☆アトラ(6029) 単元株数:100株:マザーズ:サービス業
◆事業概要
鍼灸院・接骨院、マッサージ院の開業運営支援等の事業を展開。
◆特徴
ほねつぎチェーンをはじめとする鍼灸接骨院の開業支援及び開業後の運営指導というリアル院へのサービス提供から、IT支援として、院内管理システムの提供、鍼灸接骨院の口コミ/予約システムであるHONEY-STYLEの運営、療養費請求代行サービスの提供や機材・消耗品等の販売を行うECサイトの運営など、幅広く鍼灸接骨院の事業を支援。
ほねつぎチェーン加盟院数:41院(平成26年9月末現在)
予約システム利用院数:394院(平成26年9月末現在)
請求代行サービス会員数:1,255会員(平成26年9月末現在)
従業員数:65人 臨時従業員数:13人 平均年間給与 379万円(平成26年9月30日現在)
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■業績実績
◆第9期単体(平成25年12月期)
売上高 ⇒ 13億2,000万円 前期比 71.0%増。
営業利益 ⇒ 1億4,400万円 前期は、赤字。
経常利益 ⇒ 1億4,400万円 前期は、赤字。
当期純利益 ⇒ 1億4,500万円 前期は、赤字。
1株あたり純利益(EPS) 55.98円(上場時の2,600,000株で算出)
株価収益率(PER) 740円(仮条件上限)/55.98円=13.22倍あたりか。
※ほねつぎチェーン(売上:5億1,200万円、構成比:38.9%)
フランチャイズの展示会への出展、WEB広告などの新規顧客開拓及び既存オーナーからの紹介などによる契約が順調に推移した結果、当事業年度末のほねつぎチェーン加盟院数は29院(前事業年度比 13院増)となったことによるか。
※HONEY-STYLE(売上:1億7,800万円、構成比:13.6%)
アトラ請求サービス会員に対して、鍼灸接骨院のIT導入支援を積極的に展開したことや、売上向上支援の一環として、鍼灸接骨院で簡単に導入できるようにパッケージ化した自費施術の補助商材販売を積極的に展開したことにより、当事業年度末の利用院数は326院(前事業年度比 116院増)となったことによるか。
※アトラ請求サービス(売上:1億8,500万円、構成比:14.1%)
WEB広告戦略及び当社の営業活動や既存会員の紹介などにより、新規顧客の獲得が順調に推移したことから、当事業年度末においては会員数が1,049会員(前事業年度比 304会員増)に。顧客満足度向上へ向けた施策として、鍼灸接骨院内管理システムA-COMSのバージョンアップ、コールセンターの充実及び機械化・IT化等による作業の効率化等を図ったことによるか。
※機材・消耗品販売(売上:1億8,900万円、構成比:14.3%)
鍼灸接骨院の新規立ち上げ及び自費施術の需要の増加並びに当社の営業活動の結果、施術の際に利用できるトムソンベッド等の販売が好調に推移。また、9月には機材販売を積極的に推し進めるため、HONEY-STYLE利用院等向けにECサイトの運営を開始したことによるか。
※鍼灸接骨院経営コンサルティング(売上:1億7,600万円、構成比:13.3%)
契約院の収益構造に関する指導を中心として展開し、当事業年度末の契約院数は55院に。鍼灸接骨院経営コンサルティング契約先の一部につき受け取る家賃について見直しをおこなったことによるか。
※介護支援、その他(売上:7,600万円、構成比:5.8%)
さくら介護グループのエリアフランチャイズ本部事業における新規加盟店の立ち上げ及び既存加盟店からのロイヤリティ収入の安定確保に努めたものの、介護デイサービス事業のフランチャイズチェーン・パッケージ商品であるほねつぎ介護デイサービスの開業は1店舗にとどまったことによるか。
◆第10期第3四半期(平成26年9月期)
売上高 ⇒ 10億3,600万円
営業利益 ⇒ 4,700万円
経常利益 ⇒ 5,200万円
当期純利益 ⇒ 2,300万円
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■主幹事別、セクター別アノマリー

⇒ サービス業での直近の負けは、2014/7/23上場 日本ビューホテル(6097):OR13.18%:東証2部:大和証券。
⇒ 月別勝率6位。ただし、2010年以降は、33勝12敗で11位。
⇒ 12月での直近の負けは、2013/12/19上場 ウイルグループ(6089):OR36.7%:東証2部:SMBC日興証券。
