■6/6週の先行指数の予想(予測)内容は、次のとおり。
◆長期的には、6/6週は、強めの下げ圧力がかかるか。
◆短期的には、6/6週は、強めの下げ圧力がかかるか。
◆RANK的には、6/6週は、強めの下げ圧力がかかるか。
■日経平均株価の周期的アノマリー指数(暫定版)の、積分系アノマリーと微分系アノマリーは、次のとおり。
積分系 微分系
6/2(月)・・・−48 , −48
6/3(火)・・・−53 , −62
6/4(水)・・・−64 , −50
6/5(木)・・・−59 , −22
6/6(金)・・・−58 , −6
であり、積分系・微分系ともに、ほぼ不調期で推移するか。
6/6週は、先行指数では、安値圏へ移行。周期的アノマリーは、不調期での推移が続くか。 との予測。
■周期的アノマリーと日経平均株価結果(2014/5/23〜2014/6/6)
日経平均株価は、先週後半からの流れを引き継ぎ、6/2に、300円超上昇し、14,900円台まで戻す。6/3に、15,000円台に到達。その後は、やや上値が重いものの、6/5には、4連騰を記録。週末終値は、15,070円台に、先週終値を上回り3週連続の上昇へ。
NYダウは、概ね好調を維持。週末にかけて値を上げる展開。6/5には、ECBの利下げとマイナス金利導入にさらなる追加緩和も示唆したことから、NYダウとSP500で再び史上最高値を更新。6/6の5月米雇用統計は、21万7千人増。失業率は6.3%の横ばい。ちょうど良い増加ペースであったことから、急激な金利上昇は無いとの思惑から、NYダウ、SP500とも最高値を更新。NYダウは16,900ドルを突破。17,000ドル台も視野に入る展開に。VIX指数は、一時12を上回るも、週末には、10台後半まで下落。
米国相場も含めて予測された下落は出現せず。予測のタイミングが前にズレているのか。或いは下落予測そのものが外れているのか判別しづらいところ。6月末まで様子をみたあと、後日検証予定。
■日経平均株価日足と前3ヶ月の先行指数と周期的アノマリー(2014/3/7〜2014/6/6)
3/14週は、「ス短長差>成短長差」 が継続。「成短長差<0」 も、
僅かながら 「ス短長差>0」 に、しかも、右肩上がりに。
これは、戻り傾向が、再び加速してくるサイン。
中国の経済指標大幅悪化とウクライナ情勢悪化までは見通せなかったか。
3/21週は、「ス短長差>成短長差」 が継続。「成短長差<0」 も、
「ス短長差>0」 が明確に。しかも、右肩上がりに。
これは、上昇基調が続くサイン。
実相場では、週前半にやや戻すも、結局は下落へ。
中国の景気減速懸念とそれに伴う元安誘導が招く円高圧力は見通せなかったか。
3/28週は、「ス短長差>成短長差」 が継続。「成短長差>0」 に復帰、
「ス短長差>0」 であり、上昇角度は小さくなるも、右肩上がりも継続。
これは、上昇基調が続くサイン。
実相場では、小幅ながらもジリ高となったか。
4/4週は、「ス短長差>成短長差」 が継続も、互いの値が接近。
「ス短長差>0」 であるが、右肩下がりに。「成短長差>0」であり、右肩上がりも継続。
これは、下落傾向へ転じつつあることを示すサイン。
しかしながら、実相場はジリ高で推移したか。
4/11週は、「成短長差>ス短長差」と「ス短長差<0」が出現。
「成短長差>0」であるものの、すべてが右肩下がりに。
これは、相場が停滞から下落へと調整することを示すサイン。
実相場でも、下落が出現したか。
4/25週〜5/2週は、「ス短長差>0」と「ス短長差>成短長差」が出現。
ただし、「成短長差<0」のまま。
これは、相場が上昇へと向かいつつあることを示すサイン。
しかしながら、実相場では、やや上昇したものの失速。ほぼ横ばいに。
5/9週は、「ス短長差>0」、「ス短長差>成短長差」、「成短長差>0」が出現。
