※S高銘柄一覧
<2375> ギグワークス 東証S 一時 東証が信用規制を解除
<4438> Welby 東証G 配分 取引時間内に商い成立せず、6400株の買い注文を残す
<4783> 日ダイナミク 東証S ジャパンコンピューターサービスの株式取得(子会社化)
<6016> ジャパンエン 東証S 配分 前日もストップ高。水素関連 0.42万株買残
<6327> 北川精機 東証S 一時 第1四半期営業益5.5倍で上半期計画進捗率87%超
<6627> テラプローブ 東証S 一時 ロジック製品好調で増額修正し一転して営業増益に
<6862> ミナトHD 東証S 配分 今3月期営業利益増額で前期比44%増に 3.00万株買残
<7014> 名村造 東証S 前日もストップ高。水素関連
<7254> ユニバンス 東証S 配分 今期業績・配当予想の上方修正をポジティブ視 2.8万株買残
<7578> ニチリョク 東証S 一時 上期営業損益が大幅黒字転換
<8854> 日住 東証S 配分 MBO発表でTOB価格2270円にサヤ寄せ 2.08万株買残
<9783> ベネッセHD 東証P 配分 MBOを発表しTOB価格にサヤ寄せ 106.68万株買残
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <6618> 大泉製 東証G 25.2 1296 フェローテクが1株1300円でTOB実施へ
2. <9783> ベネッセHD 東証P 23.1 2348 S MBO発表でTOB価格2600円にサヤ寄せ
3. <8854> 日住 東証S 21.7 1683 S MBO発表でTOB価格2270円にサヤ寄せ
4. <4438> Welby 東証G 21.5 452 S スズケンと資本・業務提携
5. <4766> ピーエイ 東証S 21.2 292 1〜9月期経常利益は通期計画を超過し株主優待制度の拡充を発表
6. <7254> ユニバンス 東証S 20.2 477 S 今期業績・配当予想の上方修正をポジティブ視
7. <6016> ジャパンエン 東証S 19.6 6110 S 24年3月期業績及び配当予想を上方修正
8. <6862> ミナトHD 東証S 19.4 922 S 今3月期営業利益増額で前期比44%増に
9. <7315> IJTT 東証S 18.4 829 ファンドによるTOB価格812円にサヤ寄せ
10. <7927> ムトー精工 東証S 16.7 1837 4〜9月期営業8割増益で指標面の割安さ光る
11. <4783> 日ダイナミク 東証S 16.1 1079 S IT関連事業の業務領域拡大で上期75%営業増益
12. <7578> ニチリョク 東証S 15.7 663 上期営業損益が大幅黒字転換
13. <7014> 名村造 東証S 15.7 1106 S 今期は一転最終増益の見通しで年間5円増配計画
14. <8023> 大興電子 東証S 14.8 876 24年3月期業績予想の上方修正と自社株買いを好感
15. <5110> 住友ゴ 東証P 14.7 1816.5 今12月期営業益増額で3倍化し大幅増配も好感
16. <3655> ブレインP 東証P 14.3 1015 TimeTechnologies連結化寄与し第1四半期48%営業増益
17. <8918> ランド 東証S 14.3 8
18. <6327> 北川精機 東証S 13.8 858 第1四半期営業益5.5倍で上半期計画進捗率87%超
19. <9341> GENOVA 東証G 13.2 1648 9月中間期は経常39%増益で計画上振れ着地
20. <5017> 富士石油 東証P 12.9 350 原油・為替想定見直し今期業績予想を上方修正
21. <8848> レオパレス 東証P 12.9 395
22. <1770> 藤田エンジ 東証S 12.8 1230
23. <6272> レオン 東証P 12.5 1532 24年3月期業績及び配当予想を上方修正
24. <4971> メック 東証P 12.3 4115 今期業績予想の引き上げがショートカバーを誘う
25. <2585> Lドリンク 東証P 12.2 4000
ベネッセHD <9783> 2,348円 +440 円 (+23.1%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
ストップ高。前週末10日の取引終了後、マネジメント・バイアウト(MBO)の一環として、ブルーム1(東京都港区)がベネッセHDに対し、非公開化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOB価格は1株2600円で、株価はこれにサヤ寄せする展開となっている。買付予定数の下限は4781万8900株で、上限は設定しない。2024年2月上旬ごろをめどにTOBを開始する方針。TOB成立後は所定の手続きを経て、ベネッセHDは上場廃止となる見込み。加えて、ベネッセHDはTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。東京証券取引所は10日、同社を監理銘柄(確認中)に指定した。
IJTT <7315> 829円 +129 円 (+18.4%) 本日終値
