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2021年07月14日

[S高|株価値上注目銘柄] ステムセル研究所,東宝,テスホールディングス,パルHD,松屋,イーレックス,JBR,アクシージア,Enjin,エムビーエス,ウッドフレンズ,トヨクモ,ERIホールディングス,E・Jホールディングス,トランスジェニック,ケイブ,イーソル,エヌ・ピー・シー,アルマード,川崎地質



※S高銘柄一覧



<1401> エムビーエス  東証M      工事進捗想定以上で21年5月期業績は計画上振れ
<4025> 多木化     東証1  一時  
<6083> ERIHD   東証1  配分  2.27万株買残
<7096> ステムセル研  東証M      2021年のIPO関連
<7370> Enjin   東証M  配分  前期営業利益倍増で会社計画上回る 6.33万株買残
<7377> DNHD    東証2  一時  
<8254> さいか屋    東証2  一時  
<8886> ウッドF    JQ   配分  22年5月期の増益・増配計画をポジティブ視 2.94万株買残
     

※株価高上昇率銘柄一覧



1. <7370> Enjin  東証M   23.1  3730 S 前期営業利益倍増で今期も5割増益と急成長へ
2. <7610> テイツー   JQ    19.4   86 
3. <1401> エムビーエス 東証M   18.7   634 S 21年5月期の営業利益予想を上方修正、年間配当も3円に増額
4. <8886> ウッドF   JQ    18.2  3250 S 22年5月期は52%営業増益で67円増配へ
5. <7096> ステムセル研 東証M   17.4  6760 S 値幅取り狙い資金流入
6. <4058> トヨクモ   東証M   15.4  2273  6月の月次売上高は前年同月比52%増と快走続く
7. <6083> ERIHD  東証1   15.1   762 S 22年5月期経常益予想74%増で15円増配へ
8. <6699> ダイヤHD  東証1   14.5  3435  電気自動車関連
9. <2153> E・JHD  東証1   14.4  1259  増配や中長期計画を好材料視
10. <6846> 中央製    名証2   13.4  2171  半導体製造装置関連
11. <6557> gbHD   東証M   12.2  1300 
12. <2342> トランスG  東証M   11.2   567  22年3月期営業90.4%増益に上方修正
13. <9602> 東宝     東証1   11.1  5060  新型コロナ克服し3〜5月期営業利益は前年同期比3.8倍に
14. <6563> みらいWKS 東証M   10.1  1295  人材派遣関連
15. <4420> イーソル   東証1   9.9  1161  自動運転ベンチャーのティアフォーと戦略的パートナーシップ締結
16. <3760> ケイブ    JQ    9.9  1184  『東方Project』のIP許諾を受けて新規ゲームを開発へ
17. <6255> エヌピーシー 東証M   9.8   870  20年9月〜21年5月期営業2.2倍増益で通期計画超過
18. <4017> クリーマ   東証M   9.4  3775 
19. <4025> 多木化    東証1   9.3  6210  バカマツタケ事業化で大量生産試験設備を増設
20. <4932> アルマード  JQ    9.1  1108  卵殻膜摂取による皮膚老化の改善に関する最新研究結果が学術誌掲載
21. <4673> 川崎地質   JQ    9.0  3285  21年11月期の営業利益予想を上方修正、大幅修正でサプライズ
22. <4055> T&S    東証M   8.9  4575  人工知能関連
23. <7711> 助川電気   JQ    8.8   978  半導体製造装置関連
24. <1419> タマホーム  東証1   8.7  2988  22年5月期も増収増益見通しで中計発表も
25. <5074> テスHD   東証1   8.6  2330  脱炭素関連の好業績株で『プライム』適合も株高後押し

ステムセル研究所 <7096>  6,760円  +1,000 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値
コンフィデンス<7374>、BCC<7376>、アイドマ・ホールディングス<7373>といった直近IPO銘柄への物色人気が続いている。全体相場は上値が重く、方向感に欠ける展開が続くなか、新鮮味があり値動きも軽い直近IPO銘柄には、目先の値幅取りを狙った資金が集中している。この日は、6月25日に東証マザーズに新規上場した再生医療関連で細胞バンク事業を手掛けるステムセル研は一時ストップ高と大幅続伸。23日に新規上場した営業DXツールの開発・活用支援などを行うアイドマHDは4連騰で一時初の6000円に乗せた。28日に上場したゲーム・エンターテインメント業界向け人材紹介事業などを行うコンフィデンスも一時前日比11%超の急騰。7月に新規上場したIT企業への営業支援サービスなどを行うBCC、家庭用磁気治療器などの製造・販売を手掛けるコラントッテといった銘柄も値を上げている。東証1部の主力銘柄がもたつくなか、直近IPO銘柄への物色人気は当面続くとの見方が多い。

