※S高銘柄一覧
<1885> 東亜建 東証P 配分 業績上方修正に加えて増配で利回り妙味も高まる 10.92万株買残
<3655> ブレインP 東証P 第1四半期好スタート
<3807> フィスコ 東証G 一時 前日もストップ高。仮想通貨関連
<4875> メディシノバ 東証S サノフィ・ノバルティス間の特許訴訟で和解成立し損害賠償金受領の権利と開示
<5025> マーキュリー 東証G 配分 前日まで3日連続ストップ高 0.32万株買残
<5610> 大和重 東証S 配分 1株1620円でMBO 16.68万株買残
<5805> SWCC 東証P 25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正
<5993> 知多鋼 名証M 配分 カヤバがTOBを実施 14.1万株買残
<6862> ミナトHD 東証S 第2四半期営業益48%減ながら通期計画進捗率63%
<7242> カヤバ 東証P 一時 高水準の自社株買い実施を発表
<7615> 京都友禅HD 東証S
<9260> ウィズメタク 東証P 配分 MBO発表でTOB価格1930円にサヤ寄せ 301.51万株買残
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <7615> 京都友禅HD 東証S 43.5 99 S
2. <4875> メディシノバ 東証S 33.6 318 S サノフィ・ノバルティス間の特許訴訟で和解成立し損害賠償金受領の権利と開示
3. <5610> 大和重 東証S 26.2 1445 S 1株1620円でMBO
4. <6640> I・PEX 東証P 23.1 2954 TOB価格は1株2950円
5. <1491> 中外鉱 東証S 22.6 38 今期業績予想の上方修正を手掛かり視
6. <9260> ウィズメタク 東証P 22.2 1653 S 1株1930円でMBO
7. <3807> フィスコ 東証G 19.6 128 仮想通貨関連
8. <1803> 清水建 東証P 19.5 1236 今期業績・配当予想を増額し上限3.73%の自社株買い発表
9. <3655> ブレインP 東証P 18.4 965 S 第1四半期好スタート
10. <5993> 知多鋼 名証M 17.7 999 S カヤバによるTOB価格にサヤ寄せの動き
11. <7220> 武蔵精密 東証P 17.1 2713 電気自動車関連
12. <5805> SWCC 東証P 16.9 6900 S 25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正
13. <4588> オンコリス 東証G 16.9 905
14. <5025> マーキュリー 東証G 16.1 1081 S
15. <1885> 東亜建 東証P 15.4 1125 S 大型工事の利益率改善で今期は一転最終増益の見通し
16. <6862> ミナトHD 東証S 14.4 795 S 第2四半期営業益48%減ながら通期計画進捗率63%
17. <3465> ケイアイ不 東証P 14.2 4350 4〜9月期好決算を評価
18. <4937> ワクー 東証G 14.2 1257
19. <6834> 精工技研 東証S 14.0 3875 データセンター向け光通信用部品好調で25年3月期業績予想を上方修正
20. <6634> ネクスG 東証S 13.9 115 人工知能関連
21. <7201> 日産自 東証P 12.8 415.8 エフィッシモ系の株式保有の思惑で
22. <6249> GCジョイコ 東証S 12.6 2337 配当予想増額と立会外での自社株買いを評価
23. <2315> CAICAD 東証S 11.5 58 仮想通貨関連
24. <7806> MTG 東証G 11.1 1785 25年9月期は26%営業増益で2円増配へ
25. <7242> カヤバ 東証P 11.1 5240 上限18.4%の大規模な自社株買いと株式2分割を発表
ウィズメタク <9260> 1,653円 +300 円 (+22.2%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率2位
ストップ高。11日取引終了後にMBOを実施すると発表。洲崎良朗代表取締役会長CEOの資産管理会社であるワイエス商事(東京都中央区)が1株1930円でTOBを行うとしており、これにサヤ寄せする格好となっている。買い付け予定数は1194万9775株(下限・上限設定なし)で、買い付け期間は11月12日から12月23日まで。TOB成立後に上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は11日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。
清水建設 <1803> 1,236円 +202 円 (+19.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
後場に急騰し、2017年以来の高値圏に浮上した。12日午後1時、25年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績・配当予想の上方修正を発表。今期の売上高予想を600億円増額して1兆8600億円(前期比7.3%減)、最終利益予想を200億円増額して600億円(同3.5倍)に見直した。また、9月30日を基準日とする中間配当は従来の予想から6円増額して17円50銭で決定。期末配当予想も6円増額し、年間配当予想は35円(同15円増配)とした。加えて、自社株買いと消却についても発表を行い、これらを材料視した買いが株価を押し上げたようだ。国内建築工事の施工が順調に推移したほか、手持ち工事の採算改善などにより完成工事総利益が増加する見込みとなった。同時に清水建は政策保有株式の残高を連結純資産の20%以下とする従来の目標について、1年前倒しの26年3月末までに達成する方針を示し、新たに27年3月末までに残高を連結純資産の10%以下とするといった目標も設定した。自社株の取得総数は2600万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.73%)、取得総額は200億円を上限とし、11月13日から25年3月31日の間に実施。今年11月29日には自己株式2698万6900株の消却も行う。
