※S高銘柄一覧
<2402> アマナ 東証G ドローン関連
<4068> ベイシス 東証G 一時 人材派遣会社を子会社化
<4987> 寺岡製 東証S 配分 前日もストップ高 29.83万株買残
<6173> アクアライン 東証G 一時 前日まで2日連続ストップ高
<6727> ワコム 東証P 今期上方修正と自社株買いを好感
<9812> テーオーHD 東証S
<9828> 元気寿司 東証S 今期最終益は一転増益の見通しで配当予想も増額
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <2402> アマナ 東証G 30.3 129 S ドローン関連
2. <9812> テーオーHD 東証S 24.5 407 S
3. <6727> ワコム 東証P 19.3 617 S 今期上方修正と自社株買いを好感
4. <9828> 元気寿司 東証S 19.2 3120 S 今期最終益は一転増益の見通しで配当予想も増額
5. <9119> 飯野海 東証P 18.1 1266 通期連結業績予想の上方修正および中間・期末配当金の増配を発表
6. <3779> Jエスコム 東証S 18.0 249
7. <3004> 神栄 東証S 17.9 1812 24年3月期業績及び配当予想を上方修正
8. <4987> 寺岡製 東証S 17.2 546 S TOB価格は564円
9. <6951> 日電子 東証P 14.7 4829 円安と原価改善効果で9月中間期は一転最終増益へ
10. <6503> 三菱電 東証P 14.5 1921 空調・家電が牽引し4〜9月期最終6割増益を好感
11. <1400> ルーデン 東証G 14.1 89 仮想通貨関連
12. <7918> ヴィアHD 東証S 14.0 171
13. <9936> 王将フード 東証P 12.9 7880 今期上方修正と増配を発表
14. <6923> スタンレー 東証P 12.8 2696 上限100億円の自社株買いと配当予想増額を評価
15. <3762> テクマト 東証P 12.6 1673 情報基盤事業およびアプリケーション・サービス事業が順調に推移
16. <4462> 石原ケミ 東証P 12.5 1793
17. <9504> 中国電 東証P 11.7 1051.5 今期黒字拡大見通しと配当予想増額を好感
18. <7537> 丸文 東証P 11.6 1221 半導体需要が想定上回り今期営業益は一転過去最高の見通し
19. <2477> 手間いらず 東証S 11.3 2287
20. <1514> 住石HD 東証S 11.3 591 配当予想増額と9月中間期経常大幅増益が買いを誘発
21. <6331> 化工機 東証P 11.3 2996 投資有価証券売却益発生で今期最終益は一転過去最高の見通し
22. <5009> 富士興 東証S 11.1 1937
23. <6981> 村田製 東証P 10.9 2747 想定レートを円安方向に修正し通期最終利益予想を引き上げ
24. <9343> アイビス 東証G 10.3 1511 人材派遣関連
25. <4617> 中国塗 東証P 10.1 1494 9月中間期経常益6.8倍化で中期目標も引き上げ
ワコム <6727> 617円 +100 円 (+19.3%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
ストップ高。10月31日の取引終了後、24年3月期業績予想について売上高を1025億円から1090億円(前期比3.3%減)へ、純利益を33億円から39億5000万円(同2.2倍)へ上方修正すると発表。あわせて自社株買いの実施も発表し、これらを好感した買いが入った。テクノロジーソリューション事業の需要増加を見込むほか、想定為替レートの改定による影響を織り込んだ。同時に発表した4〜9月期決算は、売上高が555億9100万円(前年同期比2.7%増)、純利益が38億400万円(同17.7%増)だった。自社株買いの取得上限は1300万株(自己株式を除く発行済み株数の8.41%)、または65億円。期間は11月1日から来年3月29日まで。
元気寿司 <9828> 3,120円 +503 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
ストップ高。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。最終利益の見通しを8億1000万円から18億4600万円(前期比82.2%増)に見直した。減益予想から一転して増益を計画する。配当予想も増額修正しており、ポジティブ視されたようだ。今期の売上高の見通しは582億円から604億4800万円(同10.7%増)に引き上げた。国内外ともに上期(4〜9月)の売上高が想定を上回った。原材料やエネルギー価格の上昇による影響を保守的に見込んでいたこともあって、利益も上振れして着地した。年間予想は株式分割前のベースで年間40円(これまでの見通しは20円)とした。
日本電子 <6951> 4,829円 +619 円 (+14.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