東宝 <9602>  5,060円  +505 円 (+11.1%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
急反発。昨年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響による収益デメリットに見舞われ、大苦戦を強いられたが、今期は風向きが大きく変わっている。13日取引終了後に発表した21年3〜5月期決算は営業利益が前年同期比3.8倍の105億1800万円と急拡大、これが株価を強く刺激した。前期の映画館臨時休業の反動が出ているほか、3月公開の邦画アニメがヒットし収益を押し上げた。

テスホールディングス <5074>  2,330円  +184 円 (+8.6%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
7連騰。再生可能エネルギー発電所の設計から調達、施工に至るまでワンストップで対応し、売電事業も展開する。4月27日に東証1部に上場した直近IPO銘柄だが、上場後の高値更新が続いている。21年6月期は最終利益段階で前期比4割増益を見込み、22年6月期も大型案件をバネに成長トレンドが続く見通し。現在、株式市場でテーマ買いの動きが活発化している脱炭素関連の有力株として注目度が高い。また、新市場区分のプライム適合企業としての通知を受けたことを今週12日に発表しており、これも買い人気を後押ししている。

パルHD <2726>  1,861円  +132 円 (+7.6%)  本日終値
3連騰し年初来高値を更新。13日の取引終了後に発表した第1四半期(3〜5月)連結決算が、売上高312億1000万円(前年同期比97.1%増)、営業利益17億9300万円(前年同期30億8800万円の赤字)、最終利益10億3000万円(同22億円の赤字)となり、上期計画に対する営業利益の進捗率が97%に達したことが好感された。前年同期は緊急事態宣言に伴い7割近い店舗が休業したが、今期は25%程度にとどまったことが収益改善を牽引した。なかで「3コインズ」を軸とした雑貨事業の売上高が急増したことに加えて、自社サイトをはじめEC売上高が大幅に伸長したことが寄与した。なお、22年2月期通期業績予想は、売上高1340億円(前期比23.5%増)、営業利益74億円(同5.3倍)、最終利益39億円(同14.4倍)の従来見通しを据え置いている。

松屋 <8237>  1,058円  +62 円 (+6.2%)  本日終値
大幅反発。同社は13日の取引終了後に、22年2月期第1四半期(3〜5月)の決算を発表。最終損益は5億5700万円の赤字となったが、前年同期と比べ赤字幅縮小で着地したことが好感されているようだ。売上高も前年同期比2.1倍の145億3500万円と大きく改善した。緊急事態宣言の発出・期限延長などを受けて臨時休業や営業時間の短縮を余儀なくされたものの、百貨店において利便性向上や商品提案の強化など各種施策を講じたほか、投資計画の見直しや経費の徹底的な削減を推し進めたことなどが全体業績に寄与した。

イーレックス <9517>  3,150円  +176 円 (+5.9%)  本日終値
大幅高で3日続伸、上場来高値圏を突き進む展開。地球温暖化防止を目的に脱炭素に向けた取り組みが世界的に活発化するなか、日本国内でも政府や日銀が政策面でこれを後押しする動きを強めている。そのなか同社は余剰電力を買い取り再販する電力小売り事業を展開するほか、国内で高知県と大分県に自社のバイオマス発電所も保有しており、同関連の象徴株の一角としてマーケットの注目を集めている。22年3月期は営業利益段階で減益を見込んでいるほか、時価予想PERも28倍台とやや割高なこともあり空売りも呼び込んでいるが、これが踏み上げ相場を誘発している。信用取組は信用倍率1.05倍と拮抗、日証金では株不足状態で逆日歩がついており、空売り買い戻しが株価の上昇を助長する格好となっている。

JBR <2453>  1,011円  +46 円 (+4.8%)  本日終値
大幅高で3日続伸。この日の午前中に、会員事業の主力サービス「安心入居サポート」をはじめとする不動産会社向け会員サービスの会員数が100万人を突破したと発表しており、これが好感された。同サービスは、不動産会社を通じて物件入居の際に加入してもらう会員型サービスで、カギ・水回り・ガラスなどの生活トラブルに24時間・365日、迅速なサポートを同社が提供する。会社側では、提携先の獲得によって予想を上回り増加し、目標達成を大幅に前倒ししたとしている。

