※S高銘柄一覧
<4011> ヘッドウォ 東証G 『Azure OpenAI Service』と連携、『音声認識×GPT』サービス
<4347> ブロメディア 東証S 一時 教育事業好調で4〜6月期経常益の進捗率は対通期計画33%
<5585> エコナビスタ 東証G 人工知能関連
<6961> エンプラス 東証P 配分 4〜6月期経常減益も生成AI技術進展の恩恵に期待膨らむ 0.83万株買残
<9166> GENDA 東証G 一時
<9425> 日本テレホン 東証S
<9828> 元気寿司 東証S 脱コロナで4〜6月期の営業益倍増
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <6364> 北越工 東証P 24.1 1874
2. <4347> ブロメディア 東証S 19.9 1736 教育事業好調で4〜6月期経常益の進捗率は対通期計画33%
3. <9425> 日本テレホン 東証S 19.8 485 S
4. <6961> エンプラス 東証P 19.7 6080 S 4〜6月期経常減益も生成AI技術進展の恩恵に期待膨らむ
5. <9828> 元気寿司 東証S 18.0 4590 S 脱コロナで4〜6月期の営業益倍増
6. <4333> 東邦システム 東証P 16.8 1404 1株から1.5株への株式分割と株主還元の拡充を好感
7. <5585> エコナビスタ 東証G 16.7 3500 S 人工知能関連
8. <6775> TBグループ 東証S 15.8 279
9. <4011> ヘッドウォ 東証G 15.7 11060 S 『Azure OpenAI Service』と連携、『音声認識×GPT』サービ
10. <7919> 野崎紙 東証S 15.3 158 第1四半期営業益2.9倍で通期計画進捗率50%
11. <9509> 北海電 東証P 13.8 663.8 4〜6月期最終利益3.3倍を好感
12. <6823> リオン 東証P 13.1 2229 医療機器事業好調で4〜6月期最終益3.6倍
13. <6356> 日ギア 東証S 13.0 382 バルブ・アクチュエーターなど伸び4〜6月期増収増益
14. <6973> 協栄産 東証S 12.4 2234 半導体関連
15. <7984> コクヨ 東証P 12.2 2280 上限2.3%の自社株買いと今期最終増益見通しを材料視
16. <5204> 石塚硝 東証S 11.3 1798 4-6月期(1Q)経常は32%増益・通期計画を超過
17. <5574> ABEJA 東証G 11.2 5950 人工知能関連
18. <3782> ディディエス 東証G 11.1 10 情報セキュリティ関連
19. <9552> M&A総研 東証G 11.1 3950 23年9月期第3四半期の営業利益2.1倍、成約件数過去最高
20. <1434> JESCO 東証S 10.4 725 人材派遣関連
21. <8015> 豊田通商 東証P 9.9 8295 24年3月期最終利益及び配当予想を上方修正
22. <4229> 群栄化 東証P 9.5 3075 第1四半期営業益89%増で上半期計画進捗率84%
23. <2331> ALSOK 東証P 9.5 868.6 上限650万株の自社株買いと4〜6月期増益好感
24. <6526> ソシオネクス 東証P 9.4 16820 4〜6月期営業8割増益受け買い戻し加速
25. <6555> MSコンサル 東証S 9.4 723
エンプラス <6961> 6,080円 +1,000 円 (+19.7%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率2位
ストップ高の水準となる前営業日比1000円高の6080円に買われた。前週末28日に発表した24年3月期第1四半期(4〜6月)の連結決算は、経常利益が前年同期比21.4%減の16億8100万円だった。大幅減益となったものの、中間期の計画に対する進捗率は約62%に上った。大幅な増収増益となったデジタルコミュニケーション事業では、AI用途などハイエンド領域において光学デバイスの売上高が好調に推移したという。光通信関連では生成AI技術の進展に伴う事業機会の拡大を想定していることも決算説明会資料のなかで明らかにしており、中期的な業績拡大を期待した買いを集めたようだ。4〜6月期の売上高は前年同期比4.0%減の97億1500万円だった。セミコンダクター事業では、自動車用途の各種ICテスト用ソケットやバーンインソケットが堅調に推移した半面、サーバーやモバイル用途の落ち込みが継続した。
元気寿司 <9828> 4,590円 +700 円 (+18.0%) ストップ高 本日終値
ストップ高。株価は新値街道を走っている。回転ずしを国内外で展開するが、脱コロナで客数が伸び、足もとの業績は絶好調に推移している。前週末28日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(23年4〜6月)決算は営業利益が前年同期比95%増の10億4800万円と倍増近い伸びを示しており、これを好感する形で投資資金が集中した。通期営業利益予想の14億5000万円に対する進捗率は72%に達しており、業績上方修正への期待感も膨らんでいる。