8日ぶりに急反発した。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結業績に関し、最終利益が計画の30億円から73億円(前年同期比1.0%増)に上振れして着地したようだと発表。減益予想から一転、9月中間期は最終増益の形となり、業況を評価した買いを誘発した。9月中間期の売上高は650億円から685億円(同5.8%増)と、計画を上回る格好となったようだ。為替レートが想定よりも円安で推移したほか、原価改善も寄与した。通期の業績予想に関しては、今後の業績動向などを見極めながら、修正が必要と判断した場合には速やかに公表するとした。
三菱電機 <6503> 1,921円 +243.5 円 (+14.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
寄り付き買い注文が集中し大幅高。同社が31日取引終了に発表した24年3月期上期(23年4〜9月期)決算は最終利益が前年同期比61%増の1202億2800万円と急拡大した。為替の円安進行に伴う収益押し上げ効果に加え、空調・家電事業が好調に推移し全体業績を牽引した。家電や自動車機器など製品価格値上げによる利益採算の改善も反映されている。好決算発表を手掛かり材料に上値を見込んだ投資資金が流入した。
王将フードサービス <9936> 7,880円 +900 円 (+12.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位
急伸。10月31日取引終了後に発表した24年3月期業績予想の上方修正では、売上高を983億2000万円から1013億9400万円(前期比9.0%増)へ、営業利益を81億6700万円から93億円(同16.5%増)へ引き上げた。これを好感した買いを集めている。価格改定による客単価の上昇効果に加え、客数が前年を大きく上回ったことによる店内飲食売り上げの増加、テイクアウト&デリバリーの好調が寄与する。あわせて中間配当を65円から70円に増額した。これにより年間配当は140円(前期135円)となる見通し。なお、同時に発表した4〜9月期決算は売上高が497億4400万円(前年同期比10.2%増)、営業利益が49億8800万円(同30.6%増)だった。
スタンレー電気 <6923> 2,696円 +306.5 円 (+12.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
続急騰。31日の取引終了後、取得総数500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.04%)、取得総額100億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。配当予想も増額したほか、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算が計画を上回って着地したとあって、株主還元姿勢と業況を評価した買いを集めたようだ。自社株の取得期間は11月16日から24年2月15日。年間配当予想は2円増額して54円(前期比4円増配)に修正した。9月中間期の売上高は前年同期比5.7%増の2261億6300万円、最終利益は同22.2%減の80億1500万円だった。自動車生産台数の増加による影響や為替によるプラス効果が収益を押し上げた。更に、同社はシンガポールの子会社が出資するタイの持ち分法適用関連会社について、連結子会社化することも発表した。
テクマトリックス <3762> 1,673円 +187 円 (+12.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
10月31日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比32.7%増の14.1億円に拡大したが、通期計画の32.1億円に対する進捗率は44.0%となり、3年平均の42.6%とほぼ同水準だった。
中国電力 <9504> 1,051.5円 +110.2 円 (+11.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
マドを開けて急反発し、年初来高値を更新した。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終損益の黒字額の見通しを700億円から1090億円(前期は1553億7800万円の赤字)に引き上げた。更に、年間配当予想を20円増額し30円(前期は無配)としており、これらを好感した買いを集めたようだ。燃料費調整の期ずれ差益が拡大する見込みとなった。燃料・卸電力市場の価格影響なども踏まえ、黒字幅が拡大する。一方、総販売電力量や燃料費調整額の減少による影響を織り込み、売上高の予想は1兆7590億円から1兆6460億円(前期比2.9%減)に引き下げた。
丸文 <7537> 1,221円 +127 円 (+11.6%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
3日ぶりに急反発した。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想の修正を発表。営業利益の見通しは87億5000万円から125億円(前期比13.7%増)に上方修正した。減益予想から一転、営業利益は前期に続き過去最高を計画する形となり、ポジティブ・サプライズと受け止められたようだ。今期の売上高予想は2360億円から2400億円(同6.1%増)に見直した。4〜9月期は民生機器向け半導体の需要が大きく伸び、自動車や産業機器向けの半導体需要も想定を上回る水準となった。第2四半期末に外貨建て借り入れの評価損が発生して為替差損を計上したものの、9月中間期の業績は計画を上回って着地した。通期の経常利益と最終利益の見通しは据え置いた。同時に丸文は配当方針を変更し、連結配当性向40%またはDOE(株主資本配当率)2.5%のいずれか高い方を目安に、継続的かつ安定的な配当を実施する新たな基本方針を示した。
