NYダウは、2015/8/25現在で6日続落。値下がり幅は、1,870ドルとなり直近最高値から、2,640ドル:▲14.4%下落中。
暴落の切っ掛けは、突然の中国人民元連続切り下げによる中国経済へ懸念であるのことは間違いないところか。
ただ、もうひとつの原因として長期間のゼロ金利で生じたNYダウへ過剰なプレミアムが剥落していることもあるか。
過去の長期スケール(米国の経済規模を示す)とFF金利の連動性を考慮すると、本来なら2011年中には1.0%まで利上げをする必要があり、その後2013年までは0.5%に利下げをして、2014年末には再び1.0%まで利上げをしておく必要があったか。
NYダウには、利上げが遅れたことによる過剰なプレミアムが上乗せされているのが現状か。
中国ショックにより強烈な下押し圧力がかかったことと、さらに年末までの利上げ観測が相まって
この過剰なプレミアムが一気に崩壊し剥がれ落ちつつあるため、激しい下落となったか。
問題は、どのぐらいのプレミアムが乗っているかであるが、
約6年間のゼロ金利が続いている現状と2011年中には1.0%まで利上げ、その後2013年までは0.5%に利下げ、2014年末には再び1.0%まで利上げをした場合での、長期スケールと時間軸の関係から導き出されるプレミアムは、約20%といったところか。
ざっと計算したところ、8/26現在で過剰なプレミアムの約70%が剥がれ落ちたか。
それでも、まだプレミアムが30%が残っており、額にすると約1,000ドルは下落余地があるか。
ただ、10月上旬にかけて長期スケールが上向くので、このギャップは徐々に埋まっていくか。
8月下旬での長期スケールから導き出される過剰なプレミアムの無いNYダウの適正値は、年末までに0.25%の利上げがあると仮定した場合、14,200ドル〜14,800ドルとなるか。また、10月上旬では、14,600ドル〜15,200ドルとなるか。
投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
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