SWCC <5805> 6,900円 +1,000 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率6位
後場終盤になって急伸しストップ高の6900円に買われた。午後3時ごろ25年3月期の連結業績予想について、売上高を2250億円から2340億円(前期比9.4%増)へ、営業利益を135億円から205億円(同59.9%増)へ、純利益を90億円から100億円(同13.1%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を60円から70円(年120円)へ引き上げたことが好感された。エネルギー・インフラ事業で、国内の建設関連向けは想定していた前期の電線需給ひっ迫からの反動もなく需要が堅調なことに加えて、電力インフラ向けでは戦略製品であるSICONEXの増産投資が旺盛な需要を捉えるなか、競合企業撤退もあり受注を拡大。これらにより同事業の業績が想定を大きく上回って推移し、今後も好調を維持すると見込まれることが要因としている。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高1173億7800万円(前年同期比19.3%増)、営業利益104億1600万円(同2.3倍)、純利益35億7900万円(同8.8%増)だった。
東亜建設工業 <1885> 1,125円 +150 円 (+15.4%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率7位
ストップ高。同社は11日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績と配当予想を修正した。今期の最終利益予想は27億円増額して107億円(前期比1.7%増)に見直した。減益予想から一転、最終増益を見込む。期末一括配当予想は13円50銭増額して54円に引き上げており、これらを評価した買いが集まった。国内土木事業において複数の大型工事で利益率が改善。投資有価証券売却益の計上も寄与する。今期の売上高予想は据え置いたが、単体での受注高予想は東南アジアでの大型港湾工事を複数獲得したことなどを踏まえ上方修正した。同社は4月1日付で1株を4株に分割している。株式分割を考慮したベースで前期の期末一括配当は40円だった。9月中間期の売上高は前年同期比15.1%増の1498億1900万円、最終利益は同48.2%増の66億6700万円だった。
ケイアイスター不動産 <3465> 4,350円 +540 円 (+14.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位
大幅反発。11日取引終了後に4〜9月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比20.3%増の1509億3500万円、純利益は同20.8%増の36億4500万円だった。新規エリアへの進出や既存営業エリアの深耕、M&Aによるシェア拡大を図ったことが奏功した。好決算を評価した買いが入った。あわせて、28年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。最終年度に売上高5000億円(今期予想3200億円)、純利益180億円(同73億円)の達成を目指す。また、原則として配当金の下限を130円とし、業績や財務状況に合わせて増配する方針を掲げた。
精工技研 <6834> 3,875円 +475 円 (+14.0%) 本日終値
6連騰し年初来高値を更新した。11日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を173億円から180億円(前期比14.0%増)へ、営業利益を14億5000万円から20億円(同90.0%増)へ、純利益を10億円から15億円(同97.1%増)へ上方修正したことが好感された。生成AIや5G通信が普及拡大していることを受けて、世界でデータセンターへの投資が活性化しており、これに伴い光通信用部品や、光通信用部品の製造装置、検査装置の受注が急増していることが要因という。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高90億6200万円(前年同期比15.2%増)、営業利益10億3000万円(同3.2倍)、純利益7億7200万円(同2.6倍)だった。
日産自動車 <7201> 415.8円 +47.2 円 (+12.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
急騰。前日比で一時20%を超す上昇となった。11日の取引終了後、同社が関東財務局に提出した半期報告書において、「サンテラ(ケイマン)リミテッド アズ トラスティ オブ イーシーエム マスター ファンド」が9月30日時点で日産自の株式を2.5%保有していることが明らかになった。市場では同ファンドについて「旧村上ファンド系のエフィッシモと関連するファンド」(国内証券の投資情報担当者)との見方があり、思惑視した買いが集まったようだ。同ファンドは、川崎汽船<9107>やサンケン電気<6707>の大株主にも名を連ねている。