アクシージア <4936>  1,561円  +55 円 (+3.7%)  本日終値
大幅続伸。13日の取引終了後、東京証券取引所が14日付で同社株を貸借銘柄に選定すると発表。これを受けて、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買いが入ったようだ。また、日本証券金融も14日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。

Enjin <7370>  3,730円  +700 円 (+23.1%) ストップ高   本日終値
ストップ高。同社は医療機関や医師を対象にPR支援サービスなどを行っており、6月18日に東証マザーズに上場した直近IPO銘柄。成長期待の高さを背景に初値は公開価格を56%上回る2150円で形成、その後はセカンダリーでも人気を継続し、調整を挟みながらも下値を切り上げてきた。13日取引終了後に発表した21年5月期決算では売上高が前の期比4割増となる21億6300万円、営業利益は倍増の6億700万円と急成長を果たしたが、続く22年5月期業績予想については売上高が31億600万円と前期を上回る4割強の伸び率を見込み、営業利益も前期比54%増の9億3200万円と高成長が続く見通し。これを好感する形で投資資金の流入が加速している。

エムビーエス <1401>  634円  +100 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値
ストップ高。13日の取引終了後、集計中の21年5月期単独業績について、売上高が33億5000万円から34億3900万円(前の期比2.8%増)へ、営業利益が1億9300万円から2億4300万円(同14.1%減)へ、純利益が2億5100万円から2億8700万円(同26.4%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入った。従来予想では工事の一時中断や延期、受注の遅れなどを見込んでいたものの、想定以上に工事が進捗したことや一部の工事再開などが売上高を押し上げた。また、原価低減と経費削減の徹底を図ったことも寄与した。なお、業績上振れに伴い無配を予定していた期末一括配当で3円の配当を行う。05年4月の上場以来初配当となる。

ウッドフレンズ <8886>  3,250円  +500 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値
ストップ高。13日の取引終了後に発表した22年5月期の連結業績予想で、売上高500億円(前期比33.5%増)、営業利益18億8000万円(同51.5%増)、純利益9億5000万円(同63.4%増)と大幅増益を見込み、年間配当は前期比67円増の160円を予定していることが好感された。主力の住宅事業では、在宅勤務の増加や外出自粛によって自宅時間が増えるなかで住宅環境を見直す動きが強まり、住宅市況の好調が見込まれる一方、ウッドショックの影響が懸念されているが、同社は国産材流通ネットワークを活用した住宅建材の安定供給により、注文戸建住宅市場でのシェア獲得を図る方針。また、前期に続いて商品の差別化により販売単価や利益率の上昇継続が見込まれている。なお、21年5月期決算は、売上高374億7400万円(前の期比0.4%減)、営業利益12億1000万円(同92.9%増)、純利益5億4600万円(同4.6倍)だった。

トヨクモ <4058>  2,273円  +303 円 (+15.4%)  本日終値
大幅高。法人向けクラウドサービス事業を手掛ける。同社の大株主であるサイボウズ<4776>とはビジネス面で連携し、サイボウズの業務支援ソフト「キントーン」に連携したアプリ構築サービスを展開している。業績は絶好調で、20年12月期営業利益は前の期比2.5倍の2億4600万円、21年12月期も前期比26%増の3億1000万円予想と高成長が続く。13日取引終了後に6月の月次売上速報を発表、前年同月比52%増の1億3600万円と高い伸びを確保、1月からの累計でも前年同期比44%増の7億1900万円と好調で、これが株価の押し上げ材料となった。

ERIホールディングス <6083>  762円  +100 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
ストップ高。同社は13日取引終了後に、22年5月期通期の連結業績予想を公表。経常利益見通しを前期比74.1%増の8億2500万円としていることや、年間配当計画を前期比15円増配の30円としていることが好感されたようだ。売上高は同5.8%増の152億3200万円を見込む。活動停滞が大きかった住宅関連で顧客の事業活動が回復基調にあるなか、今年4月から省エネ基準適合義務化の対象が拡大されたことが追い風になるとみている。