大幅高で3日続伸し、年初来高値を連日で更新した。前週末10日の取引終了後、スパークス・グループ<8739>が手掛ける日本モノづくり未来ファンド傘下のARTS─1がIJTTに対し、非公開化を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。買付価格は1株812円。IJTTの株価はこれにサヤ寄せした。買付予定数の下限は1101万3772株で、上限は設定しない。買付期間は11月13日から12月25日。TOB成立後、所定の手続きを経て、IJTTは上場廃止となる見込み。IJTTはTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。東京証券取引所は10日、IJTTを監理銘柄(確認中)に指定した。
住友ゴム工業 <5110> 1,816.5円 +233 円 (+14.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位
寄り付きカイ気配スタートで急騰。9月20日につけた年初来高値1721円を視界に入れる展開となっている。前週末10日取引終了後に期中3度目となる23年12月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の410億円から460億円(前期比3.1倍)に増額した。半導体不足解消による自動車生産の回復が追い風となっており、為替のドル高・円安も利益採算の向上に結び付いている。また、好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当は従来計画の40円に5円上乗せした45円(前期実績は35円)とすることも併せて発表、これが株価を強く刺激する格好となった。
レオパレス21 <8848> 395円 +45 円 (+12.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位
11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の131億円に急拡大し、従来予想の57億円を上回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の94億円→141億円(前期は65.2億円)に50.0%上方修正し、増益率が44.0%増→2.2倍に拡大する見通しとなった。
レオン自動機 <6272> 1,532円 +170 円 (+12.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
3連騰。前週末10日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を348億円から370億1000万円(前期比4.9%増)へ、営業利益を34億5000万円から45億8000万円(同52.3%増)へ、純利益を27億円から36億円(同31.5%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間15円・期末16円の年31円から中間・期末各20円の年40円へ引き上げたことが好感された。上期において、国内と米国の機械販売や米国での食品販売が好調に推移したことに加えて、円安が想定以上に進行したことや、販売価格の見直し、荷造運搬費などの減少による原価率・販売管理費率の低下などが寄与する。同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高181億7700万円(前年同期比4.8%増)、営業利益22億7900万円(同2.7倍)、純利益18億8000万円(同2.3倍)だった。
メック <4971> 4,115円 +450 円 (+12.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
マドを開けて急反発し、年初来高値を更新した。前週末10日の取引終了後、23年12月期第3四半期累計(1〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。売上高の見通しを135億円から138億円(前期比15.5%減)、最終利益の見通しは17億3000万円から21億5000万円(同29.8%減)に引き上げており、ショートカバーを誘発したようだ。エレクトロニクス業界での在庫調整が進み、需要は低調ながらも計画に比べ売上高が上回る見込みとなったという。一部費用が来期にずれ込むことも利益を押し上げる。1〜9月期の売上高は前年同期比19.3%減の99億8100万円、最終利益は同28.4%減の17億700万円となった。
Lドリンク <2585> 4,000円 +435 円 (+12.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位
11月10日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期非連結比71.4%増の28.6億円に拡大した。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→35円(前期は28円)に増額修正した。
テラプローブ <6627> 4,920円 +470 円 (+10.6%) 一時ストップ高 本日終値
急動意、一時700円高はストップ高となる5150円まで駆け上がる場面があった。半導体検査の受託事業を展開、台湾の半導体メーカー力成科技が5割弱の株式を保有する筆頭株主で、海外需要の取り込みでも優位性を持つ。株価は年初から13週移動平均線をサポートラインとする右肩上がりの揺るぎない上昇トレンドを形成してきたが、きょうは10月18日につけた上場来高値5120円を約1カ月ぶりに払拭し青空圏に突入した。前週末10日取引終了後に23年12月期の業績予想の修正を発表、営業利益は67億3000万円から70億円(前期比2%増)に増額し、減益見通しが一転して増益に変わった。車載用や5G基地局向けロジック製品の受託が増勢となり、これに為替のドル高・円安効果も加わった。この業績の上方修正が投資資金攻勢の手掛かりとなった形だ。
