※S高銘柄一覧
<3842> ネクスジェン 東証G 一時 24年3月期上期は営業黒字に転換、自社ソフトウェア販売増加
<4570> 免疫生物研 東証G 24年3月期上期は営業黒字に転換、抗体関連事業で自社製品の売上高増加
<4626> 太陽HD 東証P 一時 エレクトロニクス事業好調で24年3月期業績予想を上方修正
<5027> エニマインド 東証G 韓国オフィス開設の発表が成長期待の買いを誘う
<6342> 太平製 東証S 今期経常を40%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も50円増額
<6557> AIAI 東証G 配分 24年3月期の営業利益予想を上方修正、採用費や人件費縮小 1.87万株買残
<6622> ダイヘン 東証P 7-9月期減益率縮小で上半期上振れ着地(訂正)
<7859> アルメディオ 東証S 配分 予想外の大幅上方修正がサプライズに 40.75万株買残
<9812> テーオーHD 東証S 一時 前日まで2日連続ストップ高
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <8783> GFA 東証S 28.9 49 情報セキュリティ関連
2. <6342> 太平製 東証S 20.6 2923 S 今期経常を40%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も50円増額
3. <5805> SWCC 東証P 20.1 2538 今期利益予想の上方修正と上限67万株の自社株買い好感
4. <6557> AIAI 東証G 19.5 920 S 今3月期営業利益上方修正で前期比4.4倍化
5. <7859> アルメディオ 東証S 18.0 524 S 今期営業利益4.7倍へ上方修正
6. <3945> スパバッグ 東証S 17.9 2579 24年3月期業績予想と期末一括配当計画を上方修正
7. <3110> 日東紡 東証P 17.0 4190 今期利益予想の引き上げ評価しAIサーバー向け成長も期待
8. <4626> 太陽HD 東証P 16.1 2950 エレクトロニクス事業好調で24年3月期業績予想を上方修正
9. <4570> 免疫生物研 東証G 16.1 576 S 9月中間期の経常黒字転換を評価
10. <3663> セルシス 東証S 15.9 816 上限100万株の自社株買いと配当予想増額を評価
11. <9082> 大和自 東証S 15.6 1195 ライドシェア関連で急騰習性に着目
12. <5027> エニマインド 東証G 14.8 775 S ソウルにオフィス開設、EC・マーケティング領域で韓国企業の成長推進
13. <3064> モノタロウ 東証P 14.7 1455 JPX日経400関連
14. <6622> ダイヘン 東証P 14.6 5500 S EV関連投資追い風に9月中間期業績は計画上振れで着地
15. <7352> TWOST 東証G 14.5 2108 人材派遣関連
16. <4434> サーバワクス 東証S 13.3 3455 人工知能関連
17. <3842> ネクスジェン 東証G 13.2 807 第2四半期営業は2600万円の黒字に浮上
18. <4478> フリー 東証G 13.1 3135 仮想通貨関連
19. <7122> 近畿車 東証S 12.6 2035
20. <4180> Appier 東証P 12.3 1488 人工知能関連
21. <2033> コスピブル 東証EN 11.8 11875
22. <9166> GENDA 東証G 11.6 2028
23. <6027> 弁護士COM 東証G 11.6 4970 宮崎県都城市が『クラウドサイン』導入、全国シェア70%に
24. <5802> 住友電 東証P 11.4 1801.5 自動車生産回復追い風に今3月期営業利益2ケタ伸長へ
25. <4475> HENNGE 東証G 11.4 1128 情報セキュリティ関連
SWCC <5805> 2,538円 +424 円 (+20.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
急騰。前営業日の2日取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、今期の最終利益の見通しを70億円から75億円(前期比20.3%減)に引き上げた。更に、取得総数67万株(自己株式を除く発行済み総数の2.24%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いの実施も公表し、これらを好感した買いが集まった。建設関連が堅調に推移し、上期(4〜9月)の業績が想定を上回ったことを反映した。今期の売上高の見通しは据え置いている。自社株の取得期間は11月6日から24年1月31日とした。
日東紡績 <3110> 4,190円 +610 円 (+17.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位
