※S高銘柄一覧
<4412> サイエンスA 東証G
<4550> 日水薬 東証P 配分 島津がTOBを実施 86.65万株買残
<4777> ガーラ 東証S 配分 20.78万株買残
<6338> タカトリ 東証S 配分 業績インパクト強まる大口受注獲得 7.2万株買残
<7080> スポーツF 東証G
<7254> ユニバンス 東証S 一時 電気自動車関連
<7317> 松屋R&D 東証G オムロンヘルスケアと資本・業務提携を強化
<7359> 東京通信 東証G
<7601> ポプラ 東証S 一時
<7815> 東京ボード 東証S 一時
<7946> 光陽社 東証S
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <7317> 松屋R&D 東証G 25.6 1472 S オムロンヘルスケアと資本・業務提携を強化
2. <7946> 光陽社 東証S 24.9 1504 S
3. <4777> ガーラ 東証S 23.4 422 S 東南アジア向け『フリフユニバース』売上高が1億円を突破
4. <7359> 東京通信 東証G 21.0 863 S 22年12月期の営業利益予想を下方修正、先行投資前倒し
5. <4412> サイエンスA 東証G 20.9 2896 S
6. <7080> スポーツF 東証G 20.6 2340 S
7. <6338> タカトリ 東証S 20.0 1799 S 約80億円の大口受注獲得
8. <4057> インタファク 東証G 18.9 1200
9. <7254> ユニバンス 東証S 18.8 494 電気自動車関連
10. <4550> 日水薬 東証P 15.2 1139 S 島津によるTOB価格1714円にサヤ寄せ
11. <7601> ポプラ 東証S 14.2 161
12. <7815> 東京ボード 東証S 13.5 681
13. <9780> ビステム 東証S 12.4 5180
14. <4813> ACCESS 東証P 12.3 650 第1四半期営業赤字縮小に高水準の自社株買いも発表
15. <2370> メディネット 東証G 11.3 79 バイオテクノロジー関連
16. <4883> モダリス 東証G 10.8 502 バイオテクノロジー関連
17. <4031> 片倉コープ 東証S 10.7 1504
18. <4837> シダックス 東証S 10.1 533
19. <2418> ツカダGHD 東証P 9.5 359 リオープン関連の一角でホテル事業は水際対策緩和の恩恵期待
20. <4255> THECOO 東証G 9.2 2300
21. <2721> JHD 東証S 9.1 360
22. <3416> ピクスタ 東証G 8.9 1645 3DCG・アバター制作サービス開始
23. <2930> 北の達人 東証P 8.9 195 屋外でのマスク着用義務化解除の流れが追い風に
24. <8068> 菱洋エレク 東証P 8.9 2297 2〜4月期営業利益2.5倍で対通期進捗率50%に
25. <7093> アディッシュ 東証G 8.7 1104 フィンテック関連
菱洋エレクトロ <8068> 2,297円 +187 円 (+8.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位
急動意、25日移動平均線を足場に上値追いに拍車がかかっている。三菱電機系のエレクトロニクス商社で、半導体の活況を背景に足もとの業績は絶好調に推移している。電子部品の供給不足などサプライチェーン問題や原料価格高騰の影響はあるものの、製造業全般の生産活動や設備投資意欲は旺盛であり、同社のビジネス環境に吹く追い風は強い。同社が31日取引終了後に発表した23年1月期第1四半期(22年2〜4月)決算は営業利益が前年同期比2.5倍の11億6400万円と急拡大、通期計画に対する進捗率は50%に達しており、増額修正に期待した買いを呼び込んだ。
メルカリ <4385> 2,280円 +151 円 (+7.1%) 本日終値
急騰。5月31日の取引終了後、東京証券取引所の承認を受けて、6月7日付で東証グロースから東証プライムへ市場変更されることになったと発表したことが好感された。同社は、インターネット上でフリーマーケット(フリマ)サービス「メルカリ」を運営するほか、スマートフォン決済サービス「メルペイ」なども展開。22年6月期連結業績は売上高1470億円(前期比38.5%増)、経常損益46億円の赤字(前期49億7500万円の黒字)を見込む。
