※S高銘柄一覧
<1518> 三井松島HD 東証P 超低PER・高配当利回りで海運株フィーバーに似た動き
<3856> Aバランス 東証S 一時 通期業績予想の上方修正
<4541> 日医工 東証P
<4883> モダリス 東証G 一時
<4937> ワクー 東証G 佐藤健氏のYouTubeで『Cobody
<5028> セカンドX 東証G 一時 前日もストップ高。人工知能関連
<5820> 三ッ星 東証S
<6409> キトー 東証P 配分 11.31万株買残
<6777> santec 東証S 一時 今期も営業28%増益見通しで利益成長路線まい進
<6890> フェローテク 東証S 連続大幅増益や増配計画を高評価
<7815> 東京ボード 東証S 一時 前期最終は赤字縮小で着地
<9246> プロカン 東証G 一時 22年12月期第1四半期の営業利益2.24億円、進捗率33.4%
<9375> 近鉄エクス 東証P 配分 前日もストップ高 34.67万株買残
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <4541> 日医工 東証P 32.3 328 S
2. <3664> モブキャスト 東証G 24.6 86 スマホ向け新作ゲームを開発中だと発表
3. <6409> キトー 東証P 23.8 2080 S 米KKR系が10月下旬メドにTOB実施へ
4. <1518> 三井松島HD 東証P 21.3 2845 S 超低PER・高配当利回りで海運株フィーバーに似た動き
5. <9375> 近鉄エクス 東証P 20.6 4100 S 近鉄GHDが4175円でTOB実施
6. <6890> フェローテク 東証S 20.4 2947 S 22年3月期営業益2.3倍で今期も3割超の増益見込む
7. <3856> Aバランス 東証S 19.4 2670 売上高の業績予想について上方修正を発表
8. <6777> santec 東証S 19.4 1473 今期も営業28%増益見通しで利益成長路線まい進
9. <7038> フロンティM 東証P 18.4 1277 1〜3月期営業4.4倍増益がサプライズに
10. <4937> ワクー 東証G 17.4 674 S 佐藤健氏のYouTubeで『Cobody Slim+』の新動画公開へ
11. <8848> レオパレス 東証P 16.5 296 収益水準や財務体質の順調な回復を評価継続
12. <5820> 三ッ星 東証S 16.3 4995 S
13. <5028> セカンドX 東証G 15.6 2724 23年3月期は63%営業増益を予想
14. <9246> プロカン 東証G 15.5 4125 第1四半期営業益の通期計画進捗率33%
15. <7063> バードマン 東証G 15.4 2739 メタバース関連
16. <4376> くふう 東証G 14.9 378 100万株を上限とする自社株買いを実施へ
17. <6677> エスケーエレ 東証S 14.8 967 22年9月期営業利益予想の上方修正と自社株買いを好感
18. <6597> HPCシス 東証G 13.7 2256 人工知能関連
19. <3768> リスモン 東証S 13.2 727 人工知能関連
20. <7236> ティラド 東証P 13.2 2595
21. <4837> シダックス 東証S 12.8 450 コロナ禍による影響一巡で業績急回復へ
22. <7094> ネクストーン 東証G 12.8 3535 23年3月期の営業利益予想25.6%増、音楽・動画配信の伸長見込む
23. <9258> CS−C 東証G 12.2 627 22年9月期第2四半期の営業利益は倍増、会社計画を超過達成
24. <7685> バイセル 東証G 11.6 3700 第1四半期21%営業増益で四半期最高を更新
25. <4256> サインド 東証G 11.0 1700
キトー <6409> 2,080円 +400 円 (+23.8%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率2位
ストップ高。16日の取引終了後、米投資ファンドKKR系のLifting Holdings BidCoがキトーに対し、TOBを実施することを明らかにした。TOB価格を1株2725円としていることから、これにサヤ寄せする格好となっている。このTOBは、キトーとKKR系のCrosbyグループとの経営統合の一環として行われるもの。買い付け予定数は2072万6019株(下限1381万7400株、上限設定なし)で、10月下旬をメドにTOBを開始する見通し。なお、TOB成立後に同社株は上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は16日付で監理銘柄(確認中)に指定している。