三井金属 <5706> 4,208円 +397 円 (+10.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比50.4%減の168億円に大きく落ち込んだ。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の200億円→330億円(前期は198億円)に65.0%上方修正し、増益率が0.6%増→65.9%増に拡大する見通しとなった。
日本精機 <7287> 1,242円 +113 円 (+10.0%) 本日終値
急騰。前週末10日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想の修正を発表した。最終利益の見通しを18億円から26億円(前期比99.1%増)に引き上げた。取得総数175万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.90%)、取得総額15億円を上限とする自社株買いと、新たな中期経営計画も公表しており、材料視されたようだ。今期の売上収益予想は2810億円から3000億円(前期比8.8%増)に見直した。円安効果が出るほか、一部地域で想定よりも受注が増加し、収益を押し上げる。自社株の取得期間は11月13日から2024年5月31日とする。新たな中期経営計画では、27年3月期の売上収益を3300億円、営業利益を165億円(24年3月期は64億円の見通し)に伸ばす目標を掲げた。25年3月期から27年3月期の総還元性向は80%、株主還元額は約200億円から250億円を見込む。
ゼンショHD <7550> 8,889円 +804 円 (+9.9%) 本日終値
急騰、一時900円を超える上昇で一気に8900円台まで上値を伸ばし、今月2日につけた上場来高値8276円を大幅更新した。外食産業のトップでM&A戦略にも長じ、業容拡大路線をまい進している。牛丼店「すき家」が収益の主柱を担っているが、脱コロナで客足が戻り会社側想定を上回る利益を確保しているほか、回転寿司も国内外で好調、ファミレスも高単価商品の寄与で業績押し上げ効果をもたらしている。前週末10日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の400億9000万円から510億円(前期比2.3倍)に大幅増額した。また、株主還元にも抜かりなく、今期年間配当は従来計画の40円に10円上乗せの50円(前期実績は24円)とすることを発表している。
帝国電機製作所 <6333> 2,745円 +246 円 (+9.8%) 本日終値
11月10日大引け後(17:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比8.0%増の29.9億円に伸び、通期計画の46.8億円に対する進捗率は64.0%に達し、5年平均の48.2%も上回った。同時に発表した「4.4%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の4.4%にあたる80万株(金額で16億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月13日から24年3月31日まで。
HENNGE <4475> 1,305円 +114 円 (+9.6%) 本日終値
大幅に7日続伸。同社は10日取引終了後、23年9月期通期の連結決算を発表。営業利益は前の期比53.1%増の7億800万円となり、従来予想の5億6100万円から上振れた。売上高は同20.0%増の67億7600万円(従来予想は67億2500万円)で着地。新規及び既存顧客からの受注が堅調だったほか、利益面では全社的な費用の合理化が寄与した。あわせて公表した24年9月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比22.7%増の83億1600万円、営業利益が同33.5%増の9億4500万円。HENNGE One事業は、ARR(対象月の月末時点における契約ユーザから獲得する翌期以降も経常的に売上高に積み上げられる可能性の高い年間契約金額の総額)の年間20%以上の持続的成長を目指すとしている。
オカモト <5122> 5,380円 +455 円 (+9.2%) 本日終値
11月10日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比51.0%増の60億円に拡大し、従来予想の46億円を上回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の91億円→103億円(前期は79.2億円)に13.2%上方修正し、増益率が14.9%増→30.0%増に拡大する見通しとなった。同時に発表した「1.13%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の1.13%にあたる20万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月13日から24年9月30日まで。
七十七銀行 <8341> 3,620円 +305 円 (+9.2%) 本日終値
