■10/17週の先行指数の予想(予測)内容は、次のとおり。
◆10/10週は、スケール的には、やや下げ圧力がかかるか。
◆10/10週は、成長指数的には、下げ圧力がかかるか。
◆10/10週は、トレンド指数的には、やや上げ圧力がかかるか。
■日経平均株価の周期的アノマリー指数(暫定版)の、積分系アノマリーと微分系アノマリーは、次のとおり。
積分系 微分系
10/13(月)・・・休場
10/14(火)・・・+89 , +34
10/15(水)・・・+64 , +21
10/16(木)・・・+67 , +36
10/17(金)・・・+54 , +11
であり、積分系は、好調期で推移するか。微分系は、好調期で推移するか。
10/17週は、先行指数では、売りもありに。周期的アノマリーは、好調期ながらも右肩さがりか。 との予想。
■周期的アノマリーと日経平均株価結果(2014/10/3〜2014/10/17)
日経平均株価は、先週に引き続いて米国相場が軟調に推移したことを受けて大きく下落する展開。一時105円台に突入するなど、円高進行もすすむ。週末終値は、14,500円台に。先週終値を3週連続で下回る。
NYダウは、米国景気が欧州などの停滞に引きずられての減速懸念するとの懸念から下落が続く。6日連続の下落が出現し、下落幅は870ドルを記録。9/19の最高値から、1,160ドル下落。この間の米国経済指標は、9月小売売上高とNY製造業景況指数が予想を下回ったものの、鉱工業生産は、3年ぶりの高水準であり、新規失業保険申請件数は14年ぶりの低水準になるなど米国経済の底堅さを示唆。しかしながら、先行き不安がこれらの指標をはじき飛ばす結果に。週末にきて、9月住宅着工件数とミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったことで、ようやく上昇へ。それでも、週末終値は、16,380ドル台まで下落。
当方の3ヶ月先行指数では、米国の短期的な勢いある上昇相場は9月上旬まで。長期的な上昇相場は、なんとか10月までは持つかと予想。しかしながら、欧州の景気停滞に端を発した側面攻撃により、10月上旬から一気に調整局面入りしたか。
大注目のVIX指数は、10/15に場中に、31台まで上昇し、危険水域の「25」を突破。終値でも26.25(速報値)25.27(修正値)と「25」を突破。10/16も終値でも、25.2を記録。「25」を超えるのは、2012/6/8以来、2年4ヶ月ぶり。VIX指数が「25」を超えたことにより予想される相場展開については後日レポートにまとめる予定。
■日経平均株価日足と前3ヶ月の先行指数と周期的アノマリー(2014/7/19〜2014/10/17)
7/25週は、「スDiff>0」と「成Diff>0」が出現。
「スDiff>成Diff」は継続も、僅差も続く。「スDiff」と「成Diff」が共に上昇へ。
「成長指数」は、僅かに上昇。
長期トレンド指数は、上昇へ。
これらは、上値が重いものの相場の上昇が期待できるサイン。
買い圏内に移行か。
8/1週は、「スDiff>0」と「成Diff>0」が継続。
「スDiff>成Diff」は継続も、僅差も続く。「スDiff」は上昇も、「成Diff」は横ばいへ。
「成長指数」は、僅かに上昇が継続。
長期トレンド指数は、上昇が継続。
これらは、上値が重いものの相場の上昇が期待できるサイン。買い圏内も継続か。
8/8週は、「スDiff>0」と「成Diff>0」と「スDiff>成Diff」が継続。
「スDiff」と「成Diff」も共に上昇へ。
「成長指数」は、僅かに上昇が継続。
長期トレンド指数は、上昇が継続。
これらは、相場の上昇が期待できるサイン。買い圏内も継続か。
しかしながら、大幅下落が発生。残念ながら米国以外での地政学リスクに起因する下落は見通せず。
8/15週は、「スDiff>0」と「成Diff>0」は継続。極小値ながらも「スDiff<成Diff」が出現。
「スDiff」は下落へ。「成Diff」は、上昇へ。
「成長指数」は、僅かに上昇が継続。
長期トレンド指数は、下落が出現。
これらは、相場に頭打ち感が台頭してくるサイン。
先週末に大きく下落した反動で切り返すも、週末になるにつれて頭打ち感が出たか。