北海道電力 <9509> 663.8円 +80.3 円 (+13.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
急反発で年初来高値更新。前週末28日の取引終了後に4〜6月期決算を発表。売上高が前年同期比29.4%増の2277億9100万円、最終利益が同3.3倍の346億500万円と好調な内容だったことから、これを好感した買いが集まっている。燃料価格や卸電力市場価格の変動に伴う収支の好転、電気料金の見直しなどが寄与した。あわせて、従来未定としていた24年3月期予想について売上高を前期比9.9%増の9770億円、最終損益を前期の赤字から270億円の黒字に転換する見通しを示した。
コクヨ <7984> 2,280円 +248 円 (+12.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
急騰。この日、取得総数300万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.3%)、取得総額50億円を上限とする自社株買いの実施と、発行済み株式総数の5.6%に相当する720万株の自己株消却、23年12月期の業績・年間配当予想の修正を発表。これらが材料視されたようだ。自己株の取得期間は9月1日から2024年7月31日。自己株消却は23年8月31日を予定する。今期の年間配当予想はこれまでの58円から65円(前期比8円増配)に見直した。23年12月期の最終利益の見通しは156億円から185億円(前期比1.4%増)に上方修正し、減益予想から一転して増益を見込む。ファニチャー事業で新築移転案件の獲得が順調に進捗しているほか、販管費支出の効率化も進めており、影響を業績予想に反映した。
M&A総研 <9552> 3,950円 +395 円 (+11.1%) 本日終値
急反発。前週末28日の取引終了後に発表した第3四半期累計(22年10月〜23年6月)連結決算は売上高63億3600万円、営業利益36億1000万円、純利益24億2700万円となった。第2四半期から連結決算に移行したため前年同期との増減率は開示していないが、通期計画に対する営業利益の進捗率は90%に上り、増額修正期待から買われたようだ。既存のM&Aアドバイザーに加えて、採用したM&Aアドバイザーが着実に結果を出しており、第3四半期時点でM&A仲介の成約件数が105件に上り、前期の通期成約件数61件を大幅に超過したことが牽引した。また、手数料総額1億円以上の大型案件数が前期の7件に対して、今期は第3四半期までに11件成約したことも寄与した。なお、23年9月期通期業績予想は、売上高80億円、営業利益40億円、純利益26億3800万円の従来見通しを据え置いているが、会社側では売上高・営業利益ともに通期計画を達成する見込みとしている。
豊田通商 <8015> 8,295円 +746 円 (+9.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
急反発し上場来高値を更新。前週末28日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、最終利益を2800億円から3000億円(前期比5.6%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各102円の年204円から各107円の年214円へ引き上げたことが好感された。足もとの為替レートが円安に推移していることなどにより、第1四半期業績が想定よりも堅調に推移していることが要因としている。なお、売上高、営業利益の予想は開示していない。同時に発表した第1四半期(4〜6月)決算は、売上高2兆5407億円(前年同期比7.0%増)、最終利益927億1600万円(同23.9%増)だった。日本や北米を中心とした自動車部品の取り扱いの増加によりグローバル部品・ロジスティクス分野が伸長したほか、エレクトロニクス事業、自動車材料事業における自動車生産関連の取り扱い増加などで、化学品・エレクトロニクス分野が堅調に推移した。
綜合警備保障 <2331> 868.6円 +75.1 円 (+9.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
急反発し、2022年1月以来、およそ1年半ぶりの高値をつけた。前週末28日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4〜6月)の連結決算とともに、自社株買いの実施を発表し、材料視された。同社は取得総数650万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.28%)、取得総額50億円を上限に8月1日から11月30日の間に自社株買いを実施する。4〜6月期の決算は、売上高が前年同期比6.7%増の1215億9300万円、経常利益が同16.7%増の91億9300万円だった。主力の「セキュリティ事業」では、機械警備業務や常駐警備業務が増収となった。
ソシオネクスト <6526> 16,820円 +1,450 円 (+9.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
