※S高銘柄一覧
<4080> 田中化研 東証S 4〜6月期営業益3.4倍
<4410> ハリマ化成G 東証P 一時 23年3月期業績及び配当予想を上方修正
<4427> エデュラボ 東証G 増進会HDとの資本・業務提携を材料視
<4824> メディアS 東証G サブスク収益を生み出すオリジナルアプリ開発サービス開始(訂正)
<5035> HOUSEI 東証G 前日もストップ高
<5816> オーナンバ 東証S 今12月期営業4割増益見通しに増額し配当も上乗せ
<6826> 本多通信 東証P 配分 ミネベアミツミが完全子会社化目指してTOB 103.02万株買残
<6961> エンプラス 東証P 配分 業績上方修正や自己株消却を発表 2.26万株買残
<7433> 伯東 東証P 一時 <みんかぶ・個人投資家の予想から>=『買い予想数上昇』1位に伯東
<7878> 光・彩 東証S 一時 前日まで2日連続ストップ高
<9110> ユナイテド海 東証P 今3月期業績上方修正で一転増益に
<9552> M&A総研 東証G 配分 3.44万株買残
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <4080> 田中化研 東証S 28.1 1368 S 4〜6月期営業益3.4倍
2. <4824> メディアS 東証G 24.2 410 S サブスク収益を生み出すオリジナルアプリ開発サービスを開始
3. <9552> M&A総研 東証G 21.1 2868 S 受託済み案件が順調に成約し22年9月期業績予想を上方修正
4. <7433> 伯東 東証P 19.2 3055 上期業績予想の大幅上方修正がサプライズに
5. <2410> キャリアデザ 東証P 18.3 1433 22年9月期業績予想を上方修正し未定としていた期末配当は10円増配へ
6. <6826> 本多通信 東証P 17.8 663 S ミネベアミツミのTOB発表でサプライズ
7. <3810> サイステップ 東証S 17.8 862
8. <9110> ユナイテド海 東証P 17.6 4680 S 今3月期業績上方修正で一転増益に
9. <4427> エデュラボ 東証G 17.5 673 S 増進会HDとの資本・業務提携を材料視
10. <5816> オーナンバ 東証S 16.9 552 S 今12月期営業4割増益見通しに増額し配当も上乗せ
11. <6961> エンプラス 東証P 16.9 3480 S 23年3月期業績予想の上方修正と自社株消却を好感
12. <3422> J−MAX 東証S 15.3 687
13. <5035> HOUSEI 東証G 14.9 773 S 本日東証グロース市場に新規上場
14. <9702> アイエスビー 東証P 14.8 1188 22年12月期業績及び配当予想を上方修正
15. <4272> 日化薬 東証P 14.6 1278 円安寄与し23年3月期業績予想を上方修正
16. <9325> ファイズHD 東証P 14.1 986 アマゾンが配送拠点18カ所新設で思惑
17. <4410> ハリマ化成G 東証P 14.1 867 23年3月期業績及び配当予想を上方修正
18. <2934> ジェイフロ 東証G 12.6 1971 フィナンシャル・エージェンシーとの業務資本提携を発表
19. <9115> 明治海 東証S 12.2 1041 海運関連
20. <2492> インフォMT 東証P 12.0 522 フィンテック関連
21. <9962> ミスミG 東証P 11.7 3680
22. <4449> ギフティ 東証P 11.6 1431
23. <6454> マックス 東証P 11.2 1889 足もと業績好調で23年3月期業績予想を上方修正
24. <6104> 芝浦機 東証P 10.7 3150 ロボット関連
25. <6632> JVCケンウ 東証P 10.5 189 決算絡みでも下値リスク限定的で投機資金が集結
田中化学研究所 <4080> 1,368円 +300 円 (+28.1%) ストップ高 本日終値
ストップ高。前週末7月29日の取引終了後に23年3月期第1四半期(4〜6月)の決算を発表し、営業利益は前年同期比3.4倍の11億6700万円で着地した。通期で赤字を見込んでいるだけに、今回の大幅増益がサプライズとなる形で買いが流入したようだ。売上高も同56.4%増の152億5100万円だった。自社製品の主原料であるニッケルやコバルトの国際相場の変動に伴う利益や、スウェーデンの電池メーカーであるノースボルトへの技術支援に関する収益計上が大きく寄与した。なお、主原料の相場に関して今後の変動幅や業績に与える影響を予測することが困難なことから、通期見通しは据え置いた。
M&A総合研究所 <9552> 2,868円 +500 円 (+21.1%) ストップ高 本日終値
