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2023年08月10日

[S高|株価値上注目銘柄] コカBJH,ロート製薬,I−ne,サンアスタ,INPEX,宮地エンジ,日本板硝子,長野計器,広済堂ホールディングス,KNTCT,千葉興業銀行,東洋炭素,東亜建設工業,萩原電気HD,共立メンテナンス,トラスコ中山,ネクソン,日本空港ビルデング,大王製紙,コロワイド,アネスト岩田,武蔵精密工業,ぴあ,セコム,ユニプレス,富士フイルム,アンビスHD,ホンダ,マブチモーター,三井住友建設,キョウデン



※S高銘柄一覧



<2813> 和弘食品    東証S      4-6月期(1Q)経常は60%増益・上期計画を超過
<2924> イフジ産業   東証S  一時  24年3月期利益及び配当予想を上方修正
<3316> 東日システム  東証S  配分  キヤノンMJがTOBを実施 83.24万株買残
<3431> 宮地エンジ   東証P  配分  株式分割や大幅な増配を好感 5.37万株買残
<4241> アテクト    東証S      
<4933> Ine     東証G  一時  23年12月期の営業利益予想を上方修正、上期は会社計画を超過達成
<5202> 板硝子     東証P      第1四半期大幅増益で通期予想を上方修正
<6149> 小田原エンジ  東証S  一時  23年12月期業績及び配当予想を上方修正
<6573> アジャイル   東証G      人工知能関連
<6881> キョウデン   東証S  配分  創業者によるTOB価格にサヤ寄せ 87.40万株買残
<7014> 名村造     東証S      前日もストップ高
<7018> 内海造     東証S  一時  前日もストップ高
<7069> サイバーバズ  東証G  一時  23年9月期第3四半期の営業利益2.1倍、SMM事業が好調
<7369> メイホーHD  東証G  一時  前期営業益は上振れ着地で今期予想は8%増
<9271> 和心      東証G      インバウンド関連
<9337> トリドリ    東証G  一時  6月中間期営業黒字の確保をポジティブ視     

※株価高上昇率銘柄一覧



1. <4621> ロック    東証S   23.6  1413  TOB価格は1415円
2. <9271> 和心     東証G   22.3   438 S 中国が日本への団体旅行解禁でインバウンド関連に買い
3. <2924> イフジ産業  東証S   21.4  1471  24年3月期利益及び配当予想を上方修正
4. <7014> 名村造    東証S   21.2   857 S 決算通過で内海造の大相場の連想働く
5. <2813> 和弘食品   東証S   20.3  8900 S 4-6月期(1Q)経常は60%増益・上期計画を超過
6. <2579> コカBJH  東証P   19.7 1991.5  1〜6月期業績改善や中計発表を好感
7. <6881> キョウデン  東証S   17.7   533 S 創業者によるTOB価格にサヤ寄せ
8. <4527> ロート    東証P   17.6  3702  国内好調で今期業績予想を上方修正
9. <6573> アジャイル  東証G   17.6   535 S 人工知能関連
10. <6149> 小田原エンジ 東証S   17.2  2320  23年12月期業績及び配当予想を上方修正
11. <4933> Ine    東証G   17.1  3150  各ブランドの好調見込み23年12月期業績予想を上方修正
12. <4053> サンアスタ  東証P   16.7  1343  今期業績予想を上方修正・2期ぶり最高益の見通しを好感
13. <1605> INPEX  東証P   16.6  2116  業績上方修正と増配・自社株買い実施を好感
14. <3316> 東日システム 東証S   16.4  1063 S キヤノンMJによるTOB価格にサヤ寄せの動き
15. <3431> 宮地エンジ  東証P   15.8  5160 S 第1四半期47%営業増益と株式分割などを好感
16. <5202> 板硝子    東証P   15.6   739 S 24年3月期業績予想を一転営業増益へ上方修正
17. <7715> 長野計器   東証P   15.5  2379  4〜6月期営業益3倍化受け買い人気集中
18. <7868> 広済堂HD  東証P   15.1  2492  24年3月期業績及び配当予想を上方修正
19. <9726> KNTCT  東証S   15.0  1603  カジノ関連
20. <9337> トリドリ   東証G   14.7  3015  23年12月期上期は営業黒字に転換、プラットフォームサービス伸長
21. <8337> 千葉興    東証P   14.4   723  地方銀行関連
22. <4241> アテクト   東証S   14.3   799 S 半導体資材大幅増収で4〜6月期経常益71%増で着地
23. <2820> やまみ    東証P   13.3  1608  今期経常13%増益予想と増配計画を評価
24. <5310> 東洋炭素   東証P   13.2  6170  半導体製造装置関連
25. <6561> ハナツアーJ 東証G   13.2  2224  インバウンド関連