続急騰し、年初来高値を更新した。前週末10日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を修正した。純利益予想を255億円から270億円(前期比7.7%増)に見直し、過去最高益予想を上乗せする形で上方修正した。株主還元方針の見直しや31年3月期純利益目標の引き上げも公表しており、これらを評価した買いを集めた。貸出金利息や有価証券利息配当金の増加を背景に、4〜9月期の純利益は前年同期比36.4%増の176億9200万円となった。9月中間期の実績を踏まえ、通期の業績予想を見直した。また、年間配当予想は5円増額し110円(前期比20円増配)とした。31年3月期の純利益目標は450億円(従来は280億円)に引き上げ、新たにROE(自己資本利益率)を7%以上とする目標も掲げた。更に、累進的配当により配当性向を26年3月期までに35%以上に引き上げるとともに、機動的な自社株買いを行うとする新たな株主還元方針を示した。
オイシックス・ラ・大地 <3182> 1,385円 +116 円 (+9.1%) 本日終値
11月10日大引け後(15:15)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比66.4%増の23.3億円に拡大した。
ニチリン <5184> 3,310円 +270 円 (+8.9%) 本日終値
3連騰し年初来高値を更新。前週末10日の取引終了後、23年12月期の連結業績予想について、売上高を680億円から700億円(前期比9.1%増)へ、営業利益を82億円から88億円(同14.6%増)へ、純利益を46億円から55億円(同20.1%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を52円から90円へ引き上げたことが好感された。自動車業界は、半導体不足など供給網の混乱解消や生産・販売の回復により景況が改善しつつあり、これを背景に主要取引先である自動車メーカーの生産回復による売り上げの増加が見込まれるほか、円安進行などの外部環境を織り込んだとしている。なお、年間配当予想は142円(前期90円)を予定している。同時に発表した第3四半期累計(1〜9月)決算は、売上高514億2400万円(前年同期比9.8%増)、営業利益68億2500万円(同39.4%増)、純利益43億6000万円(同32.2%増)だった。また、25年12月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標を売上高660億円以上、営業利益75億円以上から、売上高750億円以上、営業利益95億円以上に引き上げており、これも好材料視されたようだ。
スズケン <9987> 4,855円 +378 円 (+8.4%) 本日終値
11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比8.9%増の181億円に伸び、従来の49.2%減益予想から一転して増益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の199億円→279億円(前期は363億円)に40.2%上方修正し、減益率が45.3%減→23.3%減に縮小する見通しとなった。同時に発表した「7.24%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の7.24%にあたる600万株(金額で250億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月13日から24年3月8日まで。今回取得した自己株式を含め、譲渡制限付株式報酬(RS)等への充当を見込む10万株を除いた全数を24年3月29日付で消却する。
クレディセゾン <8253> 2,475円 +182.5 円 (+8.0%) 本日終値
3連騰。前週末10日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を3560億円から3620億円(前期比12.2%増)へ、最終利益を490億円から640億円(同46.8%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を80円から100円(前期70円)へ引き上げたことが好感された。ショッピング取扱高、リボルビング残高が堅調に推移したことが要因。また、スルガ銀行<8358>との資本・業務提携により同社を持ち分法適用会社化するのに伴い、負ののれん発生益相当額200億4300万円を持ち分法による投資利益として計上することも寄与する。同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高1751億1700万円(前年同期比11.3%増)、純利益440億1000万円(同60.0%増)だった。
北越コーポレーション <3865> 1,298円 +94 円 (+7.8%) 本日終値
11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結営業利益は前年同期比3.0倍の120億円に急拡大し、従来予想の100億円を上回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の110億円→130億円(前期は172億円)に18.2%上方修正し、減益率が36.4%減→24.8%減に縮小する見通しとなった。