急騰。前営業日となる2日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しをこれまでの45億円から55億円(前期比98.4%増)に引き上げており、業況を評価した買いが入ったようだ。今期の売上高の見通しは据え置いた。9月中間期の売上高は前年同期比9.1%減の427億3400万円、最終利益は同53.0%減の35億1600万円と、計画に対して上振れて着地した。強化プラスチック用途の複合材などを手掛ける原繊材事業は減収、営業赤字に転落。ニットービバレッジを連結対象から除外したことでライフサイエンス事業は減収減益となった。半面、機能材事業は減収減益ながら、AIサーバー向けの需要拡大で、低誘電特性を持つスペシャルガラスの販売が伸長し下支えしたほか、設備材事業は増収・大幅な営業増益となった。9月中間期の実績や業績動向を踏まえ、通期の業績予想を見直した。
太陽ホールディングス <4626> 2,950円 +410 円 (+16.1%) 一時ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率3位
後場急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう正午ごろ、24年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しを従来の151億円から176億円(前期比10.2%増)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高予想も1017億円から1036億円(同6.4%増)に上方修正。為替の円安推移や顧客在庫調整の進展、最終需要の増加などからエレクトロニクス事業で販売数量が増加していることが主な要因だとしている。
エニマインド <5027> 775円 +100 円 (+14.8%) ストップ高 本日終値
ストップ高の水準となる前営業日比100円高の775円に買われた。この日、韓国においてAnyMind Koreaを設立し、ソウルにオフィスを開設すると発表。中期的な成長につながるとの期待から買いが集まったようだ。現地ではローカル人材を中心にチームを組成。ブランド企業やウェブメディア、モバイルアプリを運営するパブリッシャー、TikTokなどにおけるクリエーターに向け、包括的な支援に取り組むとしている。
ダイヘン <6622> 5,500円 +700 円 (+14.6%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率5位
ストップ高の水準となる前営業日比700円高の5500円に買われた。前営業日となる2日取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比5.1%減の789億3500万円、最終利益は同33.1%減の40億8700万円だった。上期(4〜9月)の業績は5月に示した計画を上回って着地しており、これを評価した買いが集まったようだ。FA(ファクトリーオートメーション)部門では、中国での内需関連投資は低迷した一方、国内外の電気自動車(EV)に関連する投資が増加し、増収増益を確保した。
住友電気工業 <5802> 1,801.5円 +184.5 円 (+11.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
寄り付きカイ気配スタートで大幅高となった。前週に1549円で目先の底入れを確認しその後はリバウンドに転じたが、きょうは戻り足に拍車がかかっている。前週2日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来計画の1800億円から2000億円(前期比13%増)に200億円増額し、2ケタ成長で過去最高を更新する見通しで、これを材料視する買いを呼び込んでいる。自動車生産の回復を背景にワイヤーハーネスが高水準に推移したほか、電力ケーブルの販売好調も業績押し上げ要因となる。前週終値換算でPBRが0.6倍台、配当利回りが3%強とバリュー株としての側面も評価されている。
三菱ロジスネクスト <7105> 1,336円 +133 円 (+11.1%) 本日終値
後場に急伸し、年初来高値を更新した。この日、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績と配当予想を上方修正した。最終利益の見通しを130億円から230億円(前期比3.3倍)に引き上げたほか、年間配当予想を3円増額して19円(同10円増配)とした。業況を好感した買いが入ったようだ。今期の売上高の見通しは6300億円から6900億円(同12.1%増)に修正した。米州を中心とする計画を上回るペースでの出荷状況と、価格適正化の効果、円安の影響などを業績予想に反映した。
理想科学工業 <6413> 2,596円 +246 円 (+10.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
大幅に4日続伸した。前営業日の2日取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想と配当計画を見直した。最終利益の見通しを32億円から39億円(前期比15.7%減)に引き上げ、年間配当予想を5円増額して100円(同20円減配)とした。加えて、取得総数25万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.75%)、取得総額5億円の自社株買いの実施も公表しており、これらが株価の刺激材料となった。今期の売上高の見通しは721億円から733億円(同1.8%減)に修正した。4〜9月期は想定よりも為替レートが円安で推移し、売上高と各利益は計画を上回った。第3四半期以降も円安が続く見込みであることから、業績予想に影響を反映した。自社株の取得期間は11月20日から24年1月26日までとする。