三井松島HD <1518> 2,845円 +500 円 (+21.3%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率3位
ストップ高。500円高の2845円まで駆け上がり連日のストップ高を演じるなど異色の上昇トレンドを形成している。前週末に発表した決算発表で前期の営業利益が4倍以上に急拡大しただけでなく、今期は7割増益の143億円予想を発表したことがマーケットの驚きを誘った。前日は1本値でストップ高となり大引けに買い物を残したが、きょうも物色意欲にかげりは見られない。市場では「株主還元姿勢も高く、増配によって配当利回りが5.7%台と高い。また、PERは3倍台で超割安圏。これは、ひところの海運株人気と買いの根拠は一緒だ」(中堅証券ストラテジスト)としている。同社株は小型でボラティリティが高いこともあって、個人投資家を中心とした短期資金の格好の物色対象となっている。
フェローテク <6890> 2,947円 +500 円 (+20.4%) ストップ高 本日終値
物色人気集中、ストップ高に買われた。同社は半導体製造装置向け部品を製造し、特に半導体設備で必須となる真空シール世界シェア約6割という圧倒的競争力を持っており、半導体需給逼迫を受けて収益環境に吹く追い風が強い。同社が16日取引終了後に発表した22年3月期の決算は真空シールなどが牽引役となり、営業利益が前の期比2.3倍となる226億円と大変貌を果たした。続く23年3月期も前期比33%増の300億円と大幅増益見通しにあり、これがポジティブサプライズとなった。今期で3期連続の過去最高利益更新となる。前期の年間配当は50円(前の期実績は30円)を実施、今期は更に20円増配の70円を計画している。
レオパレス21 <8848> 296円 +42 円 (+16.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
前日のストップ高に続き急騰、一時25%高の318円に買われ、2020年3月以来約2年2カ月ぶりに300円台を回復した。低位株物色人気の波に乗り短期値幅取り狙いの買いが集中している。アパートの賃貸事業を主力展開するが、業績は大底を離脱し、法人需要の開拓で足もと回復局面にある。16日の朝に発表した23年3月期の業績予想は、売上高が前期比3%増の4108億円と増収を確保し、営業利益は同6.6倍の117億円を見込んでおり、これを好感して前日は値幅制限上限の50円高に買われていた。市場では「債務超過も当初計画から前倒しで解消される見通しにあり、株価が低位で流動性も高いことから、個人投資家など短期筋の参戦が活発化している」(中堅証券ストラテジスト)という。
三菱HCキャピタル <8593> 610円 +37 円 (+6.5%) 本日終値
大幅高。16日の取引終了後に23年3月期業績予想を発表。純利益を前期比10.7%増の1100億円と前期に続き増益となる見通しを示したほか、配当予想も前期比3円増の31円としており、これが好感されたようだ。新型コロナウイルスとの共生に伴う経済活動の回復が期待されるなか、引き続き各事業が伸長すると想定している。また、前期に完全子会社化した米大手海上コンテナリース会社の連結貢献のほか、貸し倒れ関連費用や減損損失の減少などを見込んでいる。同時に発表した22年3月期決算は、売上高が前の期比86.3%増の1兆7655億円、純利益が同79.7%増の994億100万円だった。
INPEX <1605> 1,555円 +83 円 (+5.6%) 本日終値
石油関連株が高い。石油資源開発<1662>、ENEOSホールディングス<5020>、出光興産<5019>などが値を上げた。16日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の6月限が前日比3.71ドル高の1バレル=114.20ドルと約2カ月ぶりの高値に上昇した。中国・上海市が新型コロナウイルスの対策で続けてきた都市封鎖(ロックダウン)を6月に解除する方針を明らかにしたことから、中国での原油需要が回復するとの期待が膨らんだ。これを受け、INPEXなど石油関連株に買いが流入した。
日本郵船 <9101> 10,070円 +360 円 (+3.7%) 本日終値