急伸。前週末28日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(23年4〜6月)決算は営業利益が前年同期比81%増となる101億900万円と大幅な伸びを達成した。同社が手掛ける半導体チップは先端プロセス製品を中心に量産段階へ移行していることでトップラインが急拡大し、増収効果が利益にも反映された。好決算を受け株価もリバウンド狙いの買いが一気に強まった。同社株は大株主3社の保有株一斉売却の発表を受け7月6日に急落した後、75日移動平均線を絡めた安値圏もみ合いの動きにあったが、目先は満を持して上放れる格好となっている。
EIZO <6737> 5,050円 +425 円 (+9.2%) 本日終値
急反発し年初来高値を更新。前週末28日の取引終了後に発表した第1四半期(4〜6月)連結決算が、売上高185億4800万円(前年同期比3.9%増)、営業利益10億5800万円(同20.6%増)、純利益17億2300万円(同24.6%増)となり、大幅増益となったことが好感された。ビジネス分野はIT投資の先送りや市場における在庫調整により販売が減少したものの、ヘルスケア分野が北米などで診断用途向けの販売が堅調であったことや、国内外で内視鏡用途向けの販売が伸長し堅調に推移した。また、主力機種の新機種の販売が増加したことでアミューズメント分野も伸長した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高890億円(前期比10.1%増)、営業利益75億円(同49.9%増)、純利益60億円(同2.4%増)の従来見通しを据え置いている。
ダブル・スコープ <6619> 1,537円 +124 円 (+8.8%) 本日終値
後場急上昇。午後2時30分ごろ、韓国子会社が韓国サムスンSDI社と戦略的長期供給合意(MOU)を締結したと発表しており、好材料視された。今後のリチウムイオン電池の需要増加に対応するため、主に電気自動車(EV)用途(円筒型含む)で、23年から5年間のセパレーターの総供給量に関して合意した。供給数量は約40億平方メートルとしているが、今後のEV需要や同社のセパレーター供給能力の増加などに伴い、適宜見直しを行うとしている。なお、同件は24年1月期業績には織り込み済みとしている。
黒崎播磨 <5352> 10,850円 +870 円 (+8.7%) 本日終値
続急伸し年初来高値を更新。前週末28日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1700億円から1720億円(前期比4.1%増)へ、営業利益を125億円から130億円(同16.3%増)へ、純利益を85億円から100億円(同20.7%増)へ上方修正し、あわせて年300円を予想していた配当予想を中間160円・期末200円の年360円(前期290円)に引き上げたことが好感された。耐火物事業における原料・エネルギー価格などコスト上昇に対して、販売価格への転嫁が進んだことに加えて、堅調なインド鉄鋼市場での事業拡大や非鉄分野向けの拡販などが売上高・利益を押し上げるとしている。同時に発表した第1四半期(4〜6月)決算は、売上高453億5700万円(前年同期比12.6%増)、営業利益41億3300万円(同40.6%増)、純利益30億7800万円(同43.3%増)だった。
エス・エム・エス <2175> 3,012円 +231.5 円 (+8.3%) 本日終値
7月28日大引け後(15:05)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比13.9%増の46億円に伸び、通期計画の99.6億円に対する進捗率は46.3%に達し、5年平均の41.2%も上回った。
三共生興 <8018> 689円 +51 円 (+8.0%) 本日終値
7月28日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比56.6%増の9.3億円に拡大し、通期計画の30億円に対する進捗率は31.2%となり、5年平均の30.5%とほぼ同水準だった。
SCSK <9719> 2,362.5円 +168.5 円 (+7.7%) 本日終値
急伸し、年初来高値を更新した。前週末28日の取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(4〜6月)連結決算は、売上高が前年同期比8.6%増の1133億7100万円、最終利益は同28.6%増の90億700万円だった。増収率は通期における計画(前期比5.4%増)を上回ったほか、営業利益率も2ケタ台に乗せており、好決算を評価した買いを集めたようだ。4〜6月期は通信業向けネットワーク機器の販売は減少したものの、システム開発案件は増加し、検証サービス・BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ビジネスなどが好調に推移した。システム開発案件と保守・サービス分野における利益率の向上も寄与した。
都築電気 <8157> 2,128円 +140 円 (+7.0%) 本日終値