住石ホールディングス <1514> 591円 +60 円 (+11.3%) 本日終値
大幅高で3日続伸した。31日の取引終了後、これまで7円50銭としてきた年間配当予想に関し、特別配当10円を含めて20円(前期比12円50銭増配)に見直したと発表。加えて24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を開示し、経常利益は前年同期比7.9倍の55億2300万円となった。通期計画に対する進捗率は約94%に上った。配当予想の増額と進捗率の高さを評価した買いを誘ったようだ。石炭事業部門では豪州ワンボ炭鉱からの受取配当金が増加した。もっとも石炭販売取引での販売数量は減少し、9月中間期の売上高は同36.4%減の156億1200万円だった。同社は業績の達成状況や事業環境などを勘案し、配当予想を見直した。
村田製作所 <6981> 2,747円 +269.5 円 (+10.9%) 本日終値
カイ気配スタートで急騰。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しは1640億円から2250億円(前期比7.8%減)に引き上げており、これを好感した買いが入ったようだ。これまで1ドル=127円としていた想定為替レートを、下期は1ドル=145円と円安方向に設定した。売上収益の見通しは1兆6400億円から1兆6200億円(同4.0%減)に引き下げた。円安効果で樹脂多層基板や高周波モジュールの売上高増加を見込む。一方、コンデンサーではパソコン市場の回復遅れや家電などに向けた需要減を想定。リチウムイオン二次電池がパワーツール向けで減少する見通しであることも響く。利益面では円安とともに固定費の減少による効果を予想に織り込んだ。4〜9月期の売上収益は前年同期比11.9%減の8103億5000万円、最終利益は同22.6%減の1251億5300万円だった。
中国塗料 <4617> 1,494円 +137 円 (+10.1%) 本日終値
マドを開けて大幅続伸し、2007年11月以来の高値圏で推移する。31日の取引終了後に中期経営計画の目標改定を発表。26年3月期の売上高目標を1100億円から1200億円、最終利益目標を52億円から70億円に増額した。合わせて発表した24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算が大幅な経常増益となったことも相まって、中期的な成長を期待した投資家の買いを誘ったようだ。製品分野別では船舶用塗料と工業用塗料の売上高目標を引き上げた。コンテナ用塗料は見通しを下方修正している。あわせて発表した今期の第2四半期累計の売上高は前年同期比24.5%増の553億7800万円、経常利益は同6.8倍の58億4100万円、最終損益は44億1600万円の黒字(前年同期は3100万円の赤字)となった。
北陸電力 <9505> 821.1円 +74.4 円 (+10.0%) 本日終値
10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は700億円の黒字(前年同期は377億円の赤字)に浮上して着地した。業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当を7.5円実施し、2期ぶりに復配する方針とした。
三菱ケミカルグループ <4188> 931.9円 +83.8 円 (+9.9%) 本日終値
後場に上げ幅を拡大した。この日、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の予想を970億円から1350億円(前期比40.0%増)に引き上げ、好感されたようだ。4〜9月期は産業ガス部門での価格マネジメントの進捗や、ヘルスケア部門におけるラジカヴァ経口剤の想定を上回る販売状況、コスト構造改革の効果によって、利益が計画を上振れて着地した。下期には、クオリカプス社の売却や、シーピーシー社の追加取得に伴う利益の計上などが見込まれ、影響を業績予想に織り込んだ。一方、売上収益の見通しは4兆5550億円から4兆4550億円(同3.9%減)に引き下げている。
大和証券グループ本社 <8601> 947.7円 +83.7 円 (+9.7%) 本日終値
大幅続伸し、年初来高値を更新した。31日の取引終了後に取得総数3500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.43%)、取得総額350億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。あわせて発表した24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算は、営業収益が前年同期比68.1%増の5700億8700万円、最終利益が同70.1%増の535億500万円だった。大幅増益で着地したことが好感されたほか、株式の需給改善への期待も膨らんだようだ。リテール部門では資産管理型ビジネスモデルへの移行が進み、経常ベースで大幅な増益となった。中間配当は19円と、前年同期の11円と比べ8円増配する。自社株の取得期間は11月16日〜24年3月22日。各四半期末日の最終5営業日と、各四半期決算発表日の翌営業日より10営業日の間は取得を行わない。