コカBJH <2579>  1,991.5円  +327.5 円 (+19.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
上げ足を加速し、年初来高値更新。9日の取引終了後に1〜6月期決算を発表し、最終損益は前年同期実績(98億9900万円の赤字)から39億4700万円の赤字に改善した。四半期ベースでは4〜6月期に黒字に浮上しており、業績改善を評価した買いが集まっている。1〜6月期の売上高は前年同期比7.5%増の4041億900万円だった。新製品の展開など各種施策に取り組み、人出回復による需要増を取り込んだ。価格改定による収益性向上も寄与した。同時に28年12月期を最終年度とする中期経営計画を発表。最終年度までに売上高成長率を年平均2〜3%、ROIC(投下資本利益率)を5%以上とする方針を掲げた。あわせて、子会社コカ・コーラ ボトラーズジャパンと米アクセンチュア日本法人との間で合弁会社を設立すると発表した。コカBJHグループの管理・事務オペレーション機能を担う新会社を設立し、この新会社の株式の一部をアクセンチュア日本法人に譲渡して合弁会社化する。新会社設立日と株式譲渡実行日は2024年1月4日の予定。

ロート製薬 <4527>  3,702円  +554 円 (+17.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
大幅高で4連騰。6月21日の高値を上抜けて新値街道をまい進している。9日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4〜6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しは265億円から275億円(前期比4.3%増)に上方修正しており、好感されたようだ。売上高は2590億円から2630億円(同10.2%増)に見直した。「メラノCC」や「肌ラボ」などが好調で、4〜6月に大幅な増収増益となった国内事業が引き続き堅調に推移すると判断し、影響を業績予想に織り込んだ。4〜6月期の売上高は前年同期比17.1%増の611億7100万円、最終利益は同30.0%増の90億9000万円だった。

I−ne <4933>  3,150円  +460 円 (+17.1%) 一時ストップ高   本日終値
一時ストップ高まで買われた。同社は9日取引終了後、23年12月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しを従来の40億円から43億円(前期比32.9%増)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高予想も400億円から415億円(同17.7%増)に上方修正。ヘアケア系カテゴリーや美容家電カテゴリー、スキンケアなど各ブランドの売り上げが引き続き好調に推移するとみている。

サンアスタ <4053>  1,343円  +192 円 (+16.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
急騰。9日の取引終了後、23年12月期第2四半期累計(1〜6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益は10億4700万円から14億6000万円(前期比77.3%増)に見通しを上方修正した。2期ぶりに最高益を更新する計画となり、好感されたようだ。売上高の見通しは120億8700万円から124億9400万円(同16.3%増)に引き上げた。1〜6月期においてクリエイティブ&エンジニアリング関連の売上高が計画を上回って推移した。ストック型顧客数や月次の平均顧客単価などの前提を見直し、業績予想に反映した。

INPEX <1605>  2,116円  +301.5 円 (+16.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位
急騰。株価は2009年11月以来、13年9カ月ぶりとなる2000円台に乗せている。9日取引終了後、決算発表を行い23年12月期の連結純利益を3000億円から3200億円(前期比27.0%減)に上方修正した。為替の円安進行などが寄与する。同時に今期配当は、従来予想から10円増の年74円(前期比12円増)へ増配することを発表。また、8000万株(発行済み株式総数の6.12%)、1000億円を上限に自社株買いを実施することも明らかにした。取得期間は10日から12月29日まで。足もとでは原油価格が上昇していることも追い風であり、株価は買い人気を集めている。

宮地エンジ <3431>  5,160円  +705 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率5位
ストップ高。9日の取引終了後に発表した第1四半期(4〜6月)連結決算が、売上高156億8400万円(前年同期比26.8%増)、営業利益12億3000万円(同47.3%増)、純利益6億8700万円(同15.8%増)と大幅増益となったことが好感された。主力の橋梁事業をはじめとして手持ち工事が予定通り進捗したことが業績を牽引した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高690億円(前期比14.5%増)、営業利益66億円(同28.7%増)、純利益35億円(同13.7%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表。また、株式分割に伴い中間100円・期末80円としていた配当予想を中間170円・期末75円にすると発表しており、これらも好材料視された。株式分割を考慮しない場合の年間配当予想は320円となり、前期実績(140円)に対して実質増配となる。

