ソフィア [東証S]配分 株主優待制度の導入を好感 11.03万株買残
<7043> アルー [東証G]一時 企業内人材育成のエナジースイッチを子会社化、取得価額1.56億円
<7338> インヴァスト [東証S]配分 1株1150円でスクイーズアウトへ 4.22万株買残
<7923> トーイン [東証S]配分 化粧品・半導体向け受注回復で今期業績・配当予想を上方修正 0.24万株買残
<9235> 売れるネット [東証G] Amazon関連の新規事業の発表で資金流入
<9687> KSK [東証S]配分 記念配当138円実施をポジティブ視 5.29万株買残
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <2148> ITメディア 東証P 28.3 1359 S 配当性向70%以上の新方針掲げ大幅増配
2. <9687> KSK 東証S 22.8 3765 S 記念配当138円実施をポジティブ視
3. <3762> テクマト 東証P 21.6 1927 セキュリティー製品好調で4〜12月期最終益49%増
4. <5574> ABEJA 東証G 20.9 4055 S 政府が生成AI開発で国内7者採択との報道で
5. <5603> 虹技 東証S 20.5 1500 中国での受注活動奏功し今期業績・配当予想を引き上げ
6. <3542> ベガコーポ 東証G 19.8 606 S 10〜12月期営業利益2.8倍化でポジティブサプライズ
7. <3439> 三ツ知 東証S 19.1 936 S 円安とコスト削減効果で今期経常益予想を引き上げ配当増額
8. <2970> グッドライフ 東証S 17.9 2208
9. <7338> インヴァスト 東証S 17.8 994 S 1株1150円でスクイーズアウトへ
10. <6942> ソフィア 東証S 17.7 997 S 株主優待制度を導入
11. <5781> 東邦金 東証S 17.5 1880 筆頭株主の太陽鉱工が完全子会社化を目的に1株1885円でTOB
12. <9235> 売れるネット 東証G 17.0 1030 S Amazonでのコンサルティング事業と広告運用事業を開始
13. <3771> システムリサ 東証P 16.8 3500 S 今期配当予想増額と1対2の株式分割の発表を材料視
14. <7923> トーイン 東証S 16.0 724 S 化粧品・半導体向け受注回復で今期業績・配当予想を上方修正
15. <4685> 菱友システム 東証S 15.6 3895 24年3月期通期の連結業績予想と期末配当計画の上方修正
16. <7043> アルー 東証G 15.5 1049 人材育成などを手掛けるエナジースイッチを子会社化へ
17. <6469> 放電精密 東証S 15.0 768 S 三菱重との資本・業務提携を通じた増産投資で事業拡大の期待膨らむ
18. <8918> ランド 東証S 14.3 8
19. <9960> 東テク 東証P 12.9 6300 今期上方修正と株式分割を好感
20. <7942> JSP 東証P 11.1 2170 24年3月期利益予想の上方修正でショートカバー誘発
21. <5352> 黒崎播磨 東証P 9.7 13600 今期業績予想増額に加え増配と株式4分割も同時発表
22. <2215> 一パン 東証S 9.5 820 前12月期の業績予想大幅増額がポジティブサプライズに
23. <9425> ReYuu 東証S 9.2 497
24. <6932> 遠藤照明 東証S 9.1 1544
25. <4597> ソレイジア 東証G 9.1 48
テクマトリックス <3762> 1,927円 +342 円 (+21.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位
切り返し急。昨年来高値を更新した。1月31日の取引終了後に発表した24年3月期第3四半期累計(4〜12月)の連結決算は、売上収益が前年同期比17.7%増の380億800万円、最終利益が同48.6%増の23億4400万円となった。直近3カ月間となる10〜12月期の最終利益は約82%増と、増益率は9カ月間の累計を上回っており、業況を評価した買いが集まったようだ。主力の情報基盤事業ではサブスクリプションによるクラウド型セキュリティー対策製品が引き続き好調に推移した。
ABEJA <5574> 4,055円 +700 円 (+20.9%) ストップ高 本日終値
ストップ高。テレ東BIZ(ビズ)が午後1時過ぎ、「政府は、国産の生成AIの開発力を強化するため、基盤モデルを開発する国内7者を採択し支援する方針を固めたことが、テレビ東京の取材でわかった」と報じた。記事によると7者のうちの一つにABEJAが含まれており、これを材料視した物色が入ったようだ。