3日続伸でフシ目の1万円大台を回復したほか、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>など大手海運株が揃って上昇。きょうは前日の米国株市場でハイテク株に売りが目立ったこともあり、東京市場でも半導体関連などグロース株(成長株)への風当たりがきつくなっているが、一方でPERや配当利回りなどに着目したバリュー株への資金シフトの傾向がみられる。海運大手は、今期減益見通しながら高配当を維持することで、インカムゲイン狙いの買いが断続的に入っている。きょうはハイテク株が買いにくい環境にあり、海運株はバリュー株の象徴として投資資金を誘導している。
リコー <7752> 1,037円 +28 円 (+2.8%) 本日終値
反発。この日、バイオテクノロジー企業の米エリクサジェン・サイエンティフィック社(eSci社、メリーランド州)の株式を追加取得し子会社化すると発表しており、これが好感された。eSci社は、iPS細胞やES細胞(胚性幹細胞)をさまざまな細胞へ高速分化誘導する独自の「Quick−Tissue」技術を有しており、iPS細胞を用いた創薬研究や疾患研究の効率化に貢献。また、同技術における分化の過程でmRNAを用いることから、mRNAの設計や製造にも強みを有しているという。リコーは現在、eSci社株式の34.5%を所有しているが、子会社化によりワクチンをはじめとするmRNAを活用した創薬支援事業を強化するとしている。
リクルート <6098> 4,787円 +95 円 (+2.0%) 本日終値
3連騰、一時5%を超える上昇で4900円台まで買われ、4月21日以来となる5000円大台復帰を視野に捉えている。総合人材サービス企業として国内トップに位置し、海外展開も積極的に行うが、特に同社のHRテック事業でドル箱となっている求人情報検索エンジンの「インディード」は米国で急成長している。16日取引終了後に発表した22年3月期決算は営業利益が前の期比2.3倍の3789億2900万円と急拡大した。また、23年3月期については利益予想については開示していないが、売上高にあたる売上収益が前期比15%増の3兆3000億円と2ケタ成長を見込んでおり、これは事前の市場コンセンサスを上回る水準で株価にポジティブに働いている。
モブキャスト <3664> 86円 +17 円 (+24.6%) 本日終値
買われた。同社はきょう、子会社のモブキャストゲームスとextra mile(東京都港区)が、人気テレビアニメ「炎炎ノ消防隊」を題材としたスマートフォン向け新作ゲーム「炎炎ノ消防隊 炎舞ノ章」を開発中であることを明らかにしており、これが材料視されているようだ。
santec <6777> 1,473円 +239 円 (+19.4%) 一時ストップ高 本日終値
カイ気配スタートで3連騰、急速に水準を切り上げる展開となった。光通信用部品や光測定器などの製造販売を手掛け、独自技術力に定評がある。業績は14年3月期以降、一貫して増収営業増益基調を続けるなど成長路線をまい進している。同社が16日取引終了後に発表した22年3月期決算は営業利益が前の期比16%増の16億4200万円と好調、更に23年3月期は前期比28%増の21億円と伸びが加速する見通しで、これを評価する買いを呼び込んでいる。前期は年間配当を大幅に増配し40円(前の期実績は30円)とし、株主還元にも積極的な姿勢をみせている。
フロンティM <7038> 1,277円 +198 円 (+18.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位
前日のストップ高に続き、きょうも大きく買われ年初来高値を更新した。同社は経営コンサルティング会社で、デジタルトランスフォーメーション(DX)関連やSR(株主向け広報)・IR関連、財務アドバイザリーなどの需要を捉え足もと業績は急拡大。前週末13日の取引終了後に発表した1〜3月期決算は営業4.4倍増益で着地しており、これがポジティブサプライズとなる形で投資資金の流入が加速している。
Waqoo <4937> 674円 +100 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
ストップ高の674円に買われた。同社が発売した新世代プロテイン「Cobody Slim+」のコミュニケーションディレクターでもある俳優の佐藤健氏が16日、自身のYouTube公式チャンネルで、「Cobody Slim+」に関する新たな動画を17日に公開するとの予告動画を公開しており、これが好材料視されたようだ。