日本電子 <6951> 5,539円 +396 円 (+7.7%) 本日終値
大幅高で4連騰となり、年初来高値を更新した。前週末10日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しは155億円から180億円(前期比1.0%増)に引き上げた。減益予想から一転、過去最高益を見込む。年間配当予想は8円増額して74円(同8円増配)としており、これらを評価した買いが集まったようだ。今期の売上高の見通しは1670億円から1720億円(同5.7%増)に見直した。為替相場が想定よりも円安で推移していることを業績予想に織り込んだ。
ENECHANGE <4169> 1,122円 +80 円 (+7.7%) 本日終値
11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終損益は13.8億円の赤字(前年同期は6.2億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
いすゞ自動車 <7202> 1,865円 +133 円 (+7.7%) 本日終値
続急伸した。前週末10日、取得総数3500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.5%)、取得総額500億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した。あわせて24年3月期の連結業績と配当予想を上方修正した。売上高の見通しを3兆3000億円から3兆4000億円(前期比6.4%増)、最終利益の見通しを1550億円から1650億円(同8.7%増)に引き上げたほか、年間配当予想を6円増額して86円(前期比7円増配)に見直しており、これらが株価の刺激材料となったようだ。自社株の取得期間は11月13日から24年3月31日で、取得した自己株式の全数を同年4月26日に消却する予定。今期は新興国を中心とした厳しい市況を受け、車両販売台数は8月時点の見通しを下回る見込み。半面、価格対応の順調な進捗と円安効果が収益を押し上げる。連結子会社のIJTT<7315>に対しては、スパークス・グループ<8739>が手掛ける日本モノづくり未来ファンド傘下のARTS―1が、いすゞの保有株以外の株式を対象にTOB(株式公開買い付け)を実施する予定。いすゞはIJTTが実施する自社株買いに応じたうえで、ARTS―1に出資する。これらに関連して、いすゞは60億円程度の事業再編損失を見込み、今回の業績予想に織り込んだ。
学研ホールディングス <9470> 925円 +63 円 (+7.3%) 本日終値
11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年9月期の連結経常利益は前の期比6.5%減の64.7億円になったが、24年9月期は前期比1.9%増の66億円に伸びる見通しとなった。14期連続増収になる。同時に発表した「5.4%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の5.4%にあたる240万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月13日から24年5月31日まで。
パンパシHD <7532> 3,221円 +215 円 (+7.2%) 本日終値
11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。24年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常利益は前年同期比25.7%増の360億円に伸び、7-12月期(上期)計画の560億円に対する進捗率は64.4%に達し、5年平均の46.1%も上回った。
santec <6777> 2,780円 +185 円 (+7.1%) 本日終値
11月10日大引け後(15:10)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比8.5%増の22.3億円に伸び、通期計画の38億円に対する進捗率は58.7%に達し、5年平均の46.7%も上回った。
森永製菓 <2201> 5,663円 +373 円 (+7.1%) 本日終値
大幅続伸し年初来高値を更新。前週末10日の取引終了後、12月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表。あわせて上限を70万株(発行済み株数の1.52%)、または45億5000万円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。自社株の取得期間は11月13日から17日で、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT−3)による買い付けにより取得するとしている。同時に24年3月期の連結業績予想について、売上高を2040億円から2100億円(前期比8.0%増)へ、営業利益を173億円から187億円(同22.7%増)へ、純利益を122億円から136億円(同35.2%増)へ上方修正した。上期において国内、海外ともに好調を継続し売上高が計画を上回ったことに加えて、価格改定効果が順調に実現したことが要因。また、エネルギー価格高騰の影響緩和や米国事業の収益貢献拡大なども寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高1096億800万円(前年同期比11.4%増)、営業利益141億6700万円(同38.5%増)、純利益102億6000万円(同55.8%増)だった。国内では主に菓子食品事業、冷菓事業及び国内事業子会社が好調であったことに加え、米国事業が高成長を持続したことが寄与した。