ストップ高。7月29日の取引終了後、22年9月期の単独業績予想について、売上高を29億9700万円から35億4300万円(前期比2.7倍)へ、営業利益を12億7100万円から17億4000万円(同3.1倍)へ、純利益を8億8200万円から11億7900万円(同3.2倍)へ上方修正したことが好感された。第3四半期において受託済み案件が順調に成約し、第4四半期においても堅調に推移すると想定されることが要因としている。同時に発表した第3四半期累計(21年10月〜22年6月)決算は、売上高28億1700万円、営業利益16億8000万円、純利益11億4000万円だった。なお、前年同期は四半期財務諸表を作成していないため、比較は記載されていない。
伯東 <7433> 3,055円 +492 円 (+19.2%) 一時ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
寄り付き大口の買い注文に商いが成立せず、25日移動平均線を足場にマドを開けての大幅高に買われる展開。化合物半導体製造装置に強みを持つ半導体商社だが、足もとの業績は会社側の想定を上回って絶好調に推移している。同社は前週末7月29日取引終了後に23年3月期上期(22年4〜9月期)業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の35億円から65億円(前年同期比56%増)に大幅増額しており、これを材料視する形で投資資金が攻勢をかけている。車載や産業機器向けデバイス需要が高止まりしているほか、企業の設備投資の活発化も半導体関連分野などの収益を後押ししている。今回の上方修正に伴い上期時点の対通期進捗率は93%に達し、通期予想の上振れに対する期待も高まっている。
NSユナイテッド海運 <9110> 4,680円 +700 円 (+17.6%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率4位
ストップ高に買われる異彩人気となった。郵船系の外航海運会社で鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船を主力とする。今期前半のばら積み船市況の好調と円安効果を反映し、足もとの業績は会社側想定を大きく上回る推移となっている。前週末7月29日に23年3月期業績予想の大幅上方修正を発表、営業利益は従来予想の210億円から80億円も上乗せした290億円(前期比9%増)を見込んでおり、従来の大幅減益予想から一転して増益見通しに変わったことがポジティブサプライズとなった。急騰後でもPER4倍台で配当利回りは7.3%前後あり、依然として割安感が際立つ状況にある。
エンプラス <6961> 3,480円 +502 円 (+16.9%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率5位
ストップ高の3480円に買われた。7月29日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を350億円から375億円(前期比14.0%増)へ、営業利益を42億円から65億円(同80.5%増)へ、純利益を28億円から46億円(同81.9%増)へ上方修正したことが好感された。為替が円安で推移している影響に加えて、第1四半期のセミコンダクター事業で各種ICテスト用ソケット、バーンインソケットの販売が好調に推移しており、サーバーや自動車用途の需要は今後も増加傾向が続く見通しであることが要因としている。なお、第1四半期(4〜6月)決算は、売上高101億1500万円(前年同期比22.9%増)、営業利益19億5800万円(同2.2倍)、純利益15億200万円(同3.3倍)だった。同時に8月31日付で350万株(発行済み株数の26.45%)の自社株を消却すると発表した。消却後の発行済み株数は973万2897株となる予定だ。
日本化薬 <4272> 1,278円 +163 円 (+14.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
急反騰し年初来高値を更新。7月29日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を1968億円から2100億円(前期比13.6%増)へ、営業利益を184億円から238億円(同13.1%増)へ、純利益を140億円から194億円(同12.9%増)へ上方修正し、減益予想から一転して営業増益予想としたことが好感された。為替の影響や売上原価率の低減などを考慮したという。同時に発表した第1四半期(4〜6月)決算は、売上高482億9600万円(前年同期比4.0%増)、営業利益63億8000万円(同8.4%増)、純利益59億5700万円(同13.1%増)だった。
インフォマート <2492> 522円 +56 円 (+12.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
7月29日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比43.3%減の4億1300万円に落ち込んだが、通期計画の4億0500万円に対する進捗率が102.0%とすでに上回り、さらに5年平均の54.5%も超えた。
ミスミグループ本社 <9962> 3,680円 +385 円 (+11.7%) 本日終値
29日に発表した「6月売上高は7.2%増」が買い材料。