プロジェクトカンパニー <9246> 4,125円 +555 円 (+15.6%) 一時ストップ高 本日終値
大幅に3日続伸となっている。同社は16日取引終了後に、22年12月期第1四半期(1〜3月)の単独営業利益が2億2400万円になったと発表。昨年9月29日に新規上場したことから前年同期との単純比較はできないものの、通期計画の6億7000万円に対する進捗率が33.4%となっていることが好感されたようだ。売上高は9億3600万円で着地。既存クライアントの追加発注に加え、新規クライアントの獲得に成功していることが主な要因だとしている。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置いている。
エスケーエレ <6677> 967円 +125 円 (+14.9%) 本日終値
急騰。16日の取引終了後、22年9月期の連結業績予想について、営業利益を16億円から20億円(前期比20.1%増)へ、純利益を11億円から15億円(同39.9%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は220億円(同7.6%増)の従来予想を据え置いたが、減価償却費の減少や経費削減が奏功したことが利益を押し上げる。あわせて発表した第2四半期累計(21年10月〜22年3月)決算は、売上高104億2600万円(前年同期比16.8%増)、営業利益9億8800万円(同2.7倍)、純利益7億6800万円(同9.6倍)だった。同時に上限を15万株(発行済み株数の1.42%)、または1億円を上限とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視された。取得期間は5月17日から9月30日まで。株主還元の強化、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び資本効率の向上を図ることが目的としている。
シダックス <4837> 450円 +51 円 (+12.8%) 本日終値
投資マネー流入が加速。ここ動意含みで前日も一時7%近い上昇をみせたが、きょうはカイ気配で始まり大上放れの様相をみせている。給食受託の大手で施設運営受託にも注力するが、足もとはコロナ禍の影響が一巡し、業績回復色を鮮明としている。同社が16日取引終了後に発表した22年3月期決算は営業利益が前の期比3.5倍の24億4200万円と急回復を果たした。23年3月期も前期比52%増の37億円と高水準の伸びが続く見通しにあり、これを評価する買いを呼び込んでいる。株式需給面でも信用買い残の増加は限定的で、日証金では直近の貸借倍率が0.89倍と売り長の状態にある。
CS−C <9258> 627円 +68 円 (+12.2%) 本日終値
急伸。16日の取引終了後に発表した第2四半期累計(21年10月〜22年3月)単独決算が、売上高10億5200万円、営業利益1億3100万円、純利益7200万円となり、前年同期は四半期決算を開示していないため比較はないものの、会社側によると営業利益は前年同期比2.1倍になり、会社側の上期計画(7900万円)を大きく上回ったとしており、これが好材料視された。ニーズ調査から新規客獲得、固定客化までをワンストップで提供するSaaS型統合マーケティングツールで、利益率の高い「C−mo」の受注が伸長したことが寄与した。
ツナグGHD <6551> 283円 +22 円 (+8.4%) 本日終値
大幅高している。16日の取引終了後、22年9月期の連結業績予想について、売上高を110億円から120億円(前期比8.8%増)へ、営業利益を1億5000万円から2億円(前期1億500万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。コロナ禍からの雇用情勢の回復を受け、足もとが堅調に推移したことに加えて、前期から推し進めてきた事業会社の再編や大幅なオフィス縮小統合などの収益構造改革が寄与した。なお、最終利益は引き続き未定としている。同時に発表した第2四半期累計(21年10月〜22年3月)決算は、売上高60億6100万円(前年同期比3.0%増)、営業利益1億5800万円(前年同期1億9500万円の赤字)、最終利益1億2500万円(同1億5600万円の赤字)だった。
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