☆マークラインズ(3901) 単元株数:100株:東証JQS:情報通信
◆事業概要
自動車産業に特化したオンライン情報サービス「自動車情報プラットフォーム」事業を中心に、コンサルティングや、受託調査、人材紹介サービス等の「その他の事業」を加えた「自動車産業ポータル」を運営。
◆特徴
「自動車情報プラットフォーム」は、インターネットを通じた企業間取引(B2B)サービスであり、自動車関連企業が共通に必要としながら、入手するには手間やコストがかかる世界各国の自動車産業の情報を入手できる「情報収集ツール」、及び自社の製品・技術・サービスを完成車メーカーや部品メーカーにプロモーションできる「情報発信ツール」の2つのツールで構成。利用者に対して、情報収集と情報発信の両面のサービスを提供することで、企業の調達活動とマーケティング活動のサポートを実施。
情報は日本語のほか、英語、中国語でも提供。顧客の約39%は、米国、欧州、中国、韓国、タイなどの外国企業であり、その比率は年々上昇傾向。現在約1,700社(平成26年10月末時点)の自動車関連企業が採用し、国内外14万人以上(平成26年10月末時点)のユーザーが利用。
従業員数:41人 臨時従業員数:19人 平均年間給与 534万円(平成26年10月31日現在)
海外連結子会社3社
従業員数:60人 臨時従業員数:19人
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■業績実績
◆第13期連結(平成25年12月期)
売上高 ⇒ 8億5,200万円 前期比 14.6%増。
営業利益 ⇒ 2億1,700万円 前期比 9.3%増。
経常利益 ⇒ 2億4,200万円 前期比 18.0%増。
当期純利益 ⇒ 1億5,300万円 前期比 24.3%増。
1株あたり純利益(EPS) 49.17円(上場時の3,121,800株で算出)
株価収益率(PER) 1,980円(仮条件上限)/49.17円=40.27倍あたりか。
コンテンツの更新・掲載の更なる早期化、中国・東南アジア等の新興国における部品搭載及び納入情報の充実を図ったほか、現代・起亜自動車及び中国市場におけるフォードのモデル・チェンジ情報の新規掲載。3月には、LMC Automotive Ltd.と業務提携を行い、同社の予測情報の一部をコンテンツに加えるとともに、日本における同社製品の販売を開始。また、海外子会社の営業人員を増員。年間ページビュー数は、前期と比較して34.9%増加の2,200万ページビューを記録したことによるか。
◆第14期第3四半期(平成26年9月期)
売上高 ⇒ 7億7,500万円
営業利益 ⇒ 2億4,600万円
経常利益 ⇒ 2億5,000万円
当期純利益 ⇒ 1億6,100万円
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■主幹事別、セクター別アノマリー
⇒ 情報通信業での直近の負けは、2011/3/11上場 AGS(3648):OR22.2%:東証2部:みずほ証券。
⇒ 月別勝率6位。ただし、2010年以降は、33勝12敗で11位。
⇒ 12月での直近の負けは、2013/12/19上場 ウイルグループ(6089):OR36.7%:東証2部:SMBC日興証券。
⇒ SBI証券の直近の負けは、なし。20連勝中。
⇒ SBI証券・情報通信業の直近の負けは、なし。2014/10/22上場 セレス(3696):OR14.1%:マザーズ以来の上場。
⇒ 東証JQS・情報通信業での直近の負けは、2010/12/1上場 1stホールディングス(3644):OR28.8%:大和証券。
■需給状況
オファリングレシオ(OA含む)は、10.48%。
適正とされる 20%±5% の範囲を下回る。需給は、キツイか。
仮条件上限で試算した吸収金額は、約6.47億円。
■大株主におけるベンチャーキャピタル(VC)の状況
VCの存在数 ⇒ 5つ。
VCの合計所有割合 ⇒ 22.57%
また、大株主を除くVC(投資会社含む)は、2つ。
VC関連の存在数 ⇒ 全部併せて、7つ。
その合計所有割合は ⇒ 24.78%(計773,600株)
今回の売出における放出株数 ⇒ 97,400株。残数は、676,200株 の見込み。
■ロックアップの状況
ロックアップ(売却等):対象者
