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2021年11月11日

[S高|株価値上注目銘柄] トッパン・フォームズ,サンアスタ,安藤・間,大平洋金属,日本通信,近鉄エクスプレス,物語コーポレーション,凸版印刷,アイフル,昭和電工,リゾートトラスト,ユーザーローカル,ミマキエンジニアリング,西尾レントオール,三越伊勢丹,イーレックス,エラン,日本システム技術,ラキール,サイバー・バズ,天龍製鋸,シダックス



※S高銘柄一覧



<1719> 安藤ハザマ   東証1      今期配当を10円増額修正
<3770> ザッパラス   東証1  一時  
<4053> サンアスタ   東証M      21年12月期の営業利益予想を上方修正、顧客単価好調
<4074> ラキール    東証M      通期計画に対する第3四半期営業益の高進捗を好感
<4323> 日シス技術   東証1      上半期大幅増益決算をストレートに評価
<4837> シダックス   JQ   配分  22年3月期第2四半期は大幅営業増益、フードサービス事業が伸長 0.23万株買残
<5945> 天竜製鋸    JQ   配分  0.23万株買残
<5952> アマテイ    東証2  一時  
<6149> 小田原エンジ  JQ   一時  第3四半期営業益3.2倍で通期計画を超過
<6193> バーチャレク  東証M      上期期経常は2億円の黒字で上振れ着地
<6391> 加地テック   東証2      一時
<7069> サイバーバズ  東証M  配分  22年9月期の営業利益予想は大幅増益、事業成長に向け積極投資 0.51万株買残
<7862> トッパンフォ  東証1  配分  凸版印刷が実施のTOB価格サヤ寄せの動き 39.85万株買残
<8123> 川辺      JQ       

※株価高上昇率銘柄一覧



1. <7862> トッパンフォ 東証1   29.4  1322 S 凸版が1株1550円でTOB実施
2. <5952> アマテイ   東証2   22.6   190 
3. <4323> 日シス技術  東証1   22.6  2717 S ソフトウェア事業の収益改善が貢献し上期は大幅営業増益
4. <4074> ラキール   東証M   22.2  2203 S 通期計画に対する第3四半期営業益の高進捗を好感
5. <4053> サンアスタ  東証M   20.8  2908 S 21年12月期の経常利益予想を上方修正
6. <7069> サイバーバズ 東証M   20.3  1776 S 22年9月期の大幅増収増益見通しを好感
7. <1719> 安藤ハザマ  東証1   20.2   892 S 今期配当を10円増額修正
8. <6149> 小田原エンジ JQ    18.8  2869  第3四半期営業益3.2倍で通期計画を超過
9. <5945> 天竜製鋸   JQ    17.2  3410 S 22年3月期業績及び配当予想を上方修正
10. <5541> 大平金    東証1   17.1  2377  4〜9月期営業大幅黒転で通期計画超過と旧村上ファンド系投資会社の大量保有で思惑
11. <4837> シダックス  JQ    16.9   554 S 第2四半期経常益8.3倍で通期計画進捗率70%
12. <6779> 日電波    東証1   16.5  1400  高性能・小型化技術を武器に水晶デバイスが絶好調
13. <4616> 川上塗    東証2   16.4  2871 
14. <8123> 川辺     JQ    16.1  1080 S
15. <6193> バーチャレク 東証M   15.8  1101 S 上期期経常は2億円の黒字で上振れ着地
16. <9424> 日本通信   東証1   15.0   238  スマホ『電子署名法』の認定取得
17. <3465> ケイアイ不  東証1   13.8  8150  22年3月期業績及び配当予想を上方修正
18. <4979> OATアグリ 東証1   12.0  2195  第3四半期営業益39%増で通期計画を超過
19. <6522> アスタリスク 東証M   11.9  16550  2021年のIPO関連
20. <4168> ヤプリ    東証M   11.6  4815 
21. <7597> 東京貴宝   JQ    10.9  2606 
22. <6031> サイジニア  東証M   10.4  2181  人工知能関連
23. <9375> 近鉄エクス  東証1   10.2  2909  輸送需要旺盛で今期業績及び配当予想を大幅増額
24. <7183> あんしん保証 東証1   9.7   327 
25. <5950> パワーファス 東証2   9.3   117 