後場急上昇。午後0時30分に発表した第1四半期(4〜6月)連結決算が、売上高281億2800万円(前年同期比14.3%増)、営業利益6億9800万円(前年同期2億200万円の赤字)、最終利益4億4800万円(同1億4700万円の赤字)となり、営業損益が大幅に黒字転換したことが好感された。前期受注分をはじめとして機器及びサービスが順調に売り上がった情報ネットワークソリューションサービス事業が黒字転換したことに加えて、電子デバイス事業で主力市場であるFA・産業機器・車載機器の顧客の生産が順調に進み、半導体をはじめとする電子部品や脱炭素・省エネに関わるパワー半導体の販売が堅調に推移したことが寄与した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高1265億円(前期比2.1%増)、営業利益53億円(同3.6%増)、最終利益44億5000万円(同26.4%増)の従来見通しを据え置いている。同時に株主優待制度を拡充すると発表しており、これも好材料視された。現行制度では100株以上1000株未満保有の株主に対して1000円相当、1000株以上保有の株主に3000円相当の商品を贈呈していたが、これに保有株数300株以上1000株未満の株主の区分や3年以上保有の長期保有特典を加え、更に選択商品にクオカードを追加。23年9月末時点の株主からは保有株数と保有期間に応じて1000円相当から6000円相当の商品またはクオカードを贈呈するとしている。
豊田合成 <7282> 3,028円 +195.5 円 (+6.9%) 本日終値
大幅高で年初来高値を更新。前週末28日場中に4〜6月期(第1四半期)好決算を発表しており、これを評価した買いが続いている。4〜6月期の売上高は前年同期比23.8%増の2593億2600万円、営業利益は同5.2倍の163億8600万円だった。顧客の生産台数増加が業績に大きく貢献。また、円安効果や合理化努力なども寄与した。通期見通しは据え置いた。
日立製作所 <6501> 9,298円 +588 円 (+6.8%) 本日終値
7月28日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比88.4%増の700億円に拡大したが、通期計画の5000億円に対する進捗率は14.0%にとどまり、5年平均の51.2%も下回った。
椿本興業 <8052> 4,760円 +300 円 (+6.7%) 本日終値
7月28日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比49.2%増の14.5億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の23.6億円に対する進捗率は61.6%に達し、5年平均の37.9%も上回った。
ニフコ <7988> 4,230円 +263 円 (+6.6%) 本日終値
後場一段高。この日の午後1時に24年3月期第1四半期(4〜6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しは212億円から235億円(前期比11.0%増)に上方修正し、減益予想から一転して過去最高益を更新する見込みとなった。株価は朝方から好決算への期待から堅調に推移し、後場に入ると目先の利益確定目的の売りが膨らみ伸び悩んだが、上方修正の発表が株価の刺激材料となったようだ。売上高の見通しは3225億円から3430億円(同6.6%増)に見直した。国内外で合成樹脂成形品事業が好調に推移したほか、円安進行を背景に想定為替レートを修正し、業績予想に反映した。第1四半期の売上高は前年同期比21.1%増の879億7700万円、最終利益が同21.1%増の97億2800万円だった。自動車生産の持ち直しが合成樹脂成形品事業の収益を押し上げたほか、減価償却費や固定費の増加を抑制したことも奏功した。
東祥 <8920> 1,433円 +89 円 (+6.6%) 本日終値
4連騰し年初来高値更新。前週末28日の取引終了後に発表した第1四半期(4〜6月)連結決算が、売上高62億1200万円(前年同期比18.6%増)、営業利益9億6200万円(同69.4%増)、純利益3億6100万円(同67.8%増)と、大幅増益となったことが好感された。会員数回復に向け積極的な広告宣伝活動を実施したことなどが奏功しスポーツクラブ事業が伸長したほか、ホテル事業で平均宿泊稼働率が上昇し第1四半期として過去最高の売上高となった。また、前期に取得した収益用不動産の売り上げが貢献した不動産事業が大幅な増収となったことも寄与した。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高260億円(前期比15.5%増)、営業利益40億円(同27.6%増)、純利益16億円(同86.5%増)の従来見通しを据え置いている。
七十七銀行 <8341> 3,025円 +187 円 (+6.6%) 本日終値
7月28日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比7.8%増の125億円に伸び、4-9月期(上期)計画の200億円に対する進捗率は62.8%となり、5年平均の64.1%とほぼ同水準だった。
日本酸素HD <4091> 3,432円 +201 円 (+6.2%) 本日終値
7月28日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比42.1%増の245億円に拡大し、通期計画の705億円に対する進捗率は34.8%に達し、5年平均の21.7%も上回った。
積水化学工業 <4204> 2,159円 +121 円 (+5.9%) 本日終値