マックス <6454> 1,889円 +191 円 (+11.3%) 本日終値
急反発。7月29日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を781億円から824億円(前期比11.4%増)へ、営業利益を82億円から90億円(同20.0%増)へ、純利益を60億円から68億円(同11.6%増)へ上方修正したことが好感された。第1四半期に、欧米で建設市場の活況が継続したことなどを背景に、国内外で鉄筋結束機「ツインタイア」やその消耗品の販売が大幅に伸長し、足もとの業績が好調に推移していることに加えて、想定為替レートを見直したことが要因としている。同時に発表した第1四半期(4〜6月)決算は、売上高203億3600万円(前年同期比18.5%増)、営業利益21億9100万円(同22.3%増)、純利益22億2000万円(同67.8%増)だった。
ZOZO <3092> 3,160円 +297 円 (+10.4%) 本日終値
大幅高。同社は7月29日取引終了後、23年3月期第1四半期(4〜6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比13.7%増の143億1200万円となり、通期計画515億円に対する進捗率が27.8%となったことが好感されたようだ。売上高は同9.6%増の425億9000万円で着地。商品取扱高に対する売上高比率の高い買い取り・製造販売やUSED販売、広告事業の伸長などが主な要因だとしている。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
エス・エム・エス <2175> 3,480円 +305 円 (+9.6%) 本日終値
23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比21.9%増の40.4億円に伸び、通期計画の84.9億円に対する進捗率は47.6%に達し、5年平均の40.0%も上回った。
クイック <4318> 1,664円 +139 円 (+9.1%) 本日終値
23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比34.2%増の33.3億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の31.3億円に対する進捗率が106.7%とすでに上回り、さらに5年平均の88.6%も超えた。
FPG <7148> 1,127円 +93 円 (+9.0%) 本日終値
22年9月期第3四半期累計(21年10月-22年6月)の連結経常利益は前年同期比95.3%増の106億円に拡大し、通期計画の115億円に対する進捗率は92.2%に達したものの、5年平均の97.8%を下回った。
旭有機材 <4216> 2,278円 +187 円 (+8.9%) 本日終値
急反発し年初来高値を更新。7月29日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を700億円から715億円(前期比10.5%増)へ、営業利益を68億円から77億5000万円(同17.9%増)へ、純利益を49億円から57億円(同19.4%増)へ上方修正したことが好感された。第1四半期(4〜6月)において、管材システム事業における海外売り上げが好調に推移したほか、国内外で半導体向け製品の販売が増加したことが要因としている。また、為替が円安傾向にあることもプラスに働く。同時に発表した第1四半期(4〜6月)決算は、売上高167億6400万円(前年同期比22.7%増)、営業利益20億6800万円(同2.5倍)、純利益15億3600万円(同2.4倍)だった。
日本ライフライン <7575> 1,070円 +81 円 (+8.2%) 本日終値
23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比10.6%増の26.7億円に伸び、4-9月期(上期)計画の43.9億円に対する進捗率は60.9%に達し、5年平均の46.0%も上回った。
住友ファーマ <4506> 1,123円 +84 円 (+8.1%) 本日終値
23年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比6.5倍の311億円に急拡大し、通期計画の220億円に対する進捗率が141.4%とすでに上回り、さらに5年平均の27.0%も超えた。
東京都競馬 <9672> 4,440円 +330 円 (+8.0%) 本日終値
大幅高となっている。同社は7月29日取引終了後、22年12月期第2四半期累計(1〜6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比12.0%増の69億9900万円となり、通期計画131億3100万円に対する進捗率は53.3%となった。売上高は同11.5%増の167億円で着地。SPAT4(地方競馬インターネット投票システム)の売り上げが好調だったほか、東京サマーランドのゴールデンウイーク営業を実施(前年はなし)したことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