東テク <9960> 6,300円 +720 円 (+12.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
急伸。1月31日の取引終了後、24年3月期連結業績予想について売上高を1350億円から1400億円(前期比10.5%増)へ、営業利益を88億円から100億円(同29.4%増)へ上方修正すると発表。また、株式分割を実施することも明らかにしており、これらが好感され買われた。首都圏を中心とした大型再開発案件の増加など良好な受注環境を背景に第3四半期まで順調に推移しており、第4四半期もこの状況が続くと見込む。配当予想は182円から196円(前期162円)に増額修正した。株式分割については3月31日を基準日に1株を3株に分割する。
JSP <7942> 2,170円 +216 円 (+11.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位
続騰し、昨年来高値を更新した。1月31日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4〜12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益の見通しを50億円から61億円(前期比2.4倍)に上方修正した。発表を好感した買いがショートカバーを誘発し、株高に弾みがついたようだ。北米では10〜12月期に変動費の上昇が想定よりも緩やかなものとなった。全米自動車労働組合のストライキによる販売面での影響は見込みより大きくはなく、競技用グラウンド基礎緩衝材の販売が好調だった。国内でのコスト削減効果や、韓国子会社での火災損失に対する保険金収入の影響も業績予想に織り込んだ。一方、今期の売上高の見通しは据え置いた。
黒崎播磨 <5352> 13,600円 +1,200 円 (+9.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
続急騰、一時1340円高の1万3740円と急速に水準を切り上げ連日の昨年来高値更新となった。時価はバブル期の1989年以来35年ぶりの高値水準にある。耐火物の大手で日本製鉄<5401>が同社の4割超の株式を保有する筆頭株主となっている。鉄鋼向け耐火物がインドで大幅な伸びを示しているほか、セメント向けは欧州で高水準の需要を捉えている。これを背景に1月31日取引終了後、24年3月期の業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来予想の136億円から142億円(前期比27%増)に増額した。好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当を従来計画の370円に30円上乗せし400円(前期実績は290円)にすることを発表。更に、3月末の株主を対象に1株を4株にする株式分割も発表しており、これらが株価を強く刺激する格好となっている。
九州電力 <9508> 1,198円 +89.5 円 (+8.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
続騰し、2019年4月以来の高値圏で推移している。1月31日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4〜12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績を見直した。経常損益の黒字額の見通しを1700億円から2000億円(前期は866億3400万円の赤字)に引き上げた。最高益予想を上乗せする形で修正したほか、年間配当予想を5円増額して25円(前期は無配)とし、好感されたようだ。燃料価格の下落による燃料費調整の期ずれ差益の拡大が寄与する。卸電力市場価格の下落による購入電力料の減少も利益を押し上げる見込み。一方、売上高の見通しは据え置いた。
フクダ電子 <6960> 8,490円 +610 円 (+7.7%) 本日終値
1月31日大引け後(16:30)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比16.9%増の196億円に伸びた。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の160円→165円に増額修正した。同時に発表した「6.61%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の6.61%にあたる200万株(金額で157億6000万円)を上限に、2月1日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。また、今回取得した全株を3月29日付で消却する。