GCジョイコ <6249> 2,337円 +261 円 (+12.6%) 本日終値
切り返し急。11日の取引終了後、年間配当予想の増額修正と立会外での自社株買いの実施について発表した。あわせて開示した25年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算では、利益の進捗状況が高水準となり、株主還元姿勢と業況を評価した買いを誘った。同社は9月30日を基準日とする中間配当を従来の予想から20円増額して50円で決定。期末配当予想も20円増額して50円に引き上げる。年間配当は100円で前期比40円の増配を計画する。加えて、取得総数70万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.77%)、取得総額15億円を上限とし、東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)において12日午前8時45分に11日終値2076円で買い付けの委託を実施すると公表。12日午前9時45分に63万5000株を総額13億1826万円で買い付けたと開示している。9月中間期の売上高は前年同期比22.5%増の232億400万円、経常利益は同1.1%増の62億9700万円だった。経常利益の通期計画に対する進捗率は約63%となった。遊技機業界でのスマートユニットへの入れ替えが好調に推移。新紙幣の発行に伴う部材出荷などを背景に大幅な増収となったが、顧客への負担軽減を目的として改刷対応価格を設定したことにより、営業利益段階では微減益となった。
MTG <7806> 1,785円 +179 円 (+11.2%) 本日終値
大幅高で5日続伸。11日の取引終了後に発表した25年9月期連結業績予想で、売上高800億円(前期比11.3%増)、営業利益50億円(同26.1%増)、純利益33億円(同14.2%増)と大幅増収増益を見込み、年間配当予想を前期比2円増の15円としたことが好感された。引き続きヘアケアを中心としたReFaブランドの成長を見込むほか、復調基調にあるSIXPADの伸長継続を見込む。なお、24年9月期決算は、売上高718億6500万円(前の期比19.5%増)、営業利益39億6500万円(同10.2%増)、純利益28億8800万円(同45.6%増)だった。同時に、12日朝の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)で、75万株(発行済み株数1.87%)を上限に自社株買いを実施すると発表。12日朝に上限である75万株を12億450万円で取得した。
カヤバ <7242> 5,240円 +525 円 (+11.1%) 一時ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率10位
一時ストップ高の水準となる前営業日比705円高の5420円に買われた。11日の取引終了後、株式分割前のベースで取得総数460万株(自己株式を除く発行済み株式総数の18.4%)、取得総額200億円を上限とする自社株買いの実施を公表。株主還元強化を好感した買いが集まったようだ。自社株の取得期間は12月3日から2025年11月28日。同社はあわせて株式の流動性と投資家層の拡大を目的として、12月2日を基準日として3日付で1株を2株に分割すると発表している。自社株の取得総数の上限は実質的には920万株となる。同時に発表した25年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算は、売上高が前年同期比2.0%減の2134億5700万円、最終利益は同36.6%減の51億8200万円となった。このほか、カヤバは知多鋼業<5993>に対し、完全子会社化を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施する予定だと開示している。
西華産業 <8061> 4,390円 +335 円 (+8.3%) 本日終値
大幅高。午後2時ごろ、25年3月期連結業績予想について売上高を920億円から930億円(前期比7.2%増)へ、営業利益を52億円から57億円(同2.2%増)へ上方修正すると発表。あわせて配当予想を増額しており、これらが好感され買われた。昨年開始した原子力発電所関連設備販売代理店業務が円滑に進行し、定期修繕工事の大型案件の受け渡しが進んだことや、海外子会社を中心に好調に推移していることが寄与した。配当予想は180円から210円(前期150円)に引き上げた。
守谷輸送機工業 <6226> 2,516円 +189 円 (+8.1%) 本日終値
11月11日大引け後(17:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比63.5%増の18.1億円に拡大し、通期計画の37.5億円に対する進捗率は前年同期の42.3%を上回る48.5%に達した。同時に発表した「0.34%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の0.34%にあたる6万株(金額で1億6908万円)を上限に、11月12日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
飯田GHD <3291> 2,343.5円 +169.5 円 (+7.8%) 本日終値
