■3/21週の先行指数の予想(予測)内容は、次のとおり。
●長期的には、3/21週は、上げ圧力がかかるか。3/28週は、やや強めの下げ圧力がかかるか。
●短期的には、3/21週は、ほぼ横ばいか。3/28週は、下げ圧力がかかるか。
●RANK的には、3/21週は、ほぼ横ばいか。3/28週は、強めの下げ圧力がかかるか。
■日経平均株価の周期的アノマリー指数(暫定版)の、積分系アノマリーと微分系アノマリーは、次のとおり。
積分系 微分系
3/17(月)・・・+16 , +38
3/18(火)・・・+21 , +12
3/19(水)・・・+30 , +12
3/20(木)・・・+31 , +20
3/21(金)・・・休場
であり、積分系・微分系ともに好調期も、微分系は、3/18にピークアウトが出現か。
3/21週は、先行指数では、高値圏ながらもピークアウトが出現。周期的アノマリーでは、微分系・積分系ともに好調期も、微分系にピークアウトが出現。相場としてもピークアウトが出現か。
3/21週までは、高値圏での推移が見込まれたが、3/14週後半から調整局面入りした可能性も。
このまま、最長で4月中旬まで調整が続く可能性もあるので、十分に注意したいところか。
当方の先行指数は、米国の主たる経済指標により構成し算出。しかし、3/13の中国の経済指標によるNYダウの急落を目の当たりすると、もはや中国経済がNYダウに与える影響は無視できないことを痛感。中国版の先行指数の開発を目指すことに。理論と計算式は、流用するとして問題はデータ。週間ベースのデータが欲しいところだが、ネット上には、ほとんど見あたらず。とりあえず中国国家統計局の不揃いの月間データで試行錯誤するしかないようである。見通しがついたら、発表予定。
■6/27週までの先行指数の主な予想(予測)内容は、次のとおり。
●長期系指数群から
長期スケールAは、3/21週にかけて上昇。3/28週〜4/4週に連続下落。4/11週〜5/23週にかけて上昇。最高値が出現。5/30週〜6/13週に下落。6/20週〜6/27週に上昇へ。成長指数Aは、3/14週にかけて下落。3/21週〜3/28週は、9週間ぶりに上昇。しかし、4/4週〜4/18週にかけて下落し、最低値を更新。4/25週〜5/23週にかけて上昇へ。5/30週〜6/27週にかけて下落へ。
株式相場の転換点は、3/21週までは、上昇傾向が続くか。3/28週〜4/4週は、調整するか。4/11週〜5/2週は上昇傾向が続くか。5/9週〜5/16週はやや弱含むか。5/23週〜6/13週は調整するか。6/20週〜6/27週は戻す展開か。
●短期系指数群から
短期スケールAは、3/21週まで上昇傾向に。3/28週〜4/4週には下落へ。4/11週〜5/9週は上昇。最高値を更新。5/16週〜6/13週は下落へ。6/20週〜6/27週は上昇へ。短期成長指数Aは、3/28週までは、上昇へ。4/4週〜4/18週に下落へ。4/25週〜5/16週に上昇へ。5/23週〜6/20週に下落へ。6/27週から上昇へ。
株式相場の転換点は、3/21週にかけて上昇傾向が続くか。3/28週〜4/4週は、調整するか。4/11週〜5/2週にかけて上昇傾向か。5/9週〜6/6週は、調整するか。6/13週〜6/27週にかけて戻す展開か。
●RANK系指数群から
長期期地合は、3/28週まで6であり弱含むもニュートラルか。4/4週から4に低下するも、4/18週から再び6に復帰。5/16週には、8に、5/30週には、10まで戻す。短期地合とRANK指数では、3/28週〜4/4週と5/30週〜6/13週に、弱い数値が出現。相対的な地合も弱いか。3/7週〜3/21週と4/18週〜5/9週に強い数値が出現。相対的な地合も強いか。計差分と計差分計では、3/28週〜4/4週と5/23週〜6/13週に、急落サイン出現。微分スコアでは、3/21週にかけて、持ち直しが鮮明に。戻りから上昇へと期待できるか。3/28週〜4/4週に下落へ。調整するか。4/11週〜5/16週は、戻す展開か。5/23週〜6/13週は下落へ。調整するか。6/20週〜6/27週は、戻す展開か。
