ライドオン・エクスプレス(6082) 目論見書の個人的な感想 IPO統計アノマリー付き

新規公開株に当選し、初値が公募価格を上回る・・・幸運を掴むその日のために。

☆ライドオン・エクスプレス(6082)　単元株数：100株　マザーズ：サービス業

◆事業概要
フードデリバリー事業の運営及びフランチャイズチェーン店の加盟募集・指導業務。
宅配事業として、宅配寿司「銀のさら」／宅配御膳「釜寅」／宅配弁当「銀のお弁当」／宅配とんかつ「あげ膳」／
宅配カレー「カレーキャリー」／提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」を展開。

従業員数：293人　臨時従業員数：561人（平成25年9月30日現在）


■特徴
フードデリバリーサービスのリーディングカンパニー。宅配拠点（デリバリー）ネットワークと顧客データベースを構築。One to Oneマーケティングによる販売促進ノウハウを獲得。食を中心とした宅配事業の展開を基本戦略（デリネット戦略）として事業を展開。

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■業績実績
◆第12期（平成25年3月期）は、
売上高　　⇒　前期比　9.9%増　161億3,300万円
経常利益　⇒　前期比　56.3%増　5億3,300万円
当期純利益⇒　前期比　220.5%増　2億3,000万円

・宅配事業（売上高：161億1,000万円：構成比：99.7%　前年同期比：10.1%増）　
⇒店舗数は、562店舗（直営：147、FC：415）、拠点（宅配事業所で複数店舗を持つ）数は、370拠点(直営：77、FC293）に。
⇒大トロ、うなぎを使用したキャンペーン実施。TVCM等による認知度向上。WEBを利用した販売促進によるか。


◆第13期第1四半期（平成25年4月〜6月30日まで）
売上高　　⇒　37億400万円
経常利益　⇒　1億7,900万円
当期純利益⇒　9,800万円

・宅配事業（売上高：36億9,700万円：構成比：99.8%）
⇒店舗数は、561店舗（直営：151、FC：410）、拠点数は、369拠点(直営：80、FC289）に。
⇒自社運営サイト会員獲得キャンペーン、ＷＥＢ限定プレゼントキャンペーン等の実施、ＷＥＢ会員の属性にあわせたメールマガジンの配信の開始。

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■主幹事別、セクター別アノマリー

⇒　サービス業での直近の負けは、2012/4/20上場　ウチヤマホールディングス(6059):ジャスダックSD 大和証券。
⇒　月別勝率５位。ただし、2010年以降は、19勝11敗　勝率　0.633。近年は不調か。
⇒　12月での直近の負けは、2012/12/21上場　バンチ工業(6165):東証2部　大和証券。
⇒　野村證券主幹事での直近の負けは、2012/12/14上場　チムニー(3178):東証2部。　
⇒　野村證券主幹事・サービス業の直近の負けは、2010/7/23上場　アイケイケイ(2198):ジャスダック。
⇒　マザーズ・サービス業の直近の負けは、2008/8/7上場　トライステージ(2178)　SMBC日興証券。


■需給状況
仮条件上限で試算した吸収金額は、約23.92億円。大株主には、共有投資事業有限責任組合、投資事業有限責任
組合、有限会社イーエムアイ等があるが、ロックアップ条項に該当。
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■目論見書に記載のある主な対処すべき課題

●拠点数の増加及び店舗数の増加について
・主に宅配寿司「銀のさら」の店舗を拠点に店舗の複合化。
・直営店における既存拠点での別ブランドの新規出店に加え、既存加盟企業による出店を促進。
・新たな宅配ブランドを、自社開発及びＭ＆Ａ等によって増加させる。

●新商品及び新サービスの開発について
・拡大するシニア層のニーズを把握するための調査活動を実施し、顧客のニーズを喚起する新商品の投入、メニューの改訂等に取り組む。

●販売促進活動について
・効率的な頻度・数量のメニュー・折込チラシの配布、チェーン全体のイメージ・売上アップのためのTVCM放映、顧客に向けてのダイレクトメール等による活動の継続。

・ＷＥＢにおける販売戦略を確立すべく、ＷＥＢ受注サイトの自社開発・運営、ＷＥＢを活用した販売促進活動を積極的に展開。

・注文履歴や、アンケート活動等により取得した誕生日・記念日情報等、多様な顧客情報をもとに、ＷＥＢを活用したOne to Oneマーケティング手法の確立を目指す。

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■目論見書に記載のある主なリスク

●業績の季節変動について
主要ブランドである「銀のさら」は、お盆や年末年始等に売上が集中。特に、年末年始の12月〜１月に偏る傾向があり、下期における営業利益比率が大きい。

●食材仕入について
食材の仕入価格については、為替変動や国際的な漁獲制限などに影響を受ける。リスク回避のために仕入を数か国に分散するなど、輸入商社、メーカーとの連携し、対策を実施。また、大半の仕入食材を三菱食品株式会社の物流機能を利用して一括納品。天災等想定以上の状況下となった場合には、業績に影響を及ぼす可能性あり。

●新株予約権について
役員及び従業員に対するインセンティブを目的とした新株予約権の無償発行を実施。今後、新株予約権の行使がなされた場合には、当社株式価値の希薄化による影響を受ける可能性あり。提出日現在における新株予約権による潜在株式数は746,800株であり、同日時点の発行済株式総数4,245,000株 の17.6％に相当。

●ベンチャーキャピタル等による株式所有について
現在付与している新株予約権に加え、今後付与される新株予約権について行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があり。新株予約権による潜在株式数は、407,600株であり、発行済株式総数10.9％に相当。

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売上のほぼ全てが宅配事業。
ブランド別では、「銀の皿」（直営）が　42億9,000万円で　構成比：26.5%。
「釜寅」（直営）が　11億5,400万円で　構成比：7.1%。
しかし、最も多い売上があるのが「FCへの食材販売」であり、68億5,500万円で、構成比42.5%を占める。

ちなみに、「銀の皿」のFC加盟金が　800万（消費税別）、保証金として100万円を預託。ロイヤルティとして店舗の売上高の5%（消費税別）となっている。

株式公開で得た資金は、
直営店の出店（平成25年11月までに２店舗、平成26年３月までに３店舗、平成27年３月まで14店舗、平成28年３月までに１６店舗）と、Ｗｅｂ受注システム構築、店舗運営システム構築　等に投入予定。さらなる利益の上積みを目指せるか。

細かな財務分析は次回に。

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想定株価は1,790円のところ、
仮条件は、1,790円〜2,000円　に決定。

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※野村證券での詳細
抽選参加申込期間　平成25年11月15日（金曜）午前 6時から平成25年11月20日（水曜）午後11時59分まで

※三菱UFJMS証券での詳細
需要調査期間　11月15日〜11月21日　11:00

※みずほ証券での詳細
抽選参加期間 2013年11月15日 8時00分 〜 2013年11月21日 10時00分

※SBI証券での詳細
ブックビル期間　11/15 9:00〜11/21 18:00

※いちよし証券での詳細
店頭経由のみ

※SMBC日興証券での詳細
日興イージートレード需要申告期間 2013/11/15 05:00 〜 2013/11/21 17:00

※マネックス証券での詳細
ブックビルディング（需要申告）期間 2013年11月15日（金）0:00〜2013年11月21日（木）11:00

※岩井コスモ証券での詳細
ブックビルディング受付期間 2013年11月15日(金) 〜 11月21日(木)


投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。 株価アルゴリズム
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