急反発し、2021年4月以来、およそ2年3カ月ぶりの高値をつけた。前週末28日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4〜6月)の連結決算発表にあわせ、上期(4〜9月)と通期の業績予想を見直した。上期の最終利益は減益予想から一転して増益の見通しとなり、見直し買いが入ったようだ。上期の最終利益はこれまでの304億円から395億円(前年同期比1.0%増)に予想を見直した。通期でも700億円から750億円(前期比8.3%増)に見通しを修正している。一方、売上高の見通しは上期、通期ともに従来の予想を185億円減額。通期の売上高の見通しは前期比4.1%増の1兆2935億円とした。第1四半期において投資有価証券売却益を計上したことや、国内戸建住宅市況の影響などを業績予想に織り込んだ。4〜6月期は売上高が前年同期比1.1%増の2853億9300万円、最終利益が同65.5%増の241億2900万円だった。リフォーム事業が堅調だったほか、環境・ライフラインカンパニーにおけるスプレッド確保の取り組みも奏功した。一方、戸建住宅市況の低迷が続き、新築住宅事業での受注棟数は減少した。
NEC <6701> 7,183円 +379 円 (+5.6%) 本日終値
7月28日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は73.8億円の赤字(前年同期は138億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
霞ヶ関キャピタル <3498> 5,540円 +290 円 (+5.5%) 本日終値
大幅高、一時320円高の5570円まで値を飛ばし年初来高値5580円に肉薄する場面があった。グループで企画・開発を行ったドライ倉庫の物件売却が順調なほか、アパートメントホテル事業がコロナ禍からの脱却で案件の収益性が向上し、全体業績を押し上げている。23年8月期営業利益は従来計画から上方修正し、前期比9割増の41億円を見込んでいる。また、24年8月期も増益基調がキープされる公算は大きいとみられ、業績の中期成長に対する期待感が大きい。株式需給面ではひと頃と比べ信用買い残の整理が進んでおり、上値を軽くしている。
NSユナイテッド海運 <9110> 3,830円 +200 円 (+5.5%) 本日終値
後場に上げ幅を拡大した。この日、24年3月期第1四半期(4〜6月)の連結決算発表にあわせ、通期業績予想の上方修正を発表しており、好感されたようだ。売上高の見通しは1790億円から1941億円(前期比22.6%減)、最終利益の見通しは110億円から123億円(同55.4%減)に引き上げた。ドライバルク市況は足もとでは弱含みで推移しているものの、為替レートが想定よりも大幅に円安に進んでおり、影響を業績予想に織り込んだ。一方、未定としていた今期の年間配当予想は160円(前期は365円)とした。
セイコーエプソン <6724> 2,332.5円 +114.5 円 (+5.2%) 本日終値
大幅反発し年初来高値を更新。前週末28日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆3600億円から1兆3800億円(前期比3.7%増)へ、営業利益を940億円から960億円(同1.1%減)へ、純利益を660億円から720億円(同4.1%減)へ上方修正したことが好感された。インフレなどによる買い控え、投資抑制により需要は想定よりも厳しいとみてマイクロデバイス事業を中心に販売減を見込む一方、想定為替レートを1ドル=129円から137円へ、1ユーロ=142円から153円へ見直したことで、売上高・利益は上振れると見込む。同時に発表した第1四半期(4〜6月)決算は、売上高3148億4000万円(前年同期比5.7%増)、営業利益197億1300万円(同36.8%減)、純利益201億8800万円(同24.3%減)だった。円安進行による為替のプラス影響を受けてプリンティングソリューションズ及びビジュアルコミュニケーションが伸長し増収となったものの、市場での在庫調整影響に伴う需要減により、マイクロデバイス事業が中国向けを中心に大幅な売り上げ減となり、これが響いて減益を余儀なくされた。
トヨタ自動車 <7203> 2,386円 +76 円 (+3.3%) 本日終値
4日ぶりに反発。6月高値2358円を抜き年初来高値に買われた。ホンダ<7267>やマツダ<7261>などの自動車株も値を上げた。午前9時30分時点の為替市場は1ドル=140円80銭前後と前週末28日午後5時時点に比べ1円近いドル高・円安が進行している。日銀は28日に長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の柔軟化を発表した。YCC柔軟化は金利上昇要因となり、日米金利差縮小からドル安・円高が進むことが警戒されたが、足もとでは円安が進行している。これに伴い市場には、安心感が広がるなか売り方の買い戻しも流入した様子だ。なお、トヨタは明日に決算発表を予定している。
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◆S高株価値上注目銘柄
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