MonotaRO <3064> 2,537円 +172 円 (+7.3%) 本日終値
急伸。7月29日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1〜6月)連結決算が、売上高1098億6300万円(前年同期比19.6%増)、営業利益131億3600万円(同10.4%増)、純利益93億1700万円(同11.7%増)となり、従来予想の営業利益(117億200万円)を上回り、減益予想から一転して増益で着地したことが好感された。事業者向けネット通販事業、購買管理システム事業(大企業連携)ともに注文単価、顧客数が増加し計画を上振れたことに加えて、円安によりロイヤルティー収入も上振れた。また、粗利率、販管費率が改善したことも寄与した。22年12月期通期業績予想は、売上高2260億7300万円(前期比19.2%増)、営業利益243億8000万円(同1.0%増)、純利益170億6700万円(同2.8%減)の従来見通しを据え置いている。
TOTO <5332> 4,830円 +325 円 (+7.2%) 本日終値
23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比18.7%増の153億円に伸び、4-9月期(上期)計画の161億円に対する進捗率は95.4%に達し、5年平均の35.7%も上回った。
シミックHD <2309> 1,632円 +102 円 (+6.7%) 本日終値
大幅高で4連騰。6月下旬以降は漸次上値指向を継続してきたが、足もとで一気に上げ足を加速させている。治験支援ビジネスで国内トップクラスの実績を持つが、新型コロナウイルスの治療薬及びワクチン関連業務やコールセンター事業などが好調で業績を押し上げている。同社は前週末7月29日取引終了後に22年9月期の業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の970億円から1060億円(前期比24%増)に、営業利益は76億円から86億円(同75%増)に増額修正しており、営業利益は前期に達成した過去最高利益49億2000万円を大幅に更新する見通し。これを好感する買いを呼び込む格好となった。
味の素 <2802> 3,723円 +225 円 (+6.4%) 本日終値
23年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比25.7%増の277億円に伸び、通期計画の770億円に対する進捗率は36.0%に達したものの、5年平均の45.2%を下回った。
四国電力 <9507> 836円 +50 円 (+6.4%) 本日終値
23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は49.1億円の黒字(前年同期は38.5億円の赤字)に浮上して着地した。
アズワン <7476> 6,690円 +400 円 (+6.4%) 本日終値
23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比7.0%増の25.1億円に伸び、4-9月期(上期)計画の47.2億円に対する進捗率は53.3%となり、5年平均の51.1%とほぼ同水準だった。
東京応化工業 <4186> 7,250円 +390 円 (+5.7%) 本日終値
大幅反発。7月29日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を1621億円から1718億円(前期比22.7%増)へ、営業利益を246億円から300億円(同44.9%増)へ、純利益を167億円から204億円(同14.9%増)へ上方修正したことが好感された。堅調な半導体需要に加えて、為替が想定よりも円安となったことで上期業績が計画を上回ったことが要因。また、今後の為替レートの見通しもプラスに働くとしている。
リケンテクノス <4220> 493円 +24 円 (+5.1%) 本日終値
23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比36.9%増の24.6億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の28億円に対する進捗率は87.9%に達し、5年平均の53.6%も上回った。
黒崎播磨 <5352> 4,675円 +225 円 (+5.1%) 本日終値
23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比46.3%増の34.2億円に拡大した。業績好調に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を110円(前年同期は100円)実施する方針とした。下期配当は引き続き未定とした。
洋缶HD <5901> 1,600円 +74 円 (+4.9%) 本日終値
