良くこんなフレーズを耳にしませんか?
「米国の経済指標の悪化を受けてNYダウが急落。流れを引き継いだ日経平均株価も下落しています。」
ならば予め経済指標の内容が判れば株式相場の動きが予測できるのに・・・誰もが考えることです。
探せばあるもので経済データを収集した週から1週間後にその集計データをインターネット上で、毎週発表している米国民間調査機関があります。恐らく世界で最速かつ正確な経済統計資料ではないでしょうか。何しろ毎週ですので有名で相場に影響力のある経済指標より先んじて経済状況の変化が手にとるように判ります。この他にも世界には先行指数たり得る様々な数字があり有益な判断材料を提供してくれます。
当方の先行指数は、これらの経済指標を元に機械学習を用いて、毎週計算・再計算を行っています。すると、面白い傾向が浮かび上がってきました。経済指標には、株式相場に対して明らかに先行性が存在し、さらには株式相場の循環性にも深く関わっていたのです。そして、その期間は概ね3ヶ月なのです。知っていましたか?大きな下落があった時には、3ヶ月後に再び下落を繰り返しやすいことを。何しろ2008年のリーマンショックの時は、これを2回繰り返しているぐらいですから。これは今現在行われている経済活動が世の中を回り回って、株式相場の数字となって現れる期間を如実に示しているのではないでしょうか。
つまり株式相場の数字(株価)は一種の遅行指数とみなせるのです。正確な先行指数(経済統計データ)さえあれば株式相場の動向は予測可能ということになります。このことこそが3ヶ月先行指数の大きな特徴です。
チャート分析等のように遅行指数とみなせる株価を元にこれまでの経験からこれから先の相場を推し測るのとは違います。正に正反対の予測システム言えるでしょう。もちろんチャート分析等も有用な判断材料を提供してくれますので合わせて活用すれば、より有益になるでしょう。
なお、過去10年間で80%以上の的中率があります。突発事項による市場心理の悪化時を除けば更に高い的中率を誇ります。また、市場心理の悪化時においても、VIX指数をウオッチすることにより、先行指数の的中の可否を見極めることができます。
3ヶ月先行指数は、主に3つの指数群で構成されています。
◎長期系指数群・・・概ね3ヶ月〜4ヶ月サイクルにおける株式相場動向を示す。
◎短期系指数群・・・概ね2週間〜3週間サイクルにおける株式相場動向を示す。
◎RANK系指数群・・・長期的、短期的な相場の地合と、3ヶ月間における当該週の相対的な順位を示す。
投資行動の最終決定は、自己判断・自己責任でお願いします。当方はいかなる責任も一切負いませんのでご了承ください。
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