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2013年10月02日

システム情報(3677) 財務分析 目論見書の個人的感想2



新規公開株に当選し、初値が公募価格を上回る・・・幸運を掴むその日のために。

システム情報(3677) 単元株数:100株 JASDAQスタンダード

情報サービス業(ソフトウエア開発サービス)が主たる業務。顧客より請け負った受託開発業務を中心に、主にソフトウエアの設計、開発、導入、維持管理等の業務を実施。 保険・金融、通信、運輸、公共などの業種・業態向け業務システム開発が中心。

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続いて目論見書から見てとれる財務状態についての分析。
※34期については第3四半期までの累計

◎収益性分析の指標

※ROA(総資本利益率) = 当期純利益 ÷ 総 資 産
事業に投下されている資産が利益をどれだけ獲得したかを示す。
10%程度は「かなり優良」。5%前後は「良い」。1〜2%は「普通」。
32期 33期 34期
5.39% 8.35% 7.10%
→まずまずの良い数値。経営効率は良いか。

※ROE(自己資本利益率) = 当期純利益 ÷ 自己資本
株主の持分である自己資本に対してのリターン(当期純利益)を示す。
20%程度は「かなり優良」。10〜15%前後は「良い」。10%は「普通」。
32期 33期 34期
24.99% 27.06% 18.15%
→34期で減少も、かなり優良か。

※売上高利益率 = 当期純利益 ÷ 売 上 高
最終利益である当期純利益の売上高に対する割合を示す。
5%程度は優良。1〜3%は標準。
32期 33期 34期
2.48% 3.46% 3.78%
→粗利は20%前後。標準的な数値か。

※総資産回転率 = 売 上 高 ÷ 総 資 産
総資本の有効活用度合いを示す。
32期 33期 34期
2.18 2.41 1.88
→ほぼ安定した数値か。回転率はまずまずか。

※ 財務レバレッジ = 総 資 本 ÷ 自己資本
自己資本を1として、その何倍の総資本を事業に投下したかを示す。
32期 33期 34期
4.63 3.24 2.56
→漸減傾向。自己資本比率増加によるか。

◎安全性分析の指標

※流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債
短期的な支払能力を簡易的に示す。200%以上は「優良」。150〜120%は「良」。
32期 33期 34期
150.49% 170.51% 198.80%
→かなり良い数値か。

※ 当座比率 = 当座資産 ÷ 流動負債
短期的な支払能力を流動比率より厳密に示す。100%以上は「優良」。100〜70%は「良」。
32期 33期 34期
145.92% 166.72% 173.92%
→手持ちの資金は潤沢か。

※ 現預金月商比率 = 現 預 金 ÷ 平均月商
月商の何ヶ月分の現金を保有しているかを示す。1.5ヶ月〜1ヶ月が良いとされる。
32期 33期 34期
2.99 2.34 1.47
→34期で悪化も、手持ちの現金は十分か。

※ 自己資本比率 = 自己資本 ÷ 総 資 本
総資本(総資産)に対する自己資本を示す。30%〜20%は「優良」。15%前後は「良」。
32期 33期 34期
21.58% 30.87% 39.12%
→年々増加傾向。自己資本比率は優良か。

※ 固定比率 = 固定資産 ÷ 自己資本
固定資産に投資した資金に対する自己資本の割合を示す。50%〜80%が「優良」。100%以下が「良」。
32期 33期 34期
70.51% 50.67% 42.01%
→漸減傾向か。固定資産の内訳もソフトウエアが占める割合が高いか。

※ 固定長期適合率 = 固定資産 ÷ (自己資本 + 固定負債)
固定資産に投資した資金に対する長期資金の割合を示す。50%〜80%が「優良」。100%以下が「良」。
32期 33期 34期
34.85% 30.96% 28.35%
→長期資金での固定資産購入は少ないか。

※有利子負債月商比率 = 有利子負債 ÷ 平均月商
月商の何か月分の有利子負債(主に銀行借入)を抱えているか示す。3以下が「優良」。
32期 33期 34期
1.60 0.86 0.34
→かなり優良な数値か。有利子負債は少ないか。

※安全余裕率=(売上高−損益分岐点売上高)÷売上高
売上高をどの程度減少させても赤字に陥らないかを示す。
32期 33期 34期
33.09% 36.65% 38.48%
→まずまず高い数値か。利幅は十分にあるか。

◎資金繰り分析の指標

※ 売上債権回転期間 = ( 売掛金 + 受取手形 ) ÷ ( 売上高 ÷ 12 )
販売してから売上債権を回収するまでにかかる期間を月数で示す。
32期 33期 34期
1.47 1.70 0.87
→まずまず妥当なところか。

※ 在庫回転期間 = 棚卸資産 ÷ ( 売上原価 ÷ 12 )
商品を仕入れてどのくらいの月数で販売しているかを示す。
32期 33期 34期
0.13 0.07 0.32
→システム開発業なので当然ながら低い数値か。。

※ インタレスト・カバレッジ = 営業利益 ÷ 支払利息
営業利益に対する借入金の利息の割合を示す。20以上は「優良」。10以上は「良」。
32期 33期 34期
18.55 38.451 93.99
→長期借入金の返済を進めていることもあり、借入金の利息は少ないか。


目論見書を見る限り、平成24年9月期には、定期預金が189,000千円が存在するなど財務状態はかなり優良か。

運転資金の調達手段として取引銀行と貸出コミットメント契約300,000千円があるものの、実行されたのは、45,000千円(約15%)のみ。また、直近3年で長期借入金を343,922千円圧縮。さらに、金融機関からの新規借入を行わず、今後3年(1年目:263,204千円、2年目:44,736千円、3年目:2,700千円)で長期借入金の完済を見込む。社債においても、今後4年(1年目:14,000千円、2年目:14,000千円、3年目:14,000千円、4年目:16,000千円)で完済を見込む。

手持ちの資金及び将来的な資金の見通しには、かなりの余裕があるか。

新規公開で調達した資金は、システム技術者等の採用費用及び人件費に充当予定とのこと。
残念ながら目論見書には、今後の従業員の採用計画までは記載されていないので、単純に従業員を増やすのか、従業員の質を高めるのかは判別せず。人材のみに投資するのは、設備に投資するより効果が出るまでに時間がかかることが多い。さらに、将来的な利益の上積みに直結するのか、あるいは、人件費(固定費)増による利益の圧縮を招くのかが、見通しにくいのが難点か。

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想定株価は700円のところ、
仮条件は、700円〜740円 に決定。

※仮条件上限を用いた第34期(第3四半期)の PER、PBR は次の通り。

・PER・・・約14.11倍    ・PBR・・・約2.56倍

また、一部報道による34期最終予想を用いた PER は、約11.52倍

東証JASDAQにおける情報・通信業の標準的な数値か。
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※SBI証券での詳細
ブックビルディング期間:10/2 0:00〜10/8 18:00
抽選結果:10/9 18:00〜
購入申込期間:10/16 12:00


※岡三証券での詳細 ブックビルディング期間:10/2 〜10/8 10:00


※東洋証券での詳細
対面(支店)のみ  ※ホームトレードでの取扱なし


※極東証券での詳細
9/20現在:記載なし


※エイチ・エス証券での詳細
ブックビルディング期間:平成25年10月2日〜10月8日
購入申込期間:平成25年10月11日〜10月17日


投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。

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posted by lucky cat at 09:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | ◆2013年IPO(新規公開株) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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