☆インターワークス(6032) 単元株数:100株:マザーズ:サービス業
上場予定日:12/22(月)、主幹事:大和証券、想定価格:1,720円
公募:270,000株、売出:650,000株(OA:138,000株)、上場時発行済株数:2,475,000株、OR:22.13%
◆事業概要
求人メディアとしての、特定の業種や職種に特化した求人サイトを複数運営しているほか、人材紹介及び採用支援等の雇用に関わるサービスを展開。
◆特徴
インターネットメディアによる求人情報の企画・運営を行う「メディア&ソリューション事業」(収入は月単位の広告掲載料)、コンサルタントを介した有料職業紹介を行う「人材紹介事業」(求人企業に対して、コンサルタントを通じて求職者を紹介し、その求職者の就業開始をもって手数料を求人企業から受領)、企業の採用業務を請負う(人事アウトソーシング)「採用支援事業」(請負った役務提供を行い、その役務提供の対価を企業から受領)の3つの事業を実施。
従業員数:122人 臨時従業員数:9人 平均年間給与 449万円(平成26年10月31日現在)
連結子会社1社
従業員数:181人 臨時従業員数:121人
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業績実績
◆第24期連結(平成26年3月期)
売上高 ⇒ 26億6,900万円 前期比 63.0%増。
営業利益 ⇒ 4億5,500万円 前期比 82.5%増。
経常利益 ⇒ 4億6,300万円 前期比 86.7%増。
当期純利益 ⇒ 2億9,300万円 前期比 111.1%増。
1株あたり純利益(EPS) 61.39円(上場時の4,780,000株で算出)
株価収益率(PER) 1,750円(仮条件上限)/61.39円=28.51倍あたりか。
※メディア&ソリューション事業(売上:11億8,700万円、構成比:44.5%、セグメント利益:3億2,100万円)
国内製造業を中心に工場WORKSへの求人掲載件数が伸長。さらに平成20年の金融危機以来、低下傾向の続いた1社当たりの顧客単価が改善されたことも、当社の業績拡大に寄与したか。
※人材紹介事業(売上:5億9,900万円、構成比:22.5%、セグメント利益:4,400万円)
企業の旺盛な求人ニーズを受け、事業の積極的拡大を目指しコンサルタントの大量採用を行うと同時に獲得求人数や求職者との面談数等を数多く対応が可能な業務推進体制を導入。ただし、コンサルタント1人当たりの生産性が当初計画通りに推移しなかったために、収益性は悪化したか。
※採用支援事業(売上:8億8,100万円、構成比:33.0%、セグメント利益:8,900万円)
顧客企業の大規模採用案件を受け、業績が伸長。さらに、当連結会計年度の7月に日本データビジョン株式会社を子会社としたことにより、新卒採用支援領域及び再就職支援領域(行政案件)へと事業領域を拡大させたことによるか。
◆第25期第2四半期(平成26年9月期)
売上高 ⇒ 15億5,400万円
営業利益 ⇒ 3億2,100万円
経常利益 ⇒ 3億2,200万円
当期純利益 ⇒ 2億2,500万円
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主幹事別、セクター別アノマリー

⇒ サービス業での直近の負けは、2014/7/23上場 日本ビューホテル(6097):OR13.18%:東証2部:大和証券。
⇒ 月別勝率6位。ただし、2010年以降は、33勝12敗で11位。
⇒ 12月での直近の負けは、2013/12/19上場 ウイルグループ(6089):OR36.7%:東証2部:SMBC日興証券。
⇒ 大和証券の直近の負けは、2014/9/30上場 ホットランド(3196):OR22.5%:マザーズ。
⇒ 大和証券・サービス業の直近の負けは、2014/7/23上場 日本ビューホテル(6097):OR13.18%:東証2部。
⇒ マザーズ・サービス業での直近の負けは、2008/8/7上場 トライステージ(2178):OR20.2%:SMBC日興証券。
需給状況
オファリングレシオ(OA含む)は、22.13%。
適正とされる 20%±5% の範囲内か。
仮条件上限で試算した吸収金額は、約18.51億円。
大株主におけるベンチャーキャピタル(VC)の状況
VCの存在数 ⇒ 2つ。
VCの合計所有割合 ⇒ 66.90%
