※S高銘柄一覧
<3905> データセク 東証G 人工知能関連
<4587> ペプドリ 東証P ノバルティスとのペプチド創薬における提携を拡大
<4762> XNET 東証S
<5026> トリプルアイ 東証G 一時 米データセンター増設を引き続き材料視、買いが買いを呼ぶ展開
<6085> アーキテクツ 東証G 一時
<6360> 東自機 東証S 生産性向上など奏功し24年3月期営業利益は計画上振れ 2.05万株買残
<7740> タムロン 東証P 配分 写真関連事業など計画上回り上期業績予想を上方修正
<7886> ヤマト・イン 東証S 一時
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <4762> XNET 東証S 25.9 1460 S
2. <4587> ペプドリ 東証P 24.7 2022 S ノバルティスとのペプチド創薬における提携を拡大
3. <3905> データセク 東証G 22.0 2222 S 人工知能関連
4. <6360> 東自機 東証S 17.3 3415 S 生産性向上など奏功し24年3月期営業利益は計画上振れ
5. <6503> 三菱電 東証P 15.9 2773 25年3月期の連続最高益更新計画をポジティブ視
6. <2330> フォーサイド 東証S 15.9 292 仮想通貨関連
7. <7740> タムロン 東証P 15.7 7360 S 写真関連事業など計画上回り上期業績予想を上方修正
8. <4726> SBテク 東証P 15.6 2943 ソフトバンクによるTOB価格にサヤ寄せ
9. <5659> 日精線 東証P 14.8 1334 今期最終増益・実質増配予想が株価刺激
10. <7199> プレミアG 東証P 14.4 2223 25年3月期も最高益見通しで増配も
11. <1964> 中外炉 東証P 14.2 3350 今期経常56%増益・20円増配計画で自社株買いも発表
12. <6888> アクモス 東証S 14.0 603 第3四半期営業益14%増で通期計画進捗率87%
13. <8155> 三益半導 東証P 13.8 3680 信越化が1株3700円でTOB実施へ
14. <7886> ヤマト・イン 東証S 13.5 1350
15. <3778> さくらネット 東証P 12.6 5910 今期最高益・増配見通しを好感
16. <9534> 北ガス 東証P 12.4 3080 株式5分割と今期実質増配計画を好感
17. <4107> 伊勢化 東証S 12.0 18710
18. <6301> コマツ 東証P 11.5 4755 3300万株を上限とする自社株買いを実施へ
19. <4043> トクヤマ 東証P 11.4 3260 25年3月期営業益予想29%増で20円増配へ
20. <3776> BBタワー 東証S 11.4 206 データセンター関連
21. <9507> 四国電 東証P 11.1 1310.5 円高メリット関連
22. <5282> ジオスター 東証S 10.7 394 24年3月期業績は計画上振れで着地
23. <7383> ネットプロ 東証P 10.5 221
24. <3482> ロードスター 東証P 10.4 3410 1〜3月期営業利益2.5倍
25. <8708> アイザワ証G 東証P 10.2 1763
ペプチドリーム <4587> 2,022円 +400 円 (+24.7%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
ストップ高。この日の寄り前、ノバルティス
三菱電機 <6503> 2,773円 +380 円 (+15.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位
急騰し、上場来高値を更新した。前週末26日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は前期比10.5%増の3150億円を見込む。前期に続き過去最高益を更新する計画を示しており、ポジティブ視した買いが集まったようだ。今期の売上高は同0.8%増の5兆3000億円を見込む。空調機器の需要増に加え、FA(ファクトリーオートメーション)システムでの採算性改善などを予想。防衛・宇宙システムでの事業規模の拡大も寄与する。24年3月期の連結決算は、売上高が前の期比5.1%増の5兆2579億1400万円、最終利益が同33.2%増の2849億4900万円だった。
タムロン <7740> 7,360円 +1,000 円 (+15.7%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率3位