Jエレベータ <6544> 2,207円 +145 円 (+7.0%) 本日終値
11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比39.8%増の30.3億円に拡大したが、通期計画の66億円に対する進捗率は45.9%となり、5年平均の43.2%とほぼ同水準だった。同時に、従来未定としていた期末一括配当は23円(前期は17円)実施する方針とした。
上組 <9364> 3,226円 +200 円 (+6.6%) 本日終値
11月10日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比2.0%増の126億円となり、従来の1.4%減益予想から一転して増益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の235億円→240億円(前期は246億円)に2.1%上方修正し、減益率が4.5%減→2.5%減に縮小する見通しとなった。同時に発表した「3.7%の自社株消却を実施」も買い材料。発行済み株式数の3.7%にあたる430万株の自社株を消却する。消却予定日は11月24日。
川田テクノロジーズ <3443> 7,040円 +420 円 (+6.3%) 本日終値
11月10日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の36.9億円に急拡大した。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の200円→240円(前期は210円)に増額修正した。
日住サービス <8854> 1,683円 +300 円 (+21.7%) ストップ高 本日終値
ストップ高。前週末10日の取引終了後、マネジメント・バイアウト(MBO)の一環として、同社社長の中村友彦氏が代表取締役を務めるK.I.T(兵庫県西宮市)が非公開化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOB価格は1株2270円。日住の株価はこれにサヤ寄せする格好となった。買付予定数の下限は60万500株で、上限は設定しない。買付期間は11月13日から12月25日。TOB成立後は所定の手続きを経て、上場廃止となる見込み。日住はTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。東京証券取引所は10日、同社を監理銘柄(確認中)に指定した。
Welby <4438> 452円 +80 円 (+21.5%) ストップ高 本日終値
ストップ高。前週末10日の取引終了後、スズケン<9987>との資本・業務提携契約の策定を行うと発表しており、好材料視された。両社は、19年11月に業務提携契約を締結し、Welbyの「Welby マイカルテ」の医療機関への普及や、スズケンが展開する「コラボポータル」との連携などに取り組んできたが、今回業務提携契約を更新することで基本合意し、医療機関への普及推進施策の策定や双方が保有するデジタル商材の連携による製薬企業向け新規サービス構築の検討、双方が保有する顧客管理IDの連携・統合管理の検討などを行うとしている。また、スズケンはWelby株式を新たに130万株(発行済み株数の16.61%)を取得する予定で、これによりスズケンの保有株数は165万7900株(発行済み株数の21.18%)となり、Welbyの第2位株主となる予定だ。
ユニバンス <7254> 477円 +80 円 (+20.2%) ストップ高 本日終値
ストップ高。前週末10日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高予想を460億円から500億円(前期比2.9%増)、最終利益予想を9億円から17億円(同2.2倍)に上方修正した。年間配当予想は3円増額して10円(同3円増配)に見直した。これらをポジティブ視した買いが集まったようだ。上期(4〜9月)は顧客販売が想定を大幅に上回り、円安効果も出た。製品保証引当金に関して顧客との負担金額の按分割合変更に伴い、2億9000万円の戻し入れが発生したことも寄与した。下期の顧客への販売と為替は上期並みに推移するとみて、業績予想を見直した。
ミナトホールディングス <6862> 922円 +150 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値
ストップ高。産業用メモリーモジュールを主力事業に、デジタルプログラマや、システムソリューション、Webサイト関連など幅広いテリトリーに展開、M&A戦略なども駆使して業容拡大に積極的だ。足もとの業績も会社側想定を上回る好調で、ROM書き込みやデジタル関連機器の値上げ効果などが収益押し上げ効果をもたらしている。前週末10日取引終了後、24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の9億円から11億7000万円(前期比44%増)に増額した。これを材料視する買いを呼び込んだ。
posted by lucky cat at 16:06
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