■3ヶ月先行予測指数(2015/11/13週〜2016/2/26週)
※3ヶ月先行指数は、米国の経済指標を基に米国景気(相場)を予測したものです。
2009年以降、継続していた長期スケール及び長期トレンドの右肩上がり傾向が消滅しつつあるか。
長期スケール及び長期トレンド指数は11月上旬に天井を打って下落へ。
しかも、14年12月上旬の直近最高値(135.53)を更新できなかったことから、景気減速(下落相場)の可能性が浮上か。
当面の焦点は、7月中旬の直近最安値(130.64)を更新するかがポイントとなるか。
更新した場合は、景気減速(下落相場)の可能性がさらに高まってくるか。
また、11月以降は、「スケールDiff<成長Diff」の傾向が強まってくるか。
このパターンが出現すると、継続的な景気加速(上昇相場)は、ほぼ消滅するか。
11月上旬に天井を打った長期スケールの下落の傾きが当初は浅かったものの、年明け以降深まってきたか。
過去のパターンから、急激な景気減速(下落相場)とはならずに、緩やかな下落傾向を伴った景気減速(ボックス相場)になると見込まれるのは、年末までか。年明け以降から2月下旬にかけては、さらなる景気減速(下落相場)に移行する可能性があるか。
11月の米雇用統計に強い数値となった事を受けて年内利上げ観測が高まってくるか。
これまでは、利上げ時期後退の後退観測から、「景気が悪い⇒緩和継続⇒相場上昇」的な反応だったのが、
「景気が良い⇒緩和終了⇒相場下落」的な反応に切り替わるのか、それとも素直に「景気が良い⇒相場上昇」な反応になるのか判断が付きにくい状況か。ところが、11月中旬から米国経済指標に冴えない結果が混じり始めた結果、米国景気が利上げに耐えることができるのか、疑心暗鬼となりつつあるか。
ただ、先行指数を見る限りでは、米国景気回復期待のピークは11月までか。良くても年末までとなるか。
FRBが年内利上げを強行した場合は、年末年始以降の米国景気にはマイナスに作用する可能性が高いか。
いずれにせよ、金融緩和継続でも、支えきれないほどのショック(おそらくは中国絡み)が発生したときは、強烈な巻き戻しを伴った下落相場となる可能性があるので、ポジション調整(適度な利益確定)には留意しておきたいところか。
ただし、VIX指数が継続的に25を超えている場合は全く当てになりませんの要注意。
■日経平均株価の周期的アノマリー指数(暫定版)の、積分系アノマリーと微分系アノマリーは、次のとおり。
積分系 微分系
11/16(月)・・・+26 , +3
11/17(火)・・・+26 , +41
11/18(水)・・・+19 , -9
11/19(木)・・・+18 , +23
11/20(金)・・・+7 , -16
積分系は、好調期から軟調期へ、週後半にかけて下落傾向となるか。
微分系は、好調期から軟調期へ、週後半にかけて下落傾向となるか。
先行指数では、長期的には、売り圏内。
短期的には、下押しもあるか。
周期的アノマリーは、基調は下落傾向であり、瞬発力も、下落傾向となるか。
ただし、VIX指数が継続的に25を超えている場合は全く当てになりませんの要注意。
■2/26週までの先行指数の主な予想(予測)内容は、次のとおり。
短期スケールAは、
11/27週までは、続落へ。
12/4週からは、反発へ。12/18週からは、続落へ。
1/29週からは、続伸へ。
2/12週からは、反落へ。2/19週は、反発へ。2/26週は、反落へ。
長期スケールAは、
11/27週までは、続落へ。
12/4週は、反発へ。12/11週からは、続落へ。
2/5週は、反発へ。2/12週は、反落へ。2/19週は、反発へ。2/26週は、反落へ。
短期成長指数Aは、
11/20週からは、続落。
12/18週からは、14週ぶりにマイナス値に転落。
2/5週からは、マイナス値ながらも続伸。2/26週は、反落。
長期成長指数Aは、
11/20週まで、反発傾向は継続するも、1.0を超えることはできず。
11/27週からは、続落。
1/8週からは、14週ぶりにマイナス値に転落。
2/19週は、マイナス値ながらも反発。2/26週は、反落。
短期成長指数が、10/9週に天井打ち。
長期成長指数が、11/20週に天井打ち。
米国景気は、11月以降、年末年始にかけて、徐々に減速していくか。
短期トレンド指数は、
11/6週〜11/27週、12/11週〜1/15週、2/12週、2/26週に、相対的に弱い数値が並ぶ。調整するか。
長期トレンド指数は、
11/6週に、天井を打つか。
11/13週からは、続落へ。
1/1週からは、19週ぶりにマイナス値に転落。
1/29週からは、マイナス値ながらも反発。
2/12週からは、続落へ。
2015年11月初旬から失速へ。
またもや、2014年2月からの上昇トレンドは終了する可能性に直面するか。
長期地合は、
12月中旬においても、12を維持。
12/25週に、13週ぶりに10まで下落。1/1週に、8まで下落。1/8週には、6に。1/22週は、4に。2/5週は、2に。2/26週は、0に。地合が悪化しつつあるか。
VIX指数は、8/21に、28.03まで上昇。
週間終値での上昇率は、+118.47%となり、1990年の算出開始以来の過去最高を記録。
市場に蔓延していた楽観は、すべて吹き飛ばされたか。
さらに、8/24には、40台まで上昇。
9/4週までに、25以上が11日連続で出現。
9/11週は、25以上は1日のみだったものの、VIX指数の週間最高値の25超が、4週連続出現。
9/18週は、25以上は出現せず。VIX指数を見る限り、市場は過度の動揺からは脱出しつつあるか。
9/25週は、25以上は出現せず。ただ、週初めの20台前半から週末には23台後半に上昇。要注意か。
10/2週は、25以上が週初めの2日間出現。3週ぶりにVIX指数の週間最高値の25超に。ただし、週末には20台まで下落。