トッパン・フォームズ <7862>  1,322円  +300 円 (+29.4%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
ストップ高。10日の取引終了後、凸版印刷<7911>が持株会社体制への移行を見据え、トッパンフォに対して完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表した。TOB価格を1株1550円としており、これにサヤ寄せする格好となった。凸版は現在、トッパンフォ株の60.74%を所有している。買い付け予定数は4357万7356株(下限657万8600株、上限設定なし)で、買い付け期間は11月11日から12月23日まで。なおTOB成立後、トッパンフォは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所はトッパンフォを10日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

サンアスタ <4053>  2,908円  +500 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値
ストップ高。10日の取引終了後、21年12月期の連結経常利益を従来予想の11億5300万円から13億4600万円へ上方修正すると発表。従来の5期連続での過去最高益予想を更に上乗せする形となり、これが好感されたようだ。売上高についても前回予想の66億800万円から80億8100万円へ引き上げた。主力のクリエイティブ&エンジニアリング部門が顧客単価の好調な推移を背景に拡大するほか、企業の採用ニーズの回復を受けてタレントプラットフォーム部門も伸びる見込みだ。同時に発表した1〜9月期の経常利益は前年同期比67.2%増の12億600万円だった。

安藤・間 <1719>  892円  +150 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
11日に発表した「安藤ハザマ、自社株の買付と消却を発表」が買い材料視された。

大平洋金属 <5541>  2,377円  +347 円 (+17.1%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
カイ気配スタートとなり3日ぶり急反発。前日に陰線で25日移動平均線を下に抜けたが、きょうは大きく切り返しに転じてきた。日本製鉄系の合金鉄メーカーでフェロニッケルでは業界最大手。非鉄市況上昇の恩恵を享受し足もとの業績は回復色が強い。同社が10日取引終了後に発表した、22年3月期第2四半期(21年4〜9月)決算は営業損益が9億5200万円(前年同期は5300万円の赤字)の黒字となり、通期計画の2億1300万円の黒字を大幅超過した。これがポジティブサプライズとなり高水準の買いを呼び込む形となった。また同日、旧村上ファンドの流れを汲む投資会社シティインデックスイレブンスが大平金の株式5%超保有(共同保有分含む)していることを開示、これも株高思惑を増幅させているもようだ。

日本通信 <9424>  238円  +31 円 (+15.0%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
急騰。同社は仮想移動体通信事業者(MVNO)の草分けで、業績は前期まで営業赤字が続いていたが、22年3月期は第2四半期時点で5200万円の黒字となり通期予想でも黒字転換が有力視される状況にある。10日取引終了後、同社の子会社がスマートフォンに秘密鍵及び電子証明書を搭載する「my 電子証明書」サービスについて、電子署名法に基づく主務大臣の認定を取得したことを発表した。これが株価を強く刺激する材料となり、個人投資家を中心に短期資金を呼び込む格好となった。

近鉄エクスプレス <9375>  2,909円  +270 円 (+10.2%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
急騰し5日ぶりに反発。22年3月期の連結経常利益を従来予想の307億円から510億円へ上方修正すると発表。従来の11.1%減益予想から一転して47.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが好材料視された。世界経済の回復に伴う旺盛な輸送需要に加え、前期から続く航空・海上貨物輸送スペースの供給不足を背景とした運賃原価と販売価格の上昇で、上期業績が好調だったことが上振れの背景だ。あわせて、今期の年間配当を従来計画の50円から100円(前期は50円)に増額修正したことも好感された。

物語コーポレーション <3097>  7,580円  +640 円 (+9.2%)  本日終値
急反発。10日の取引終了後に発表した10月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比2.2%増と5カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。前月までに落ち込んだ主力の焼肉部門が客数の増加で同8.7%増となったことが牽引した。また、専門店部門が同5.4%増と好調だったほか、ラーメン部門やお好み焼部門、ゆず庵部門もそれぞれ減収幅の改善が見られた。なお、全店売上高は同8.6%増だった。

凸版印刷 <7911>  1,932円  +145 円 (+8.1%)  本日終値
3日ぶりに急反発。10日の取引終了後、22年3月期の連結経常利益を従来予想の510億円から590億円へ上方修正し、一転して1.6%増益見通しとなったことが好感されたようだ。情報コミュニケーション事業でBPO関連が想定以上に増加するほか、生活・産業事業における建装材の海外を中心とした堅調な拡大、エレクトロニクス事業におけるフォトマスクなどの順調な拡大が継続することが要因。また、構造改革による収益力強化も上振れにつながる。同時に、トッパン・フォームズ<7862>に対して完全子会社化することを目的にTOB(株式公開買い付け)を実施することも明らかにしている。