ストップ高。前週末26日の取引終了後、第2四半期累計(1〜6月)連結業績予想について、売上高を343億円から410億円(前年同期比25.2%増)へ、営業利益を62億円から84億円(同29.7%増)へ、純利益を46億5000万円から63億円(同18.2%増)へ上方修正したことが好感された。第1四半期において各セグメントで販売が計画を上回ったことに加えて、円安影響、コストダウンや生産性向上の原価低減推進効果などにより売上総利益率が向上したことが要因としている。なお、24年12月期通期業績予想は、売上高755億円(前期比5.7%増)、営業利益143億円(同5.1%増)、純利益107億3000万円(同0.8%減)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(1〜3月)決算は、売上高198億1900万円(前年同期比36.5%増)、営業利益45億4700万円(同72.9%増)、純利益33億4400万円(同42.5%増)だった。主力の写真関連事業や車載事業を中心とするモビリティ&ヘルスケア、その他事業などが伸長した。
日本精線 <5659> 1,334円 +172 円 (+14.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位
3日ぶりに大幅反発した。前週末26日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表とともに、25年3月期の業績予想を開示した。今期の最終利益は28億円と、計画に対し上振れして着地した前期の水準から8.0%の増益を見込む。年間配当予想は46円と、1対5の株式分割を考慮したベースで4円の実質増配を計画する。更に、今後3カ年の中期経営計画では収益を拡大させる戦略とともに、連結配当性向を50%程度(従来の目標は40%程度)とする目標を示しており、株価を刺激する材料となったようだ。25年3月期の売上高は前期比0.6%増の450億円を見込む。原価低減や価格改定の効果が利益を下支えする要因となる。中期経営計画では27年3月期に売上高500億円、経常利益を52億円(25年3月期見通しは40億円)に伸ばす方針を示している。
プレミアグループ <7199> 2,223円 +279 円 (+14.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
急伸、1カ月ぶりに上場来高値を更新した。前週末26日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を前期比26.8%増の400億円、純利益を同17.2%増の54億円と発表。売上高、純利益とも前期に続き過去最高となる見通しで、これを好感した買いを集めている。中古車市場での底堅い安定的な需要が追い風となる見込み。配当予想は前期比12円増の40円とした。同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比23.9%増の315億4600万円、純利益が同15.4%増の46億800万円だった。
さくらインターネット <3778> 5,910円 +660 円 (+12.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
3日ぶり反発。前週末26日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を前期比28.3%増の280億円、営業利益を同2.3倍の20億円と発表。売上高、営業利益とも4期ぶり過去最高更新を見込んだことに加え、配当予想を前期比50銭増の4円としており、これが好感され買われた。生成AI向けGPUクラウドサービスの拡大に向けた大規模投資や、ガバメントクラウド認定の機能要件充足に向けたクラウドサービスの機能開発などを進めていく。積極的な投資を実施するが、GPUクラウドサービスの本格提供開始で増収増益を見込む。なお、同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比5.8%増の218億2600万円、営業利益が同19.1%減の8億8400万円だった。あわせて、新株式発行に関する発行登録を行うことを明らかにした。5月8日から来年5月7日までの間に最大200億円を調達する。GPUクラウドサービスにおけるGPUサーバーなどの調達や石狩データセンターの能力増強などの設備投資に充てる。
北海道ガス <9534> 3,080円 +341 円 (+12.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
5日ぶりに急反発。3000円台に乗せる場面があり、1993年以来の高値圏で推移している。前週末26日の取引終了後、9月30日を基準日として10月1日付で1株を5株に分割すると発表。あわせて同社は24年3月期の連結決算にあわせ、25年3月期の業績・配当予想を開示した。前期の期末配当を10円増額したうえで、今期の年間配当予想については株式分割考慮前の水準で90円(前期は年間80円)と実質増配とした。株式の流動性向上期待と株主還元姿勢を好感した買いが入ったようだ。25年3月期の売上高は前期比4.5%減の1660億円、最終利益は同15.7%減の98億円を見込む。
