☆サイジニア(6031) 単元株数:100株:マザーズ:サービス業
上場予定日:12/19(金)、主幹事:SMBC日興証券、想定価格:2,280円
公募:258,500株、売出:136,000株(OA:59,100株)、上場時発行済株数:1,966,097株、OR:23.07%
◆事業概要
EC 事業者及び小売業向けのパーソナライズ・エンジン「デクワス」を利用したインターネットマーケティング支援サービスを提供。
◆特徴
「デクワス」は、複雑ネットワーク理論を基に、大量のデータの奥底に潜むコミュニティ構造を解析する手法して開発。大規模なユーザー群や商品点数といった条件下でも対応可能な解析技術であり、膨大な「商品」や「サービス」から、一般消費者に適確なモノをおすすめできる機能を装備。
顧客企業の特徴としては、商品点数や物件点数及びマスターデータを膨大に保有する企業が多く、ECサイト、運営企業、大手不動産ポータル、大手アパレルECサイトなどがメイン顧客企業。基本的な課金体系としては、月額固定課金に加え、広告配信費用として広告枠費に一定手数料を加えた金額を課金する方式と成果報酬課金の方式を採用。
従業員数:25人 臨時従業員数:0人 平均年間給与 562万円(平成26年10月31日現在)
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業績実績
◆第9期単体(平成26年6月期)
売上高 ⇒ 5億5,500万円 前期比 101.7%増。
営業利益 ⇒ ▲9,600万円 前期は、赤字。
経常利益 ⇒ ▲9,700万円 前期は、赤字。
当期純利益 ⇒ ▲9,800万円 前期は、赤字。
1株あたり純利益(EPS) --.--円(上場時の1,966,097株で算出)
株価収益率(PER) 2,280円(仮条件上限)/--.--円=--.--倍あたりか。
※パーソナライズ・レコメンドサービス(売上:1億3,400万円、構成比:24.2%)
「デクワス.RECO」については、安定的な顧客基盤の確保により順調に売上が推移。また、「デクワス.POD」については、平成26年2月より大手アパレル企業との取引を開始したことによるか。
※パーソナライズアドサービス(売上:4億2,000万円、構成比:75.8%)
「デクワス.AD」については、前事業年度からの販売代理店との関係強化が功を奏し、順調に売上が推移。また、運用型ディスプレイ広告の市場が引き続き堅調に伸びており、大手顧客からの引き合いが増えたことによるか。
◆第10期第1四半期(平成26年9月期)
売上高 ⇒ 2億1,000万円
営業利益 ⇒ 2,000万円
経常利益 ⇒ 1,800万円
当期純利益 ⇒ 1,600万円
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主幹事別、セクター別アノマリー
⇒ サービス業での直近の負けは、2014/7/23上場 日本ビューホテル(6097):OR13.18%:東証2部:大和証券。
⇒ 月別勝率6位。ただし、2010年以降は、33勝12敗で11位。
⇒ 12月での直近の負けは、2013/12/19上場 ウイルグループ(6089):OR36.7%:東証2部:SMBC日興証券。
⇒ SMBC日興証券の直近の負けは、2014/3/18上場 日立マクセル(6810):電気機器:OR69.4%:東証1部。
⇒ SMBC日興証券・サービス業の直近の負けは、2013/12/19上場 ウィルグループ(6089):東証2部。
⇒ マザーズ・サービス業での直近の負けは、2008/8/7上場 トライステージ(2178):20.2%:SMBC日興証券。
需給状況
オファリングレシオ(OA含む)は、23.07%。
適正とされる 20%±5% の範囲内か。
仮条件上限で試算した吸収金額は、約10.34億円。
大株主におけるベンチャーキャピタル(VC)の状況
VCの存在数 ⇒ 3つ。
VCの合計所有割合 ⇒ 41.08%
また、大株主を除くVC(投資会社含む)は、1つ。
VC関連の存在数 ⇒ 全部併せて、4つ。
その合計所有割合は ⇒ 41.89%(計823,524株)
今回の売出における放出株数 ⇒ 77,400株。残数は、746,124株 の見込み。
ロックアップの状況
ロックアップ(売却等):対象者
貸株人かつ売出人である吉井伸一郎、当社株主かつ当社役員である北城恪太郎、吉村真弥、福井敦、木戸貴司、三木雄信及び横溝大介、当社株主かつ当社従業員である寒河江道博並びに当社株主であるソフトバンク株式会社及び京セラコミュニケーションシステム株式会社。
ロックアップ(売却等):期間
180日間(平成27年6月16日)。発行価格の1.5倍以上で解除条件は、無し。
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ロックアップ(売却等):対象者
DCMV,L.P.、DCM AFFILIATES FUND V,L.P.及びNTTインベストメント・パートナーズファンド投資事業組合。
ロックアップ(売却等):期間
90日間(平成27年3月18日)。発行価格の1.5倍以上で解除条件は、有り。
仮条件上限が、2,280円 であることから、3,420円 あたりか。
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ロックアップ(発行等):期間
180日間(平成27年6月16日)。
また、主幹事証券は、裁量でロックアップ解除を行う権限あり。
親引け
記載無し。
配当
設立以来、配当無し。
株主優待
記載無し。
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オンライン上の行動履歴からユーザーの趣味嗜好を解析しECサイトにおいて、「検索」を行うのではなく、探す前に自分の好みに合うものがおすすめされる「パーソナライズ」の実現すためのエンジン「デクワス」を開発。アウトプット先を顧客のサービスWebサイトや広告枠へと誘導し、購買を促すサービス等を手がける。従来はPCにおける広告がメインであったが、スマートフォン分野の広告に対応したサービス展開にも注力中。また、実店舗のポイントカードデータ等のオフラインデータとも統合した分析開発も目指したいところか。
※平成26年6月期の売上高は、
・パーソナライズ・レコメンドサービス ⇒ 1億3,400万円、構成比:24.2%
・パーソナライズアドサービス(広告枠) ⇒ 4億2,000万円、構成比:75.8%
目論見書から判別できる主な取引先は、
・京セラコミュニケーションシステム(株)
・(株)リクルート住まいカンパニー
・(株)ニッセン
・楽天(株)
・(株)サイバー・コミュニケーションズ
・(株)クラフト
・ソネット・メディア・ネットワークス(株) あたりか。
新規公開で得た資金の使途は次のとおり。
・広告配信量及び取り扱うデータ量の増加に対応するためのサーバー等の設備投資として、1億7,800万円。
(平成27年6月期:1,800万円、平成28年6月期:4,000万円、平成29年6月期:4,000万円、平成30年6月期:8,000万円)
・蓄積させるデータを保管するデータセンターの利用料として、2億4,100万円。
(平成27年6月期:1,600万円、平成28年6月期:4,700万円、平成29年6月期:7,800万円、平成30年6月期:1億円)
・通信回線料として、1億1,600万円。
(平成27年6月期:1,100万円、平成28年6月期:2,200万円、平成29年6月期:3,200万円、平成30年6月期:5,100万円)
・人員拡充に伴うオフィス移転及びオフィス構築費用として、3,000万円。(平成27年6月期)
・売上回収までの運転資金として、9,100万円。(平成28年6月期まで)
残額については、記載なし。
細かな財務分析は次回に。
公開価格割れ発生確率(条件付き確率)は、別途に。
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想定株価は、2,280円のところ、
仮条件は、2,280円〜2,560 円 に決定。
公開価格決定日:12/11(木)
上場日:12/19(金)
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