ポバール興業(4247) 財務分析　目論見書の個人的な感想２　IPO(新規公開株): 株で勝つ!! 日経平均長期予想(NYダウ)3ヶ月先行シグナルチャート明日急騰株!!

新規公開株に当選し、初値が公募価格を上回る・・・幸運を掴むその日のために。

☆ポバール興業(4247)　単元株数：100株：名証2部：化学

◆事業概要
工業用ベルト、ガラス研磨用部材等の樹脂加工品の製造・販売を実施。

◆特徴
樹脂ベルト(主にポリエステル繊維を芯体に、表面をポリウレタン等の樹脂素材によりコーティングした積層・複合したベルト)の製造に特化。取扱製品は、ユーザーの求めている課題の解消を最優先としたカスタムメイドが中心。また、ベルト製造で培った素材選定技術・接着技術・樹脂加工技術を駆使して、ガラス研磨工程における台座・緩衝材等の部材、光学部品用の研磨パッドも製造。この他にも、発泡ウレタンによる緩衝材、不織布によるフィルター、緩衝材等も取り扱う。

従業員数：105人　臨時従業員数：18人　平均年間給与　516万円（平成26年4月30日現在）
子会社２社で構成。

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続いて目論見書から見てとれる財務状態についての分析。

※50期については、平成26年3月期までの連結の数字
◆収益性分析の指標

●ROA（総資本利益率) = 当期純利益　÷　総資産
事業に投下されている資産が利益をどれだけ獲得したかを示す。
10％程度は「かなり優良」。5％前後は「良い」。1～2％は「普通」。

	48期	49期	50期
ROA	1.72%	4.26%	4.82%

⇒漸増傾向か。良い数値か。

●ROE（自己資本利益率） = 当期純利益　÷　自己資本
株主の持分である自己資本に対してのリターン（当期純利益）を示す。
20％程度は「かなり優良」。10～15％前後は「良い」。10％は「普通」。

	48期	49期	50期
ROE	2.10%	5.19%	5.78%

⇒漸増傾向では、あるがやや低い数値か。

●売上高利益率 = 当期純利益　÷　売上高
最終利益である当期純利益の売上高に対する割合を示す。
5％程度は優良。1～3％は標準。

	48期	49期	50期
売上高利益率	3.16%	7.90%	9.25%

⇒粗利は40%前後。かなり優良な数値か。

●総資産回転率 = 売上高　÷　総資産
総資本の有効活用度合いを示す。

	48期	49期	50期
総資産回転率	0.54	0.54	0.52

⇒ 低い数値ながらも、安定した回転率か。

●財務レバレッジ = 総資本　÷　自己資本
自己資本を１として、その何倍の総資本を事業に投下したかを示す。

	48期	49期	50期
財務レバレッジ	1.22	1.22	1.20

⇒自己資本比率が高いため、低めの数値も、安定しているか。

◆安全性分析の指標

●流動比率 = 流動資産　÷　流動負債
短期的な支払能力を簡易的に示す。200%以上は「優良」。150～120%は「良」。

	48期	49期	50期
流動比率	332.26%	346.35%	391.73%

⇒安定した数値であり、かなり優良な数値か。

●当座比率 = 当座資産　÷　流動負債
短期的な支払能力を流動比率より厳密に示す。100%以上は「優良」。100～70%は「良」。

	48期	49期	50期
当座比率	226.40%	237.93%	267.01%

⇒安定した数値であり、かなり優良な数値か。

●現預金月商比率 = 現預金 ÷ 平均月商
月商の何ヶ月分の現金を保有しているかを示す。1．5ヶ月～1ヶ月が良いとされる。

	48期	49期	50期
現預金月商比率	2.80	2.77	2.97

⇒安定した数値か。手持ちの現金は潤沢か。

●自己資本比率 = 自己資本　÷　総資本
総資本（総資産）に対する自己資本を示す。30%～20%は「優良」。15%前後は「良」。

	48期	49期	50期
自己資本比率	81.89%	82.12%	83.47%

⇒ 安定した数値か。かなり優良な数値か。

●固定比率 = 固定資産　÷　自己資本
固定資産に投資した資金に対する自己資本の割合を示す。50%～80%が「優良」。100%以下が「良」。

	48期	49期	50期
固定比率	71.04%	70.11%	67.86%

⇒ 安定した数値か。優良な数値か。

●固定長期適合率 = 固定資産　÷ （自己資本　＋　固定負債）
固定資産に投資した資金に対する長期資金の割合を示す。50%～80%が「優良」。100%以下が「良」。

	48期	49期	50期
固定長期適合比率	66.56%	65.61%	63.69%

⇒安定した数値か。優良な数値か。

●有利子負債月商比率 = 有利子負債 ÷ 平均月商
月商の何か月分の有利子負債（主に銀行借入）を抱えているか示す。３以下が「優良」。

	48期	49期	50期
有利子負債月商比率	0.28	0.11	0.10

⇒有利子負債は、ほとんど無いか。

●安全余裕率＝（売上高－損益分岐点売上高)÷売上高
売上高をどの程度減少させても赤字に陥らないかを示す。

	48期	49期	50期
安全余裕率	20.10%	26.89%	25.27%

⇒漸増傾向も、やや余裕の無い数値か。

◆資金繰り分析の指標

●売上債権回転期間 = （売掛金＋受取手形）　÷　（売上高 ÷ 12 ）
販売してから売上債権を回収するまでにかかる期間を月数で示す。

	48期	49期	50期
売上債権回転期間	3.18	3.19	3.74

⇒ 製造業としては、標準的な数値か。

●在庫回転期間 = 棚卸資産　÷　（売上原価 ÷ 12 ）
商品を仕入れてどのくらいの月数で販売しているかを示す。

	48期	49期	50期
在庫回転期間	4.27	4.40	4.52

⇒カスタムメイドではあるが、やや在庫回転は悪いか。

●インタレスト・カバレッジ = 営業利益　÷　支払利息
営業利益に対する借入金の利息の割合を示す。20以上は「優良」。10以上は「良」。

	48期	49期	50期
インタレストカバレッジ	743.39	955.24	2149.74

⇒借入金の利息負担は軽微か。

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平成26年3月期において、
社債残高は、無し。
短期借入金は、2,000万円。
長期借入金は、無し。
リース債務は、無し。
債務残高合計は、2,000万円。

販売管理費は、48期　6億7,800万円　⇒　49期　7億900万円　と4.6%増。
給与及び手当が、600万円増、研究開発費が、700万円増　によるか。

当期製造原価は、48期　10億9,700万円　⇒　49期　10億6,700万円　と　2.7%減。
期末仕掛品棚卸高が、2,400万円減　によるか。

現金及び預金は、5億7,400万円を保有。
売掛金を含めた流動資産は、19億2,800万円。

財務的には、問題無いか。

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想定株価は、930円のところ、
仮条件は、930円～930円　に決定。
公開価格決定日：6/16（月）
上場日：6/25（水）

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