3営業日ぶりに反発。同社は11日取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比3.3%増の379億2100万円となり、従来予想の301億円から上振れたことが買い手掛かりとなったようだ。分譲戸建の販売棟数が計画を下回ったことで売上収益は同2.3%増の6871億1900万円(従来予想は7210億円)にとどまったが、戸建分譲事業の売上総利益率の改善や業務効率向上による販管費などの削減が利益を押し上げた。なお、通期業績予想については売上収益1兆5490億円(前期比7.6%増)、営業利益752億円(同27.1%増)とする従来見通しを据え置いている。
岩手銀行 <8345> 2,621円 +185 円 (+7.6%) 本日終値
後場に上げ幅を急拡大した。12日午後2時、25年3月期の連結業績と配当予想の上方修正を発表。更に、大和証券グループ本社<8601>との包括的業務提携に関する基本合意についても開示しており、これらをポジティブ視した買いが入ったようだ。貸出金利息や有価証券利息配当金など資金利益が想定を上回る見込みとなり、今期の純利益予想は10億円増額して65億円(前期比53.8%増)に見直した。中間配当については従来の予想から10円増額して60円とし、期末配当予想も10円増額して60円とした。年間配当予想は120円(前期比40円増配)となる。大和との業務提携においては、岩手銀の公社債、投資信託の窓販業務に関する口座を大和が承継するとともに、岩手銀と大和の間ですでに締結している金融商品仲介契約に関する口座と大和の盛岡支店の口座を統合して管理する。大和は株式や債券、投資信託、為替取引などの金融商品仲介業務やファンドラップなどの投資一任契約締結の媒介に関する業務を岩手銀に委託する。
群馬銀行 <8334> 1,043.5円 +71.5 円 (+7.4%) 本日終値
大幅続伸。11日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、年間配当予想を増額修正しており、配当利回りに着目した投資家の資金が流入したようだ。9月30日を基準日とする中間配当は従来の予想から6円増額して20円で決定した。期末配当予想も6円増額して20円に引き上げた。年間配当は前期比18円増配の40円を計画する。9月中間期の純利益は前年同期比54.2%増の229億1700万円だった。同社は1日、9月中間期業績の上振れ着地とともに通期の業績予想の上方修正を発表していた。
楽天銀行 <5838> 3,850円 +252 円 (+7.0%) 本日終値
マドを開けて急騰。4000円台に乗せて上場来高値を更新した。11日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正しており、好感されたようだ。今期の純利益予想を378億円から462億4400万円(前期比34.2%増)に引き上げた。日銀の政策金利の変更により、金利収益が大きく増加し、9月中間期の純利益は過去最高となった。上期の進捗状況を踏まえて通期の業績予想を見直した。9月中間期の純利益は前年同期比37.5%増の221億4500万円となった。
アース製薬 <4985> 5,520円 +360 円 (+7.0%) 本日終値
反発し、年初来高値を更新した。同社は11日取引終了後、24年12月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の30億円から60億円(前期比5.8%減)に引き上げた。売上高予想も1650億円から1680億円(同6.1%増)に上方修正。虫ケア用品の販売が想定を上回る見込みに加え、総合環境衛生事業における年間契約数・金額の伸長、MA−T(革新的酸化制御技術)ビジネスが好調なことなどが主な要因だとしている。
インテグラル <5842> 4,145円 +270 円 (+7.0%) 本日終値
大幅高。11日取引終了後に発表した1〜9月期連結決算は売上高が前年同期比2.3倍の173億8700万円、純利益が同2.6倍の93億4400万円だった。複数の投資先の株式売却を進めたことが寄与した。大幅な増収増益となったことが好感された。
スズケン <9987> 5,197円 +320 円 (+6.6%) 本日終値
12日に発表した「スズケン、自社株の買付と消却を発表」が買い材料視された。
日本マイクロニクス <6871> 3,910円 +235 円 (+6.4%) 本日終値
急伸。きょうは前日の米国株市場でインテル
やエヌビディアをはじめ半導体関連が総じて安く、東京市場もその影響を受けているが、半導体検査用プローブカードで世界屈指の商品競争力を持つ同社株はその流れに逆行し異彩高となっている。11日取引終了後、24年12月期第3四半期(24年1〜9月)決算を発表、営業利益は前年同期比3.2倍の86億4300万円と急拡大を果たした。更に、26年12月期を最終年度とする中期経営計画も見直し、数値目標である営業利益150億円を200億円に増額した。今期の通期ベースの営業利益は116億円予想であり、そこから72%増という大幅な伸びを見込んでいることでサプライズとなった形だ。
ユーグレナ <2931> 454円 +26 円 (+6.1%) 本日終値
11月11日大引け後(15:30)に決算を発表。24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結営業損益は1.6億円の黒字(前年同期は9.5億円の赤字)に浮上して着地した。
サントリBF <2587> 5,267円 +268 円 (+5.4%) 本日終値
後場に一段高となった。12日午後3時に、24年12月期の連結業績予想の上方修正を発表し、好感されたようだ。今期の売上高予想は170億円増額して1兆6870億円(前期比6.0%増)、最終利益予想は20億円増額して865億円(同4.5%増)に見直した。また、年間配当予想を2円増額して112円(前期比32円増配)に修正した。日本とアジア太平洋(APAC)の既存事業の収益予想を引き上げている。