まとめると、
3/21週は、ほぼ全ての指数で改善傾向が続く。上昇基調が続くか。
3/28週は、成長指数を除く指数が悪化傾向へ。調整局面が出現か。
4/4週は、ほぼ全ての指数の悪化傾向が続く。調整局面が続くか。
4/11週は、成長指数を除く指数が改善傾向へ。下げ止まりから反発へ期待できるか。
4/18週は、ほぼ全ての指数の改善傾向が続く。上昇基調が出現するか。
4/25週は、指数の改善傾向が続く。上昇基調が続くか。
5/2週は、全指数で改善傾向続く。上昇基調が続くも、天井感が台頭するか。
5/9週は、ほぼ全ての指数で改善傾向が続くも、指数の改善幅が減少。小反落もあるか。
5/16週は、長期系の指数は踏み止まるも、短期系・RANK系が悪化へ。調整局面入りか。
5/23週は、長期系・RANK系が悪化へ。短期系はやや持ち直すもマイナス値続く。調整が続くか。
5/30週は、全ての指数が悪化へ。急落を伴って、ややキツメの調整が続くか。
6/6週は、やや持ち直す指数もあるが、まだまだ調整が続くか。
6/13週は、長期系・RANK系の指数が再び悪化へ。短期系は改善続く。乱高下しながら調整は続くか。
6/20週は、全ての指数が改善傾向へ。調整を脱して、上昇への足がかりを掴めるか。
6/27週は、長期系の指数がややもたつくも、短期系・RANK系の改善は続くか。戻りを試す展開か。
3月下旬から4月上旬にかけて調整するか。4月上旬から5月上旬にかけて再び上昇基調へと戻れるか。5月中旬から調整局面入りか。5月下旬〜6月中旬には、ややキツメの調整となるか。6月中下旬には、調整局面を脱出できるか。
■先行指数を読み解くテクニカルレポート
長期スケールAは、3/21週には、131.68に到達するも、1/17週の直近最高値131.81を上回ることが出来ず。
3/28週から下落へ。4/4週には、131.33まで下落。
4/11週〜5/23週にかけて上昇へ。直近最高値133.05が出現。1/17週の131.81を上回る。
長期的には、2012年11月から続く上昇傾向が2014年5月中下旬においても、継続中であることを示唆か。
5/30週から下落へ。6/13週には、132.55まで下落するも、4/4週の131.33、2/7週の131.08 の直近下値は、下回らず。
6/20週から上昇へ。6/27週には、133.05まで回復。5/23週の直近最高値に並ぶ。
短期スケールAは、3/21週には、132.34に到達。1/10週の直近最高値132.31を抜き、最高値を更新。
3/28週から下落へ。4/4週には、130.97まで下落。
4/11週〜5/9週にかけて上昇へ。133.97に到達。3/21週の直近最高値132.34を抜き、最高値を更新。
短期的には、2012年11月から続く上昇傾向が2014年5月上旬においても、継続中であることを示唆か。
5/16週から下落へ。6/13週には、132.01まで下落するも、4/4週の130.97、1/31週の130.07 の直近下値は、下回らず。
6/20週から上昇へ。6/27週には、133.62まで回復。
長期成長指数Aは、3/28週には、最高値2.34へ。上昇幅は、0.08。
4/4週から再び下落へ。4/18週に最低値を更新する1.95に。しかし、底打ちか。
4/25週から上昇へ。5/23週には、3.30まで回復。
5/30週から下落へ。6/27週には、2.55まで下落。
短期成長指数Aは、3/28週には、最高値2.59へ。上昇幅は、1.12。
4/4週から再び下落へ。4/18週に1.64に。しかし、底打ちか。
4/25週から上昇へ。5/16週に、4.13まで回復。