ニチハ <7943> 3,205円 +226 円 (+7.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
1月31日大引け後(16:20)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比8.3%減の84.7億円に減り、通期計画の121億円に対する進捗率は70.0%にとどまり、5年平均の74.7%も下回った。同時に発表した「1.80%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の1.80%にあたる65万株(金額で19億3635万円)を上限に、2月1日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
三菱化工機 <6331> 3,895円 +260 円 (+7.2%) 本日終値
一時11.7%高の4060円まで駆け上がり連日の昨年来高値更新、全体下げ相場のなかで強さを際立たせている。石油・化学装置を主力にエンジニアリング事業を展開するが、工事採算の改善に加え原価低減効果や販管費減少なども反映され、足もとの利益は会社側想定を上回って好調に推移している。1月31日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表した。営業利益は従来予想の32億円から40億円(前期比59%増)に増額、これがサプライズを誘った。また、最終利益は有価証券売却による特別利益を計上したことで50億円(同64%増)と営業利益を上回り、時価予想PERはわずか6倍と割安感が顕著だ。年間配当も今期は前期実績に20円増配となる100円を計画するなど株主還元にも前向きに取り組んでおり、大口の実需買いを誘引している。
リケンテクノス <4220> 933円 +62 円 (+7.1%) 本日終値
大幅続伸し、昨年来高値を更新した。1月31日の取引終了後に24年3月期の連結業績と配当予想の修正を発表。最終利益の見通しは52億円から64億円(前期比40.4%増)に引き上げた。期末配当予想は4円増額して17円とする。更に、発行済み株式総数の約13%に相当する833万8712株の消却の発表により、株式の再放出による潜在的な需給悪化リスクが後退したとあって、買いを集める形となった。年間配当は29円(前期比4円増配)を見込む。第3四半期累計(4〜12月)期間では、自動車市場や外食市場の回復が追い風となったほか、投資有価証券売却益18億8100万円の計上もあって、通期の利益が計画を上回る見込みとなった。売上高の見通しは据え置いた。自己株式の消却は2月9日に予定する。
きんでん <1944> 2,635円 +168.5 円 (+6.8%) 本日終値
急反発し、上場来高値を更新した。1月31日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4〜12月)の連結決算発表にあわせ、配当予想の増額修正と自社株買いの実施を発表した。中期的な株主還元方針も示しており、評価されたようだ。24年3月期の年間配当予想は、従来の見通しから20円増額し60円(前期比20円増配)に見直した。自社株買いは取得総数450万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.23%)、取得総額80億円を上限とし、12月31日までを取得期間とする。更に、24年2月29日に250万株の自己株消却を行う。中期経営計画における成長投資と企業価値向上への取り組みについても開示した。23〜26年度の中計期間中の総額において配当性向40%、総還元性向50〜60%を目安に株主還元を強化する。政策保有株式数も縮減する。4〜12月期の売上高は前年同期比6.1%増の4271億1200万円、最終利益は同59.4%増の175億8500万円だった。
日本空調サービス <4658> 925円 +56 円 (+6.4%) 本日終値
1月31日大引け後(16:30)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比56.2%増の25.6億円に拡大し、通期計画の31億円に対する進捗率は82.7%に達し、5年平均の64.8%も上回った。
アイチコーポレーション <6345> 1,183円 +69 円 (+6.2%) 本日終値
1月31日大引け後(15:40)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比11.2%増の46.6億円に伸びたが、通期計画の80.5億円に対する進捗率は58.0%にとどまり、5年平均の60.4%も下回った。同時に、今期の年間配当を従来計画の38円→40円(前期は36円)に増額修正した。
FPG <7148> 1,807円 +104 円 (+6.1%) 本日終値
