☆ヨシックス(3221) 単元株数:100株:東証JQS:小売業
上場予定日:12/24(水)、主幹事:野村證券、想定価格:2,490円
公募:225,500株、売出:150,000株(OA:56,200株)、上場時発行済株数:2,475,000株、OR:17.42%
◆事業概要
居酒屋チェーンの直営による経営、フランチャイズによる店舗展開を行う飲食事業及び飲食店建築を中心とした建装事業を展開中。
◆特徴
店舗形態としては、「や台ずし:本格職人にぎりずし居酒屋(84店舗)」、「ニパチ:均一価格居酒屋(59店舗)」、「や台や:お好み焼き・鉄板焼き居酒屋(12店舗)」が中心。出店地域は、関東、中部、関西、九州に及ぶ。戦略として1等地の周辺地域に多数存在する1.5等地及び2等地と言われる駅前に出店することで、固定費を抑制するとともに、より地元密着を意識した店舗運営を実施。また、自社で建装事業も手がけ、飲食店舗の設計及び施工管理を実施。イニシャルコストを抑制した新規出店・業態転換を実現。
平成26年10月末で、161店舗を展開中。
関東:直営38、FC1
中部:直営36、FC3
関西:直営52、FC1
九州:直営30、
従業員数:404人 臨時従業員数:485人 平均年間給与 336万円(平成26年10月31日現在)
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業績実績
◆第29期単体(平成26年3月期)
売上高 ⇒ 76億3,900万円 前期比 8.6%増。
営業利益 ⇒ 3億7,200万円 前期比 2.5%増。
経常利益 ⇒ 5億4,600万円 前期比 0.5%増。
当期純利益 ⇒ 3億8,400万円 前期比 52.9%増。
1株あたり純利益(EPS) 155.18円(上場時の2,475,000株で算出)
株価収益率(PER) 2,640円(仮条件上限)/155.18円=17.01倍あたりか。
飲食事業では、「や台ずし」が好調に推移し当社の売上高を強く牽引。客数及び客単価も順調に伸長しており、客数の増加についても「や台ずし」の集客効果が大きく寄与し、また客単価についても比較的客単価の高い「や台ずし」が大きく寄与。新規出店も戦略的に「や台ずし」中心に展開したことから、認知度の向上及び集客力の強化に努めたことから収益力の拡大に大きく寄与。店舗数は、新規出店22店舗、退店15店舗、業態転換5店舗を実施し、151店舗(フランチャイズ含む)に。建装事業部は、受注自体が大幅に減少するも、良質なサービス提供に努めた結果、増収へ。
◆第30期第1四半期(平成26年9月期)
売上高 ⇒ 43億700万円
営業利益 ⇒ 3億5,200万円
経常利益 ⇒ 4億5,600万円
当期純利益 ⇒ 2億8,000万円
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主幹事別、セクター別アノマリー

⇒ 小売業での直近の負けは、2014/9/30上場 ホットランド(3196):OR22.5%:マザーズ:大和証券。
⇒ 月別勝率6位。ただし、2010年以降は、33勝12敗で11位。
⇒ 12月での直近の負けは、2013/12/19上場 ウイルグループ(6089):OR36.7%:東証2部:SMBC日興証券。
⇒ 野村證券の直近の負けは、2014/4/8上場 トレックスセミコンダクター(6616):OR30.6%:東証JQS。
⇒ 野村證券・小売業の直近の負けは、2012/12/14上場 チムニー(3178):OR52.9%:東証2部。
⇒ ジャスダック・小売業での直近の負けは、2008/3/26上場 物語コーポレーション(3097):OR25.1%:大和証券。
需給状況
オファリングレシオ(OA含む)は、17.42%。
適正とされる 20%±5% の範囲内か。
仮条件上限で試算した吸収金額は、約11.38億円。
大株主におけるベンチャーキャピタル(VC)の状況
VCの存在数 ⇒ 無し。
VCの合計所有割合 ⇒ 0.00%
また、大株主を除くVC(投資会社含む)は、無し。
VC関連の存在数 ⇒ 全部併せても、無し。
その合計所有割合は ⇒ 0.00%(計0株)
今回の売出における放出株数 ⇒ 0株。残数は、0株 の見込み。
ロックアップの状況
ロックアップ(売却等):対象者
売出人である吉岡昌成、貸株人である吉岡光代並びに当社株主である、有限会社吉岡及び吉岡裕太郎。
ロックアップ(売却等):期間
90日間(平成27年3月23日)。発行価格の1.5倍以上で解除条件は、無し。
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ロックアップ(売却等):対象者
渥美俊彦。(所有株数:15,000株)
ロックアップ(売却等):期間
90日間(平成27年3月23日)。発行価格の1.5倍以上で解除条件は、有り。
仮条件上限が、2,640円 であることから、3,960円 あたりか。
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ロックアップ(発行等):期間
180日間(平成27年6月21日)。
また、主幹事証券は、裁量でロックアップ解除を行う権限あり。
親引け
従業員持株会:新規発行株に対して、18,700株を上限として要請予定。
配当
設立以来、配当無し。
株主優待
記載無し。
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主力業態は「や台や」業態、「や台ずし」業態及び「ニパチ」業態。なかでも、「や台ずし」業態は、回転ずし業界がやや苦戦している中、本格職人にぎりのすしが低価格で食すことができ、且つ居酒屋メニューも合わせて食べられる業態であることが支持を得て好調な業績を牽引。今後も建装事業部と連携することにより、出店の機動性を高め、主力ブランドである「や台ずし」を中心に新規出店を継続していくことで企業規模の拡大を図りたいところか。
※平成26年3月期の売上高は、
・や台ずし ⇒ 34億4,200万円、構成比:45.1%
・ニパチ ⇒ 34億3,400万円、構成比:45.0%
・や台や ⇒ 4億9,200万円、構成比:6.4%
・飲食事業 ⇒ 75億9,500万円、構成比:99.4%
・建装事業 ⇒ 4,400万円、構成比: 0.6%
・関東事業部 ⇒ 20億100万円、構成比:26.2%
・中部事業部 ⇒ 18億5,700万円、構成比:24.3%
・関西事業部 ⇒ 26億円、構成比:34.0%
・九州事業部 ⇒ 11億3,500万円、構成比:14.9%
目論見書から判別できる主な取引先は、
・三菱UFJニコス(株)
・(株)JCB名古屋カード
・(株)ブラッサイカンパニー
・サトレストランシステムズ(株)
・(株)大光
・タイヘイ(株)
・(株)河内屋
・マリンフーズ(株)
・成田酒販(株)
・(株)リクルート
・(株)シップス
・(株)アスクール あたりか。
新規公開で得た資金の使途は次のとおり。
・10店舗の新規出店資金として、1億6,300万円。(平成27年3月期)
・33店舗の新規出店資金の一部として、3億4,600万円。(平成28年3月期)
上記新規出店の設備投資の内訳は、
建物・構築物として、5億900万円、工具器具備品として、4,900万円、消耗品等として、1億4,400万円。
なお、不足分については利益剰余金及び金融機関からの資金調達にて充当する予定。
残額については、記載なし。
細かな財務分析は次回に。
公開価格割れ発生確率(条件付き確率)は、別途に。
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想定株価は、2,490円のところ、
仮条件は、2,490円〜2,640 円 に決定。
公開価格決定日:12/11(木)
上場日:12/24(水)
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投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
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