エナリス（6079) 目論見書の個人的感想 新撃の株式公開

新規公開株に当選し、初値が公募価格を上回る・・・幸運を掴むその日のために。

◎エナリス(6079)　単元株数：100株　東証マザーズ

（株）エナリスと子会社4社及び関連会社1社でグループを構成。
主に電力需要家に対する、電力調達・運用コスト削減のための各種サービス（エネルギー流通情報事業）の提供 。「エネルギーマネジメント事業」と「パワーマーケティング事業」が事業の中心。

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※業績（連結）
9期（平成24年12月期）
売上高（5,103百万円　前年同期比△244%）
経常利益（519百万円　前年同月比△57%）
当期純利益（411百万円　前年同月比△56%）

→、エネルギーマネジメント事業（915百万円）において「FALCON SYSTEM」の売上高増加。補助金の対象に選定されたことと、システム改良により販売価格の上昇による。

→パワーマーケティング事業（4,188百万円）において、東京電力に加えて、関西電力株式会社、九州電力株式会社、北海道電力株式会社に対して、デマンドレスポンスのサービスの提供。関西電力株式会社と、国内初のネガワット取引の実施による。


※キャッシュフロー
○9期（平成24年12月期）は、8期に比べ13,351千円減少し、346,676千円に。

・営業活動によるキャッシュ・フロー
234,042千円（前年同期比11.6％増）
→税金等調整前当期純利益が517,207千円によるか。

・投資活動によるキャッシュ・フロー
213,710千円（前年同期比35.9倍増）
→ソフトウエア等の無形固定資産の取得が120,334千円によるか。

・財務活動によるキャッシュ・フロー
308,908千円（前年同期比21.7倍増）
→短期借入金が398,000千円、長期借入金が100,000千円によるか。

○10期（第２四半期累計）では、

・営業活動によるキャッシュ・フロー
→税金等調整前当期純利益が448,416千円あったもの、売上債権の増加により307,488千円を支出。

・投資活動によるキャッシュ・フロー
→ディーゼル発電設備取得等が905,939千円。ソフトウエア等の無形固定資産が91,635千円。

・財務活動によるキャッシュ・フロー
→ディーゼル発電設備取得資金や運転資金のための社債が550,000千円。短期・長期借入金が437,183千円。

◎目論見書に記載のある主な対処すべき課題

※営業力の強化
ＰＰＳ向け業務代行や電力卸取引などのノウハウを持ちながらも、知名度、ブランド力がまだ低いことや、新規分野を扱うことも多く、新しいサービスへの理解が得られにくい。
→販売協力先を増やすとともに、より効果的な営業方法等を模索し、営業力拡充を図りたい。

※事業基盤の確立
→新しい情報や知識の確保だけでなく、仕入先、販売先、取引工事業者や調達先など新規の取引先を増やし、需要の増加に対応していく等の社外との協力体制の強化に取り組みたい。

※社内マネジメント体制の強化
→人員が増加し続け、オフィスも分散して増やしていることから、コミュニケーション量の不足が顕在化しているため、
体制を整備するほか、効果的なオフィスの選定、マネジメント力育成等に取り組みたい。


◎目論見書に記載のある主なリスク

※特定の得意先への依存について
→一般電気事業者（電力会社）への売上高合計が連結売上高合計に占める割合が、61.0％にのぼる。

※特定の仕入先への依存
→特定の発電事業者１社からの調達割合が、電力調達のほぼ全量を占め、仕入依存度が高い。

※燃料価格の高騰、卸電力取引市場の価格高騰・下落
化石燃料の地政学的リスクや原子力発電所の稼働その他の影響で、卸電力取引市場の価格高騰・下落が生じる可能性がある。

※法規制等について
「FALCON SYSTEM」が需給対象となる補助金が平成26年３月以降に廃止される可能性あり。

※発電事業の運営
発電所の開発を行い、自己で所有・運営をしていく予定あり。



9期（平成24年12月期）に売上高3倍、当期純利益2倍と飛躍的に上昇。これは関西電力に対する売上が３倍になったことが原因か。売上高に対する関西電力の占める割合は51%にのぼる。原子力発電所の運転停止が少なからず影響したか。

売上の約8割を占める「パワーマーケティング事業（自社投資・自社開発・他社保有の電源を集めての電力卸売り）」の主な顧客は、各電力会社と日本卸電力取引所。国の電力政策（原子力発電含む）のブレで被る影響が容易に想像できるか。電力事業の改革開放に向かえば、更なる売上と利益の追求も可能か。だが、電力会社の巻き返しによる失速もあり得るだけに、今現在のビジネスチャンスを株式公開による資金調達でを最大限に生かしたしたいところか。


細かな財務分析は次回に。
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想定株価は230円のところ、
仮条件は、240円〜280円　に決定。



※野村ネット＆コールでの詳細
抽選申込期間:09/19(木) 09:00 から 09/26(木) 23:59 まで
抽選日：09/27(金)
購入申込期間：09/30(月) 00:00 から 10/03(木) 16:00 まで


※みずほ証券での詳細
ブックビルディング期間：9/19（木）8:00　〜　9/26（木）10:00
募集価格確定：9/27（金）
購入申込期間：9/30（月）　〜　10/2（水）


※大和証券（オンライントレード）での詳細
抽選申込期間：2013年9月19日　から　2013年9月26日　11:00まで
抽選結果公表日：2013年9月30日
購入申込期間：2013年9月30日　から　2013年10月2日　9:00まで


※三菱UFJモルガン・スタンレー証券での詳細
需要調査期間：09月19日〜09月26日　午前3時まで


※ちばぎん証券での詳細
9/2現在：記載なし


※岡三証券での詳細
ブックビルディング期間：9月19日〜9月26日（10:00迄）


※いちよし証券での詳細



※エース証券での詳細
9/2現在：記載なし

※マネックス証券での詳細
ブックビルディング期間：9/19（木）0:00　〜　9/26（木）11:00
募集価格確定：9/27（金）
抽選日：9/27（金）18:00予定
募集期間：9/30（月）0:00　〜　10/3（木）11:00
払込期日：10/7（月）


※SBI証券での詳細
ブックビルディング期間：9/19 9:00〜9/26 18:00

投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。 株価アルゴリズム
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