☆ダイキアクシス(4245) 単元株数:100株 東証2部:化学
◆事業概要
ダイキアクシスと連結子会社11社(国内8社、海外3社)により構成。 各種排水処理装置の設計・施工・維持管理、合成樹脂等による製品の製造販売および設計・施工各種建設材料・住宅設備機器の販売・施工、植物系廃食用油を原料とするバイオディーゼル燃料の精製・販売および精製プラントの販売、飲料水の製造・販売を実施。
本社のほか、
支社:東京、大阪
支店:高松、広島、高知、福岡
営業所:東北、福島、埼玉、茨城、千葉、長野、静岡、名古屋、岡山、山口、徳島、東予、今治、熊本、鹿児島
工場:松山、津島、信州、福島 を展開。
従業員数:417人 臨時従業員数:64人
連結会社従業員数:579人 臨時従業員数:87人(平成25年9月30日現在)
■特徴
環境機器関連事業として、浄化槽をはじめとする各種水処理設備の製造・施工・販売及び維持管理、地下水飲料化システム等を取り扱う。また、住宅機器関連事業として、一般住宅やマンション向けのシステムキッチン・トイレ・ユニットバスを元請であるゼネコン・地場建築業者・ハウスメーカーへ向けて販売。その他事業として、BDF(バイオディーゼル燃料)の製造・販売及び製造施設の施工とボトルウォーターの製造・宅配事業(クリクラ事業)やペット関連商品の製造・販売も。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
■業績実績
◆第8期連結(平成24年12月期)は、
売上高 ⇒ 前期比 9.1%増 272億200万円
経常利益 ⇒ 前期比 16.5%増 5億6,400万円
当期純利益⇒ 前期比 12.7%減 2億1,600万円
・環境機器関連事業(売上高:129億9,700万円 2.8%増 構成比:47.6%)
新製品を発売したことと、子会社を1社連結の範囲に含めたことによる。
・住宅機器関連事業(売上高:135億1,300万円 16.0%増 構成比:49.6%)
新規取引先の取り込み及び開拓が進んだことと、リフォーム業者等のプロ用商材を扱うホームセンター向け営業を引き続き強化したことによる。
・その他事業(売上高:6億9,100万円 10.4%増 構成比:2.5%)
BDF関連事業は低調に推移。クリクラ事業においては松山エリア顧客開拓を一区切りとし、広島エリアを開拓中。
◆第9期第3四半期連結(平成25年1月1日〜平成25年9月30日まで)
売上高 ⇒ 211億9,400万円
経常利益 ⇒ 5億3,900万円
当期純利益⇒ 3億3,600万円
・環境機器関連事業(売上高:102億7,200万円)
全般的な工事物件の完成及び施設維持管理に付随する修繕工事が順調に推移するとともに、新型浄化槽の販売開始による。
・住宅機器関連事業(売上高:135億1,300万円 16.0%増 構成比:49.6%)
全般的に商品出荷が堅調に推移したことと、照明・空調関連の大型案件の納入があったため。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
■主幹事別、セクター別アノマリー

⇒ 新規上場・化学の直近の負けは、2011/12/20上場 新田ゼラチン(4977):SMBC日興証券:東証2部。
⇒ 月別勝率5位。ただし、2010年以降は、19勝11敗 勝率 0.633。近年は不調か。
⇒ 12月での直近の負けは、2012/12/21上場 バンチ工業(6165):東証2部 大和証券。
⇒ 三菱UFJMS証券・主幹事の直近の負けは、2012/10/23上場 三洋貿易(3176):卸売業:東証2部。
⇒ 三菱UFJMS証券・化学は、2005/7/21上場 ミライアル(4238):ジャスダック以来 の上場。
⇒ 東証2部・化学の直近の負けは、2011/12/20上場 新田ゼラチン(4977):SMBC日興証券。
■需給状況
仮条件上限で試算した吸収金額は、約10.4億円。大株主には、投資事業組合(ベンチャーキャピタル)が5つと伊予銀行、愛媛銀行、等が並ぶ。ベンチャーキャピタルの1つは、ロックアップ条項の対象外。また、この他にも株主にはベンチャーキャピタルが6つ存在。注意が必要か。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
■目論見書に記載のある主な対処すべき課題
●受注の拡大
ハウスメーカー等顧客接点の高い販売先との取引を重要と捉えており、引き続き提案型営業の推進による受注拡大を図りたい。
●海外進出
世界の水ビジネス市場は今後大きく成長するものと見込んでおり、中でも中国、東南アジアを戦略的重点地域と位置づけ。地元ローカル企業との事業提携や買収等により進出し、工場排水、商業施設の排水から、家庭用浄化槽にまで事業の幅を広げたい。
--------------------------------------------------------------------------------------------------
■目論見書に記載のある主なリスク
●海外事業展開について
仕入及び販売活動の一部を海外において実施。当社が事業展開を行う各国において、今後、予期しない法律または規制・税制の変更、政治または社会経済状況の変化、伝染病や大規模災害等の発生、テロ・戦争等の政情不安等により、原材料等の購入、生産及び製品の販売等に遅延や停止が生じる可能性があり。
●為替レートの変動について
海外子会社の売上、費用、資産及び負債等の現地通貨建項目は、連結財務諸表において円換算しており、為替レートの変動がグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性あり。