これ以降は、20以上は出現せず。市場は落ち着きを取り戻していたものの、
11/13週に、6週ぶりにVIX指数が20以上に上昇。要注意か。
また、こちらで検証したとおり、戻り高値が10/30週〜11/13週あたりに出現。
さらに、こちらで検証した相場の分水嶺も、再びVIX指数が20超となったことで俄然現実味を帯びてきたか。
いずれにせよ、長期的には、景気減速(下落相場)入りは不可避か。VIX指数の動向には十分に留意する必要があるか。
まとめると、
短期スケールが、9/25週に天井打ち。
短期成長指数が、10/9週に天井打ち。
短期地合が、10/30週に天井打ち。
長期トレンド指数が、11/6週に天井打ち。
長期スケールが、11/6週に天井打ち。
長期成長指数が、11/20週に天井打ち。
長期地合が、12/18週に天井打ち。
これは、米国相場(景気)が、11月以降から徐々に減速しはじめることを示唆しているか。
■N225(日経平均株価) 先行指数と周期的アノマリー(2015/11/13週〜2016/2/26週)
※積分系・・・相場の基調を予想 ※微分系・・・相場の瞬発力を予想
■NYDow(DJI) 先行指数と周期的アノマリー(2015/11/13週〜2016/2/26週)
スケールDiffは、11/13週からは、再びマイナス値へ転落。下落傾向続く。1/29週〜2/12週は、反発。2/19週からは、続落。
成長Diffは、下落傾向が続く。11/27週からマイナス値へ転落し、さらに下落傾向が続く。1/29週〜2/26週は、反発。
まとめると、
11/20週は、「スDiff<成Diff」が継続。「スDiff<0」が継続。「成Diff>0」が継続。
スDiffは、下落へ。マイナス圏が継続。成Diffは、僅かに下落へ。
長期トレンド指数は、下落へ。プラス圏は、維持。
短期トレンド指数は、上昇へ。マイナス圏が継続。
下落圧力が続くか。
11/27週は、「スDiff<成Diff」が継続。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が出現。
スDiffは、下落へ。マイナス圏が継続。成Diffは、下落へ。マイナス圏へ。
長期トレンド指数は、下落へ。プラス圏は、維持。
短期トレンド指数は、下落へ。マイナス圏が継続。
やや強めの下押し圧力がかかるか。
12/4週は、「スDiff<成Diff」が継続。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が継続。
スDiffは、上昇へ。マイナス圏が継続。成Diffは、下落へ。マイナス圏が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。プラス圏は、維持。
短期トレンド指数は、上昇へ。プラス圏へ。
弱いながらも上押し圧力がかかるか。
12/11週は、「スDiff>成Diff」が出現。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が継続。
スDiffは、上昇へ。マイナス圏が継続。成Diffは、僅かに上昇へ。マイナス圏が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。プラス圏は、維持。
短期トレンド指数は、下落へ。マイナス圏へ。
上押し圧力と下押し圧力が入り交じるか。
12/18週は、「スDiff>成Diff」が継続。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が継続。
スDiffは、下落へ。マイナス圏が継続。成Diffは、僅かに上昇へ。マイナス圏が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。プラス圏は、維持。
短期トレンド指数は、上昇へ。マイナス圏が継続。
上押し圧力と下押し圧力が入り交じるか。
12/25週は、「スDiff<成Diff」が出現。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が継続。
スDiffは、下落へ。マイナス圏が継続。成Diffは、僅かに上昇へ。マイナス圏が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。プラス圏は、維持。
短期トレンド指数は、下落へ。マイナス圏が継続。
下押し圧力がかかるか。
1/1週は、「スDiff<成Diff」が継続。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が継続。
スDiffは、下落へ。マイナス圏が継続。成Diffは、僅かに下落へ。マイナス圏が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。19週ぶりにマイナス圏に転落。
短期トレンド指数は、下落へ。マイナス圏が継続。
下押し圧力がかかるか。
1/8週は、「スDiff<成Diff」が継続。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が継続。
スDiffは、下落へ。マイナス圏が継続。成Diffは、下落へ。マイナス圏が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。マイナス圏が継続。
短期トレンド指数は、上昇へ。マイナス圏が継続。
下押し圧力がかかるか。
1/15週は、「スDiff<成Diff」が継続。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が継続。
スDiffは、下落へ。マイナス圏が継続。成Diffは、下落へ。マイナス圏が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。マイナス圏が継続。
