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Top具体例(2008年:リーマンショック) >リーマンショックから戻る道 (日経平均&NYダウ) 先行指数&周期的アノマリー(2008/10〜12月)
2013年09月10日

リーマンショックから戻る道 (日経平均&NYダウ) 先行指数&周期的アノマリー(2008/10〜12月)



◎3ヶ月先行指数と日経平均株価(2008/10月〜12月)
coment-2008-10-12.png

※3ヶ月先行指数では、
◎長期的には、経済規模は、12/26週まで縮小傾向続く。景気は、景気後退が続く。後退スピードも10/31週〜12/5週が最も激しく、12/26週まで減速が続く。株式相場の転換点は、10/24週にやや戻りが期待できるも、10/31週〜12/12週までは調整局面が続くか。12/19週〜12/26週にかけて若干の戻りがあるか。

◎短期的には、経済規模は、12/26週まで縮小傾向続く。景気は、景気後退が続くも、後退スピードは11/28週から減速するか。株式相場の転換点は、10/10週〜12/12週まで調整局面が続くか。12/19週〜12/26週にかけて若干の戻りがあるか。

◎RANK的には、長期地合は、10/24週〜10/31週に10に戻すも、その後下落。絶対的な地合は弱含むか。短期地合とRANKスコアでは、10/10週〜12/5週に弱い数値が出現。相対的に地合も弱含むか。計差分と計差分計は、10/3週〜10/17週と10/31週〜11/21週に急落サイン出現。微分スコアでは、10/10週〜11/21週まで、0が多数出現。調整することを示唆か。

◎日経平均株価と先行指数&周期的アノマリー(2008/10月〜12月)
furi225-2008-10-12.png※周期的アノマリーには、積分系(相場の方向性を示唆)と微分系(相場の瞬発力を示唆)の2種類あり。
ともに、+10以上は、好調。+10〜−10は、軟調。−10以下は、不調。の傾向あり。グラフ右軸の数値は先行指数用。周期的アノマリーは、点線の緑+10と、点線の赤−10が有意。

先行指数では、短長差(短期成長指数A−長期成長指数)が下落傾向。相場全体に下押し圧力がかかっていることを示唆。10/24週からマイナス値へ。さらに下押し圧力が増すことを示唆。
周期的アノマリーでは、次のとおりの動きあり。
底値天井値底値
積分系10/15、10/23、10/2811/14、11/1812/15〜17
微分系10/10、10/22,10/28、11/411/13、11/1912/12、12/17
10月中下旬と12月上中旬に調整することを示唆か。

実際の相場の動きは、9/26に11,890円台。10/28に7,140円台まで下落。11/5に9,520円台まで戻すも、11/20に7,700円台まで下落。その後緩やかに戻し12/26に8,730円台に。概ね先行指数と周期的アノマリーに沿った動きか。ただし、周期的アノマリーで10月下旬から11月中旬にかけて戻りが予想されたが、僅かに戻した程度に。VIX指数が25を超える状態では上昇予想は消滅しやすいか。

◎NYダウと先行指数&周期的アノマリー(2008/10月〜12月)
furi-ny-2008-10-12.png先行指数では、短長差(短期成長指数A−長期成長指数)が下落傾向。相場全体に下押し圧力がかかっていることを示唆。10/24週からマイナス値へ。さらに下押し圧力が増すことを示唆。

周期的アノマリーでは、次のとおりの動きあり。
天井値底値天井値底値天井値底値
積分系10/310/14、10/2011/311/412/112/15、12/19
微分系10/810/14、10/1610/24、10/28、10/3011/412/112/15、12/19
10月中下旬と12月上中旬に調整することを示唆か。

実際の相場の動きは、9/26に11,140ドル台。10/27に8,170ドル台まで下落。11/4に9,620ドル台まで戻すも、11/20に7,550ドル台まで下落。その後緩やかに戻し12/26に8,515ドル台に。概ね先行指数と周期的アノマリーに沿った動きか。ただし、周期的アノマリーで10月中旬から11月中旬にかけて戻りが予想されたが、11月上旬まで僅かに戻した程度に。VIX指数が25を超える状態では上昇予想は消滅しやすいか。

3ヶ月先行指数で、大きな相場全体の方向性を掴んで、周期的アノマリーで細かな投資タイミングを計る戦略は、この期間においても、ある程度は有効か。

投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任で願います。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
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