8/22週は、「スDiff>0」と「成Diff>0」は継続。「スDiff<成Diff」も継続。
「スDiff」は、下落へ。「成Diff」も、僅かに下落へ。
「成長指数」は、僅かに上昇が継続。
長期トレンド指数は、下落が継続。
これらは、相場に頭打ち感が台頭してくるサイン。
先週から続伸するも、値幅は220円あまり。過熱感はあまりないか。
8/29週は、「スDiff>0」と「成Diff>0」は継続。「スDiff<成Diff」も継続。
「スDiff」は、上昇へ。「成Diff」は、続落へ。
「成長指数」は、僅かに上昇が継続。
長期トレンド指数は、下落が継続。
これらは、やや持ち直してくるも、頭の重さは継続するサイン。
週初めに直近高値を更新するも、その後やや値を下げたか。
9/5週は、「スDiff>0」と「成Diff>0」は継続。「スDiff>成Diff」が出現。
「スDiff」は、上昇継続。「成Diff」は、僅かに上昇へ。
「成長指数」は、緩やかな上昇が継続。
長期トレンド指数は、上昇へ。
これらは、相場が持ち直して上昇するサイン。
週半ばに、直近高値を更新。その後も値を保ったか。
9/12週は、「スDiff>0」と「成Diff>0」は継続。「スDiff>成Diff」は継続も、値が接近。
「スDiff」は、下落へ。「成Diff」は、僅かに下落へ。
「成長指数」は、緩やかな上昇が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。
これらは、相場は好調を維持するも、徐々に頭打ちなるサイン。
実相場は、値幅は大きくないものの上昇傾向を保ったか。
9/19週は、「スDiff>0」と「成Diff>0」は継続。「スDiff<成Diff」が出現。
「スDiff」は、下落へ。「成Diff」は、僅かに下落へ。
「成長指数」は、緩やかな上昇が継続。
長期トレンド指数は、下落へ。
これらは、相場が崩れ始めるサイン。
実相場は、週前半はもたつくも、大きく上昇したか。
FOMC等のイベントが相場に大きく影響したか。
9/26週は、僅かながらも「スDiff<0」へ。「成Diff>0」は継続。「スDiff<成Diff」は継続。
「スDiff」と「成Diff」は、下落へ。
「成長指数」は、緩やかな上昇が継続。
長期トレンド指数は、上昇へ。
これらは、相場に下落圧力と上昇圧力が混在することを示すか。
実相場は、週前半は値を下げるも、中盤には切り返したか。
10/3週は、僅かながらも「スDiff>0」へ。僅かながら「成Diff<0」へ。僅かに「スDiff>成Diff」へ。
「スDiff」は、僅かに上昇へ。「成Diff」は、下落へ。
「成長指数」は、僅かながら下落へ。
長期トレンド指数は、上昇へ。
これらは、相場に僅かに上昇圧力があるも、下落圧力も相変わらず存在することを示すか。
実相場は、週後半にかけて値を下げたか。
10/10週は、「スDiff>成Diff」と「スDiff>0」は継続も、「成Diff<0」が出現。
スDiffは上昇も、成Diffは、下落継続。
「成長指数」は、僅かながら下落継続。
長期トレンド指数は、上昇継続。
これらは、相場に下落圧力も相変わらず存在することを示すか。
実相場は、想定以上に値を下げたか。
10/17週は、「スDiff>成Diff」と「スDiff>0(極小値)」、「成Diff<0」は継続。
スDiffは下落へ。成Diffは、下落継続。
「成長指数」は、僅かながら下落継続。
長期トレンド指数は、下落へ。
これらは、相場に下落圧力がかかることを示すか。
実相場は、値を下げたか。
改めて、先行指数を見直すと、9/5週から10/10週の間に相場がピークアウトすることを示唆。
スケールDiff ⇒ 9/5週ピークアウト。
成長Diff ⇒ 9/26週までプラス値。
長期成長指数 ⇒ 9/26週ピークアウト。
長期トレンド指数 ⇒ 10/10週ピークアウト。
実相場は、9/26週にピークアウト。
大きな損失を被らないための、先行指数という目的は果たしているか。