日本化薬 <4272> 1,254.5円 +63.5 円 (+5.3%) 本日終値
続伸。11日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を181億円から193億円(前期比2.6倍)へ、純利益を120億円から153億円(同3.7倍)へ上方修正したことが好感された。売上高は2208億円から2203億円(同9.2%増)へやや下方修正したものの、販売価格の適正化や原価低減及び販管費の節減などに取り組んでいることが利益を押し上げる。同時に発表した9月中間期決算は、売上高1091億900万円(前年同期比11.4%増)、営業利益111億6000万円(同2.3倍)、純利益59億7400万円(同1.9%減)だった。モビリティ&イメージング事業及びファインケミカルズ事業が伸長した。
ケンコーマヨネーズ <2915> 2,306円 +106 円 (+4.8%) 本日終値
3日続伸。同社は11日取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比4.1倍の31億9400万円となり、通期計画45億円に対する進捗率は71.0%となった。売上高は同6.1%増の464億5500万円で着地。価格改定の効果やタマゴ加工品の数量回復による生産効率の改善が利益面に寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
不二製油グループ本社 <2607> 3,195円 +131 円 (+4.3%) 本日終値
3営業日ぶりに急反発。同社は11日取引終了後、25年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しは従来の200億円から235億円(前期比29.0%増)に引き上げた。売上高の見通しも6000億円から6450億円(同14.3%増)に上方修正。販売が好調なチョコレート用油脂の更なる伸長を予想しているほか、収益力の強化を図るとともにコスト上昇に見合った販売価格の適正化を進めることで採算性の改善を見込んでいる。
リクルート <6098> 10,310円 +374 円 (+3.8%) 本日終値
大幅反発し年初来高値を更新。11日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を3兆3000億〜3兆5000億円から3兆4687億円〜3兆5487億円(前期比1.5%〜3.9%増)へ、営業利益を3900億〜5000億円から4427億〜5027億円(同10.0%〜24.9%増)へ上方修正したことが好感された。マネタイゼーションの効率性の改善により、米国HRテクノロジー事業が想定以上に伸びる見通し。また、下期の想定為替レートを1ドル=142円、1ユーロ=157円としたことも寄与する。なお、同時に発表した9月中間期決算は、売上高1兆7987億円(前年同期比5.4%増)、営業利益2697億800万円(同13.4%増)だった。
大和重工 <5610> 1,445円 +300 円 (+26.2%) ストップ高 本日終値
ストップ高。11日取引終了後にMBOを実施すると発表。田中宏典代表取締役社長が大和重株の取得・所有を目的に設立したTコーポレーション(広島市安佐北区)が1株1620円でTOBを行うとしており、これにサヤ寄せする格好となっている。買い付け予定数は98万1638株(下限54万2900株、上限設定なし)で、買い付け期間は11月12日から12月23日まで。TOB成立後に上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は11日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。
ブレインパッド <3655> 965円 +150 円 (+18.4%) ストップ高 本日終値
ストップ高。午後1時ごろに7〜9月期連結決算を発表。売上高が前年同期比10.8%増の28億800万円、営業利益が同66.2%増の4億6900万円だった。既存案件の拡大や新規案件の開拓が堅調に進んだ。また、個々のプロジェクト収支の改善活動をはじめとする利益確保に向けた取り組みの効果が表れた。通期でも増収増益を見込んでいるが、第1四半期に好スタートを切ったことが好感され買いを呼び込んでいる。
知多鋼業 <5993> 999円 +150 円 (+17.7%) ストップ高 本日終値
ストップ高。11日取引終了後、同社の完全子会社化を目的にカヤバ<7242>が株式公開買い付け(TOB)を開始する予定だと発表。TOB価格は1株2010円。知多鋼の株価はTOB価格にサヤ寄せする動きをみせている。買付予定数の下限は527万6700株(所有割合55.11%)で、上限は設定しない。TOB成立後、所定の手続きを経て、知多鋼は上場廃止となる見込み。カヤバは知多鋼の株式を11.56%保有。知多鋼は二輪・四輪用線ばね・薄板ばね製品を手掛けており、両社はサプライチェーン上で重要なパートナーとなっているという。カヤバは完全子会社化を通じ経営資源を迅速・柔軟に相互利用できる体制を整える方針。知多鋼はカヤバによるTOBが開始された場合は、賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨するとした。TOBは来年1月下旬ごろをメドに開始する予定。名古屋証券取引所は11日、知多鋼を監理銘柄(確認中)に指定した。
posted by lucky cat at 16:35
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◆S高株価値上注目銘柄
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