日本板硝子 <5202>  739円  +100 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率6位
ストップ高の739円に買われた。9日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を7600億円から8400億円(前期比10.0%増)へ、営業利益を300億円から350億円(同0.5%増)へ、最終利益を70億円から110億円(前期337億6100万円の赤字)へ上方修正し、営業減益予想から一転して増益予想としたことが好感された。主に建築用ガラス事業及び自動車用ガラス事業で第1四半期(4〜6月)業績が想定を上回ったことが要因という。また、ロシアJVの売却に伴う減損損失の戻入益を計上することも寄与する。なお、同時に発表した第1四半期決算は、売上高2079億5400万円(前年同期比16.9%増)、営業利益145億7800万円(同76.4%増)、最終利益70億2700万円(同3.0倍)だった。

長野計器 <7715>  2,379円  +320 円 (+15.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位
急騰。同社が9日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(23年4〜6月)決算は営業利益が前年同期比2.9倍の17億1000万円と急拡大した。産業機械や半導体業界向けなどに主力の圧力計や圧力センサーの売上高が好調に伸び、全体を押し上げている。これを好感する形で買いが集中している。株価は7月3日に2400円台まで買われた後は調整を強いられていたが、2000円近辺を下限とするもみ合いを続け13週移動平均線とのカイ離修正を終えたタイミングで、一気に切り返す格好となった。

広済堂ホールディングス <7868>  2,492円  +326 円 (+15.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率8位
続急伸。9日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を400億円から402億2100万円(前期比9.7%増)へ、営業利益を63億6000万円から65億5800万円(同53.2%増)へ、純利益を45億円から47億2000万円(同16.8%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各23円65銭の年47円30銭としていた配当予想を各26円30銭の年52円60銭としたことが好感された。情報セグメントで印刷案件の大型受注やBPO事業が堅調に推移したのをはじめ、第1四半期に各セグメントで着実に実績を積み上げたことが寄与する。なお、同時に発表した第1四半期(4〜6月)決算は、売上高76億4400万円(前年同期比2.4%減)、営業利益7億4600万円(同59.8%増)、純利益6億4600万円(同81.5%増)だった。

KNTCT <9726>  1,603円  +209 円 (+15.0%)  本日終値
8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の26.1億円に急拡大し、通期計画の35億円に対する進捗率は74.6%に達し、さらに前年同期の8.9%も上回った。

千葉興業銀行 <8337>  723円  +91 円 (+14.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の34.8億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の42億円に対する進捗率は82.9%に達し、5年平均の43.5%も上回った。

東洋炭素 <5310>  6,170円  +720 円 (+13.2%)  本日終値
8月9日大引け後(15:30)に決算を発表。23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比44.1%増の53.3億円に拡大し、従来予想の38億円を上回って着地。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の80円→90円(前期は70円)に増額修正した。

東亜建設工業 <1885>  3,475円  +375 円 (+12.1%)  本日終値
8月9日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.5倍の42.2億円に急拡大し、通期計画の95億円に対する進捗率は44.4%に達し、5年平均の16.8%も上回った。

萩原電気HD <7467>  3,555円  +365 円 (+11.4%)  本日終値
急動意、商いを膨らませながら3000円台前半のもみ合いを一気に上放れてきた。一時3610円まで上値を伸ばし、5月15日につけた年初来高値3600円を払拭、新値街道に突入した。名古屋に本社を構え、中部を地盤に半導体や電子デバイスを扱うエレクトロニクス商社だが、足もとの業績は絶好調に推移している。きょう後場取引時間中に発表した23年4〜6月期決算は営業利益が前年同期比2.1倍となる25億円と急拡大した。同社は自動車向けが売り上げ全体の約9割を占めるが、自動車生産の回復を背景に、半導体や電子部品の需要が旺盛で商機を捉えた。また、為替の円安進行も寄与した。第1四半期時点で対通期進捗率はほぼ4割に達しており、業績上振れの可能性も意識される。PER8倍、PBR0.8倍と割安感が強いほか、配当利回りは4%強に達し水準訂正期待の買いを誘導しやすい面もあったようだ。