これは、相場が上昇するサイン。
しかしながら、実相場ではGWでの休場が米国相場からのフォローを断ち切ってしまい、下落へ。
5/16週は、「ス短長差>0」、「ス短長差>成短長差」、「成短長差>0」が継続するも、
「ス短長差」と「成短長差」が接近。これは、上昇に一服感がでて相場が停滞するサイン。
実相場でも、一時は上昇に転じるも失速して下落へ。
5/23週は、「ス短長差>0」、「成短長差>0」が継続するも、
「ス短長差<成短長差」が出現。これは、相場が下落へと転じ始めるサイン。
実相場では、一時下落するも切り返して小反発へ。
どうやら、日本相場は4月以降「成長指数」及び「成短長差」とのシンクロ率が高いか。
5/30週は、「ス短長差>0」、「成短長差>0」が継続するも、
「ス短長差<成短長差」も継続。これは、相場が下落へと転じ始めるサイン。
実相場では、上値は重いものの上昇傾向が続く。
引き続き、「成長指数」及び「成短長差」とのシンクロ率が高いか。
6/6週は、「成短長差>0」が継続するも、
「ス短長差<成短長差」に続き、「ス短長差<0」も出現。
「成長指数」及び「成短長差」も下落へ転じる。
これは、相場が下落するサイン。
しかしながら、実相場では、上昇傾向が続く。
どうやら下落予測は外れた模様。タイミングのズレなのか、下落予測自体が外れたのかは後日検証予定。
周期的アノマリーと実相場の動きは、3月上旬でのボトムアウト時には、実相場も上昇傾向へと転じたか。ただし、3月中下旬のピークアウト時には、実相場は一旦は弱含んだあとに上昇へ。下落時のアノマリーは、やや当てにならない傾向が発生したか。ただし、4月に入ってから実相場も下落に転じたか。4月中旬でのボトムアウト時には、実相場も上昇に転じたか。5月上旬までは強めのアノマリーが示されたが、実相場は弱含んだままで終了。5月上旬にアノマリーはピークアウトから下落へ。実相場は、5月中旬に反発傾向へ転じたか。5月下旬から6月上旬にかけてアノマリーがボトムアウト。実相場も騰勢を強めたか。
3ヶ月先行指数で大きな相場全体の方向性を掴んで、周期的アノマリーで細かな投資タイミングを計る戦略は、5月下旬以降、精度が落ちているか。不発に終わったと思われた4月中旬からの上昇予測が長い目で見れば有効になってきているのは何とも言い難いところか。
■日経平均株価と前1年の3ヶ月先行指数(2013/6/7〜2014/6/6)
先行指数と実相場の動きは、それなりに一致率が高いか。
特に、ス短長差(短期スケールA−長期スケールA)の動きと一致率が高いか。
2014年に入っても、2月初旬での底打ちも概ね一致。
その後の戻りから、2月中旬から下旬にかけて弱含むことも概ね一致。
3月上旬から再び戻り基調に移行することも概ね一致か。
スケールが右肩上がりの時は、実相場は崩れにくく、強さを保つか。
成長指数が右肩さがりでも、
スケール、ス短長差、成短長差が共に右肩上がりであり、
さらに、ス短長差>成短長差 であるときにも、強い相場が出現か。(2013/10月中旬〜12月下旬)
11月中旬から中国スケールも上昇に転じ、相場を支えたか。
また、成長指数が右肩下がりで、スケールが右肩下がりからフラットで、
さらに、ス短長差、成短長差が共に右肩下がりの期間を含み、
ス短長差<0が優勢 であるときは、弱めの相場が出現か。(2014/1月〜2月下旬)
また、成長指数がフラットから右肩上がりで、スケールが右肩上がりで、
さらに、ス短長差、成短長差が共に右肩上がりで、
ス短長差>0が優勢 であるときは、強めの相場の出現が期待されたが
実相場は、ややもたついているか。(2014/3月上旬〜3月下旬)
スケール、成長指数が共に、右肩下がりで、
さらに、ス短長差、成短長差が共に右肩さがりに転じた時は、
実相場も下落しやすいか。(2014/4月上旬〜中旬)