コマツ <6301> 4,755円 +491 円 (+11.5%) 本日終値
急反発。前週末26日の取引終了後、上限を3300万株(発行済み株数の3.49%)、または1000億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は4月30日から9月30日までで、取得した全ての自社株は10月30日付で消却する予定だ。同時に発表した25年3月期連結業績予想は、売上高3兆8610億円(前期比0.1%減)、営業利益5570億円(同8.3%減)、純利益3470億円(同11.8%減)を見込む。欧州や中南米、アジア向け建設機械の需要減少を販売価格の改善で補うものの、為替差のマイナス影響が響く見通し。想定為替レートは1ドル=140円(前期144円30銭)、1ユーロ=149円(同156円)としている。なお、24年3月期決算は売上高3兆8651億円(前の期比9.1%増)、営業利益6071億9400万円(同23.7%増)、純利益3934億2600万円(同20.5%増)だった。
ロードスターキャピタル <3482> 3,410円 +320 円 (+10.4%) 本日終値
大幅高で上場来高値を更新。前週末26日取引終了後に1〜3月期連結決算を発表。売上高が前年同期比94.8%増の81億6800万円、営業利益が同2.5倍の26億4100万円と好調だったことが好感された。金融緩和路線の継続による良好な資金調達環境が続いたことが追い風になった。通期の増収増益見通しに変更はない。
マキタ <6586> 4,603円 +395 円 (+9.4%) 本日終値
続急伸し、年初来高値を更新した。前週末26日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示し、最終利益が前期比16.7%増の510億円になる見通しを示し、好感されたようだ。想定為替レートは1ドル=145円(24年3月期の実績は144円59銭)、1ユーロ=155円(同156円75銭)、1人民元=20円(同20円13銭)とした。社内業務の効率化と在庫削減の取り組みにより利益体質の強化が進み、今期は増益を計画する。半面、欧州の住宅投資の低迷など厳しい需要環境にあるとの見方を示し、北米についても需要動向が見通しづらい状況にあると指摘する。今期の売上収益は前期比4.2%減の7100億円となる見通し。今期の中間配当予想は20円(前期の中間配当は10円)とした。年間配当予想は未定(前期の年間配当は57円)とする。
カワチ薬品 <2664> 2,848円 +243 円 (+9.3%) 本日終値
急反発。前週末26日の取引終了後に発表した25年3月期連結業績予想で、売上高2920億円(前期比2.1%増)、営業利益80億円(同5.2%増)、純利益57億円(同20.9%増)と増収増益を見込むことが好感された。既存エリアを中心に13店舗の新規出店を行う一方、2店舗の退店を計画。また、調剤薬局を新規及び既存店舗に7件併設し、専門性の強化を推進する。 なお、24年3月期決算は、売上高2859億6000万円(前の期比1.5%増)、営業利益76億100万円(同15.0%増)、純利益47億1300万円(同12.8%増)だった。
ソシオネクスト <6526> 4,691円 +384 円 (+8.9%) 本日終値
朝安後に切り返し。前週末26日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を前期比9.6%減の2000億円、営業利益を同24.0%減の270億円と発表。前期から一転減収減益としたものの配当予想は実質増配を見込んだほか、足もとの円安による業績上振れ期待もあり、売り一巡後は買い戻しの動きが強まった。前期に増加したデータセンター・ネットワーク向け売り上げの反動減を見込む。配当予想は50円(前期は株式分割考慮ベースで48円)。想定為替レートは1ドル=130円とした。同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比14.8%増の2212億4600万円、営業利益が同63.6%増の355億1000万円。期中の平均為替レートは144円60銭で、前の期比9円10銭の円安だった。円安が業績に与えた影響について、前の期比で売上高が117億円、営業利益が25億円増加したという。
日立製作所 <6501> 14,620円 +1,145 円 (+8.5%) 本日終値