周期的アノマリーと実相場の動きは、7月中旬からアノマリーが再び上昇傾向へ。実相場も反発したか。7月下旬から8月初旬にかけて、アノマリーがピークアウト。実相場もピークアウトしたか。8月上中旬にアノマリーがボトムアウト。実相場もボトムアウトしたか。9月中旬にアノマリーがピークへ。実相場も高値を更新したか。9月中旬にかけては、アノマリーと実相場の連動性が高いか。10月に入っても、ある程度の連動性は見られるか。
3ヶ月先行指数で大きな相場全体の方向性を掴んで、周期的アノマリーで細かな投資タイミングを計る戦略は、7月中旬からは9月上旬にかけての回復傾向は合致したか。ただ、実相場のピークは9月中旬から下旬だったか。先行指数とのズレが約2週間あるか。各先行指数をピッタリ一致させるのは、難しいか。それでも、概ね一致している点は評価できるか。
■日経平均株価と前1年の3ヶ月先行指数(2013/10/18〜2014/10/17)
先行指数と実相場の動きは、それなりに一致率が高いか。
特に、長期スケールAと長期トレンド指数及びスDiff(短期スケールA−長期スケールA)の動きと一致率が高いか。
2014年に入っても、2月初旬での底打ちも概ね一致。
その後の戻りから、2月中旬から下旬にかけて弱含むことも概ね一致。
3月上旬から再び戻り基調に移行することも概ね一致か。
スケールが右肩上がりの時は、実相場は崩れにくく、強さを保つか。
成長指数が右肩さがりでも、
スケール、スDiff、成Diffが共に右肩上がりであり、
さらに、スDiff>成Diff であるときにも、強い相場が出現か。(2013/10月中旬〜12月下旬)
ただし、長期トレンド指数は下落中。売り圏内が到来か。
また、成長指数が右肩下がりで、スケールが右肩下がりからフラットで、
さらに、スDiff、成Diffが共に右肩下がりの期間を含み、
スDiff<0が優勢 であるときは、弱めの相場が出現か。(2014/1月〜2月下旬)
ただし、1月下旬で長期トレンド指数が底打ち。買い圏内が到来か。
また、成長指数がフラットから右肩上がりで、スケールが右肩上がりで、
さらに、スDiff、成Diffが共に右肩上がりで、
スDiff>0が優勢 であるときは、強めの相場の出現が期待されたが
実相場は、ややもたついているか。(2014/3月上旬〜3月下旬)
スケール、成長指数が共に、右肩下がりで、
さらに、スDiff、成Diffが共に右肩さがりに転じた時は、
実相場も下落しやすいか。(2014/4月上旬〜中旬)
スケール、成長指数が共に、右肩上がりで、
さらに、スDiff、成Diffが共に右肩あがりに転じた時は、
上昇が期待されたが、実相場は、やや上昇したものの横ばいから下落したか。(2014/4月中旬〜)
ただし、4月中旬には長期トレンド指数が底打ち。買い圏内が到来か。
スケール、成長指数が共に、右肩下がりで、
スDiff、成Diffが共に、右肩下がりに転じた時は、
下落が予測されたが、実相場は、上昇傾向を保ったか。(2014/5月中下旬〜6月中旬)
スケール、長期トレンド指数が下落するも、強い数値を維持したためか。
スケール、成長指数が共に、右肩上がりで、
スDiff、成Diffが共に、右肩上がりに転じた時は、
上昇が予測され、実相場も上昇傾向を保ったか。(2014/6月下旬〜)
スケール、長期トレンド指数も上昇傾向へ。相場を下支えしているか。
スケールの右肩上がりの勢いが落ちて、成長指数は、僅かに右肩下がりへ
スDiff、成Diffが共に、右肩下がりに転じた時は、
上昇の一服から踊り場入りが予測されたものの、
実相場は、大幅に下落したか。(2014/9月下旬〜)
■NYダウ日足と前3ヶ月の先行指数と周期的アノマリー(2013/7/18〜2014/10/17)
先行指数との一致率は、高いか。
特に、スDiff(短期スケールA−長期スケールA)の動きと一致率が高いか。
7月下旬からも堅調な相場が期待されたが、米国以外に起因する事由で下落。しかしその後は、先行指数が示すとおりに回復傾向へ復帰したか。8/29週〜9/5週には、SP500で2,000ポイント超えで史上最高値を更新。NYダウも史上最高値近辺まで上昇。サマーラリーが出現したか。9/19週には、FOMC等イベント効果もあって、NYダウとSP500共に史上最高値を更新。先行指数(スDiff)では9/5週、(成長指数)では、9/26週、(長期トレンド指数)では、10/10週に、ピークアウト予測。実相場は、9/19週にピークアウトしたか。前後に約2週間のズレがあるものの、許容範囲内か。10月上旬からの欧州成長減速懸念による下落圧力は、先行指数による予測では見極めることが出来ず。米国経済指標で構成される先行指数の弱点が浮かび上がる結果に。
