改めて、今秋以降の中国景気が日米株式相場に与える影響を考察。
まずは、中国版3ヶ月先行指数と日米株式相場の相関関係を見返してみることに。
過去に検証した時に判明した事象は、次のとおり。
・中国版先行指数が上昇傾向にあるときは、日経平均株価もNYダウも上昇する傾向にあるか。
・中国版先行指数が下落傾向にあるときは、日経平均株価もNYダウも、上値が重く揉み合う傾向にあるか。
・中国版先行指数が継続的に上昇するときは、相場に対して強力な追い風を与えるか。
さて、中国版3ヶ月先行指数と通常の3ヶ月先行指数を並記したグラフは次のとおり。
■N225(日経平均株価) 前1年間の先行指数からの予想と結果(2014/11/28〜2015/11/27)+中国版
■NYDow(DJI) 前1年間の先行指数からの結果と予想(2014/11/28〜2015/11/27)+中国版
中国版3ヶ月先行指数は、この1年間は緩やかな右肩さがり傾向にあることが判明。
中国版先行指数が下落傾向にあるときは、日経平均株価もNYダウも、上値が重く揉み合う傾向は健在か。
6月下旬以降は、米国での景気回復と中国での景気減速が同時に進行中か。
NYダウでは、2015年6月下旬以降は明らかな下押し圧力として中国景気とのシンクロ率が高くなっているか。
また、中国版3ヶ月先行指数は、9月下旬以降に一段と景気減速が進むことを示唆しているか。
米国景気も9月下旬〜10月下旬にかけて戻りは一旦は天井を打つ可能性が高いか。
今秋以降は、中国景気減速と米国景気減速が重なる可能性も出てきたか。
秋までに戻り相場があれば、適切な利益確定も念頭に置く必要があるか。
投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
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