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Top◆IPO(新規公開株) 失敗の本質 >IPO失敗の本質 第4回 2014年1〜4月期のIPOを振り返って 13勝5敗 公開価格割れ発生率27.7%
2014年04月30日

IPO失敗の本質 第4回 2014年1〜4月期のIPOを振り返って 13勝5敗 公開価格割れ発生率27.7%



IPO(新規公開株)で、公開価格割れを起こす銘柄を見極る方法を探るために、過去のIPO失敗事例を振り返ることに。
そして、ベイズの定理推定(条件付確率)を用いたIPO(新規公開株)の失敗確率(アノマリー)の算出を目指すために。

2014年1月〜4月のIPO(新規公開株)は、全部で18社。
成績は、13勝5敗。公開価格割れは、27.7% の確率で発生中。

2013年の成績が、53勝1敗。公開価格割れは、1.8% の確率だったことや、
2010年以降の公開価格割れは全IPOで、21.5% であり、2001年以降の公開価格割れは全IPOで、15.6% 発生していることを踏まえると、2014年1月〜4月期は、やや高い確率で公開価格割れが発生しているか。

2014年1月〜4月期のIPO(新規公開株)をオファリングレシオ順に並び替えると次のとおり。

ipo-2014-1-4.png

オファリングレシオ(OR)が 30% を超えると勝率がやや落ちるか。
オファリングレシオが(OR) 35% を超えると勝率が一気に悪くなる傾向は、従来どおりか。

問題は、ジョイフル本田(3191)である。OR的には、公開価格割れを起こしにくい数値だが、僅かに下回る結果に。
ただし、その後切り返し上昇初日の終値では公開価格を上回り、4/25には、株価が4,000円を超えるまでに上昇。
同様な動きを、西武ホールディングス(9024)も見せていることから、事前の人気が今ひとつでも、ORが低ければIPO抽選に参加する戦略も有効か。

業種別では、電気機器の勝率の低さが際だつ。3連敗で勝率0.00。
これは、2010年以降顕著で、1勝6敗に。唯一の勝ちは、マザーズ:OR9.2%の案件のみ。
反対に、情報通信業の勝率は高い。5連勝で勝率1.00。
2010年以降は、40勝2敗。現在のところ35連勝中。

市場別では、東証1部の勝率が低い。2勝3敗。
反対に、マザーズの勝率は高い。6連勝中。

3ヶ月先行指数とIPO公開価格割れを起こしたタイミングの比較は、次のとおり。

ipo-2014-1-4-senko225.png

この図からも、ジョイフル本田(3191)は、相場そのものが急落したことによる巻き込まれ型の公開価格割れと言えるか。

ところで、丸和運輸機関(9090)であるが、OR24.7%は適正範囲の上限付近。陸運業と勝率の高い業種であったものの公開価格割れが発生。ネックとなったのは、東証2部案件であったことか。

東証2部は、2010年以降、13勝8敗。勝率0.619。
東証1部:14勝5敗:勝率0.737。東証JQS:34勝12敗:勝率0.739。マザーズ:70勝5敗:勝率0.933。
他の市場と比較すると、負けの多さが際だつ。

東証2部案件は、例えORが適正範囲内でも気は抜けないか。さらに、相場全体が急落中であったことも影響したか。

改めて、2014年1〜4月期のIPOを振り返ると、
5敗中の3敗は、OR30%以上+電気機器 の組合せで、過去のIPO統計からみると明らかな地雷。
特に、ジャパンディズプレイ(6740)と日立マクセル(6810)は、ORが高数値であったことから回避は必定だったか。


投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。

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posted by lucky cat at 11:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | ◆IPO(新規公開株) 失敗の本質 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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