⇒ 野村證券の直近の負けは、2014/4/8上場 トレックスセミコンダクター(6616):OR30.6%:東証JQS。
⇒ 野村證券・サービス業の直近の負けは、2010/7/23上場 アイケイケイ(2198):OR23.3%:東証JQS。
⇒ マザーズ・サービス業での直近の負けは、2008/8/7上場 トライステージ(2178):20.2%:SMBC日興証券。
■需給状況
オファリングレシオ(OA含む)は、35.38%。
適正とされる 20%±5% の範囲を上回る。需給は、緩いか。
仮条件上限で試算した吸収金額は、約6.80億円。
■大株主におけるベンチャーキャピタル(VC)の状況
VCの存在数 ⇒ 無し。
VCの合計所有割合 ⇒ 0.0%
また、大株主を除くVC(投資会社含む)は、無し。
VC関連の存在数 ⇒ 全部併せても、無し。
その合計所有割合は ⇒ 0.00%(計0株)
今回の売出における放出株数 ⇒ 0株。残数は、0株 の見込み。
■ロックアップの状況
ロックアップ(売却等):対象者
売出人である一般社団法人みどり会、貸株人である久世博之、並びに当社株主である塩中一成、片田徹、田中克典及び柚木孝夫。
ロックアップ(売却等):期間
90日間(平成27年3月15日)。発行価格の1.5倍以上で解除条件は、無し。
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ロックアップ(発行等):期間
180日間(平成27年6月13日)。
また、主幹事証券は、裁量でロックアップ解除を行う権限あり。
■親引け
従業員持株会に対して、22,000株を上限として要請予定。
■配当
過去において、配当実績なし。
■株主優待
記載無し。
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ほねつぎチェーンといった自らの加盟店以外にも、院内管理システム、鍼灸接骨院の口コミ/予約システム、療養費請求代行サービスを提供し、経営基盤の強化を図る。鍼灸接骨院業界が抱える様々な問題をITシステムを最大限に活用し、クリアにすることで、業界への訴求力を向上。今後は、さらなるほねつぎチェーン加盟院及びHONEY-STYLE利用院増加に努め、療養費早期資金化サービスの導入により、アトラ請求サービスの既存会員に対するサービス内容の拡充及び新規会員の獲得を図りたいところか。
※平成25年12月期の売上高は、
・ほねつぎチェーン ⇒ 売上:5億1,200万円、構成比:38.9%
・HONEY-STYLE ⇒ 売上:1億7,800万円、構成比:13.6%
・アトラ請求サービス ⇒ 売上:1億8,500万円、構成比:14.1%
・機材・消耗品販売 ⇒ 売上:1億8,900万円、構成比:14.3%
・鍼灸接骨院経営コンサルティング ⇒ 売上:1億7,600万円、構成比:13.3%
・介護支援、その他 ⇒ 売上:7,600万円、構成比:5.8%
目論見書から判別できる主な取引先は、
(株)アース
SMBCファイナンスサービス(株)
(株)さくら介護グループ
(株)CITYVOX
(株)ATTECC
(株)ウイン
gcストーリ(株)
ユニオン医科工業(株)
(株)サンクスコーポレーション
診察台のあさひ
(株)アスク
(株)オフィス・ゴトウ
(株)空色
(株)セント・リングス といったあたりか。
新規公開で得た資金の使途は次のとおり。
・鍼灸接骨院へ提供しているシステム(A-COMS)におけるサーバー設備の機能強化(増設等)及び機能追加等のための設備資金として、1億5,000万円。
(平成27年12月期)
・アトラ請求サービス会員を支援するための貸付資金として、2億円。
(平成27年12月期)
・ほねつぎチェーンの新規加盟院、HONEY-STYLE利用院・会員及びアトラ請求サービス会員獲得のための広告宣伝費として、5,000万円。
(平成28年12月期)
残額は、平成27年12月期以降に新規採用に係る人件費及び採用費等の運転資金に充当予定。
細かな財務分析は次回に。
公開価格割れ発生確率(条件付き確率)は、別途に。
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想定株価は、690円のところ、
仮条件は、690円〜740 円 に決定。
公開価格決定日:12/5(金)
上場日:12/16(火)
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