E・Jホールディングス <2153>  1,259円  +158 円 (+14.4%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
4連騰。13日の取引終了後に発表した22年5月期連結業績予想で、売上高350億円、営業利益39億円、純利益28億円を見込み、年間配当予想を前期比5円増の40円を予定していることが好感された。会計基準変更のため前期との比較はないものの、期首時点で273億円(前年比12.3%増)と豊富な繰越業務を有していることに加えて、国内では国土強靭化や防災・減災対策などで引き続き好調な受注環境の継続が見込まれることが業績を牽引する見通し。また、海外では新型コロナウイルス感染症の影響から段階的に回復する見込みであるとしており、前期との単純比較で1.1%営業増益を見込む。なお、21年5月期決算は、売上高343億3400万円(前年同期比13.0%増)、営業利益38億5700万円(同29.2%増)、純利益27億8400万円(同37.2%増)だった。同時に、25年5月期を最終年度とする中期経営計画を発表しており、最終年度に売上高380億円、営業利益46億円を見込むとした。

トランスジェニック <2342>  567円  +57 円 (+11.2%)  本日終値
急騰。13日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を120億円から130億円(前期比17.7%増)へ、営業利益を12億円から17億円(同90.4%増)へ上方修正すると発表しており、これが材料視されたようだ。新型コロナウイルス検査受託件数が想定を大きく上回って推移しているほか、臨床試験の受注も順調に推移していることから、前回予想を上回る見通しとなった。

ケイブ <3760>  1,184円  +107 円 (+9.9%)  本日終値
反発。13日の取引終了後、人気シューティングゲーム「東方Project」のIP許諾を受けて、新規ゲーム開発を行うと発表しており、これが好感された。22年ごろに完全新作のゲームとして配信を開始する予定で、22年5月期業績への影響は軽微としている。また同日に発表した21年5月期連結決算は、売上高17億400万円(前の期比1.5%増)、営業損益2億2500万円の赤字(前の期2億7100万円の赤字)、最終損益2億4400万円の赤字(同3億1600万円の赤字)だった。なお、22年5月期業績予想は、現時点で合理的な算定ができないとして非開示としている。

イーソル <4420>  1,161円  +105 円 (+9.9%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
急伸。きょう午前11時ごろ、自動運転システム開発を手掛けるティアフォー(名古屋市)と戦略的パートナーシップを締結したと発表しており、これが材料視されている。これにより、両社は自動運転ソフトウェア「Autoware(オートウェア)」を利用した自動運転技術の商用化と普及を目指す。イーソルは、2015年からティアフォーとともに自動運転分野において共同研究開発を進めており、今回改めて両社で戦略的パートナーシップを締結し取り組みを加速させていく方針だ。

エヌ・ピー・シー <6255>  870円  +78 円 (+9.9%)  本日終値
大幅高。同社は13日の取引終了後、21年8月期第3四半期(20年9月〜21年5月)の決算を発表。営業利益が8億2200万円(前年同期比2.2倍)と通期計画(5億1500万円)を超過しており、これが好感されたようだ。売上高も、同20.0%増の45億6900万円と大幅増で着地した。米国太陽電池メーカーの製造ライン向けに納入した装置の改造や増設、立ち上げ作業のほか、国内電子部品業界向けを中心としたFA装置の売り上げ計上などが全体業績を押し上げた。

アルマード <4932>  1,108円  +92 円 (+9.1%)  本日終値
反発。午前9時ごろ、同社と東京大学大学院農学生命科学研究科・加藤久典特任教授の卵殻膜研究チームによる、卵殻膜の摂取が皮膚老化の改善に影響を持つ可能性を示唆する最新研究結果が、学術雑誌「Nutrients」にオンライン掲載されたと発表しており、これが好感された。なお、同件による22年3月期業績への影響はないとしている。

川崎地質 <4673>  3,285円  +270 円 (+9.0%)  本日終値
4連騰、年初来高値を更新した。13日の取引終了後、21年11月期の単独業績予想について、売上高を78億円から85億円(前期比10.9%増)へ、営業利益を1億8000万円から5億円(同2.9倍)へ、純利益を1億2500万円から3億4000万円(同2.9倍)へ上方修正したことが好感された。上期までの堅調な推移に加えて、下期も手持ち案件をもとに相応の完成計上が見込めることが要因。また、主に大型案件を含む原価低減により、計画を大幅に上回る営業利益増が上期までに達成されたことも寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(20年12月〜21年5月)決算は、売上高51億4600万円(前年同期比24.5%増)、営業利益6億900万円(同3.2倍)、純利益4億2200万円(同3.3倍)だった。





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