アイフル <8515>  390円  +28 円 (+7.7%)  本日終値
3日ぶりに急反発。10日の取引終了後に発表した22年3月期上期(4〜9月)の連結決算で、営業利益が前年同期比5.9%増の99億3000万円となり、これを好感する買いが入ったようだ。営業貸付金利息や信用保証収益の増加により、売上高648億3700万円(前年同期比2.2%増)と増収を確保したことが寄与した。併せて、貸倒れ関連費用やポイント引当金などの減少を見込み、通期の営業利益予想を前回予想の237億円から241億円に上方修正している。

昭和電工 <4004>  2,917円  +189 円 (+6.9%)  本日終値
大幅高で3日ぶりに反発。10日の取引終了後に発表した21年12月期第3四半期累計(1〜9月)の連結経常損益は732億8900万円の黒字(前年同期は492億8000万円の赤字)となり、これを好感する買いが入った。石油化学セグメントがナフサ要因で利益が大きく改善したほか、無機セグメントでは鉄鋼需要の回復に伴い黒鉛電極の販売数量が大幅に増加した。また、昭和電工マテリアルズ(旧日立化成)の買収効果も収益を押し上げた。通期計画の820億円に対する進捗率は9割近くに到達しており、業績上振れが期待されたようだ。

リゾートトラスト <4681>  2,181円  +124 円 (+6.0%)  本日終値
大幅続伸で年初来高値を更新。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を70億円から80億円(前期比45.6%減)へ、純利益を47億円から70億円(前期102億1300万円の赤字)へ上方修正した。上期において新型コロナウイルス感染症の影響でホテルなどの稼働が低下し売上高は1582億円から1530億円(同8.7%減)へ下方修正した。ただ、ホテル会員権、メディカル会員権の販売が好調に推移しているほか、助成金など営業外収益の計上が見込まれることが利益を押し上げる。なお、第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高764億3000万円(前年同期比11.4%減)、営業利益51億3200万円(同48.6%減)、純利益54億800万円(同5.1%減)だった。

ユーザーローカル <3984>  1,977円  +111 円 (+6.0%)  本日終値
11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。22年6月期第1四半期(7-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比21.7%増の2.5億円に伸び、通期計画の9.8億円に対する進捗率は26.2%となり、4年平均の26.4%とほぼ同水準だった。

ミマキエンジニアリング <6638>  1,050円  +54 円 (+5.4%)  本日終値
11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は17億円の黒字(前年同期は13.7億円の赤字)に浮上し、通期計画の25.2億円に対する進捗率は67.5%に達し、5年平均の47.5%も上回った。

西尾レントオール <9699>  2,886円  +140 円 (+5.1%)  本日終値
11月10日大引け後(15:30)に決算を発表。21年9月期の連結経常利益は前の期比22.1%増の134億円になり、22年9月期も前期比2.9%増の138億円に伸びる見通しとなった。同時に、前期の年間配当を80円→85円(前の期は77円)に増額し、今期も前期比13円増の98円に増配する方針とした。

三越伊勢丹 <3099>  877円  +41 円 (+4.9%)  本日終値
大幅高で3日ぶりに反発。10日の取引終了後、22年3月期の連結最終損益は30億円の黒字(前期は410億7800万円の赤字)になりそうだと発表。前回予想の10億円の黒字を大幅に上方修正する形となり、これが好材料視された。4月以降の緊急事態宣言に伴う休業などの影響で売上高は計画を下回るものの、上期に更なる経費構造改革を進めたほか、関係会社株式売却益を特別利益に計上したことが最終利益を押し上げる。あわせて、25年3月期に最終利益280億円を目標とする中期経営計画を発表している。

イーレックス <9517>  2,496円  +116 円 (+4.9%)  本日終値
大幅高で4日ぶりに反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「2021年4〜9月期の連結経常利益は、前年同期比4割増の65億円程度となったもようだ」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、島津製作所<7701>や上新電機<8173>などに、再生可能エネルギー由来の電力供給を始めたことが寄与したほか、電力小売りを手掛ける子会社エバーグリーン・マーケティングの販売電力量が伸びたという。なお、決算発表は11日を予定している。