共立メンテナンス <9616>  6,409円  +652 円 (+11.3%)  本日終値
8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の27.9億円に急拡大し、通期計画の94億円に対する進捗率は29.8%に達し、5年平均の18.7%も上回った。

トラスコ中山 <9830>  2,339円  +219 円 (+10.3%)  本日終値
後場に急伸し、年初来高値を更新した。この日、23年12月期第2四半期累計(1〜6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益予想をこれまでの109億2000万円から121億9000万円(前期比14.7%増)に上方修正し、2期ぶりに最終利益は過去最高を更新する見通しとなった。更に、今期の年間配当予想を5円増額し46円50銭(同6円50銭増配)に見直した。業況と株主還元姿勢を好感した買いが集まったようだ。今期の売上高はこれまでの予想を9億9900万円上回る2660億8000万円(同8.0%増)に見通しを引き上げた。半導体不足の緩和などにより製造業の景況感が改善に向かうなか、在庫商品を改定価格で販売した効果を織り込んだ。運賃荷造費や修繕費が当初の見込みを下回ったことも寄与する。同時に配当の基本方針の変更も発表。1株あたりの年間配当金が前期の水準を下回る場合、最終利益に減価償却費の最大1割を加算し、連結配当性向を25%として配当を行う方針を示した。

ネクソン <3659>  2,766.5円  +257.5 円 (+10.3%)  本日終値
9日に発表した「1.2%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の1.2%にあたる1000万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月10日から10月27日まで。

日本空港ビルデング <9706>  7,266円  +645 円 (+9.7%)  本日終値
大幅高で年初来高値更新。9日の取引終了後に24年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を1957億円から2000億円(前期比76.9%増)へ、営業利益を154億円から190億円(前期105億7900万円の赤字)へ引き上げており、これが好感された。商品売上高や施設利用料収入が予想を上回ったことが要因。同時に発表した4〜6月期決算は、売上高が459億9600万円(前年同期比2.4倍)、営業利益が55億2000万円(前年同期62億100万円の赤字)だった。

大王製紙 <3880>  1,260円  +98.5 円 (+8.5%)  本日終値
後場に動意づき、年初来高値を更新した。この日、24年3月期第1四半期(4〜6月)の連結決算を発表。最終利益は前年同期比2.4倍の33億800万円と大幅な増益となり、中間期の計画(10億円)を上回ったことが材料視されたようだ。売上高は同10.0%増の1620億1300万円だった。価格改定が奏功した一方、海外では中国でベビーケア分野の販売が減少。東南アジアもベビーケアの価格改定による販売減が響いた。あわせて同社は、連結子会社のいわき大王製紙におけるボイラーの再建計画を発表。設備投資額は概算で190億円とし、25年に運転を開始する。

コロワイド <7616>  2,379円  +185.5 円 (+8.5%)  本日終値
8月9日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比21倍の20.6億円に急拡大し、通期計画の11.3億円に対する進捗率が183.1%とすでに上回った。

アネスト岩田 <6381>  1,240円  +96 円 (+8.4%)  本日終値
8月9日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比55.0%増の20億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の32.4億円に対する進捗率は61.8%に達し、5年平均の37.8%も上回った。

武蔵精密工業 <7220>  1,784円  +132 円 (+8.0%)  本日終値
8月9日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は25.6億円の黒字(前年同期は0.6億円の赤字)に浮上し、通期計画の100億円に対する進捗率は25.7%となり、5年平均の26.9%とほぼ同水準だった。

ぴあ <4337>  3,675円  +260 円 (+7.6%)  本日終値
後場急上昇。午後1時ごろに発表した第1四半期(4〜6月)連結決算が、売上高98億7500万円(前年同期比30.3%増)、営業利益9億1000万円(同4.1倍)、純利益8億9500万円(同4.7倍)と大幅増益となったことが好感された。人気アーティストの全国ツアーや来日公演、大規模フェス、プロスポーツの国際大会などの大型案件の発売が集中し、特にインターネット経由でのチケット販売が好調に推移した。また、出版商品や主催事業、ぴあアリーナMMの稼働率が堅調だったこともあり、各利益は四半期として過去最高益となった。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高330億円(前期比0.7%増)、営業利益12億円(同46.3%増)、純利益9億円(同36.4%減)の従来見通しを据え置いている。

