■5/29週の先行指数の予想(予測)内容は、次のとおり。
長期的には、夏以降の米国景気回復を期待しての買い局面。
短期的には、上押し圧力が期待できるか。
■日経平均株価の周期的アノマリー指数(暫定版)の、積分系アノマリーと微分系アノマリーは、次のとおり。
積分系 微分系
5/25(月)・・・−1 , +2
5/26(火)・・・+4 , +28
5/27(水)・・・+9 , +32
5/28(木)・・・+12 , −10
5/29(金)・・・+11 , +14
積分系は、軟調期から好調期へ。上向き傾向か。
微分系は、軟調期から好調期であり、上向き傾向か。
先行指数では、長期的には、夏以降の上昇を期待しての買い圏内へ。
短期的には、上押し圧力が期待できるか。
周期的アノマリーは、上向き傾向か。との予測。
■周期的アノマリーと日経平均株価結果(2015/5/15〜2015/5/29)
日経平均株価は、先々週末から27年ぶりとなる11連騰が出現し、年初来高値を更新。米国の景気回復期待から円安が進行。国内景気の回復を見越した先高観による押し目買いが優勢であったか。週末終値では、20,560円台となり先週終値を3週連続で上回って終了。
NYダウは、経済指標が市場予想を上回るものがあったことや、FRB当局関係者の発言が年内利上げを意識したものと受けて止められ、ドル高が進行し上値を抑える場面も。ただ、米国景気への回復期待もあることから、下値は限定的であり、18,000ドルは維持。週末終値は、18,010ドル台となり、先週終値を2週連続で下回って終了。
VIX指数は、14台前半が最高値であり、週末には、13台前半に下落。
■日経平均株価日足と前3ヶ月の先行指数と周期的アノマリー(2015/2/27〜2015/5/29)
3/6週は、「スDiff<成Diff」が継続。「スDiff<0」は継続。「成Diff<0」は継続。
スDiffは、下落へ。成Diffは、下落へ。
「成長指数」は、下落が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。
これらは、下押し圧力がかかることを示唆。
実相場は、下落する場面もあったが、続伸したか。
3/13週は、「スDiff>成Diff」が出現。「スDiff<0」は継続。「成Diff<0」は継続。
スDiffは、上昇へ。成Diffは、下落へ。
「成長指数」は、下落が継続。
長期トレンド指数は、上昇へ。
これらは、やや上押し圧力がかかることを示唆。
実相場は、下落する場面もあったが、週末にかけて大幅に続伸したか。
3/20週は、「スDiff>成Diff」が継続。「スDiff<0」は継続。「成Diff<0」は継続。
スDiffは、上昇へ。成Diffは、下落へ。
「成長指数」は、下落が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。
これらは、やや上押し圧力がかかることを示唆。
実相場は、週半ばに停滞するも、週末にかけてジリジリと続伸したか。
3/27週は、「スDiff>成Diff」が継続。「スDiff<0」は継続。「成Diff<0」は継続。
スDiffは、上昇へ。成Diffは、上昇へ。
「成長指数」は、下落が継続。
長期トレンド指数は、僅かに下落へ。
これらは、やや上押し圧力がかかることを示唆。
実相場は、週前半は上昇するも、後半にかけて下落に転じたか。
4/3週は、「スDiff>成Diff」が継続。「スDiff<0」は継続。「成Diff<0」は継続。
スDiffは、上昇へ。成Diffは、上昇へ。
「成長指数」は、下落が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。
これらは、やや上押し圧力がかかることを示唆。
実相場は、週前半は下落するも、後半にかけて上昇に転じたか。
4/10週は、「スDiff>成Diff」が継続。「スDiff<0」は継続。「成Diff<0」は継続。
スDiffは、下落へ。成Diffは、上昇へ。
「成長指数」は、下落が継続。
長期トレンド指数は、上昇へ。
これらは、下押し圧力と上押し圧力が交錯することを示唆。
実相場は、上昇に転じたか。