ライオン <4912> 1,533円 +94 円 (+6.5%) 本日終値
5連騰。5月31日の取引終了後、バングラデシュに、同国で事業を展開するカロール社と日用品販売の合弁会社を設立すると発表しており、これを好感した買いが入った。合弁会社ライオンカロールは、ライオン75%、カロール社25%の出資で9月下旬に設立する予定。ライオンではこれまで海外関係会社を通じてバングラデシュ市場への一部商品の輸出を行ってきたが、持続的成長が見込まれる同市場における事業拡大を目指し本格的に参入するという。
トリケミカル研究所 <4369> 2,733円 +158 円 (+6.1%) 本日終値
急伸。5月31日の取引終了後、23年1月期第1四半期(2〜4月)の決算を発表。売上高が前年同期比20.2%増の31億1900万円、純利益が同37.0%増の12億9300万円と大幅増収増益で着地しており、これが好感されたようだ。国内外での活発な半導体製造設備への投資が追い風となったほか、経費削減やグループ会社・部門間の連携深化に向けた取り組みなどが奏功した。また、韓国関係会社の持ち分法による投資利益の計上も寄与した。なお、通期見通しについては従来予想を据え置いた。
三和ホールディングス <5929> 1,310円 +74 円 (+6.0%) 本日終値
反発、年初来高値を3カ月半ぶりに更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は5月31日、同社株のレーティングの「オーバーウエート」を継続するとともに、目標株価を1750円から1800円に引き上げた。22年3月期の連結営業利益は355億円と過去最高益を更新。23年3月期以降は、国内外での非住宅向けの需要増加が寄与し、連続最高益を見込んでいる。今3月期の同利益は従来予想の386億円から400億円(会社計画390億円)、24年3月期の同利益は403億円から424億円にそれぞれ上方修正している。
フジミインコ <5384> 6,180円 +320 円 (+5.5%) 本日終値
大幅高で4日続伸。同社は5月31日取引終了後に、23年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比11.9%増の135億円としたほか、年間配当計画を前期比15円増配の200円としていることが好感されているようだ。売上高は同12.1%増の580億円を見込む。サーバー向けなどを中心に半導体の需要は根強く、これが追い風になるとみている。なお、22年3月期通期の連結決算は売上高が前の期比23.3%増の517億3100万円、営業利益が同57.9%増の120億5900万円で着地。期末配当を従来計画比5円増額の100円とし、中間配85円とあわせた年間配当は185円(前の期は115円)となる。
三菱重工業 <7011> 5,150円 +260 円 (+5.3%) 本日終値
高水準の売買代金をこなしながら上昇基調を強め、5162円まで上値を伸ばし新値街道に復帰した。岸田首相が掲げる新しい資本主義と骨太方針案の概要が明らかとなったが、安全保障の分野では防衛力の抜本強化に加え、防衛装備品の輸出制限見直しなどが挙げられている。同社は日本の防衛産業の中核企業として、艦艇や戦車、戦闘機など陸・海・空すべてを網羅しており、政府の輸出規制緩和に伴う需要拡大が業績に反映されるとの思惑が、継続的な投資資金の流入を誘っている。
アンリツ <6754> 1,509円 +76 円 (+5.3%) 本日終値
大幅反発。5月31日の取引終了後、上限を500万株(発行済み株式数の3.7%)、または50億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視された。取得期間は6月1日から7月29日まで。資本効率の向上と株主還元の充実を図るためとしている。あわせて、6月30日付で247万8900株(発行済み株数の1.79%)の自社株を消却すると発表した。なお、消却後の発行済み株数は1億3583万594株となる予定だ。
日本水産 <1332> 545円 +24 円 (+4.6%) 本日終値