1月31日大引け後(16:30)に決算を発表。24年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比21.9%増の85.9億円に伸び、10-3月期(上期)計画の95億円に対する進捗率は90.5%に達し、5年平均の41.5%も上回った。
メイテックG <9744> 3,100円 +164.5 円 (+5.6%) 本日終値
後場に上げ幅を拡大。3000円の大台に乗せ、上場来高値を更新した。1日午前11時半に24年3月期第3四半期累計(4〜12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比7.7%増の954億9700万円、経常利益は同15.2%増の143億3500万円となった。経常利益の通期計画に対する進捗率は82%に上り、業績の上振れを期待した買いが入ったようだ。4〜12月期はエンジニア社員数の増加と配属促進により、稼働人員が増えて稼働率も向上。収益拡大に寄与した。
TDK <6762> 7,850円 +408 円 (+5.5%) 本日終値
1月31日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比12.7%減の1194億円に減った。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の1050億円→1200億円(前期は1141億円)に14.3%上方修正し、一転して5.1%増益見通しとなった。
中国塗料 <4617> 1,991円 +100 円 (+5.3%) 本日終値
1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.6倍の100億円に急拡大し、通期計画の115億円に対する進捗率は87.5%に達したものの、5年平均の89.7%を下回った。
さくらインターネット <3778> 3,810円 +190 円 (+5.3%) 本日終値
急伸。31日の取引終了後に発表した24年3月期第3四半期累計(4〜12月)の連結決算は、売上高が前年同期比4.1%増の156億5800万円、経常利益は同48.1%減の3億1900万円だった。2ケタの経常減益となったことをネガティブ視した売りが先行したものの、政府・地方自治体システムの共同基盤となる「ガバメントクラウド(政府クラウド)」の提供事業者に選定されていることもあって中期的な成長期待は高く、押し目買いが集まった。4〜12月期はクラウドサービスの売り上げが順調に増加した。一方、人材採用やマーケティング強化などの積極的な実施が利益の圧迫要因となった。あわせて同社は、北海道石狩市にある石狩データセンターへの追加投資も発表した。
野村ホールディングス <8604> 808.8円 +39.6 円 (+5.2%) 本日終値
急伸。800円台に乗せて2015年8月以来の高値圏で推移している。1月31日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4〜12月)の連結決算発表にあわせ、取得総数1億2500万株(発行済み株式総数の4.0%)、取得総額1000億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。大規模な自社株買いにより株式需給が引き締まるとの見方が広がった。4〜12月期の最終利益は前年同期比27.8%増の1091億1300万円だった。相場環境が良好ななか、営業部門ではフロー収入、ストック収入が大きく伸びた。自社株の取得期間は2月16日から9月30日で、四半期決算発表日の翌営業日から10営業日の間は取得を行わない。
JR東日本 <9020> 8,797円 +356 円 (+4.2%) 本日終値
続騰し、昨年来高値を更新した。1月31日の取引終了後、24年3月期第3四半期累計(4〜12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。最終利益の見通しを1370億円から1650億円(前期比66.3%増)に引き上げた。期末配当予想はこれまでの計画から15円増額して70円とする。また、24年3月31日を基準日として同年4月1日付で1株を3株に分割するとともに、来年以降の長期保有株主優待制度の変更も発表しており、好感されたようだ。今期の売上高予想は2兆6960億円から2兆7120億円(同12.7%増)に見直した。新幹線など旅客輸送量が当初の想定を上回るなか、運輸事業の収益計画を引き上げた。年間配当予想は125円(同25円増配)となる。4〜12月期の売上高は前年同期比15.9%増の2兆10億2200万円、最終利益が同2.6倍の1852億3200万円だった。加えて同社は、25年3月31日を基準日とする新たな株主優待制度から、株主優待割引券を追加で1枚発行する長期保有株主向け優待制度の継続保有期間を「3年以上」から「2年以上」に変更する。