短期トレンド指数は、下落へ。マイナス圏が継続。
下押し圧力が続くか。
1/22週は、「スDiff>成Diff」が出現。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が継続。
スDiffは、下落へ。マイナス圏が継続。成Diffは、下落へ。マイナス圏が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。マイナス圏が継続。
短期トレンド指数は、上昇へ。マイナス圏が継続。
僅かながら上押し圧力が期待できるか。
1/29週は、「スDiff>成Diff」が継続。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が継続。
スDiffは、上昇へ。マイナス圏が継続。成Diffは、僅かに上昇へ。マイナス圏が継続。
長期トレンド指数は、僅かに上昇へ。マイナス圏が継続。
短期トレンド指数は、僅かに上昇へ。マイナス圏が継続。
弱いながらも上押し圧力が期待できるか。
2/5週は、「スDiff>成Diff」が継続。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が継続。
スDiffは、上昇へ。マイナス圏が継続。成Diffは、上昇へ。マイナス圏が継続。
長期トレンド指数は、上昇へ。マイナス圏が継続。
短期トレンド指数は、上昇へ。9週ぶりにプラス圏が出現。
上押し圧力が期待できるか。
2/12週は、「スDiff>成Diff」が継続。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が継続。
スDiffは、僅かに上昇へ。マイナス圏が継続。成Diffは、上昇へ。マイナス圏が継続。
長期トレンド指数は、再び下落へ。マイナス圏が継続。
短期トレンド指数は、再び下落へ。二桁のマイナス値が出現。
僅かに上押し圧力も残るも、下押し圧力が勝るか。
2/19週は、「スDiff<成Diff」が出現。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が継続。
スDiffは、僅かに下落へ。マイナス圏が継続。成Diffは、上昇へ。マイナス圏が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。マイナス圏が継続。
短期トレンド指数は、上昇へ。二桁のプラス値が出現。
下押し圧力がかかるも、短期的には上押し圧力も残るか。
2/26週は、「スDiff<成Diff」が継続。「スDiff<0」が継続。「成Diff<0」が継続。
スDiffは、下落へ。マイナス圏が継続。成Diffは、上昇へ。マイナス圏が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。マイナス圏が継続。
短期トレンド指数は、下落へ。二桁のマイナス値が出現。
下押し圧力がかかるか。
周期的アノマリーには、積分系(相場の方向性を示唆)と微分系(相場の瞬発力を示唆)の2種類あり。ともに、+10以上は、好調。+10〜−10は、軟調。−10以下は、不調。の傾向あり。グラフ右軸の数値は先行指数用。周期的アノマリーは、点線の緑+10と、点線の赤−10が有意。横軸の日付のみ有意。上昇、下落のタイミングのみを日々の日経平均株価終値から数学的に予想(予測)。あくまでアノマリーですので、ご留意を。
N225では、先行指数での安値圏予測と周期的アノマリーの軟調期・不調期下押し圧力が重なる 8/14週、8/28週、10/2週〜10/9週、11/6週、11/20週、12/18週、12/25週、1/1週 には注意が必要か。
NYダウでは、先行指数上の安値圏予想と周期的アノマリーの軟調・不調期の下押し圧力が重なる 9/4週、10/2週〜10/9週、10/23週、11/6週、11/20週〜12/4週、12/18週に注意が必要か。
■N225(日経平均株価) 前1年間の先行指数からの予想と結果(2015/2/27〜2016/2/26)
■NYDow(DJI) 前1年間の先行指数からの結果と予想(2015/2/27〜2016/2/26)
先行指数と実相場の動きは、それなりにシンクロ率が高いか。「スケール」「スDiff」と「長期トレンド指数」の動きと一致率が高いか。ロングレンジでスケールが上昇傾向にあるときは、相場も崩れにくく上昇傾向にあることが判るか。
2月からスケールがピークアウトして下落に転じ調整局面の出現が懸念されたものの、NYダウではボックス相場の形成に留まる。これは、スケールの下落の傾きが過去に大幅な調整局面を迎えた時に比べてかなり緩やか(約35%程度)であったことに関係があるか。
5月下旬から下げ止まり感が鮮明に。2月下旬から続くボックス相場が、5月中旬〜7月中下旬以降、底打ちから上放れする可能性を示唆しているか。ただ、米国相場は量的金融緩和後の初の利上げを迎えるにあたって、かなりナーバスになっており、景気が強い=上昇相場 ではなく 景気が強い=下落相場 となっているか。
8月中下旬からの中国人民元切り下げから始まった中国ショックによる暴落が発生。
中国相場が落ち着き早期にVX指数が継続的に「25」を下回るようになれば、「中国景気減速懸念VS米国景気回復期待」となり、米国への期待が上回れば、短期的には10月下旬までの戻りが期待出来る可能性もあるか。
11月から再び下落基調が鮮明に。スケールでは昨年12月の最高値を更新できずに下落へ。
2012年12月から続いていた一本調子での景気回復が腰折れしつつ有ることが鮮明になってきたか。
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