商いを伴い反発したほか、マルハニチロ<1333>、極洋<1301>など水産株に軒並み買いが集まった。業種別騰落で「水産」は33業種中で一時値上がり率トップとなる場面があった。原料価格の高騰などを背景に食品関連セクターの企業が相次いで値上げの動きを示している。日水はちくわなどのすり身製品や冷凍食品を8月1日納品分から値上げすることを発表しているほか、マルハニチロも冷凍食品について業務用は7月1日から、家庭用は8月1日から値上げすることを発表している。食品関連はこうした値上げの動きが比較的スムーズにできる強みがあり、株価面でもポジティブ視されやすい。
日本空港ビルデング <9706> 5,540円 +240 円 (+4.5%) 本日終値
動兆しきりの展開。5月10日の急落で開けたマドを完全に埋めると同時に、5日・25日移動平均線のゴールデンクロスも示現するなど目先上値指向を強めている。6月から外国人観光客の入国規制緩和でインバウンド関連に幅広く物色の矛先が向いているが、外客を受け入れる空港も活況を呈することが予想される。直近では、羽田とソウル・金浦線の定期運航が今月15日にも再開する見通しが伝えられており、これを受けて羽田空港の“家主”である同社の株価を強く刺激する形となっている。
トヨタ自動車 <7203> 2,197.5円 +75 円 (+3.5%) 本日終値
反発。前日は上昇一服となったものの陽線で引けており、足もと上値指向の強さを示している。米国ではインフレ警戒ムードが再燃するなか、米長期金利が上昇し、外国為替市場ではドル買いの動きを誘発した。ドル円相場は1ドル=128円台後半までドル高・円安が進んでおり、輸出セクターには為替メリットが期待される状況にある。特に1円の円安で営業利益を400億円以上押し上げる効果があるとされる同社にとっては、今期業績の上振れ要因として株価にポジティブに働いている。同社の今期想定為替レートは1ドル=115円で実勢とは13円以上の開きがある。単純計算で5000億円以上の営業利益上振れ要因として考慮されるだけにインパクトは大きい。
寿スピリッツ <2222> 7,230円 +130 円 (+1.8%) 本日終値
反発。岩井コスモ証券は5月31日、同社株の投資判断「A」と目標株価8700円を継続した。同社は、人気ブランド「ルタオ」などを擁するお菓子の総合プロデューサー。22年3月期は営業損益が14億200万円の黒字(前の期は28億9000万円の赤字)となった。上期は営業赤字を余儀なくされたが、移動制限が緩和された下期は積極的な営業が奏功し黒字転換した。23年3月期は、経済活動が平常に向かい個人消費が緩やかな回復基調に推移すると想定し、同利益は前期比3.7倍の51億6000万円の予想。同証券では、58億円への増額修正を見込んでいる。しばらくはインバウンド需要の本格化は望みにくいが、国内旅行需要の回復や人流の回復がギフトスイーツの需要を押し上げるとみている。
松屋アールアンドディ <7317> 1,472円 +300 円 (+25.6%) ストップ高 本日終値
ストップ高。5月31日の取引終了後、オムロン ヘルスケア(京都府向日市)との資本・業務提携を強化すると発表しており、これが好材料視された。従来から松屋R&Dはオムロンヘルスケアに対して血圧計用腕帯を供給し、また、オムロンヘルスケアは松屋R&D株式の発行済株式数の9.48%を保有しているが、提携関係を強化することで新製品の開発や経営上の課題に共同で取り組む。オムロンヘルスケアは6月2日付で松屋R&D株式3万株を取得するほか、6月6日から1年以内に15%を超えない範囲で松屋R&D株式の買い付けを行う予定だ。
ガーラ <4777> 422円 +80 円 (+23.4%) ストップ高 本日終値
ストップ高。同社は5月31日、子会社が開発し、同月18日から東南アジア向けにサービスを開始したHTML5ゲーム「Flyff Universe(フリフユニバース)」の売上高が、サービス開始から13日目で84万ドル(約1億円)を突破したと発表。ユニークユーザー数は約20万人に到達したとしており、これが買い手掛かりとなったようだ。フリフユニバースは累計ダウンロード数5000万人を突破した「Flyff Online」のHTML5版で、ユーザーはアプリのダウンロードが不要でパソコンやモバイルのWeb環境でゲームを簡単に楽しむことが可能。今後はNFTゲーム/ブロックチェーンゲームとしてサービス提供を予定しているという。
東京通信 <7359> 863円 +150 円 (+21.0%) ストップ高 本日終値