5/23週から下落へ。6/20週には、1.75まで下落するも、底打ちか。4/18週の1.64 の直近下値は、下回らず。
6/27週から上昇へ。
トレンド転換指数は、5/2週に、24.70。
20以上は、相場における最高値圏到達を示唆。一旦は天井を打つか。
5/30週に、−17.73 まで下落。5/2週からの下落幅は、42.43。キツメの急落が発生するか。
6/13週に、−14.98 が再び出現。急落のあとにもう一押しあることを示唆か。
成長指数がプラス値(1.9〜1.6)を保っているので、持続的な景気回復は、今後も続くことが確定か。
成長指数は、3月下旬から新たな調整局面が発生。4月上旬まで続くか。4月中旬に改めて長期的な底打ちサインが点灯か。
気がかりなのは、VIX指数の推移か。2月下旬から一気にウクライナ情勢が悪化。3月に入っても緊張は続く。2月〜4月の調整局面でも「25」を超えなければ、現在の長期的な上昇相場をサポートするか。是非とも踏ん張って欲しいところ。
■日経平均株価 先行指数と周期的アノマリー(2014/3/14週〜2014/6/27週)
スケールの短長差(短期スケールA−長期スケールA)は、3/7週に「0」を超えるまでに回復し、3/21週は0.67まで上昇。3/28週から下落へ。4/4週は、マイナス値に転落へ。4/11週から反発に転じ、5/9週は1.09に。直近最高値を更新。5/16週〜6/6週は、下落へ。さらに、5/30週に「0」を下回りマイナス値へ。ただし、6/13週に−0.53でボトムアウト。6/27週には、プラス値に復帰し、0.57まで上昇。
成長指数の短長差(短期成長指数A−長期成長指数A)は、3/28週にかけて上昇へ。3/21週から9週間ぶりにプラス値へ復帰も、4/4週〜4/18週にかけて下落し、マイナス値へ転落し、最低値に。4/25週から反発。5/2週にプラス値復帰。5/16週は、1.04まで回復。5/26週〜6/20週は、下落へ。さらに、6/6週に「0」を下回りマイナス値へ。ただし、6/20週に、-0.83でボトムアウト。6/27週は、マイナス値ながらも上昇へ。
まとめると、
3/21週は、「ス短長差>成短長差」、「ス短長差>0」が継続。上昇続くか。
3/28週は、「ス短長差>成短長差」 ではあるものの、互いの数値が接近。新たな調整の出現を示唆か。
4/4週は、「成短長差>ス短長差」と「ス短長差<0」が出現。相場が停滞から下落へと調整を示唆か。
4/11週は、「ス短長差>成短長差」 に戻る。「ス短長差<0」は継続。調整は収束へ向かうか。
4/18週は、「ス短長差>成短長差」と「ス短長差」>0 が出現。上昇基調が出現するか。
4/25週は、「ス短長差>成短長差」と「ス短長差」>0 が継続。上昇基調を維持するか。
5/2週は、「ス短長差>成短長差」と「ス短長差」>0 が継続。上昇基調を維持するか。
5/9週は、「ス短長差>成短長差」と「ス短長差」>0 が継続も、互いの数値が接近。天井感が出るか。
5/16週は、「成短長差>ス短長差」 が出現。相場が停滞から下落へと調整することを示唆か。
5/23週は、「成短長差>ス短長差」 が継続。調整局面入りか。
5/30週は、「成短長差>ス短長差」と「ス短長差<0」が出現。調整が本格化するか。
6/6週は、「成短長差>ス短長差」と「ス短長差<0」が継続。さらに「成短長差<0」が出現。調整が続くか。
6/13週は、「ス短長差>成短長差」に戻るも戻り幅は小さい。「ス短長差<0」、「成短長差<0」は継続。下げ止まりの気配はあるものの、調整は続くか。
6/20週は、「ス短長差>成短長差」が継続。「ス短長差<0」だがマイナス幅が改善。「成短長差<0」は継続。調整を脱する気配があるか。
6/27週は、「ス短長差>成短長差」が継続。「ス短長差>0」に復帰。成短長差<0」は継続も、マイナス幅は縮小。戻りが期待できるか。