eBASE <3835> 706円 +61 円 (+9.5%) 本日終値
10月31日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比36.2%増の6.3億円に拡大し、通期計画の15億円に対する進捗率は5年平均の34.2%を上回る42.4%に達した。同時に発表した「0.87%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の0.87%にあたる40万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月1日から24年2月29日まで。
三菱倉庫 <9301> 4,265円 +344 円 (+8.8%) 本日終値
大幅高で年初来高値更新。10月31日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表。売上高は据え置いた一方、純利益を240億円から275億円(前期比1.0%増)へ引き上げた。あわせて増配も発表し、これらを好感した買いが入った。上期業績や欧米で医薬品・ヘルスケア物流を提供する企業の新規連結組み入れ、ベトナムの物流企業の持ち分法適用などを踏まえて見直しを行った。また、投資有価証券売却益の計上も寄与する見込み。配当予想の修正では、期末配当を50円から60円に増額した。これにより年間配当は110円(前期90円)となる見通しだ。
ロードスターキャピタル <3482> 2,030円 +161 円 (+8.6%) 本日終値
10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比13.8%増の65億円に伸び、通期計画の76.1億円に対する進捗率は85.3%となり、5年平均の83.9%とほぼ同水準だった。
ユタカ技研 <7229> 2,110円 +160 円 (+8.2%) 本日終値
10月31日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比3.9倍の21億円に急拡大した。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の72円→90円(前期は72円)に増額修正した。
明星工業 <1976> 1,099円 +83 円 (+8.2%) 本日終値
10月31日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比5.8%減の29.3億円に減り、通期計画の67億円に対する進捗率は43.9%となり、5年平均の41.5%とほぼ同水準だった。同時に発表した「3.00%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の3.00%にあたる150万株(金額で12億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月1日から24年3月22日まで。
ステップ <9795> 1,874円 +139 円 (+8.0%) 本日終値
続急伸した。31日の取引終了後、取得総数100万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.13%)、取得総額19億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。加えて、24年9月期の業績・配当予想を開示。今期の売上高は前期比3.1%増の148億9200万円、経常利益は同5.4%増の33億9800万円を見込む。更に、前期の配当を従来の見通しから2円増額したうえで、今期の年間配当は同2円増配の74円を計画しており、これらを材料視した買いが入った。自社株の取得期間は11月1日から24年9月30日。学習塾を展開する同社は川崎市と横浜市に来年春も新規開校を予定。横浜・川崎エリアでトップクラスの公立進学校の合格者を増やし、ブランドの認知拡大に努める。
レーザーテック <6920> 27,180円 +1,975 円 (+7.8%) 本日終値
上げ足が際立っている。1800円近い上昇で一時2万7000円台を回復した。また、売買代金はプライム市場のトップとなる日がほとんどだが、きょうは特に2位以下を大きく引き離す活況ぶりで午前11時過ぎの時点で3000億円を超えた。同社が31日取引終了後に発表した24年6月期第1四半期(23年7〜9月)決算では最終利益が前年同期比14%増の77億200万円と2ケタの伸びを確保した。マスクブランクス検査装置で世界シェアを独占するが、引き合いは旺盛であり、今期も業績拡大基調が見込めるとの思惑が買いを誘導している。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が上昇したほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反発に転じており、足もとで1ドル=151円台と円安水準でもみ合う為替動向も株価に追い風となった。
スクリン <7735> 7,441円 +507 円 (+7.3%) 本日終値
