日経平均株価(N225)と3ヶ月先行指数(2017/12/29〜2018/12/28)
NYダウ(DJI)と3ヶ月先行指数(2017/12/29〜2018/12/28)
※3ヶ月先行指数は、米国の経済指標を基に米国景気(相場)を予測したものです。
ただし、VIX指数が継続的に25を超えている場合は全く当てになりませんの要注意。
投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
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1月中旬に底打ち、6月下旬から7月中旬にかけて天井打ちも、やや緩やかな下落基調が年末まで続いたことです。これは、夏までは景気は拡大基調で株式相場の上昇が期待され、夏以降も景気は堅調であり株式相場も底堅く推移することを示唆しています。
そのとおりです。ただ、2017年夏以降にも同様なパターンとなりましが、相場は騰勢を強めました。
2017年では、長期スケールの下落期間は27週、最終傾きは▲0.050、最大傾きは、▲0.121、最終青率は48%でした。
2018年中における判明分としては、長期スケールの下落期間は45週(未確定)、最終傾きは▲0.099(未確定)、最大傾きは▲0.133(未確定)、最終青率は28%(未確定)です。
そのとおりです。ただ、下落傾きが過去の下落相場入りした時ほど急では無かったので、緩やかな下落基調にとどまるかもと判断していました。実相場も10月初旬まで上昇相場でした。下落に転じても12月初旬までは下落は緩やかで限定的でした。ところが、2018年における先行指数上にもうひとつの特徴が出現し、情勢が一変しました。
長期スケールの下落期間の36週超え(11/25週に判明)です。2000年以降では、2000/05/26週〜2002/02/15週:90週(ITバブル崩壊・911米国同時テロ含む)最終傾き▲0.155、最大傾き▲0.224、最終青率は30%。2007/11/2週〜2008/07/10週:88週(サブプライムローン問題・リーマンショック含む)最終傾き▲0.413、最大傾き▲0.456、最終青率は17%。の2回しかありません。
そう判断するのが最善です。少なくとも暴落の入口に片足を突っ込んでいるのは間違いないでしょう。さらにVIX指数が30超となる暴落フラグまで立ちました。
はい。ですが30超は1週だけです。25超も2週のみでした。5週間以内に25を下回ったので暴落フラグは回避となりました。さらに、先行指数も6月に向けて上昇傾向が鮮明でしたので、買いとの姿勢でした。
違います。30超が2週連続しており、25超も3週連続が確定しています。場中の25超であれば5週連続となっています。加えて先行指数も4月に向けて下落傾向が鮮明です。下落傾きも2月末から4月にかけて▲0.298と大きくなっています。長期的な買いは全く推奨できません。
有り得ます。大暴落のフラグは、長期スケールの下落期間が36週以上が確定しており、VIX指数が30超となりVIX指数が終値で25超なった日が1日でも含まれる週が8週以上連続することが第1条件となります。VIX指数が25を下回って連続出現が途絶えたあと20週以内に再度25超となることが第2条件です。ちなみに、10週以内に再度25超となった時は、約1年後にリーマンショックが出現しています。
VIX指数が25を下回れば、ヤケド覚悟で直近安値を拾うのもありでしょう。ただ、2月末までの限定とします。それ以降は、ジッと我慢が必要でしょう。買いは長期スケールの底打ちが明確になってからでも間に合います。VIX指数の動向に注意しながら好機を待つことを推奨します。