1990年以降、100週以上の間隔が開いた後に、VIX指数が「30」を超えたのは今回で3回目となる。
1回目・・・1997/10/27に、31.12。1991/1/16以来、約6年9ヶ月(354週)ぶり。
2回目・・・2007/8/15に、30.67。2003/3/24以来、約4年5ヶ月(229週)ぶり。
3回目・・・2015/8/24に、40.74。2011/12/8以来、約3年8ヶ月(194週)ぶり。
日経平均株価(N225)では、過去2回とも弱気相場(直近の高値から20%以上下落)となり、その下落率は、35%〜60%に達したか。また、最終的に底入れするまでに、およそ4年〜5年を要しているか。
今回が3回目であるが、今後は米国経済の失速も予想されることから円高基調に移行することが考えられ、さらなる強い下押し圧力がかかるか。向こう2年で約30%の下落は不可避か。15,000円割れも十分にあり得るか。
NYダウ(DJI)では、1回目は弱気相場入りせず。ただし、その後約3年にわたるボックス相場入りの切っ掛けにはなったか。
2回目では、弱気相場となり、後のリーマンショック発生を呼ぶこととなり大幅に下落したか。ただし、FRBがゼロ金利と量的金融緩和に踏み切ったこともあり、最終的な底入れまでには、約1年半を要するに留まったか。
今回が3回目であるが、年末年始にかけての米国経済指標の悪化は不可避であることから、年内利上げは消滅したか。さらに来年中の利上げも難しくなってきたか。場合によっては、来年年末〜再来年春にかけて再び量的金融緩和へと向かう可能性もあるか。
今後のVIX指数においては、「このまま25以上で高止まりするのか」がポイントになるか。
9/4週までに「25」以下まで下落し、その状態を維持できれば、奇跡の弱気相場入り回避のもあり得るが可能性は極めて低いか。
この暴落は、あまりにも短期間で進行しているため、パニック売りが収まれば、ある程度の戻りは期待できるものの、確率的には先高観は完全に消滅しているので、確実な戻り売りを心がけたいところか。
投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
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