3日続伸。前週末7月29日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を8900億円から8970億円(前期比9.2%増)へ、営業利益を20億円から85億円(同75.1%減)へ、純利益を70億円から130億円(同70.7%減)へ上方修正しており、これを好感した買いが入った。足もとの動向を踏まえ原材料価格などの高騰に対する製品価格改定の見込みを見直したほか、海外において包装容器などの販売数量が増加することが要因としている。同時に発表した第1四半期(4〜6月)決算は、売上高2255億9500万円(前年同期比12.9%増)、営業利益79億5200万円(同47.3%減)、純利益110億6100万円(同8.9%減)だった。
トヨタ自動車 <7203> 2,212円 +75 円 (+3.5%) 本日終値
続伸。外国為替市場で急速にドル売り・円買いの動きが進み、足もと1ドル=132円台前半まで円高に振れている。為替感応度では国内製造業の中でも群を抜く同社にとっては逆風材料となるが、2200円近辺で売り物を吸収する強さをみせている。市場では「いくら今期想定為替レートが1ドル=115円であるとはいえ、足もと急速な円高傾向にあることは、同社の利益採算向上期待を剥落させることでマイナス材料には違いないし、サプライチェーン問題による減産の挽回生産もままならないなかで、不思議な感じも受ける。だが、同社株をはじめ大手自動車株には外資系など機関投資家経由の空売りが入っていることが想定され、今週のトヨタ決算発表を目前にその手仕舞い買い戻しが作用しているのではないか」(中堅証券ストラテジスト)との見方が出ている。
メディアシーク <4824> 410円 +80 円 (+24.2%) ストップ高 本日終値
ストップ高。この日の寄り前、さまざまなクリエイターがファンに動画コンテンツを届けるためのスマートフォン向けアプリを開発するサービス「S−applico(サプリコ)」(レベニューシェア型)を開始したと発表しており、これが好材料視された。同サービスは、クリエイターと同社がレベニューシェアパートナーとしてビジネスを行っていくという形式で、アプリの開発費用や保守費用を同社が全額(または一部)負担して行う。同社は「オリジナルアプリ」というかたちでサブスクビジネスの実現を支援し、クリエイターそれぞれの創作活動やブランディングにマッチした収益化をサポートするとしている。
本多通信工業 <6826> 663円 +100 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値
100円高はストップ高となる663円に買われた。同社はコネクターが売上高の8割以上を占める専業メーカーで足もとの業績も好調に推移。需要先は通信用から車載用に軸足をシフトさせている。29日取引終了後、ミネベアミツミ<6479>が本多通信に対しTOB(株式公開買い付け)を実施(買い付け期間はきょうから9月12日まで)、完全子会社化を目指すことを発表しており、これを受けて投資資金が集中する格好となった。TOB価格は705円で目先はこの株価水準にサヤ寄せする動きが想定される。
EduLab <4427> 673円 +100 円 (+17.5%) ストップ高 本日終値
100円高はストップ高となる673円に買われた。前週末7月29日の取引終了後、通信教育大手のZ会を傘下に持つ増進会ホールディングス(増進会HD、静岡県三島市)との資本・業務提携を発表しており、これを材料視した買いが膨らんだようだ。不適切会計問題を巡ってガバナンス体制の強化に取り組むなか、増進会HDとの間で安定的かつ強固な関係を構築し、旧経営陣による経営への影響力を排除することで市場からの信頼を回復させたい考え。増進会HDは子会社を通じ、エデュラボ元代表取締役の高村淳一氏など複数の株主から市場外の相対取引で株式を取得する。取得後、既存持ち分も含め、エデュラボ株の30%強を保有する大株主となる見通し。あわせて、22年9月期業績予想の修正を発表。不適切会計処理に起因する決算開示の遅延などで新規事業展開が遅れたことから、売上高について99億円から95億円(前期比5.8%減)に下方修正した。一方で最終損益については、内部統制強化に関する費用の増加などがあるものの、投資有価証券の売却を見込んでいることから、9億8000万円の赤字から8億7000万円の赤字(前期52億5500万円の赤字)へ改善する見通しとした。
オーナンバ <5816> 552円 +80 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
ストップ高。前週末7月29日取引終了後に、22年12月期通期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の12億円から15億5000万円(前期比40%増)と大幅増額し、これがポジティブサプライズとなった。好決算を背景に今期年間配当も従来計画の15円から16円に1円上乗せする。同社は民生用ワイヤーハーネスのトップ企業だが、自動車及び産業機器向けが好調に推移しているほか、育成中の環境関連システム製品の需要開拓も進み、業績は会社側想定を上回っている。これを手掛かり材料に上値を見込んだ投資資金の流入が活発化した。
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