4/17週は、「スDiff>成Diff」が継続。「スDiff<0」は継続。「成Diff<0」は継続。
スDiffは、上昇へ。成Diffは、上昇へ。
「成長指数」は、下落が継続。
長期トレンド指数は、上昇へ。
これらは、下押し圧力がある中でも上押し圧力も期待できることを示唆。
実相場は、週半ばまでは横ばいも週末には下落したか。
4/24週は、「スDiff>成Diff」が継続。「スDiff<0」は継続。「成Diff<0」は継続。
スDiffは、下落へ。成Diffは、横ばい。
「成長指数」は、下落が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。
これらは、下押し圧力がかかりやすいことを示唆。
実相場は、週初めは下落するも、その後は上昇に転じたか。
5/1週は、「スDiff<成Diff」が出現。「スDiff<0」は継続。「成Diff<0」は継続。
スDiffは、下落へ。成Diffは、下落へ。
「成長指数」は、下落が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。
これらは、下押し圧力がかかることを示唆。
実相場は、大幅下落が出現したか。
5/8週は、「スDiff<成Diff」が継続。「スDiff<0」は継続。「成Diff<0」は継続。
スDiffは、下落へ。成Diffは、下落へ。
「成長指数」は、下落が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。
これらは、下押し圧力がかかることを示唆。
実相場は、下落が続いたか。
5/15週は、「スDiff<成Diff」が継続。「スDiff<0」は継続。「成Diff<0」は継続。
スDiffは、下落へ。成Diffは、下落へ。
「成長指数」は、下落が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。
これらは、下押し圧力が残ること示唆。
実相場は、上値が重いものの、反発したか。
5/22週は、「スDiff>成Diff」が出現。「スDiff<0」は継続。「成Diff<0」は継続。
スDiffは、下落へ。成Diffは、下落へ。
「成長指数」は、下落が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。
これらは、下押し圧力が残ること示唆。
実相場は、続伸したか。
5/29週は、「スDiff>成Diff」が継続。「スDiff<0」は継続。「成Diff<0」は継続。
スDiffは、上昇へ。成Diffは、僅かに上昇へ。
「成長指数」は、下落が継続。
長期トレンド指数は、上昇へ。
これらは、上押し圧力がかかることを示唆。
実相場は、さらに続伸したか。
当方の3ヶ月先行指数では、3月上旬から4月の中旬までは、やや上押し圧力が勝る予測内容であり、実相場もそれに沿った動きとなったか。4月中旬から5月中旬までは、下押し圧力が勝る予測内容であったが、4月下旬から5月初中旬に弱含んだあとは、切り返して上昇相場となったか。
周期的アノマリーと実相場の動きは、4月下旬から5月初旬でのボトムアウトは概ね一致したか。
■日経平均株価と前1年の3ヶ月先行指数(2014/5/30〜2015/5/29)
先行指数と実相場の動きは、それなりに一致率が高いか。
特に、長期スケールAと長期トレンド指数及びスDiff(短期スケールA−長期スケールA)の動きと一致率が高いか。
スケールが右肩上がりの時は、実相場は崩れにくく、強さを保つか。
スケール、成長指数が共に、右肩下がりで、
スDiff、成Diffが共に、右肩下がりに転じた時は、
下落が予測されたが、実相場は、上昇傾向を保ったか。(2014/5月中下旬〜6月中旬)
スケール、長期トレンド指数が下落するも、強い数値を維持したためか。
スケール、成長指数が共に、右肩上がりで、
スDiff、成Diffが共に、右肩上がりに転じた時は、
上昇が予測され、実相場も上昇傾向を保ったか。(2014/6月下旬〜)
スケール、長期トレンド指数も上昇傾向へ。相場を下支えしているか。
スケールの右肩上がりの勢いが落ちて、成長指数は、僅かに右肩下がりへ