東京精密 <7729> 8,192円 +776 円 (+10.5%) 本日終値
続急伸。前営業日となる2日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績と配当予想を見直しており、好感されたようだ。同社は売上高の見通しを1290億円から1320億円(前期比10.1%減)、最終利益の見通しを170億円から178億円(同24.7%減)に引き上げた。年間配当予想は8円増額し178円(同57円減配)とした。想定為替レートを1ドル=130円から同140円と円安方向に見直した。半導体事業での今期の売上高の見通しを前回に公表した数値に比べ45億円増の985億円(同12%減)に引き上げた。受注高は上期(4〜9月)に対し、下期は微増を見込む。半導体市場では民生関連の需要低迷を想定する。一方、AIやHBM(広帯域メモリー)、SiC(炭化ケイ素)関連が短期・中期の需要をけん引すると予測する。計測事業の今期の売上高見通しはこれまでの予想から15億円減の335億円(前期比3%減)を予想する。4〜9月期の売上高は前年同期比10.6%減の635億3700万円、最終利益は同28.2%減の85億4800万円だった。
TOA <6809> 1,161円 +107 円 (+10.2%) 本日終値
急速人気化、マドを開け75日・25日移動平均線を一気に上抜く派手な戻り足を演じている。放送設備など音響システムを主力に、防犯カメラなどセキュリティー関連の映像システムでも高い実績を持つ。放送設備は脱コロナに伴う経済正常化で商業施設向け投資需要が活発化し、同社の業績を押し上げている。前週2日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の25億円から28億円(前期比64%増)に増額しており、これを手掛かり材料に投資マネーが攻勢をかけている。きょうの株価急動意後でもPBRが0.7倍台、配当利回りも3.5%台と割安感が光る。
ミネベアミツミ <6479> 2,750円 +246 円 (+9.8%) 本日終値
急伸し、年初来高値を更新した。前営業日の2日取引終了後、日立製作所<6501>からパワー半導体事業を買収すると発表しており、評価されたようだ。日立パワーデバイスの株式を取得して子会社化するとともに、日立のパワーデバイス事業に関する海外販売事業を取得する。ミネベアは従来からのチップ製造に加えて、パッケージやモジュールの後工程技術と生産能力を取り込み、パワー半導体の開発から生産までの垂直統合型のビジネス展開につなげる。あわせてミネベアは24年3月期の連結業績予想について、売上高の見通しを1兆4500億円から1兆4000億円(前期比8.3%増)、最終利益の見通しを700億円から580億円(同24.5%減)に引き下げた。データーセンター向けの回復遅れなどの影響を織り込んだ。上期(4〜9月)の売上高は前年同期比15.7%増の6721億1700万円、最終利益は同36.3%減の196億円だった。未定としていた中間配当は20円で決定。前期の中間配当と同額となる。
JMDC <4483> 5,063円 +415 円 (+8.9%) 本日終値
大幅高で3連騰。前週2日取引終了後に発表した4〜9月期決算は、売上高が前年同期比14.0%増の137億4600万円、営業利益が同63.2%増の36億200万円だった。これを好感した買いが入った。ヘルスビッグデータの取引先健康保険組合数や利活用先である製薬企業、保険会社との取引額が伸びたほか、健康情報プラットフォーム「Pep Up(ペップアップ)」の発行ID数も増加。また、遠隔読影サービスを利用する医療機関数も引き続き拡大した。通期の増収増益見通しに変更はない。このほか、6日朝方に三菱UFJ信託銀行と健康増進支援サービスの実証実験を始めると発表しており、これも好感された。
日本セラミック <6929> 2,834円 +196 円 (+7.4%) 本日終値
11月2日大引け後(15:10)に決算を発表。23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比7.0%増の42.5億円に伸び、通期計画の53億円に対する進捗率は80.3%に達し、5年平均の75.2%も上回った。
サンリオ <8136> 7,187円 +488 円 (+7.3%) 本日終値
大幅高で4連騰。前営業日となる2日取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。最終利益の見通しを120億円から144億円(前期比76.5%増)に引き上げた。インバウンド需要の回復が追い風となるなか、ロイヤルティー収入も計画を上回ったという。業況を好感した買いが集まったようだ。今期の売上高の見通しは841億円から893億円(同23.0%増)に増額した。第2四半期累計の売上高は前年同期比43.4%増の439億3000万円、最終利益は同3.5倍の105億600万円と計画を上振れて着地した。構造改革の施策実行による収益性向上も寄与した。
三菱重工業 <7011> 8,525円 +570 円 (+7.2%) 本日終値