スケール、成長指数が共に、右肩あがりで、
さらに、ス短長差、成短長差が共に右肩あがりに転じた時は、
上昇が期待されたが、実相場は、やや上昇したものの横ばいから下落したか。(2014/4月中旬〜)
中国スケールが下落に転じたことで、下げ圧力が生じ、
米国スケールの上昇との相殺が起きている可能性もあるか。
スケール、成長指数が共に、右肩下がりで、
ス短長差、成短長差が共に、右肩下がりに転じた時は、
下落が予測されたが、実相場は、上昇傾向を保っているか。(2014/5月中下旬〜)
■NYダウ日足と前3ヶ月の先行指数と周期的アノマリー(2013/3/7〜2014/6/6)
先行指数との一致率は、高いか。
特に、ス短長差(短期スケールA−長期スケールA)の動きと一致率が高いか。
2月上旬から3月中下旬までの上昇も概ね一致か。4月上旬からの下落と4月中旬から5月上旬にかけての上昇も概ね一致か。5月中下旬から、下落もあるかと予測されたが上昇傾向へ。相場の勢いが勝っているか。
周期的アノマリーと実相場の動きは、2月上旬からの上昇傾向では、実相場にも上昇局面が出現したか。2月中旬からは下落傾向であるものの、好調期の強い数値を維持。実相場は踊り場からジリ高で推移したか。3月中旬から4月上旬の不調期には、相場も下落したか。4月中旬から5月上旬にかけての上昇期には、相場も上昇に転じたか。5月中旬から不調期に突入するも、相場には大きな下落は出現せず。不調期時の一致率の悪さは相変わらずか。しかしながら、5月下旬でのボトムアウトは、一致しているか。
■NYダウと前1年の先行指数(2013/6/7〜2014/6/6)
先行指数と実相場の動きは、それなりに一致率が高いか。
やはり、ス短長差(短期スケールA−長期スケールA)の動きと一致率が高いか。
また、2013年11月以降は、短期スケールAの動きとも一致率が高いか。
2014年に入っても、1月上旬でのピークアウト、2月初旬での底打ちも概ね一致か。
スケールが右肩上がりの時は、実相場は崩れにくく、強さを保てるか。
成長指数が右肩下がりでも、
スケール、ス短長差、成短長差が共に右肩上がりであり、
さらに、ス短長差>成短長差 であるときにも、強い相場が出現か。(2013/10月中旬〜12月下旬)
11月中旬から中国スケールも上昇に転じ、相場を支えたか。
また、成長指数が右肩下がりで、スケールが右肩下がりからフラットで、
さらに、ス短長差、成短長差が共に右肩下がりの期間を含み、
ス短長差<0が優勢 であるときは、弱めの相場が出現か。(2014/1月〜2月下旬)
また、成長指数がフラットから右肩上がりで、スケールが右肩上がりで、
さらに、ス短長差、成短長差が共に右肩上がりで、
ス短長差>0が優勢 であるときは、強めの相場が出現か。(2014/2月下旬〜3月中下旬)
また、スケール、成長指数が共に右肩下がりで、
さらに、ス短長差、成短長差が共に右肩下がりで
ス短長差<成短長差、ス短長差<0が優勢 であるときは、弱めの相場が出現か。(2014/4月上旬〜中旬)
スケール、成長指数が共に、右肩上がりで、
さらに、ス短長差、成短長差が共に右肩上がりに転じた時は、
実相場も上昇も上昇に転じたか。(2014/4月中旬〜)
中国スケールが下落に転じたものの、米国は持ちこたえて上昇傾向を維持か。
それでも、スケールや成長指数が示すほどの力強さは無いか。
スケール、成長指数が共に、右肩下がりで、
ス短長差、成短長差が共に、右肩下がりに転じた時は、
下落が予測されたが、実相場は、上昇傾向を保っているか。(2014/5月中下旬〜)
投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
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