スDiff、成Diffが共に、右肩下がりに転じた時は、
上昇の一服から踊り場入りが予測されたものの、
実相場は、大幅に下落したか。(2014/9月下旬〜)
スケールは勢いが落ちたものの右肩上がり、成長指数は、僅かに右肩下がりへ
スDiff、成Diffが共に、横ばいから僅かに右肩上がりに転じた時は、
下落からの反発傾向が予測され、
実相場は、下落から反発へと転じたか。(2014/10月中旬〜)
スケールが右肩下がり、成長指数も右肩さがりへ
スDiff、成Diffが共に、に右肩下がりに転じた時は、
調整局面入りが予想され、
実相場は、上昇から下落へと転じたか。(2014/12月初中旬〜)
スケールが右肩下がり、成長指数も右肩さがりへ
長期トレンド指数も右肩下がりにあっても、
スDiff、成Diffが共に、に右肩上がりに転じた時は、
調整局面にあっても、値を保つことが予想され、
実相場は、下落基調であっても値を維持したか。(2014/1月初中旬〜)
スケールが右肩下がり、成長指数も右肩さがりへ
長期トレンド指数も右肩下がりにあっても、
スDiff、成Diffが共に、に右肩下がりに転じた時は、
調整局面が予想されたものの、
実相場は、上放れしたか。
3月上旬にスケールと長期トレンド指数が急角度で下落したものの、
実相場は、ややもたついて踊り場となった程度か。(2014/2月初中旬〜)
3月下旬からは、下落傾向となりつつあるか。
4月上旬には、スケールの下落角度が緩やかになり、長期トレンド指数は反転上昇へ。
実相場は、上昇傾向となったか。
4月中旬には、スケールの下落角度がやや急角度になり、長期トレンド指数は再び下落へ。
実相場も、4月下旬から5月初旬にかけて、弱含んでいるか。
5月中旬には、スケールと長期トレンド指数が底値に。
実相場は、約2週早く反発し上昇となったか。
■NYダウ日足と前3ヶ月の先行指数と周期的アノマリー(2015/2/27〜2015/5/29)
先行指数との一致率は、高いか。
特に、スDiff(短期スケールA−長期スケールA)の動きと一致率が高いか。
3月に入って好調な雇用統計を受けて早期利上げ懸念が台頭し値を下げたか。ただし、3月中旬のFOMC声明文によって早期利上げ懸念が後退し再び上昇傾向となったか。3月下旬からは、米景気への不透明感が台頭したことにより下落傾向となったか。それでも、4月上旬からは利上げ時期後退観測から徐々に値を戻しつつあるか。4月下旬には、景気の先行き不安から下落する場面もあったものの、底堅い展開を維持しているか。5月中旬には、僅かではあるが史上最高値を更新。5月下旬にかけては景気回復期待が招いたドル高により、やや下落したか。
周期的アノマリーと実相場の動きは、2月中旬での底打ちは一致し下旬から3月上旬にかけての上昇も一致したか。4月中上旬の底打ちから上昇と5月中旬からの上昇もそれなりの一致があるか。
■NYダウと前1年の先行指数(2014/5/30〜2015/5/29)
先行指数と実相場の動きは、それなりに一致率が高いか。
やはり、長期スケールAと長期トレンド指数及びスDiff(短期スケールA−長期スケールA)の動きと一致率が高いか。
スケールが右肩上がりの時は、実相場は崩れにくく、強さを保てるか。
スケール、成長指数が共に、右肩下がりで、
スDiff、成Diffが共に、右肩下がりに転じた時は、
下落が予測されたが、実相場は、上昇傾向を保ったか。(2014/5月中下旬〜6月中旬)
スケール、長期トレンド指数が下落するも、強い数値を維持したためか。
スケール、成長指数が共に、右肩上がりで、
スDiff、成Diffが共に、右肩上がりに転じた時は、
上昇が予測され、実相場も上昇傾向を保ったか。(2014/6月下旬〜)
スケール、長期トレンド指数も上昇傾向へ。相場を下支えしているか。
スケールの右肩上がりの勢いが落ちて、成長指数は、僅かに右肩下がりへ
スDiff、成Diffが共に、右肩下がりに転じた時は、
上昇の一服から踊り場入りが予測されたものの、
実相場は、大幅に下落したか。(2014/9月下旬〜)
スケールは勢いが落ちたものの右肩上がり、成長指数は、僅かに右肩下がりへ
スDiff、成Diffが共に、横ばいから僅かに右肩上がりに転じた時は、