続急伸し年初来高値を更新。前週末26日の取引終了後、6月30日を基準日として1株を5株へ株式分割すると発表したことに加えて、上限を2100万株(発行済み株数の2.27%)、または2000億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は4月30日から来年3月31日まで。同時に発表した25年3月期連結業績予想で、純利益は6000億円(前期比1.7%増)となる見通しとした。売上高は自動車部品の日立Astemoが連結から持ち分法適用会社化したため9兆円(同7.5%減)と減収見込みだが、堅調な国内外のデジタル需要を背景にIT部門が増収増益となるほか、社会インフラ部門の受注堅調、タレス社の鉄道信号関連事業買収効果などが寄与する見通し。なお、24年3月期決算は、売上高9兆7287億円(前の期比10.6%減)、純利益5898億9600万円(同9.1%減)だった。
マックス <6454> 3,530円 +255 円 (+7.8%) 本日終値
大幅続伸し、上場来高値を更新した。同社は26日取引終了後、25年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比3.2%増の130億円としていることや、期末一括配当計画を前期比7円増配の108円としていることが好感されたようだ。売上高は同3.6%増の898億円を見込む。景気が緩やかに回復していくことを想定している一方、原材料価格の高止まりや欧州の景気低迷、中国経済の先行きなどを懸念している。
伊藤忠食品 <2692> 7,480円 +530 円 (+7.6%) 本日終値
後場急伸。同社はきょう午後1時ごろ、25年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比17.5%増の90億円としていることや、年間配当計画を前期比10円増配の120円としていることが好感されたようだ。売上高は同4.1%増の7000億円を見込む。消費者起点でビジネスを推進することで、持続的な企業価値の向上に努めるとしている。
ミスミグループ本社 <9962> 2,583円 +175.5 円 (+7.3%) 本日終値
大幅に4日続伸し、年初来高値を更新した。同社は26日取引終了後、25年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比19.9%増の460億円としていることや、年間配当計画を前期比9円15銭増配の36円62銭としていることが好感されたようだ。売上高は同6.9%増の3930億円を見込む。地域市場、新事業、新商品、新サービスなどの開発を加速させるとともに、異なる市場ごとのニーズに対応できるように各市場に合致したデジタルモデル化を推進するという。なお、前提為替レートは1ドル=145円、1ユーロ=157円、1人民元=20円としている。また、1200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.26%)、200億円を上限とする自社株取得枠を設定したこともあわせて発表。株主還元の充実と機動的な資本政策を目的としており、取得期間は5月17日から11月29日までとなっている。
島精機製作所 <6222> 1,409円 +94 円 (+7.2%) 本日終値
4月26日大引け後(16:30)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常損益を従来予想の7.5億円の黒字→10.1億円の黒字(前の期は17億円の赤字)に34.7%上方修正した。
リオン <6823> 3,175円 +189 円 (+6.3%) 本日終値
反発し、年初来高値を更新した。同社は26日取引終了後、24年3月期通期の連結決算を発表。営業利益は前の期比22.2%増の34億7400万円となり、従来予想の30億円から上振れたことが好感されたようだ。売上高は同7.8%増の257億2600万円で着地。微粒子計測器事業や医療機器事業の販売が好調だったほか、環境機器事業では22年11月に買収したノルソニックの業績が寄与した。あわせて公表した25年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比4.6%増の269億円、営業利益は同6.5%増の37億円としている。
住友商事 <8053> 4,155円 +246 円 (+6.3%) 本日終値
大幅高で4000円台を回復、前週25日につけた上場来高値3980円を払拭し青空圏に突入した。同社株を含め総合商社株はウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが株式を買い増す動きなどで話題を呼んだ経緯があるが、直近ではアクティビストとして名を馳せる米ヘッジファンドのエリオット・マネジメントが同社株を数百億円規模で取得したことが28日に判明、これが株価を刺激する材料となっているもようだ。「同社株の保有株比率は時価総額比で1%に満たない可能性があるが、物言う株主が食指を動かしていることで、株式価値向上などに向けた提案がなされることへの思惑が投資資金を誘導している」(中堅証券ストラテジスト)という。
SCSK <9719> 2,875.5円 +164 円 (+6.1%) 本日終値