後場に上げ幅を拡大した。この日、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。売上収益は前年同期比10.3%増の2兆692億7200万円、最終利益は同69.8%増の919億4400万円だった。通期の売上高と各利益の予想は据え置いたが、受注高の見通しを1兆円増額して5兆6000億円に引き上げた。これをサプライズ視した買いが集まったようだ。受注高の見通しはエナジー部門で従来の予想から2000億円増額し1兆9000億円、航空・防衛・宇宙部門で8000億円増額し1兆8000億円に見直した。
コニカミノルタ <4902> 460.4円 +30.6 円 (+7.1%) 本日終値
大幅に3日続伸した。前営業日となる2日の取引終了後に発表した24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算は、売上高が前年同期比4.1%増の5527億6300万円、営業損益は7億8500万円の黒字(前年同期は51億3800万円の赤字)となった。4〜6月期の時点では営業赤字だったが、7〜9月期に営業黒字を確保した。9月中間期での営業黒字転換を受け、業績の底入れを期待した買いが入ったようだ。オフィス機器関連では、A3複合機の販売が日本とインドで伸長。為替影響もあって増収につなげた。コストダウンや物流費の削減も寄与した。9月中間期の最終損益は44億9200万円の赤字となったが、前年同期の最終赤字額(67億4200万円)からは縮小した。
品川リフラクトリーズ <5351> 1,611円 +107 円 (+7.1%) 本日終値
反発した。前営業日となる2日の取引終了後、取得総数125万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.67%)、取得総額22億5000万円を上限とする自社株買いを11月6日から2024年3月31日に実施すると発表した。あわせて公表した24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算は、売上高が前年同期比19.1%増の727億400万円、最終利益が同2.1倍の94億3600万円となり、これらが株価の支援材料となったようだ。主力の耐火物事業では、販売価格の改定や販売構成の改善とともに、新たに加わったブラジル事業の業績が寄与し、大幅な増収増益となった。
住友精化 <4008> 4,985円 +330 円 (+7.1%) 本日終値
大幅高で年初来高値更新。午後2時ごろ、24年3月期純利益見通しを65億円から70億円(前期比18.5%減)に上方修正すると発表した。円安による為替差益が寄与する見込みで、これを好感した買いが集まった。売上高や営業利益見通しに変更はない。同時に発表した4〜9月期決算は売上高が696億6400万円(前年同期比5.1%減)、純利益は30億7100万円(同48.1%減)だった。あわせて、取得上限22万株(自己株式を除く発行済み株数の約1.6%)、または10億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は11月7日から来年2月29日まで。更に、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」を開示。中期経営計画の2025年度業績目標(営業利益120億円、ROE8.5%)の達成や2030年度に向けた中長期目標(営業利益成長率6%、ROE10%以上)の前倒しの実現、株主還元の更なる充実を掲げた。
H2Oリテイ <8242> 1,690円 +109 円 (+6.9%) 本日終値
急反発した。前営業日となる2日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想と配当予想を上方修正すると発表し、好感されたようだ。最終利益の見通しを95億円から130億円(前期比20.6%減)に引き上げた。また期末配当予想は、3円の特別配当を加えて15円50銭とした。今期の売上高予想は6750億円から6800億円(同8.3%増)に増額した。4〜9月期の売上高は計画に対し未達となったものの、百貨店や食品事業を中心に想定通りに推移した。百貨店事業での宣伝費の抑制や食品事業での経費コントロールが奏功し、9月中間期の利益は計画を上振れして着地しており、これまでの実績と足もとの業績動向を通期業績予想に織り込んだ。年間配当予想は特別配当3円を含めて28円(同3円増配)となる。
はごろもフーズ <2831> 3,250円 +195 円 (+6.4%) 本日終値
大幅高で、年初来高値を更新した。同社は2日取引終了後、24年3月期通期の連結業績予想を修正。営業損益の見通しは従来の7億円の黒字から14億円の黒字(前期は11億3300万円の赤字)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高予想も705億円から718億円(前期比1.9%増)に上方修正。改定した新価格が定着してきたことに加え、利益面では広告宣伝費や物流費の減少が寄与するとしている。
エービーシー・マート <2670> 2,460円 +135.5 円 (+5.8%) 本日終値
3日ぶり急反発。前営業日の2日取引終了後に発表した10月度の事業概況によると、既存店売上高は前年同月比7.6%増となった。増収基調を維持したことを好感した買いが入ったようだ。全店売上高は同8.1%増だった。土曜日が1日少ない曜日並びとなったが、都心部路面店や商業施設を中心に販売は順調に推移した。上旬に国慶節があったこともあり、インバウンド需要も増加したという。