大きく買い優勢で始まり切り返し急。前日は半導体関連株が総じて売り込まれるなか同社株もその影響を受けて大幅安を余儀なくされたが、きょうはその反動もあってリバウンド狙いの買いが活発だ。31日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、最終利益は従来計画の580億円から600億円(前の期比4%増)に増額した。修正前の段階で今期は過去最高更新見通しにあったが、そこからさらに20億円上乗せされる形となった。中国や米国向けに主力の半導体洗浄装置の販売が好調で会社側の従来想定を上回る。また、好業績を背景に株主還元も強化し、今期年間配当を従来計画の254円から274円(前期実績は修正値ベースで182円50銭)とすることも併せて発表、これを評価する買いを呼び込んでいる。
日油 <4403> 6,340円 +407 円 (+6.9%) 本日終値
後場に急伸した。この日、24年3月期の連結業績予想の見直しを発表。最終利益の見通しを284億円から325億円(前期比4.3%減)に引き上げた。医薬・医療・健康事業が堅調に推移しており、業績予想に織り込んだ。加えて、年間配当予想を4円増額し112円(前期比4円増配)としたほか、自社株買いと消却も発表。これらが売り方の買い戻しを誘ったようだ。同社は取得総数60万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.75%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いを11月2日から24年1月31日まで実施する。また、200万株(発行済み株式総数の2.41%)について11月15日に消却する。
池田泉州HD <8714> 377円 +24 円 (+6.8%) 本日終値
10月31日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の62億円→95億円(前年同期は91億円)に53.2%上方修正し、一転して4.3%増益見通しとなった。
クイック <4318> 2,148円 +136 円 (+6.8%) 本日終値
10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比11.0%増の40.7億円に伸び、通期計画の50億円に対する進捗率は81.5%となり、5年平均の80.9%とほぼ同水準だった。
豊田通商 <8015> 8,436円 +530 円 (+6.7%) 本日終値
3日ぶりに急反発した。31日の取引終了後、円安効果を反映し、24年3月期の最終利益予想をこれまでの3000億円から3200億円(前期比12.6%増)に引き上げたと発表。年間配当予想についても36円増額し、250円(同48円増配)に見直しており、投資家の資金流入を誘う要因となったようだ。上期(4〜9月)の最終利益は前年同期比17.5%増の1777億5700万円となった。自動車販売の増加や自動車生産関連の取り扱いの増加が寄与した。
黒崎播磨 <5352> 10,140円 +630 円 (+6.6%) 本日終値
10月31日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比51.2%増の85.9億円に拡大した。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の360円→370円(前期は290円)に増額修正した。
東エレデバ <2760> 4,075円 +250 円 (+6.5%) 本日終値
大幅反発した。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算の発表とともに、通期の業績予想を見直し、最終利益の見通しを84億5000万円から97億7000万円(前期比11.3%増)に引き上げた。減益予想から一転して前期に続き最高益を計画する。配当予想も増額しており、買い安心感をもたらしたようだ。今期の売上高予想は2300億円から2500億円(同4.0%増)に見直した。4〜9月期において半導体や電子デバイス事業が堅調に推移した。ドル建て販売で円安効果も出て収益を押し上げた。年間配当予想は株式分割前のベースで393円(従来の予想は350円)に増額している。
旭有機材 <4216> 3,895円 +235 円 (+6.4%) 本日終値
続急伸し4000円台に乗せた。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。経常利益の見通しは122億円から148億円(前期比21.9%増)に引き上げた。業況を好感した買いが集まったようだ。売上高予想は840億円から860億円(同11.5%増)に増額。最終利益は減益予想から一転、100億円(同6.1%増)と増益を計画する。上期(4〜9月)は管材システム事業が国内の大型工事案件に支えられ堅調に推移したほか、米国の半導体関連産業の設備投資に関連する需要も先取りし、業績が計画を上回って着地した。下期は半導体製造装置や半導体デバイス向けで需要が引き続き減速すると想定しつつ、労務費などの影響を加味して通期の業績予想を見直した。
posted by lucky cat at 15:54
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◆S高株価値上注目銘柄
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