☆エクストリーム(6033) 単元株数:100株:マザーズ:サービス業
上場予定日:12/25、主幹事:大和証券、想定価格:530円
公募:989,000株、売出:390,000株(OA:206,800株)、上場時発行済株数:7,514,000株、OR:21.10%
◆事業概要
ゲーム・デジタルコンテンツなどの企画・開発業務事業を展開。
◆特徴
法人向けにゲームなどのエンターテインメントソフトウェア開発サービスを提供する「ソリューション事業」(スマートフォンアプリ、オンラインゲーム、家庭用ゲーム、遊戯機器、映像などの制作を手掛けるエンターテインメント系企業が主な顧客であり、設計開発業務を派遣契約で行う場合と業務請負(委託)契約で実施)、個人向けにPCオンライン、スマートフォンなどのゲームサービスを提供する「コンテンツプロパティ事業」を展開。
従業員数:232人 臨時従業員数:0人 平均年間給与 336万円(平成26年10月31日現在)
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業績実績
◆第9期単体(平成26年3月期)
売上高 ⇒ 13億3,200万円 前期比 14.8%増。
営業利益 ⇒ 200万円 前期比 96.6%減。
経常利益 ⇒ 200万円 前期比 97.1%減。
当期純利益 ⇒ ▲2,700万円 前期は、4,800万円の黒字。
1株あたり純利益(EPS) --.--円(上場時の1,129,000株で算出)
株価収益率(PER) 1,400円(仮条件上限)/--.--円=--.--倍あたりか。
※ソリューションサービス事業(売上高:10億600万円、構成比:75.5%、セグメント利益:2億6,800万円)
ソーシャルゲーム・スマートフォンアプリ市場の好調を背景に受注が順調に拡大。月次稼働プロジェクト数は183(平成26年3月度実績)となり、前年同期比39.7%増となったことによるか。
※コンテンツプロパティ事業(売上高:3億2,600万円、構成比:24.5%、セグメント損失:1億700万円)
国内開発自社ゲームサービスについては利益を確保したものの、海外調達自社ゲームサービスにおいて、製造原価及び販管費の増加により、セグメント損失が発生。
◆第10期第2四半期(平成26年9月期)
売上高 ⇒ 7億6,700万円
営業利益 ⇒ 7,500万円
経常利益 ⇒ 7,400万円
当期純利益 ⇒ 4,700万円
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主幹事別、セクター別アノマリー
⇒ サービス業での直近の負けは、2014/7/23上場 日本ビューホテル(6097):OR13.18%:東証2部:大和証券。
⇒ 月別勝率6位。ただし、2010年以降は、33勝12敗で11位。
⇒ 12月での直近の負けは、2013/12/19上場 ウイルグループ(6089):OR36.7%:東証2部:SMBC日興証券。
⇒ 大和証券の直近の負けは、2014/9/30上場 ホットランド(3196):OR22.5%:マザーズ。
⇒ 大和証券・サービス業の直近の負けは、2014/7/23上場 日本ビューホテル(6097):OR13.18%:東証2部。
⇒ マザーズ・サービス業での直近の負けは、2008/8/7上場 トライステージ(2178):OR20.2%:SMBC日興証券。
需給状況
オファリングレシオ(OA含む)は、25.47%。
適正とされる 20%±5% の範囲を若干上回るか。需給は、標準的か。
仮条件上限で試算した吸収金額は、約4.02億円。
大株主におけるベンチャーキャピタル(VC)の状況
VCの存在数 ⇒ 4つ。
VCの合計所有割合 ⇒ 19.65%
また、大株主を除くVC(投資会社含む)は、2つ。
VC関連の存在数 ⇒ 全部併せて、6つ。
その合計所有割合は ⇒ 20.07%(計226,600株)
今回の売出における放出株数 ⇒ 0株。残数は、226,600株 の見込み。
ロックアップの状況
ロックアップ(売却等):対象者
株主かつ貸株人である佐藤昌平、並びに当社の株主である投資事業組合オリックス10号、SMBCキャピタル8号投資事業有限責任組合、信金キャピタル二号投資事業有限責任組合、ジャフコV2共有投資事業有限責任組合、長岡裕二、由佐秀一郎、半谷智之、佐藤佳子、佐藤京平、佐藤朋美、ジャフコV2-W投資事業有限責任組合及びジャフコV2-R投資事業有限責任組合。
ロックアップ(売却等):期間
90日間(平成27年3月24日)。発行価格の1.5倍以上で解除条件は、有り。
仮条件上限が、1,400円 であることから、2,100円 あたりか。
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ロックアップ(発行等):期間
90日間(平成27年3月24日)。
また、主幹事証券は、裁量でロックアップ解除を行う権限あり。
親引け
記載無し。
配当
設立以来、実施無し。
株主優待
記載無し。
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主力事業であるソリューション事業のうち人材ソリューションサービスは、ゲームや遊戯機器などを提供するエンターテインメント系企業に対して、人材等をアウトソース(派遣または請負)する事業。クリエイター及びエンジニアは重要な経営資源であり、優秀な技術社員の確保が事業拡大の必要条件となるか。コンテンツプロパティ事業は、PC向けオンラインゲームにおける課金収入が主な収益源であるが、今後は、スマートフォン、タブレット端末向けにも積極的にタイトルを投入するとともに、収益の源泉となり得るキャラクターや新規IP開発をはじめ、自社保有IPを活用したゲーム開発及び販売の強化を図る必要があるか。
※平成25年12月期の売上高は、
・ソリューションサービス事業 ⇒ 10億600万円、構成比:75.5%
・コンテンツプロパティ事業 ⇒ 3億2,600万円、構成比:24.5%
目論見書から判別できる主な取引先は、
・元気株式会社
・ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社
・ポリゴンマジック株式会社
・株式会社ドワンゴ
・株式会社ヴァンガード
・株式会社グローアップソリューションズ
・アンリミテッド株式会社
・シムス株式会社 あたりか。
新規公開で得た資金の使途は次のとおり。
・技術系社員の技術力向上を目的とした研修施設新設のための設備投資として、1億円。(平成28年3月期)
・技術系社員の技術力向上を目的とした研修用教材ソフトウェア(主にコンピューターグラフィックス制作)の購入費用として、1,300万円。(平成28年3月期)
・新規ゲームタイトル及びIPキャラクター制作に係る開発費用として、1億円。
(平成27年3月期:3,500万円、平成28年3月期:6,500万円)
・社内基幹システム拡充に伴うシステム開発資金として、3,000万円。
(平成28年3月期:1,500万円、平成29年3月期:1,500万円)
・過去に実施した運転資金を目的として借入れた金融機関からの長期借入金の返済として、1億2,000万円。
(平成27年3月期:6,000万円、平成28年3月期:6,000万円)
残額については、本社移転のための引越費用に充当する予定。
細かな財務分析は次回に。
公開価格割れ発生確率(条件付き確率)は、別途に。
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想定株価は、1,320円のところ、
仮条件は、1,320円〜1,400 円 に決定。
公開価格決定日:12/16(火)
上場日:12/25(木)
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