大冷(2883)　財務分析　【目論見書の個人的な感想２】　IPO(新規公開株): 株で勝つ!! 日経平均長期予想(NYダウ)3ヶ月先行シグナルチャート明日急騰株!!

新規公開株に当選し、初値が公募価格を上回る・・・幸運を掴むその日のために。

☆大冷(2883)　単元株数：100株：東証2部：食料品

上場予定日：12/18、主幹事：三菱UFJMS証券、想定価格：1,770円
公募：700,000株、売出：800,000株（OA：225,000株）、上場時発行済株数:6,008,300株、OR：28.71%

◆事業概要
国内の医療食、弁当仕出し、外食等のエンドユーザー向けに業務用冷凍食品卸売の企画及び販売が主な事業。

◆特徴
骨なし魚のパイオニア。加工技術で５つの製造特許を取得。商品については、検査基準を満たした製造先に委託するというビジネスモデル（いわゆるファブレス形態）を採用。国内外（日本、中国、ベトナム、タイ）の協力工場において製造した自社ブランド商品を広く全国のユーザー及び問屋向けに販売。加えて特定のユーザー仕様に対応したＰＢ商品も取扱う。また、保管・物流は、外部業者に委託しており、１ケースからの翌日配送が可能なデリバリーシステムを構築し顧客の利便性向上を実施。

従業員数：157人　臨時従業員数：0人　平均年間給与　574万円（平成26年9月30日現在）

-----------------------------------------------------------------------------------------------

続いて目論見書から見てとれる財務状態についての分析。

※44期については、平成26年9月期までの単体の数字

収益性分析の指標

●ROA（総資本利益率) = 当期純利益　÷　総資産
事業に投下されている資産が利益をどれだけ獲得したかを示す。
10％程度は「かなり優良」。5％前後は「良い」。1～2％は「普通」。

	42期	43期	44期
ROA	9.57%	10.81%	7.77%

⇒ 44期で減少するも。良い数値を維持しているか。

●ROE（自己資本利益率） = 当期純利益　÷　自己資本
株主の持分である自己資本に対してのリターン（当期純利益）を示す。
20％程度は「かなり優良」。10～15％前後は「良い」。10％は「普通」。

	42期	43期	44期
ROE	24.83%	22.15%	14.65%

⇒ 44期で減少するも、優良な数値を維持しているか。

●売上高利益率 = 当期純利益　÷　売上高
最終利益である当期純利益の売上高に対する割合を示す。
5％程度は優良。1～3％は標準。

	42期	43期	44期
売上高利益率	3.26%	3.40%	4.74%

⇒粗利は20%前後。それでも利益率は良い数値か。

●総資産回転率 = 売上高　÷　総資産
総資本の有効活用度合いを示す。

	42期	43期	44期
総資産回転率	2.93	3.18	1.64

⇒ ややバラツキがある数値か。

●財務レバレッジ = 総資本　÷　自己資本
自己資本を１として、その何倍の総資本を事業に投下したかを示す。

	42期	43期	44期
財務レバレッジ	2.60	2.05	1.89

⇒ 漸減傾向か。自己資本が増加したためか。

安全性分析の指標

●流動比率 = 流動資産　÷　流動負債
短期的な支払能力を簡易的に示す。200%以上は「優良」。150～120%は「良」。

	42期	43期	44期
流動比率	171.02%	219.47%	212.75%

⇒ 漸増傾向か。優良な数値か。

●当座比率 = 当座資産　÷　流動負債
短期的な支払能力を流動比率より厳密に示す。100%以上は「優良」。100～70%は「良」。

	42期	43期	44期
当座比率	132.32%	166.48%	156.25%

⇒ やや漸増傾向か。優良な数値を維持しているか。

●現預金月商比率 = 現預金 ÷ 平均月商
月商の何ヶ月分の現金を保有しているかを示す。1．5ヶ月～1ヶ月が良いとされる。

	42期	43期	44期
現預金月商比率	0.68	0.69	0.25

⇒ 手持ちの現金は、少ないか。

●自己資本比率 = 自己資本　÷　総資本
総資本（総資産）に対する自己資本を示す。30%～20%は「優良」。15%前後は「良」。

	42期	43期	44期
自己資本比率	38.52%	48.81%	53.01%

⇒ 漸増傾向か。優良な数値か。

●固定比率 = 固定資産　÷　自己資本
固定資産に投資した資金に対する自己資本の割合を示す。50%～80%が「優良」。100%以下が「良」。

	42期	43期	44期
固定比率	39.62%	24.78%	22.69%

⇒ 漸減傾向か。優良な数値か。

●固定長期適合率 = 固定資産　÷ （自己資本　＋　固定負債）
固定資産に投資した資金に対する長期資金の割合を示す。50%～80%が「優良」。100%以下が「良」。

	42期	43期	44期
固定長期適合比率	30.25%	20.18%	20.51%

⇒ やや漸減傾向か。長期資金の割合は、少ないか。

●有利子負債月商比率 = 有利子負債 ÷ 平均月商
月商の何か月分の有利子負債（主に銀行借入）を抱えているか示す。３以下が「優良」。

	42期	43期	44期
有利子負債月商比率	0.41	0.35	0.13

⇒ 漸減傾向か。有利子負債は、少ないか。

●安全余裕率＝（売上高－損益分岐点売上高)÷売上高
売上高をどの程度減少させても赤字に陥らないかを示す。

	42期	43期	44期
安全余裕率	30.44%	33.83%	36.41%

⇒ 粗利は低いものの、余裕は、あるか。

資金繰り分析の指標

●売上債権回転期間 = （売掛金＋受取手形）　÷　（売上高 ÷ 12 ）
販売してから売上債権を回収するまでにかかる期間を月数で示す。

	42期	43期	44期
売上債権回転期間	2.00	1.83	2.11

⇒ やや時間がかかっているか。

●在庫回転期間 = 棚卸資産　÷　（売上原価 ÷ 12 ）
商品を仕入れてどのくらいの月数で販売しているかを示す。

	42期	43期	44期
在庫回転期間	0.92	0.94	1.00

⇒ 業種を考えるとやむを得ないか。

●インタレスト・カバレッジ = 営業利益　÷　支払利息
営業利益に対する借入金の利息の割合を示す。20以上は「優良」。10以上は「良」。

	42期	43期	44期
インタレストカバレッジ	34.06	273.73	366.65

⇒借入金の利息は、負担感は無いか。

-------------------------------------------------------------------------------------------

平成26年9月期において、
社債残高は、無し。
短期借入金は、無し。
長期借入金は、 2億9,800万円。
リース債務は、無し。
債務残高合計は、2億9,800万円。

販売管理費は、42期　33億4,700万円　⇒　43期　32億4,700万円　と 3.0% 減。
運搬費が、3,400万円減、給与が、900万円増、役員報酬が、900万円増　によるか。

売上原価は、42期　21億2,200万円　⇒　43期　21億4,300万円　と 1.0% 増。
商品仕入費が、1億9,800万円増　によるか。　

現金及び預金は、5億8,100万円を保有。
売掛金を含めた流動資産は、73億5,800万円。

財務的には、問題ないか。

→ブログ村 IPO・新規公開株
-------------------------------------------------------------------------------
想定株価は、1,770円のところ、
仮条件は仮条件は、1,700円～ 1,800円　に決定。
公開価格決定日：12/8（月）
上場日：12/18（木）
-------------------------------------------------------------------------------
→ブログ村 IPO・新規公開株

※抽選参加日程表