物色人気継続。5月31日の取引終了後に22年12月期業績予想の下方修正とともに、メタバース分野での事業展開に向けたコンテンツ開発会社への出資を発表。朝方は業績下方修正が嫌気される形で安く始まったものの、売り一巡後にはメタバース分野での取り組みを材料視した買いが入り、前日に続きストップ高まで上昇する場面があった。今期業績予想の下方修正では、売上高が59億円から53億円(前期47億3100万円)へ、最終損益が2億3000万円の黒字から1億4000万円の赤字(同2億200万円の黒字)へ引き下げられた。直近の業績動向や先行投資の前倒し、本社移転に関する影響を踏まえて見直しを行ったという。業績修正とあわせて、エンターテインメントコンテンツの企画開発を手掛けるオーバース(東京都千代田区)に出資したと発表した。今回の出資をアイドルとメタバースを組み合わせたビジネス展開の足掛かりにする方針で、東京通信が持つファンビジネスの企画運営ノウハウを活用していくという。
タカトリ <6338> 1,799円 +300 円 (+20.0%) ストップ高 本日終値
急騰。5月31日の取引終了後、パワー半導体向けSiC(炭化ケイ素)材料切断加工装置の大口受注を獲得したと発表しており、これを好感した買いが膨らんだ。受注先は海外企業で、受注金額は約80億4400万円。売り上げ計上時期は、23年9月期と24年9月期上半期の予定。
日水製薬 <4550> 1,139円 +150 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
ストップ高。島津製作所<7701>が5月31日の取引終了後、同社の完全子会社化を目的としてTOBを実施すると発表しており、TOB価格である1714円にサヤ寄せする格好となった。両社は15年5月以降、臨床検査において業務提携を行っているが、今回の買収により島津は、臨床検査試薬の原料となる抗体ビーズ製造や感染症検査領域における新たな製品の開発・販売、微生物同定事業の強化・クロスセルなどでシナジーを狙う。買付予定数は1028万8054株(下限282万3300株・上限設定なし)で、買付期間は6月下旬から7月下旬を予定。TOB成立後、日水薬は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は5月31日付で日水薬株式を監理銘柄(確認中)に指定している。
ACCESS <4813> 650円 +71 円 (+12.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位
急騰。5月31日の取引終了後に発表した23年1月期第1四半期(2〜4月)の連結決算で、売上高が27億4200万円(前年同期比57.9%増)、営業損益が6億9500万円の赤字(前年同期10億1700万円の赤字)となり、営業赤字が大幅に縮小したことが好感された。IoT事業における受託案件が増加したほか、ネットワーク事業におけるホワイトボックスソリューションの新規受注件数も増加した。なお、通期業績予想は、売上高118億円(前期比19.8%増)、営業損益15億円の赤字(前期32億1900万円の赤字)の従来見通しを据え置いた。同時に、上限を200万株(発行済み株数の5.05%)、または16億円とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視された。取得期間は6月1日から11月30日までで、株主還元の充実及び資本効率の向上を図るとともに、機動的な資本政策を遂行することが目的という。
ツカダGHD <2418> 359円 +31 円 (+9.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
急伸。直営による欧米邸宅風施設を使った婚礼ビジネスを展開しており、リオープン関連の一角としてマーケットの視線を集めている。また、ホテル事業にも力を入れており、今月から外国人観光客の入国規制は順次緩和される方向で、収益環境にプラスの変化が生じている。22年12月期は営業損益が53億2500万円の黒字(前期は63億9100万円の赤字)と急回復が見込まれている。信用買い残もピーク時からかなり整理進捗が進んでいる。直近データではやや増勢にあるものの72万株にとどまっており、300円台半ばという株価水準を考慮すれば、戻り売り圧力は限定的といえる。
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