2014年1月下旬の急落 VIX指数(ブレイク指数)からの今後の相場展開予想

まずは、1990年以降のブレイク指数の上位20位までは次のとおり。
（今週のVIX指数MAX値／先週VIX指数MAX値ので算出：急落発生時にどのぐらい市場が不意を突かれたかを表す）

今回の急落は、第14位に登場。
市場に与えたインパクトは、2001年の同時多発テロ並であると言えるか。


また、ブレイク指数20位までを、VIX指数を基準として小さい順に並べ替えると次のとおり。

８位までは、一過性のVIX指数の上昇で収束。下落相場は発生せず。
今回の急落は、３位に登場。VIX指数がさらに上昇しない限り、このまま収束する可能性が高いか。

問題は、VIX指数が「25」を超えた場合である。このとき予想されるブレイク指数は40前後。
2007/7月のサブプライムショック時と同等の衝撃が市場に走るか。

さらにここに来て、新たな不測要素が台頭。
31日に満期を迎える中国工商銀行の理財商品（30億元）のデフォルト懸念である。
中国工商銀行は、28日にも「信託商品の投資家に損失補償しない」と表明するとの一部報道も。
本当に、このままデフォルトした場合は、少なからずVIX指数を押し上げる可能性が高いか。

とにかく、この1週間（2014/1/27〜31）は、VIX指数の動きからは目が離せない期間となるか。

もし、VIX指数が「25」を超えた場合は、緊急特別レポートを掲載予定。

投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。

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