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Top◆2014年後期IPO(新規公開株) >綿半HD(3199)【目論見書の個人的な感想】IPO(新規公開株)統計アノマリー付き【PER】
2014年12月04日

綿半HD(3199)【目論見書の個人的な感想】IPO(新規公開株)統計アノマリー付き【PER】



新規公開株に当選し、初値が公募価格を上回る・・・幸運を掴むその日のために。

綿半HD(3199) 単元株数:100株:東証2部:小売業

上場予定日:12/24(水)、主幹事:みずほ証券、想定価格:640円
公募:1,400,000株、売出:1,010,000株(OA:361,500株)、上場時発行済株数:9,500,000株、OR:29.17%

◆事業概要
長野県を中心に、ホームセンター事業、建設事業、貿易事業を展開。

◆特徴
「ホームエイド」の商号で長野県15店、愛知県1店のスーパーセンター及びホームセンターを展開。スーパーセンター業態では、ホームセンターで取り扱う商品・サービスに加え生鮮食品(鮮魚・精肉・果実・野菜・惣菜)まで取り扱う。建築事業は、内外装工事、自走式立体駐車場建設、土木緑化工事、建築鉄骨・鋼製橋梁上部工の工場加工製作・現場施工、建築・土木資材の販売を実施。屋根改修工事においては、WKカバー工法(工場、倉庫等の老朽化した屋根や壁を撤去、解体せずにそのまま包み込む工法)で特許を取得。

静岡県焼津市と長野県下伊那郡高森町に建築鉄骨、長野県飯田市に鋼製橋梁の工場あり。

従業員数:260人 臨時従業員数:23人 平均年間給与 546万円(平成26年10月31日現在) 
連結子会社4社で構成。
従業員数:840人 臨時従業員数:59人 

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業績実績


◆第66期連結(平成26年3月期)
売上高   ⇒      853億7,400万円  前期比 2.0%増。
営業利益  ⇒     11億9,500万円  前期比 23.2%増。
経常利益  ⇒     13億7,800万円  前期比 35.5%増。
当期純利益 ⇒      9億5,800万円  前期比 27.6%増。
1株あたり純利益(EPS)   100.86円(上場時の9,500,000株で算出)
株価収益率(PER)   640円(仮条件上限)/100.86円=6.35倍あたりか。

※ホームセンター事業(売上高:483億1,200万円、構成比:56.6%)
欠品の抑制強化等を図る一方、原価の見直しによるコストダウンに努めたのに加えて、3月には消費税増税前の駆け込み需要が売上高を大きく押し上げたか。

※建設事業(売上高:344億8,600万円、構成比:39.2%)
建設事業会社の統合により、事業別・商品別の枠組みを超えた組織に変革。提案型・開発型営業体制へ転換。国内建設投資の上向き基調から受注環境は改善傾向にあるなか、限られたリソースの中で効率よく利益額を確保するために選別受注に努めたことによるか。

※貿易事業(売上高:33億100万円、構成比:3.9%)
医薬品部門、化成品部門における主力商品に加え新商品や新規取引先への販売拡大に努めたものの、海外仕入先の人件費の高騰と円安による輸入仕入価格の上昇によるか。


◆第67期第2四半期(平成26年9月期)
売上高   ⇒   400億6,600万円
営業利益  ⇒   1億8,300万円
経常利益  ⇒    2億8,100万円
当期純利益 ⇒   2億200万円

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主幹事別、セクター別アノマリー


3199-ano-watahan.png

⇒ 小売業での直近の負けは、2014/9/30上場 ホットランド(3196):OR22.5%:マザーズ:大和証券。
⇒ 月別勝率6位。ただし、2010年以降は、33勝12敗で11位。
⇒ 12月での直近の負けは、2013/12/19上場 ウイルグループ(6089):OR36.7%:東証2部:SMBC日興証券。
⇒ みずほ証券の直近の負けは、2004/6/16上場 ニュートンFC(7169):保険業:OR11.5%:東証JQS。
⇒ みずほ証券・小売業の直近の負けは、2008/3/19上場 オーシャンシステム(3096):OR18.5%:東証JQS。
⇒ 東証2部・小売業での直近の負けは、2012/12/14上場 チムニー(3178):OR52.9%:野村證券。

