じげん(3679) 目論見書の個人的な感想 IPO統計アノマリー付き

新規公開株に当選し、初値が公募価格を上回る・・・幸運を掴むその日のために。

☆じげん(3679)　単元株数：100株　マザーズ：情報・通信

■事業内容
複数のインターネットメディアが保持する情報（転職やアルバイトの際の求人情報や賃貸契約等の物件情報など）を統合し、ユーザーが情報を一括して検索、閲覧、応募・問合せを一気通貫で行うことができる領域特化型のライフメディアプラットフォーム「EXサイト」の運営を展開。

・複数のアルバイト求人情報メディアの情報をまとめて提供するサイト「アルバイトEX」
・複数の正社員・契約社員の転職情報メディアの情報をまとめて提供するサイト「転職EX」
・複数の派遣社員の求人情報メディアの情報をまとめて提供するサイト「派遣EX」
・複数の看護師求人情報メディアの情報をまとめて提供するサイト「看護師求人EX」
・複数の薬剤師求人情報メディアの情報をまとめて提供するサイト「薬剤師求人EX」
・複数の不動産仲介業者の情報をまとめて提供するサイト「賃貸SMOCCA!-ex」
・複数の販売住宅情報メディアの情報をまとめて提供するサイト「住宅購入EX」
・複数のメディアの中古車情報や自動車買取り価格の一括見積もりが行える「自動車EX」
・複数の引越し業者の一括見積もりサービスを提供する「引越し見積もりEX」
・複数のプロバイダー提供業者の月額料金比較サービスを提供するサイト「プロバイダーEX」
・太陽光発電システム取扱業者への一括見積もりが行える「太陽光発電EX」
・複数の結婚相談所からまとめて資料の請求を行うことができる結婚情報サービスサイト「婚活EX」
・複数の国内旅行の情報をまとめて提供するサイト「旅行EX」等を運営。

従業員数（契約社員含）：46人　臨時従業員：14人

■特徴
複数のインターネットメディアの保持する案件情報を集約し、網羅性の高い情報データベースを構築。案件情報の掲載課金ではなく、実際に案件への応募･問合せが発生した段階で決まった金額を徴収する「成果報酬型」の課金体系を採用。

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■業績実績
◆第7期（平成25年3月期）は、
売上高　　⇒　前期比117.9%増　11億7,200万円
経常利益　⇒　前期比160.3%増　5億9,100万円
当期純利益⇒　前期比198.0%増　3億5,600万円

検索エンジンの最適化技術の更なる蓄積や、有料広告の効率的な運用に注力し、新たなクライアントの開拓を進めることで、各サイトのデータベース数を増加させることに成功。ユニークユーザー数及びユニークユーザーあたりの売上の底上げに寄与。

⇒　賃貸情報サイトの「賃貸SMOCCA!-ex」やアルバイト情報サイト「アルバイトEX」では、複数の大手のクライアント導入等に伴いデータベース数とユニークユーザー数がそれぞれ大幅増に至り、売上に大きく寄与。


◆第8期第2四半期（平成25年4月〜9月30日まで）
売上高　　⇒　8億9,600万円
経常利益　⇒　4億3,400万円
当期純利益⇒　2億6,500万円

・検索エンジンの最適化、効果的な有料集客手法の活用によりユーザー集客を強化。
・サイトの高速化や過去のユーザーデータの分析による表示方法の改善
・ユーザビリティの向上に努めた結果、サイト知名度の更なる向上、ユーザー数の大幅な増加に成功。
・「賃貸SMOCCA!-ex」における大型顧客との提携に成功。
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■主幹事別、セクター別アノマリー

⇒　情報通信業での直近の負けは、2011/3/11上場　AGS(3648)：東証２部 みずほ証券。
⇒　月別勝率１０位。ただし、2010年以降は、5勝0敗　勝率　1.00。近年は復調か。
⇒　野村證券主幹事での直近の負けは、、2012/12/14上場　チムニー(3178):東証2部。
⇒　野村證券主幹事・情報通信業での直近の負けは、2008/10/30　電算システム(3630):東証2部。