4月26日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期の連結最終利益は前の期比8.5%増の404億円になり、25年3月期も前期比10.0%増の445億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。同時に、前期の年間配当を58円→60円(前の期は52円)に増額し、今期も前期比8円増の68円に増配する方針とした。
萩原電気HD <7467> 4,360円 +245 円 (+6.0%) 本日終値
中期経営計画を策定。27年3月期に営業利益110億円(24年3月期計画は83.5億円)を目指す。また、配当性向のメドを30〜40%(従来は30%)に変更する。
商船三井 <9104> 4,990円 +277 円 (+5.9%) 本日終値
後場上げ幅を拡大。正午ごろに発表した25年3月期連結業績予想で、営業利益1520億円(前期比47.4%増)と大幅増益を見込むことが好感された。エネルギー事業、製品輸送事業が好調に推移し利益を押し上げる見通しだ。売上高は1兆8000億円(同10.6%増)を見込む。ドライバルク事業は、長期契約(ケープサイズ、木材チップ、多目的船)の利益貢献に加えて、前期下期からの市況回復傾向が上期は続くと予想し増収を見込む。ただ、23年度に計上した貸倒引当金の戻し入れが剥落する影響などで減益を想定。また、不動産事業も既存ビルの主要テナントの退去に伴い、賃料減及び一時費用が発生し減益を見込むが、荷動きの堅調なエネルギー事業や完成車輸送が堅調な製品輸送事業がカバーし営業増益を見込む。なお、24年3月期決算は、売上高1兆6279億円(前の期比1.0%増)、営業利益1031億3200万円(同5.1%減)だった。
大塚ホールディングス <4578> 6,742円 +372 円 (+5.8%) 本日終値
大幅続伸。午後1時30分ごろに発表した第1四半期(1〜3月)連結決算が、売上高5195億1700万円(前年同期比15.9%増)、営業利益920億2100万円(同19.9%増)、純利益773億7700万円(同26.0%増)と大幅増益となったことが好感された。医療関連事業で、持続性抗精神病薬「エビリファイ」や、抗精神病薬「レキサルティ」、V2−受容体拮抗剤「ジンアーク」、抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」のグローバル4製品の伸長が業績を牽引した。また健康意識が高まるなか、消費者製品では「ポカリスエット」や「ネイチャーメイド」が引き続き伸長したことや、23年11月に買収したボナファイドヘルスが加わったことも寄与した。なお、24年12月期通期業績予想は、売上高2兆1400億円(前期比6.0%増)、営業利益3300億円(同2.4倍)、純利益2500億円(同2.1倍)の従来見通しを据え置いている。
DTS <9682> 4,325円 +230 円 (+5.6%) 本日終値
4月26日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期の連結経常利益は前の期比9.5%増の130億円になり、25年3月期も前期比3.3%増の135億円に伸びを見込み、11期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、15期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を95円→103円(前の期は120円)に増額し、今期も前期比7円増の110円に増配する方針とした。同時に発表した「4.66%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の4.66%にあたる200万株(金額で60億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月30日から12月10日まで。取得した自社株は12月18日付で全て消却する。また、別枠で発行株式数の5.76%にあたる270万株を5月15日付で消却する。
ウイングアーク1st <4432> 2,680円 +141 円 (+5.6%) 本日終値
大幅反発。午前11時ごろ、スマートバリュー<9417>と共同で、自治体向けの公共施設予約システム「ラクリザ」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。「ラクリザ」は、公共施設の予約をラクに、洗練された画面から誰でもスムーズなリザーブ(予約)が可能となるクラウド型予約システム。今後は、スマートロック連携やAPI連携、ウイングアクのBIツール「MotionBoard」による統計機能の拡張など、更なる効率化に向けた開発を進めるとしている。
日本KFC <9873> 5,120円 +265 円 (+5.5%) 本日終値