しずおかFG <5831> 1,411.5円 +57 円 (+4.2%) 本日終値
高値を更新した。1日午後1時、取得総数500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.90%)、取得総額70億円を上限とする自社株買いの実施について発表。加えて、24年3月期の期末配当予想を5円増額して22円に修正すると開示した。年間配当予想は39円(前期比9円増配)となる。更に、中期経営計画(23〜27年度)での株主還元方針を見直し、27年度までに配当性向を50%以上(従来は40%以上)に累進的に引き上げる方針を示しており、好感されたようだ。自社株の取得期間は2月2日から3月22日。しずおかFGは第3四半期累計(4〜12月)の連結決算も発表し、純利益は前年同期比1.0%増の400億7000万円となった。
サイバーエージェント <4751> 994.5円 +38 円 (+4.0%) 本日終値
3連騰、全体悪地合いの間隙を縫って一時8%を超える上昇で一気に1000円台を回復する場面があった。同社株が4ケタ大台に乗せたのは昨年7月下旬以来となる。1月31日取引終了後に発表した24年9月期第1四半期(23年10〜12月)決算は営業損益が62億8400万円(前期は12億5500万円の赤字)だった。祖業で収益主力を担うネット広告事業が好調で全体損益の改善に貢献した。利益水準は事前の市場コンセンサスを上回ったことで、好決算を評価する買いが流入した。また、売買高も前引け時点で1500万株近くに膨らむなど活況を呈している。
アイティメディア <2148> 1,359円 +300 円 (+28.3%) ストップ高 本日終値
ストップ高。1月31日取引終了後に配当方針の変更を発表し、連結配当性向70%以上を目標とする方針を新たに掲げた。これに基づき、24年3月期の配当予想を30円から115円(前期28円)へ大幅上方修正しており、これを評価した買いが膨らんでいる。来25年3月期も年100円の高水準の配当を行う見通し。同時に発表した23年4〜12月期連結決算は売上高が前年同期比10.1%減の57億6900万円、営業利益が同28.0%減の15億6400万円だった。米テクノロジー市場の成長鈍化を背景とした外資系顧客からの収益減をはじめ、デジタルイベント収益や運用型広告収益の減少が響いた。
KSK <9687> 3,765円 +700 円 (+22.8%) ストップ高 本日終値
ストップ高。1月31日の取引終了後、24年3月期の年間配当予想の修正を発表。普通配当に関し、従来の予想から2円増額して88円に修正したうえで、普通配当と同額の88円に創立50周年の節目としての特別加算分50円を上乗せした記念配当138円を実施する予定。普通配当と記念配当をあわせて年間配当は226円を見込む。前期比146円の大幅増配の計画となり、ポジティブ視されたようだ。同社はあわせて、連結子会社の譲渡に伴う株式売却益の発生を踏まえ、24年3月期の最終利益予想を3000万円増額して17億4000万円(前期比7.6%増)に上方修正した。
三ツ知 <3439> 936円 +150 円 (+19.1%) ストップ高 本日終値
ストップ高。1月31日の取引終了後、24年6月期の連結業績と配当予想の修正を発表。経常利益の見通しを2億3600万円から4億2400万円(前期比3.0倍)に引き上げた。中間配当は従来の計画から5円50銭増額して9円50銭で決定したことも相まって、材料視されたようだ。コスト削減の取り組みが奏功したほか、円安効果も加わり利益が計画を上振れる見込みとなった。今期の売上高の見通しは137億7200万円から134億3300万円(同7.0%増)に引き下げた。国内における既存製品の売上高が想定を下回る見込みとなったという。あわせて開示した第2四半期累計(7〜12月)の売上高は前年同期比7.4%増の67億9300万円、経常利益は同5.4倍の2億4700万円だった。
インヴァスト <7338> 994円 +150 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値
ストップ高。1月31日の取引終了後、自社の株主を川路猛代表取締役社長が代表社員を務めるTKC(東京都中央区)のみとし、非公開化するための手続きとして株式併合を実施すると発表。1株1150円でスクイーズアウト(強制買い取り)を行うとしており、この価格にサヤ寄せする格好となっている。3月27日に開催される臨時株主総会での承認を経て、4月25日に上場廃止となる見通し。発表を受け、東京証券取引所は31日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。
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