セコム <9735>  10,340円  +728 円 (+7.6%)  本日終値
5連騰。9日の取引終了後に上限を450万株(発行済み株数の2.11%)、または300億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。取得期間は8月10日から12月22日までで、株主還元の充実や資本効率の向上を図ることが目的としている。また、同時に発表した第1四半期(4〜6月)連結決算は、売上高2650億7200万円(前年同期比7.7%増)、営業利益305億9100万円(同0.6%増)、純利益267億8100万円(同16.1%増)と増収増益となった。22年7月から連結子会社となったセノンの寄与や、事業所向け・家庭向けのセントラライズドシステム(オンライン・セキュリティーシステム)の販売が堅調に推移したこと、安全商品の売り上げが増大したことなどでセキュリティーサービス事業が伸長したことが牽引した。また、消火設備や火災報知設備の増収により防災事業の採算が改善したことも寄与した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高1兆1450億円(前期比4.0%増)、営業利益1322億円(同3.3%減)、純利益861億円(同10.4%減)の従来見通しを据え置いている。

ユニプレス <5949>  1,166円  +78 円 (+7.2%)  本日終値
8月9日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比50倍の33.8億円に急拡大し、通期計画の65億円に対する進捗率は52.1%に達し、5年平均の19.3%も上回った。

富士フイルム <4901>  8,488円  +542 円 (+6.8%)  本日終値
8月9日大引け後(15:00)に決算(米国会計基準)を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比25.5%増の692億円に伸びたが、通期計画の2950億円に対する進捗率は23.5%となり、5年平均の20.8%とほぼ同水準だった。

アンビスHD <7071>  2,897円  +167 円 (+6.1%)  本日終値
8月9日大引け後(16:00)に決算を発表。23年9月期第3四半期累計(22年10月-23年6月)の連結経常利益は前年同期比42.0%増の61.3億円に拡大した。

ホンダ <7267>  4,670円  +259 円 (+5.9%)  本日終値
マドを開けて大幅高、前日比6.7%高の4707円まで駆け上がり年初来高値更新となった。同社が9日取引終了後に発表した23年4〜6月期決算は最終利益が前年同期比2.4倍となる3630億6900万円と変貌した。半導体不足の緩和に伴う自動車生産の回復が寄与し、米国向けを中心に新型車の販売が伸びて全体業績を押し上げる形となった。更に9月末の株主を対象に1株を3株にする株式分割も併せて発表、これがポジティブサプライズとなり物色人気が集中した。

マブチモーター <6592>  4,170円  +227 円 (+5.8%)  本日終値
後場上げ幅を拡大。午後0時30分ごろ、上限を120万株(発行済み株数の1.86%)、または30億円とする自社株買いを実施するほか、12月31日付で1株を2株に株式分割すると発表しており、好材料視された。自社株の取得期間は8月15日から12月22日までで、取得したすべての株式は消却する予定としている。同時に、23年12月期の連結業績予想について、最終利益を119億円から162億円(前期比13.3%増)へ上方修正し、期末配当予想を68円から83円へ引き上げたことも好材料視された。創立70周年を記念して記念配当15円を実施する。年間配当予想は150円(前期135円)となる予定だ。また、売上高1730億円(前期比10.4%増)は従来予想を据え置き、営業利益は150億円から130億円(同20.1%増)へ引き下げられている。なお、第2四半期累計(1〜6月)決算は、売上高815億8600万円(前年同期比13.5%増)、営業利益41億5200万円(同8.2%増)、純利益101億2200万円(同20.1%増)だった。

三井住友建設 <1821>  392円  +20 円 (+5.4%)  本日終値
8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比38.7%増の40.7億円に拡大し、通期計画の90億円に対する進捗率は45.3%に達し、5年平均の17.3%も上回った。

キョウデン <6881>  533円  +80 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
ストップ高。9日の取引終了後、創業者の橋本浩氏が設立したクラフト(東京都品川区)が同社に対し、非公開化を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。買い付け価格は1株600円。同社の株価はこれにサヤ寄せする展開となっている。買い付け予定数は1751万1120株(下限94万9100株、上限設定なし)で、買い付け期間は8月10日から9月25日。TOB成立後、所定の手続きを経てキョウデン株は上場廃止となる見込み。同社はTOBに賛同を表明した。非公開化後は経営資源の投入による事業改革や管理コストの削減などを目指す方針。東京証券取引所は9日、同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。





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posted by lucky cat at 16:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | ◆S高株価値上注目銘柄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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