●特定の仕入先への依存について
販売する衛生陶器、ユニットバス及びシステムキッチンをはじめとする住宅機器関連商材については、主にTOTO株式会社から仕入れ。住宅機器関連事業の商品及び材料の仕入総額に占める比率は、平成24年12月期において48.3%に達する。今後何らかの要因により安定した供給が受けられなくなった場合、グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性あり。
●自然災害等による影響について
本社機能のほか、浄化槽等の製造拠点は、愛媛県に存在。また、住宅機器関連事業の売上の大部分は中国・四国エリアに集中。今後、地震等の自然災害が発生し、主力工場である松山工場(愛媛県松山市)、津島工場(愛媛県宇和島市)での製造の継続が困難となった場合、また、中国・四国エリアの営業拠点や取引先が被災した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性あり。
●金利変動のリスクについて
運転資金及び設備投資資金を金融機関からの借入金により調達。取引先金融機関とコミットメントライン契約を締結。財務制限条項のいずれかに抵触した場合に期限の利益を喪失する可能性もあり。
●ダイキ株式会社との関係について
ダイキ株式会社との間に資本関係はないものの、住宅商材等の製商品をDCMグループに販売。売上総額に占めるDCMグループの比率は13.1%に達する。今後何らかの要因により安定した供給ができなくなった場合、グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性あり。
●ベンチャーキャピタル及びベンチャーキャピタルが組成した投資事業組合による株式売却について
平成17年に全株式が代表取締役社長 大亀裕、ベンチャーキャピタル及び取引銀行に譲渡された経緯から、
発行済株式総数のうち、635,300株をベンチャーキャピタル及びベンチャーキャピタルが組成した投資事業組合が保有。保有割合は25.4%。キャピタルゲインを目的に市場で売却される可能性があり、当社株式の株価形成に影響を与える可能性あり。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
排水処理関連は、下水道の普及率が伸びるとともに浄化槽の出荷台数は減少傾向か。
メンテナンスの枠を広げるのと、製品コストダウンが必須か。
住宅機器関連事業は、好調を維持するリフォーム商材をはじめとするプロ用商材を取扱うホームセンターへの注力が利益増の鍵か。
新規公開で得た資金は、
地下水飲料化事業における設備投資資金として、顧客企業への地下水飲料化プラント設置に充当予定。
地下水飲料化事業は、既に全国展開中であり、
平成24年12月期に、1億5,500万円 平成25年に、1億3,900万円 を設備投資に投入済み。
排水処理関連にかわる環境機器関連事業の柱として育成中か。
細かな財務分析は次回に。
→ブログ村 IPO・新規公開株
-------------------------------------------------------------------------------
想定株価は1,200円のところ、
仮条件は、1,200円〜1,300円 に決定。
-------------------------------------------------------------------------------
→ブログ村 IPO・新規公開株
※三菱UFJMS証券での詳細
需要調査期間 12月02日〜12月06日午前11時まで
※大和証券での詳細
ブックビルディング期間 2013年12月2日 から 2013年12月6日 11:00まで
※SMBC日興証券での詳細
日興イージートレード需要申告期間 2013/12/02 05:00 〜 2013/12/06 17:00
※みずほ証券での詳細
抽選参加期間 2013年12月2日 8時00分 〜 2013年12月6日 10時00分
※東洋証券での詳細
店頭経由のみ
※いちよし証券での詳細
店頭経由のみ
※マネックス証券での詳細
ブックビルディング(需要申告)期間 2013年12月02日(月)0:00〜2013年12月06日(金)11:00
※岩井コスモ証券での詳細
ブックビルディング受付期間 2013年12月2日(月) 〜 12月6日(金)
※香川証券での詳細
店頭経由のみ
※藍澤証券での詳細
店頭経由のみ
※極東証券での詳細
店頭経由のみ
投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
⇒ブログ村 IPO・新規公開株
個別銘柄の選択に最適! 全4000銘柄の株価チャートのシグナルを毎日公開!
【◆2013年IPO(新規公開株)の最新記事】
- 【抽選結果|IPO新規上場】魁力屋(5599)・・・公開価格は、1,400円に決定っ!!
- 2013年参加IPO(新規公開株)抽選結果及び 目論見書の感想&財務分析等 一覧表
- ヒューマンMT(6090) 抽選結果 全て出まシタ…
- ウィルグループ(6089) 抽選結果 全て出まシタ…
- ダイキアクシス(4245) 抽選結果 全て出まシタ…
- イーグランド(3294) 抽選結果 全て出まシタ…
- シンプロメンテ(6086) 抽選結果 全て出まシタ…
- アーキテクツSJ(6085) 抽選結果 全て出まシタ…
- シグマクシス(6088) 抽選結果 全て出まシタ…
- アズマハウス(3293) 抽選結果 全て出まシタ・・・