また、大株主を除くVC(投資会社含む)は、2つ。
VC関連の存在数 ⇒ 全部併せて、4つ。
その合計所有割合は ⇒ 67.53%(計3,228,000株)
今回の売出における放出株数 ⇒ 650,000株。残数は、2,578,000株 の見込み。
ただし、うち10,000株については、渋谷税務署から差押送達あり。
ロックアップの状況
ロックアップ(売却等):対象者
売出人である株式会社アミューズキャピタル及び株式会社アミューズキャピタルインベストメント、並びに当社の株主である有馬誠、中山晴喜、神村昌志、星幸宏、雨宮玲於奈、中村俊一、松原浩幸、河村直人、I&I・J社員持株会、吉崎剛史、竹川忠徳、早川与規、大平秀行、森英之、鳴澤淳、金田信和、中村健、中川卓、日本リック株式会社、株式会社ヒューマントラストキャピタル、三井住友海上火災保険株式会社、合資会社大場事務所、青木利則、鎌田和彦、寺山隆一、加藤武、羽田祐一及び奥村嘉朗。
ロックアップ(売却等):期間
90日間(平成27年3月21日)。発行価格の1.5倍以上で解除条件は、有り。
仮条件上限が、1,750円 であることから、2,630円 あたりか。
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ロックアップ(発行等):期間
90日間(平成27年3月21日)。
また、主幹事証券は、裁量でロックアップ解除を行う権限あり。
親引け
従業員持株会:募集株式及び売出株式のうち、30,000株を上限として要請予定。
配当
24期:30.00円
株主優待
記載無し。
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日本最大級の製造業求人情報サイト『工場ワークス』が主力。掲載されている求人広告から平均賃金(エリア別、業種別、職種別)を発表し、メディアニュースに掲載されることも。また、アパレル業界、販売接客業に特化した求人サイト等も運営中。今後も、業績を拡大し続けるためには継続的に新規求人メディアサービスを企画し、展開するとともに、運営する求人サイトの認知度向上が重要となるか。また、人材紹介事業においては、コンサルタント1人当たりの売上高の向上が課題であり、競合企業が少ない高額年収領域に集中することで、紹介手数料の増加を図りたいところか。
※平成26年3月期の売上高は、
・メディア&ソリューション事業 ⇒ 11億8,700万円、構成比:44.5%、セグメント利益:3億2,100万円
・人材紹介事業 ⇒ 5億9,900万円、構成比:22.5%、セグメント利益:4,400万円
・採用支援事業 ⇒ 8億8,100万円、構成比:33.0%、セグメント利益:8,900万円
目論見書から判別できる主な取引先は、
・株式会社リクルートホールディングス
・株式会社ナイル
・株式会社花絹
・エーメディアマート株式会社
・株式会社インテリジェンス
・株式会社エフ・コード
・株式会社シード
・株式会社じげん あたりか。
新規公開で得た資金の使途は次のとおり。
・新サービスシステムのソフトウェア開発として、1億8,000万円。(平成28年3月期)
・商用システムのインフラ整備のハードウェアとして、2,600万円。(平成28年3月期)
・広告宣伝費として、4,300万円。
(平成28年3月期:1,300万円、平成29年3月期:3,000万円)
・人材採用費用及び人件費として、万円。
(平成28年3月期:5,700万円、平成29年3月期:2,200万円)
・新規メディアの開発費として、3,000万円。(平成29年3月期)
・社内情報システムの構築費として、7,500万円。(平成28年3月期)
・社内情報インフラの増強費として、3,500万円。(平成28年3月期)
残額については、人材紹介事業におけるエグゼクティブ領域への進出のための人材採用費用及び人件費に充当する予定。
細かな財務分析は次回に。
公開価格割れ発生確率(条件付き確率)は、別途に。
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想定株価は、1,720円のところ、
仮条件は、1,720円〜1,750 円 に決定。
公開価格決定日:12/12(金)
上場日:12/22(月)
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