下落からの反発傾向が予測され、
実相場は、下落から反発へと転じたか。(2014/10月中旬〜)
10月末に日銀が予想外の追加緩和に踏み切ったことにより相場上昇に拍車がかかったか。
スケールが右肩下がり、成長指数も右肩さがりへ
スDiff、成Diffが共に、右肩下がりに転じた時は、
調整局面入りが予想されたものの、
実相場は、上昇から下落へと転じた後に、急回復し最高値を更新。(2014/12月初中旬)
その後は、上値が重くなり下落傾向となりつつあるか。(2015/1月上旬〜)
再び上昇傾向となり2月下旬には再び過去最高値を更新したか。(2015/1月下旬〜)
スケールが急角度で右肩下がり、成長指数も右肩さがりへ
スDiff、成Diffが共に右肩下がり、長期トレンド指数も急角度で右肩下がりへ
調整局面が深くなることが予測されたものの、
実相場は、17,900ドルを中心としたボックス相場に終始しているか。(2015/2月初旬〜)
5月中旬からは、スケールと長期トレンド指数が底打ち。
実相場も、ボックス相場ではあるが最高値を僅かに更新し、下値もやや切り上げつつあるか。
7月下旬に、地政学リスク(ウクライナ情勢、中東情勢等)が意識され大幅下落が発生。
米国以外の事由で下げたものの、ジワジワと戻したのは、先行指数が示すとおりか。
8月下旬〜9月上旬には、NYダウは史上最高値近辺まで上昇。SP500で2,000ポイント超えで史上最高値を更新。
サマーラリーが出現したか。
9月上旬から、スケールの上昇の勢いが低下。実相場も踊り場に入りつつあるか。
しかしながら、9月中旬にはFOMC等のイベント効果もあってNYダウ及びSP500で史上最高値を更新したか。
10月上旬から、欧州成長減速懸念が台頭。実相場に想定以上の下押し圧力がかかり、VIX指数も25超が出現。
実相場は、大幅に下落したか。
10月中旬には、米国景気の底堅さが意識され、VIX指数も20以下まで下落。実相場も戻しつつあるか。
10月下旬には、米国景気の底堅さが確認され、VIX指数も15以下まで下落。さらに日銀の予想外の追加緩和も加わって実相場は大きく上昇。NYダウ及びSP500で史上最高値を更新したか。勢いは落ちたものの12月初旬までは高値を維持しているか。
12月初中旬から、原油先物価格の急落を切っ掛けに大幅下落が出現したか。
12月中旬には、FOMC声明文を受けて、急回復。再び史上最高値を更新へ。
1月上旬からは、ギリシャ政局不安による欧州懸念や米労働市場における賃金上昇率の反転により上値が重くなり下落傾向となりつつあるか。1月中旬にスイスショックが発生。新たな下押し圧力となったか。1月中下旬にECBが量的金融緩和導入を決定。やや軟調な相場を下支えするか。1月下旬に発表された2014年10-12月期の米GDPは軟調な数値。米経済が減速する懸念も出てきたか。
2月初旬から、原油先物価格が下げ止まりつつあるこはプラス要因。ただ、ギリシャ不安と早期利上げ観測のマイナス要因も健在。上にも下にも行きづらい膠着状況にあたものの、2月上旬にギリシャ債務問題で楽観が台頭。中下旬にギリシャ支援が4ヶ月延長されたことで、再び最高値を更新したか。3月に入って好調な雇用統計を受けて早期利上げ懸念が台頭し値を下げたか。ただし、3月中旬のFOMC声明文によって早期利上げ懸念が後退。再び上昇傾向となったか。3月下旬から米景気への不透明感が台頭したことにより下落傾向となりつつあるか。
4月上旬から、利上げ時期後退観測から徐々に値を戻しつつあるか。
4月中旬からは、ギリシャ問題を切っ掛けに、やや値を崩したものの、中国の追加緩和もあり再び値を戻しているか。
4月下旬には、景気の先行き不安から下落するも、底堅い展開を維持しているか。
5月中旬には、過度な景気先行き不安が後退したうえに、早期利上げ観測も後退。再び僅かながら最高値を更新したか。5月下旬にかけては、景気回復期待が招いたドル高により、やや下落したか。
投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
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