イリソ電子工業 <6908> 3,880円 +210 円 (+5.7%) 本日終値
気配値でスタートする人気となり、大幅高で4連騰。株価は9月下旬以降一貫して下値を探る展開にあったが、目先底入れリバウンド局面への移行を鮮明としている。車載用を中心とするコネクターメーカーで販売シェアは業界上位に位置する。半導体不足解消による自動車生産回復の恩恵を享受し、足もとの業績は会社側想定を上回って推移している。前週2日取引終了後に24年3月期上期(23年4〜9月)決算を発表、営業利益は前年同期比8%増の33億1500万円と従来計画30億円から10%以上上振れての着地となった。これが株価を強く刺激する格好となっている。
ファンケル <4921> 2,325円 +116 円 (+5.3%) 本日終値
3日ぶり急反発、一時6%を超える上昇で2340円台まで水準を切り上げた。通販を主力に無添加化粧品を国内中心に展開するが、足もとの業績は回復色が著しい。前週2日取引終了後に発表した24年3月期上期(23年4〜9月)決算は営業利益が前年同期比81%増の60億5700万円と急拡大、従来計画から12億円あまりも上振れての着地となった。化粧品は今春発売したスキンケア商品などが好調で全体収益に反映されたほか、栄養補助食品関連が2ケタの伸びを示し業績押し上げに貢献している。
グンゼ <3002> 4,745円 +235 円 (+5.2%) 本日終値
急反発し年初来高値を更新した。前営業日の2日取引終了後、取得総数43万株(発行済み株式総数の2.49%)、取得総額20億円を上限とする自社株買いの実施を発表したことが株価の支援材料となった。取得期間は11月6日から2024年3月22日とする。同時に発表した24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算は売上高が前年同期比3.3%減の651億5300万円、最終利益が同20.4%増の26億5700万円だった。物価上昇によるフィルム需要の減速が響いたほか、医療用レーザーの販売が低迷した。半面、アパレル事業は商品の高付加価値化を含め、価格改定が進み収益性が改善した。
ジーエヌアイグループ <2160> 2,057円 +97 円 (+5.0%) 本日終値
続急騰した。この日、23年12月期の業績予想の上方修正を発表しており、ポジティブ視されたようだ。売上収益の見通しを前期比50.8%増の262億6700万円(従来は252億7300万円)、最終利益の見通しは同5.2倍の20億500万円(同17億300万円)に見直した。連結子会社の北京コンチネント薬業の主力製品であるアイスーリュイの販売が好調に推移する。また、連結子会社のCullgenでは、アステラス製薬<4503>と締結した戦略的提携契約に基づき、毎月の売上収益が計画を上回っているという。想定為替レートの見直しの影響もあって、業績予想に反映した。
AIAIグループ <6557> 920円 +150 円 (+19.5%) ストップ高 本日終値
物色人気集中、ストップ高に買われた。東京23区や千葉県などを中心に認可保育園を運営している。今期は稼働率の上昇で利益率改善が急となっている。前週2日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の2億円から3億5000万円(前期比4.4倍)に大幅上方修正しており、これを手掛かり材料に投資資金が流入した。株価3ケタ台の小型株であるうえ、株式需給面でも信用買い残が少なく上値が軽い。
アルメディオ <7859> 524円 +80 円 (+18.0%) ストップ高 本日終値
ストップ高。前週2日の取引終了後に24年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を54億3000万円から102億4400万円(前期比2.1倍)へ、営業利益を6億500万円から25億4000万円(同4.7倍)へ大幅に引き上げており、これを好感した買いが膨らんだ。中国で太陽光発電パネル製造向け拡散炉用ヒーターモジュールの受注が急激に伸びていることが要因。同時に発表した4〜9月期決算は売上高が38億4000万円(前年同期比41.0%増)、営業利益が9億9700万円(同2.7倍)だった。あわせて、26年3月期を最終年度とする中期経営計画について計画目標を修正すると発表した。最終年度に売上高80億800万円(従来計画66億7400万円)、営業利益16億1500万円(同12億4900万円)を目指す。
免疫生物研究所 <4570> 576円 +80 円 (+16.1%) ストップ高 本日終値
ストップ高で6連騰となり、500円台に乗せた。前営業日となる2日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比24.7%増の3億6500万円、経常損益は3000万円の黒字(前年同期は1億2900万円の赤字)となった。7〜9月期も経常黒字となっており、業況の底入れを期待した買いを集めたようだ。4〜9月期は抗体関連事業で主力製品のELISAキットの売上高が国内外ともに大幅に増加した。為替差益の発生や税金コストの大幅な減少も黒字化に寄与した。
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