■需給状況
仮条件上限価格で試算した吸収金額は、約59億円。大株主には、(株)じょうげん、投ジャフコ・スーパーV3共有投資事業有限責任組合　等であり、ロックアップ条項に該当。
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■目論見書に記載のある主な対処すべき課題

●ライフメディアプラットフォーム事業の収益拡大
・情報流入経路を多様化させてゆくことで案件の網羅性を更に高めてゆく余地あり。
・検索エンジンからの評価を向上、、マッチング率を向上させ、ユーザー層を拡大し、プラットフォームとしての希少性を高め、クライアントからの受注単価の改善や、クライアント数の拡大を通して、収益性を向上させる。

●新しいビジネスモデルの展開
・金融、医療、EC領域等、新規領域へと事業領域の拡張。
・CtoC（消費者間取引）モデルの新規サービス（コンサート等のチケットをユーザー同士でやりとり）の立ち上げ・運営を開始。

●ソーシャルメディアやデバイスの変化への対応
・専用のユーザーインターフェイスの作成やアプリコンテンツの作成等の実施。

●自社及び、運営サイトの認知度の向上
・費用対効果を検討の上、マスメディアを活用した広告宣伝及びプロモーション活動を強化。

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■目論見書に記載のある主なリスク

●取引依存度の高い主要な取引先について
株式会社リクルートホールディングス及び株式会社インテリジェンスへの売上高の割合が高い。
平成25年3月期において、2社合計は、売上高の50%近くを占める。
株式会社リクルートホールディングス　⇒　2億9,400万円（25.1%)
株式会社インテリジェンス　⇒　2億6,400万円（22.26%)

●新株予約権行使による株式価値希薄化に関するリスク
取締役、従業員に対するインセンティブを目的としたストック・オプション制度を採用。
新株予約権による潜在株式数は2,100,000株であり、発行済株式総数50,050,000株（平成25年9月30日現在）の4.20％に相当。

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収益の要は、ユニークユーザー数と掲載データベース数に集約されるか。どちらも、順調に増加しているか。
ユーザー数は６００万人（延べ人数：重複あり）で、掲載案件総数は５００万件を超える。

会社自体が、元々リクルートグループのジョイントベンチャーとして設立された経緯があるものの、リクルート絡みの案件が優位というわけでなく、リクルートとはライバル関係にあるインテリジェンス絡みの案件もバランス良く掲載。ただし、この２社だけで全体の５０％近い案件を占めるのは、やや気がかりか。

細かな財務分析は次回に。

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想定株価は500円のところ、
仮条件は、500円〜600円　に決定。

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※野村証券での詳細
選参加申込期間　平成25年11月6日（水曜）午前 6時から平成25年11月11日（月曜）午後11時59分まで

※大和証券での詳細
抽選申込期間 2013年11月6日　から　2013年11月12日　11:00まで

※みずほ証券での詳細
抽選参加期間 2013年11月6日 8時00分 〜 2013年11月12日 10時00分

※いちよし証券での詳細
店頭経由のみ

※東海東京証券での詳細
店頭経由のみ

※岩井コスモ証券での詳細
ブックビルディング受付期間 2013年11月6日(水) 〜 11月12日(火)

※マネックス証券での詳細
ブックビルディング（需要申告）期間 2013年11月06日（水）0:00〜2013年11月12日（火）11:00

※SBI証券での詳細
ブックビル期間　11/6 9:00〜11/12 18:00

※岡三証券での詳細
ブックビルディング期間　11月6日〜11月12日（10:00迄）

※丸三証券での詳細
需要申告期間　11月6日（水）〜11月12日（火）午前9:00迄


投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。 株価アルゴリズム
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