急伸し、5000円台に乗せた。1991年以来の高値圏で推移している。日本経済新聞は26日の取引終了後、「三菱商事が『ケンタッキーフライドチキン』を運営する日本KFCホールディングスの株式を米投資ファンドのカーライル・グループに売却する方向で最終調整に入ったことが26日、わかった」と報じた。三菱商事<8058>が約35%の保有分をすべて売却するとともに、カーライルは他の株主が保有する株式も取得し、非公開化するとみられるとしている。報道を受けて、東京証券取引所は30日、日本KFCの株式の売買を午前8時20分から停止すると発表。日本KFCは30日午前10時半、企業価値向上に向けた今後の成長戦略及び資本政策(公開買い付けによる非公開化を含む)の提案を受領しているが、現時点で決定した事実はないとするコメントを開示した。日本KFCの開示をもって東証は午前10時46分より日本KFCの株式売買を再開。同社株に対しては買収時に株価に上乗せされるプレミアムへの思惑をもとにした買いが入った。三菱商は30日午前8時半、持ち分法適用会社である日本KFCの企業価値向上に向け、株式売却などの資本政策も含め、さまざまな検討を行っているが、現時点で決定された事実はないとするコメントを発表している。
カゴメ <2811> 4,032円 +208 円 (+5.4%) 本日終値
急伸。同社は前週末26日取引終了後に24年12月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の260億円から320億円(前期比83%増)に大幅増額された。23年12月期に同利益は174億7200万円と過去最高を記録したが、そこから驚異的な伸びで連続ピーク利益更新となる見通しでポジティブサプライズとなった。なお、同社株の上場来高値は2017年12月につけた4330円で、約6年5カ月ぶりの最高値圏も視界に入ってきた。
山陽特殊製鋼 <5481> 2,144円 +110 円 (+5.4%) 本日終値
後場急上昇。午後1時ごろに発表した25年3月期連結業績予想で、純利益95億円(前期比4.9%増)を見込み、年間配当予想を前期比5円増の70円としたことが好感された。売り上げ数量は緩やかな回復が見込まれるものの、通期では前期並みの水準にとどまると予想しており、売上高は3450億円(同2.5%減)を見込む。一方で、原料価格は高位で推移するものの前期に比べては低下するとみられることに加えて、販売価格改定を進めるとともにコストダウンにも取り組むことでマージンを拡大する計画で、増益を見込んでいる。なお、24年3月期決算は、売上高3538億1000万円(前の期比10.2%減)、純利益90億5600万円(同56.3%減)だった。
イチネンHD <9619> 1,736円 +88 円 (+5.3%) 本日終値
後場一段高。午前11時30分に集計中の24年3月期連結業績について、売上高が従来予想の1310億円から1382億5300万円(前の期比8.2%増)へ、営業利益が82億円から90億4500万円(同2.1%増)へ、純利益が113億5000万円から122億5300万円(同2.1倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。主力の自動車リース関連事業でリース契約台数が順調に増加したことに加えて、燃料販売で仕入れ価格が安定したことにより利益が増加した。また、新たに連結化したマルイ工業及び日東エフシーの業績も寄与した。
アバントグループ <3836> 1,289円 +63 円 (+5.1%) 本日終値
4月26日大引け後(15:00)に決算を発表。24年6月期第3四半期累計(23年7月-24年3月)の連結経常利益は前年同期比6.2%増の30.9億円に伸び、通期計画の38.5億円に対する進捗率は80.3%となり、5年平均の81.7%とほぼ同水準だった。同時に発表した「3.24%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の3.24%にあたる120万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月1日から11月30日まで。
東京自働機械製作所 <6360> 3,415円 +504 円 (+17.3%) ストップ高 本日終値
急伸し年初来高値を更新している。前週末26日の取引終了後、集計中の24年3月期単独業績について、営業利益が従来予想の9億5000万円から13億8800万円(前の期比40.9%増)へ、純利益が7億1000万円から11億1600万円(同39.7%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。売上高は135億円の従来予想に対して134億5800万円(同1.1%増)とやや下振れたものの、生産性の向上や価格転嫁の取り組みなどにより原価率が改善したことが利益を押し上げた。また、利益の上振れ着地に伴い期末一括配当予想を60円から120円へ引き上げた。