貸株人である酒井誠、売出人である京大ベンチャーNVCC1号投資事業組合、及び当社株主である三菱UFJキャピタル株式会社、ジャフコV2共有投資事業有限責任組合、東海夢ファンド第1号投資事業有限責任組合、早稲田成長企業支援1号投資事業有限責任組合、みずほキャピタル第3号投資事業有限責任組合、早稲田1号投資事業有限責任組合、ジャフコV2−W投資事業有限責任組合、ジャフコV2−R投資事業有限責任組合、高杉健郎、滝沢英男、田崎浩成、田中太郎、依田光広、宿利恭一、鈴木崇、麻生成徳、株式会社エヌ・エヌ・エー、岩崎友紀央、松田真弓、杉本祥郎、雪嶋薫、水谷全男、酒井多恵子並びに安枝和三。 これらの所有する株式のうち、1,866,400株が対象。
ロックアップ(売却等):期間
90日間(平成27年3月15日)。発行価格の1.5倍以上で解除条件は、有り。
仮条件上限が、1,980円 であることから、2,970円 あたりか。
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ロックアップ(発行等):期間
180日間(平成27年6月13日)。
また、主幹事証券は、裁量でロックアップ解除を行う権限あり。
■親引け
記載なし
■配当
13期(平成25年12月):24.00円
■株主優待
記載無し。
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会員登録をしたユーザー(無料会員を含む)は、「自動車情報プラットフォーム」にアクセスし、「情報収集」と「情報発信」のツールを利用することで、新規部品メーカーの開拓、市場分析、顧客動向調査、技術戦略立案、販売促進など、多方面に活用が可能に。情報は日本語のほか、英語、中国語でも提供。顧客の約39%は、米国、欧州、中国、韓国、タイなどの外国企業であり、その比率は年々上昇中。本社と現地スタッフとの情報共有ツールとしても活用が可能。
今後も、新興国ではモータリゼーションが進展するのは間違いないところ。世界でも比類ない「自動車産業ポータル」を実現するべく、直接取材情報や新興国情報を中心にコンテンツを強化し、情報収集ツール、情報発信ツールとしての地位向上を図りたいところか。
※平成25年12月期の売上高は、
・自動車情報プラットフォーム ⇒ 8億500万円、構成比:94.5%。
・その他コンサルティング ⇒ 4,600万円、構成比:5.5%。
地域別では、
・日本 ⇒ 5億9,900万円、構成比70.3%。
・北米 ⇒ 8,300万円、構成比9.8%。
・欧州 ⇒ 4,800万円、構成比5.7%。
・アジア ⇒1億1,800万円、構成比13.9%。
目論見書から判別できる主な取引先は、
(株)ブリヂストン
(株)デンソー
Exxon Mobil Corporation
経済産業省
(株)日立物流バンテックフォワーディング
丸紅情報システムズ(株)
阪和興業(株)
三菱エンジニアリングプラスチックス(株) あたりか。
新規公開で得た資金の使途は次のとおり。
・「自動車産業ポータル」サイトに係るデータベースやシステム開発、ネットワーク負荷に対応するためのサーバー増強及び社内基幹システム(売上管理システム等)への設備資金として、2億円。
(平成27年12月期:7,000万円、平成28年12月期:6,000万円、平成29年12月期:7,000万円)
・人材採用及び育成に係る人件費として、9,100万円。
(平成27年12月期:3,100万円、平成28年12月期:3,000万円、平成29年12月期:3,000万円)
・既存海外子会社の営業及び調査に係る人員の増強、並びに営業拠点及び調査拠点充実のためのドイツ・インドにおける新規海外子会社の設立(資本出資・増資等)に係る資金として、6,000万円。
(平成27年12月期:2,000万円、平成28年12月期:4,000万円)
残額は、戦略的な事業規模拡大(新規サービス・販売促進費等)のための資金に充当する予定。
細かな財務分析は次回に。
公開価格割れ発生確率(条件付き確率)は、別途に。
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想定株価は、1,800円のところ、
仮条件は、1,780円〜1,980 円 に決定。
公開価格決定日:12/8(月)
上場日:12/16(火)
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投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
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