■日経平均株価 先行指数からの予想と結果(2013/4/19〜2014/4/18)

「スケールが右肩上がり」 なのに、 「成長指数が右肩下がり」 といった特徴が出現中。
1990年以降の過去23年間において、これほど長期間にわたり、この2つの指数が乖離したことは無い。
通常は、この2つはタイムラグはあるものの、方向性はほぼ一致することが多い。
成長指数(景気の強さを示す)の動きに、スケール(経済規模の大きさ)の動きが連動するためである。
しかし、今回のように成長指数が下落に転じても、プラス値のままであれば、スケールが上昇を続けるパターンもあり得るのである。景気の勢いは落ちてきても緩やかに経済規模の拡大が続くためである。
過去において同様なパターンは、
※1984年5月〜9月

「スケールが右肩上がり」 「成長指数が右肩下がり」
また、「ス短長差>成短長差」、「ス短長差は、0近辺で、ほぼフラット」が出現中。
⇒ 相場は、大崩は無く若干上昇傾向か。
※1987年9月〜12月

「スケールがフラットから僅かに右肩上がり」、「成長指数が右肩下がり」
また、「ス短長差>成短長差」、「ス短長差は、0を僅かに上回り、ほぼフラットから僅かに右肩下がり」が出現中。
⇒ 相場は、ブラックマンデーに遭遇も、一気に崩れ落ちることなく推移か。
※1989年6月〜11月

「スケールがフラットから右肩上がり」、「成長指数が右肩下がり」
また、「ス短長差>成短長差」、「ス短長差は、0を上回り、右肩上がり」が出現中。
⇒ 相場は、上昇傾向か。
※1993年 2月〜6月

「スケールが右肩上がり」、「成長指数が右肩下がり」
また、「ス短長差>成短長差」、「ス短長差は、0以上が優勢」が出現中。
⇒ 相場は、上昇傾向か。
※1996年 10月〜12月

「スケールがフラットから僅かに右肩下がり」、「成長指数が右肩下がり」
また、「ス短長差>成短長差」、「ス短長差は、0以下が優勢、11月から右肩上がり」が出現中。
⇒ 相場は、下落傾向か。
改めて、2014年1月〜4月を検証してみると、

「スケールがフラット気味から僅かに右肩上がり」、「成長指数が右肩下がり」
「ス短長差 > 成短長差」の出現頻度が高い。
「ス短長差」、「成短長差」も1月末から2月初旬から右肩上がりへ。
「ス短長差は、2月中旬から0以上が優勢」 といった特徴が確認できるか。
過去における同様パターンを検証すると、1月下旬から2月上旬にかけて下落したとしても、相場の大崩はないか。少なくとも一気に下落相場へと向かうことはないか。ただし、VIX指数が25を超えた場合はこの限りでは無いので注意が必要か。
投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
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