周期的アノマリーには、積分系(相場の方向性を示唆)と微分系(相場の瞬発力を示唆)の2種類あり。ともに、+10以上は、好調。+10〜−10は、軟調。−10以下は、不調。の傾向あり。グラフ右軸の数値は先行指数用。周期的アノマリーは、点線の緑+10と、点線の赤−10が有意。横軸の日付のみ有意。上昇、下落のタイミングのみを日々の日経平均株価終値から数学的に予想(予測)。あくまでアノマリーですので、ご留意を。
先行指数での安値圏予測と周期的アノマリーの軟調期・不調期が重なる 3/28週〜4/4週は注意が必要か。5/16週〜5/30週も同様か。
■日経平均株価 前1年間の先行指数からの予想と結果(2013/6/28〜2014/6/27)
先行指数と実相場の動きは、それなりにシンクロ率が高いか。特に、「ス短長差」の動きと一致率が高いか。
ロングレンジでスケールが上昇傾向にあるときは、相場も崩れにくく上昇傾向にあることが判るか。
ところで、2014年1月下旬の急落を経たあとの先行指数には、5月上旬にかけて、
短期スケールAが4月中旬に下落するも右肩上がりへ。
長期スケールAが2月の横ばいから右肩上がりへ。
短期スケールA>長期スケールA が優勢。
短期成長指数Aが1月下旬と4月中旬にダブルボトムをつけるも右肩上がりへ。
長期成長指数Aが4月中旬から右肩上がりへ。
ス短長差が4月中旬に下落するも右肩上がりへ。
成短長差が4月中旬に下落するも右肩上がりへ。
ス短長差>成短長差 が優勢。
ス短長差>0 が優勢。 といった特徴が出現。
特に、3月下旬から5月上旬にかけて全てが右肩上がり傾向に。
これは、VIX指数が25以下(出来れば20以下)に留まれば、強めの上昇相場が出現するサイン。
2013年2月下旬から5月上旬にも似たようなパターンが出現。果たして再現なるか注目したいところ。
■NYダウ 先行指数と周期的アノマリー(2014/3/14週〜2014/6/27週)
NYダウについても、先行指数上の安値圏予想と周期的アノマリーの軟調・不調期の下押し圧力が重なる。3/28週〜4/4週は注意が必要か。5/16週〜5/30週も同様か。
■NYダウ 前1年間の先行指数からの結果と予想(2013/6/28〜2014/6/27)
NYダウでも、先行指数と実相場の動きは、それなりにシンクロ率が高いか。特に、「ス短長差」の動きと一致率が高いか。
ロングレンジでスケールが上昇傾向にあるときは、相場も崩れにくく上昇傾向にあることが判るか。
成長指数は奮わないのに、7月下旬と9月上旬と10月下旬に最高値に。いずれもFOMCでの緩和縮小先送りで上昇へ。さらに、次期FRB議長のイエレン氏の議会指名公聴会で緩和続行を示唆したことから11月中下旬にも最高値更新。さらに、12月のFOMCにて来年1月からの量的金融緩和縮小が決定。先高感から再び史上最高値更新。スケールの上昇傾向は、1月上旬にかけて続いたので、この金融相場をサポートしたか。1月中下旬から予測どおりに、キツメの調整が発生。折しも追加の金融緩和縮小が決定されたことにより相場へ下支え力がさらに減退したか。先行指数が示すとおり2月中旬まで調整したか。3月以降の反転攻勢が期待されたが中旬で早くも失速か。中国の経済指標悪化の影響はやむを得ないとしても、ウクライナ情勢の緊迫化を米国自らが招いているのは残念なところ。FRBが必至で米国経済を支えてきたのに、オバマ大統領が強烈な下押し圧力をかけているのは残念極まるところ。このままでは、米国経済のトレンドが下降へと変わるキッカケにもなりかねない。米国経済を優先するなら落としどころを見つけ次第、ウクライナから手を引いた方が賢明なのは間違いないか。
投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
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