周期的アノマリーと実相場の動きは、7月下旬からのピークアウトも一致したか。8月上中旬でのボトムアウトも一致か。9月中旬ボトムアウトは少しだけ一致したものの不調に。10月上旬からのピークアウトは再び一致しつつあるか。
■NYダウと前1年の先行指数(2013/10/18〜2014/10/17)
先行指数と実相場の動きは、それなりに一致率が高いか。
やはり、長期スケールAと長期トレンド指数及びスDiff(短期スケールA−長期スケールA)の動きと一致率が高いか。
2014年に入っても、1月上旬でのピークアウト、2月初旬での底打ちも概ね一致か。
スケールが右肩上がりの時は、実相場は崩れにくく、強さを保てるか。
成長指数が右肩下がりでも、
スケール、スDiff、成Diffが共に右肩上がりであり、
さらに、スDiff>成Diff であるときにも、強い相場が出現か。(2013/10月中旬〜12月下旬)
ただし、長期トレンド指数は下落中。売り圏内が到来か。
また、成長指数が右肩下がりで、スケールが右肩下がりからフラットで、
さらに、スDiff、成Diffが共に右肩下がりの期間を含み、
スDiff<0が優勢 であるときは、弱めの相場が出現か。(2014/1月〜2月下旬)
ただし、1月下旬で長期トレンド指数が底打ち。買い圏内が到来か。
また、成長指数がフラットから右肩上がりで、スケールが右肩上がりで、
さらに、スDiff、成Diffが共に右肩上がりで、
スDiff>0が優勢 であるときは、強めの相場が出現か。(2014/2月下旬〜3月中下旬)
また、スケール、成長指数が共に右肩下がりで、
さらに、スDiff、成Diffが共に右肩下がりで
スDiff<成Diff、スDiff<0が優勢 であるときは、弱めの相場が出現か。(2014/4月上旬〜中旬)
スケール、成長指数が共に、右肩上がりで、
さらに、スDiff、成Diffが共に右肩上がりに転じた時は、
実相場も上昇も上昇に転じたか。(2014/4月中旬〜)
それでも、スケールや成長指数が示すほどの力強さは無いか。
ただし、4月中旬には長期トレンド指数が底打ち。買い圏内が到来か。
スケール、成長指数が共に、右肩下がりで、
スDiff、成Diffが共に、右肩下がりに転じた時は、
下落が予測されたが、実相場は、上昇傾向を保ったか。(2014/5月中下旬〜6月中旬)
スケール、長期トレンド指数が下落するも、強い数値を維持したためか。
スケール、成長指数が共に、右肩上がりで、
スDiff、成Diffが共に、右肩上がりに転じた時は、
上昇が予測され、実相場も上昇傾向を保ったか。(2014/6月下旬〜)
スケール、長期トレンド指数も上昇傾向へ。相場を下支えしているか。
スケールの右肩上がりの勢いが落ちて、成長指数は、僅かに右肩下がりへ
スDiff、成Diffが共に、右肩下がりに転じた時は、
上昇の一服から踊り場入りが予測されたものの、
実相場は、大幅に下落したか。(2014/9月下旬〜)
7月下旬に、地政学リスク(ウクライナ情勢、中東情勢等)が意識され大幅下落が発生。
米国以外の事由で下げたものの、ジワジワと戻したのは、先行指数が示すとおりか。
8月下旬〜9月上旬には、NYダウは史上最高値近辺まで上昇。SP500で2,000ポイント超えで史上最高値を更新。サマーラリーが出現したか。
9月上旬から、スケールの上昇の勢いが低下。実相場も踊り場に入りつつあるか。
しかしながら、9月中旬にはFOMC等のイベント効果もあってNYダウ及びSP500で史上最高値を更新したか。
10月上旬から、欧州成長減速懸念が台頭。実相場に想定以上の下押し圧力がかかり、VIX指数も25超が出現。
実相場は、大幅に下落したか。
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