需給状況


オファリングレシオ(OA含む)は、29.17%。
適正とされる 20%±5% の範囲をやや上回るか。需給は、緩めか。

仮条件上限で試算した吸収金額は、約17.73億円。

大株主におけるベンチャーキャピタル(VC)の状況


VCの存在数 ⇒ 1つ。
VCの合計所有割合 ⇒ 3.16%

また、大株主を除くVC(投資会社含む)は、1つ。
VC関連の存在数 ⇒ 全部併せて、2つ。
その合計所有割合は ⇒ 4.21%(計400,000株) 
今回の売出における放出株数 ⇒ 0株。残数は、400,000株 の見込み。

ロックアップの状況


ロックアップ(売却等):対象者 
売出人かつ貸株人である野原莞爾及び売出人である野原龍生並びに当社株主である株式会社八十二銀行、八十二キャピタル株式会社、元旦ビューティ工業株式会社、野原産業株式会社、株式会社ヤマウラ、秋田叔彦、株式会社みずほ銀行、城倉正夫、熊谷範一郎、ネオステラ1号投資事業有限責任組合、株式会社三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、須賀工業株式会社、三協立山株式会社、八十二リース株式会社、戸田博子、赤羽貞夫、齋藤久夫、松崎叶、野原勇、中島五月、南井勝、株式会社三井住友銀行、第一生命保険株式会社、飯田信用金庫、アトミクス株式会社、イデシギョー株式会社、株式会社佐渡島、昭和商事株式会社、竹村電気工事株式会社、株式会社ナカトミ、日工株式会社、東邦シートフレーム株式会社、他42名のうち、保有株式数5,088,200株

ロックアップ(売却等):期間
90日間(平成27年3月23日)。発行価格の1.5倍以上で解除条件は、あり。

仮条件上限が、640円 であることから、960円 あたりか。

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ロックアップ(発行等):期間
90日間(平成27年3月23日)。

また、主幹事証券は、裁量でロックアップ解除を行う権限あり。


親引け


記載無し。

配当


66期:15.00円

株主優待


記載無し。

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ホームセンター事業では、消費税増税後の駆け込み需要の反動や天候不順による季節商品の落ち込みがあっても、耐えられるよう組織の見直し、店舗のクリンリネス、欠品対策、オペレーション改革等に取り組みたいところか。また、食品部門の強化と顧客の買い物のし易さに重点を置いた店舗改装にも注力したいところか。建設事業では、事業別・商品別の枠組みを超えた新体制の下、価値提供へ向けた提案型営業に注力し、単に売上高を伸ばすのではなく効率的に利益額を確保するための選別受注に引き続き努めたいところか。また、社会インフラの老朽化による補修工事需要等の新市場に対応した営業の強化も図りたいところか。


※平成26年3月期の売上高は、
・ホームセンター事業 ⇒ 483億1,200万円、構成比:56.6%
・建設事業 ⇒  344億8,600万円、構成比:39.2%
・貿易事業 ⇒  33億100万円、構成比:3.9%


目論見書から判別できる主な取引先は、記載なし。


新規公開で得た資金の使途は次のとおり。

・長野県安曇野市及び長野県塩尻市に加工食品及び日配品に加え生鮮食品(鮮魚・精肉・果実・野菜・惣菜)まで取り扱うスーパーセンターを出店予定であり、その出店資金として、10億2,700万円。
(平成28年3月期まで)

残額については、記載なし。


細かな財務分析は次回に。

公開価格割れ発生確率(条件付き確率)は、別途に。

ブログ村 IPO・新規公開株
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想定株価は、640円のところ、
仮条件は、540円〜640 円 に決定。
公開価格決定日:12/11(木)
上場日:12/24(水)
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投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。


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posted by lucky cat at 16:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | ◆2014年後期IPO(新規公開株) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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