エラン <6099>  1,255円  +49 円 (+4.1%)  本日終値
後場上げ幅を拡大。きょう昼ごろに発表した21年12月期第3四半期累計(1〜9月)の連結経常利益は前年同期比40.3%増の21億7500万円で着地した。あわせて、通期の同利益を従来予想の25億2000万円から27億2000万円(前期比26.6%増)へ上方修正しており、これを好感する買いが入った。新型コロナウイルス感染症の再拡大や緊急事態宣言の期間延長などの影響から、病院や介護施設の利用者に衣類・タオルのレンタルと日用品を提供する「CSセット」の需要が増加し、導入施設における利用申し込みが継続して堅調に推移していることが上振れの要因となる。また、コロナ禍の影響で販管費が想定を下回ることも利益を押し上げる。

日本システム技術 <4323>  2,717円  +500 円 (+22.6%) ストップ高   本日終値
ストップ高で上場来高値を更新。10日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4〜9月)連結決算が、売上高100億4200万円、営業利益9億9200万円、最終利益6億8600万円となり、会計基準の変更に伴い前年同期との比較はないものの、前年同期の営業利益2300万円から大幅増益となったことが好感された。主力のソフトウェア事業で、前年同期の低調要因となった一部の受託開発案件における不採算や新型コロナウイルス感染拡大による大口顧客を中心とした開発投資の一部凍結がそれぞれ収束傾向となったことが収益改善に貢献した。また、金融機関向け情報系統合システム「BankNeo」ライセンスの販売好調や、ASEANビジネスの業績回復なども寄与した。なお、22年3月期通期業績予想は、売上高195億円(前期比3.8%増)、営業利益13億3000万円(同9.3%増)、純利益8億2000万円(同41.7%増)の従来見通しを据え置いている。

ラキール <4074>  2,203円  +400 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値
後場急伸し、ストップ高まで買われた。同社はきょう午後1時頃に、21年12月期第3四半期累計(1〜9月)の連結決算を発表。同社は7月16日に東証マザーズ市場に新規上場したばかりとあって前年同期との単純比較はできないものの、営業利益は3億4700万円となり、通期計画4億200万円に対する進捗率は86.3%に達した。売上高は41億9700万円で着地。デジタルトランスフォーメーション(DX)ニーズの高まりを背景に、プロダクトサービスを中心に売り上げが伸長した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

サイバー・バズ <7069>  1,776円  +300 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
300円高はストップ高となる1776円に買われた。10日の取引終了後、22年9月期の連結業績予想を発表。売上高が43億5000万円(前期比37.1%増)、営業利益が1億3000万円(前期200万円)と大幅増収増益の見通しを示しており、これを好感した買いが膨らんでいるようだ。広告市場が回復傾向にあることやインフルエンサーマーケティングの活用ニーズの高まりを追い風に、今後も成長加速に向けた投資を継続し中長期的な企業価値向上を目指す。なお、同時に発表した21年9月期決算は売上高31億7200万円(前の期比5.9%増)、営業利益200万円(同98.7%減)だった。

天龍製鋸 <5945>  3,410円  +500 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値
ストップ高の3410円に買われた。10日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を120億円から130億円(前期比18.0%増)へ、営業利益を16億円から25億円(同61.3%増)へ、純利益を12億円から18億円(同49.7%増)へ上方修正し、あわせて未定としていた期末一括配当予想を120円(前期80円)としたことが好感された。海外経済の回復を背景に金属用チップソーの販売が増加したことや住宅用チップソーの販売が好調に推移したことが牽引した。また、受注増加による工場操業度の大幅な改善や、自動・省人化設備による生産効率の向上なども寄与した。なお、第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高69億9600万円(前年同期比42.7%増)、営業利益14億4800万円(同2.8倍)、純利益10億9800万円(同2.4倍)だった。

シダックス <4837>  554円  +80 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値
ストップ高。同社は10日取引終了後に、22年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比8.3倍の15億2800万円となり、通期計画の21億7700万円に対する進捗率は70.2%となった。売上高は同8.9%増の586億5600万円で着地。学童保育部門の積極的な営業による自治体からの受託クラス増効果で社会サービスの売り上げが伸びたほか、新型コロナウイルス感染症の影響が限定的だったことでフードサービス事業も堅調だった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。





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