※S高銘柄一覧
<2892> 日食品 東証S 配分 23年3月期業績及び配当予想を上方修正 0.9万株買残
<4179> ジーネクスト 東証G
<5131> リンカーズ 東証G 人工知能関連
<5132> プラスゼロ 東証G 配分 人工知能関連 2.90万株買残
<5480> 冶金工 東証P
<6338> タカトリ 東証S 一時 前日もストップ高。半導体製造装置関連
<6632> JVCケンウ 東証P 業績予想の大幅上方修正がサプライズに
<6817> スミダコーポ 東証P 22年12月期業績及び配当予想を上方修正
<7326> SBIIG 東証G 一時 4〜9月期決算速報を材料視
<7726> 黒田精 東証S 一時 モーターコア製造事業を行う合弁会社を設立へ
<7886> ヤマト・イン 東証S
<9325> ファイズHD 東証P 一時 EC物流好調で上期売上高・利益ともに最高更新
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <6632> JVCケンウ 東証P 37.0 296 S 今期純利益2.6倍に上方修正
2. <4179> ジーネクスト 東証G 21.9 446 S
3. <2892> 日食品 東証S 21.8 2238 S 23年3月期業績及び配当予想を上方修正
4. <7886> ヤマト・イン 東証S 20.1 1610 S
5. <5131> リンカーズ 東証G 17.8 530 S マッチングシステムを広島銀行に提供、ベンチャー3社のセミナー開催も
6. <5480> 冶金工 東証P 17.8 3335 S 23年3月期業績及び配当予想を上方修正
7. <9658> ビジ太田昭 東証P 17.1 1759 80万株を上限とする自社株取得枠を設定
8. <4385> メルカリ 東証P 17.0 2895 第1四半期営業利益3.7倍とクレジットカード事業参入を好感
9. <5132> プラスゼロ 東証G 15.6 5210 S 人工知能関連
10. <6817> スミダコーポ 東証P 15.2 1135 S 22年12月期業績及び配当予想を上方修正
11. <4216> 旭有機材 東証P 15.0 2750 23年3月期最終益予想を48.8%増に上方修正
12. <6028> テクノプロH 東証P 14.1 4045 第1四半期営業益52%増で上半期計画進捗率65%
13. <3132> マクニカHD 東証P 13.8 3390 23年3月期業績及び配当予想の上方修正と自社株買い発表を好感
14. <7326> SBIIG 東証G 13.2 898 23年3月期上期の経常利益、速報ベースで25.6%増
15. <6338> タカトリ 東証S 13.1 4950 前9月期営業益大幅増額で3.5倍化し一気にピーク利益更新
16. <6647> 森尾電 東証S 12.9 1940
17. <4617> 中国塗 東証P 11.9 1023 23年3月期の業績予想の上方修正と自社株買いを好感
18. <7726> 黒田精 東証S 11.5 1954 モーターコア製造事業を行う合弁会社を設立へ
19. <9563> アトラスT 東証G 11.1 2425 フィンテック関連
20. <9325> ファイズHD 東証P 11.0 921 EC物流好調で上期売上高・利益ともに最高更新
21. <2980> SREHD 東証P 10.8 4200 DX追い風に4〜9月期営業益2.4倍
22. <6960> フクダ電 東証S 10.7 8590 株式分割発表を手掛かり材料に年初来高値に肉薄
23. <7063> バードマン 東証G 10.0 2585 メタバース関連
24. <5834> SBIリーシ 東証G 9.7 3665 2022年のIPO関連
25. <6370> 栗田工 東証P 9.7 5990 大型水処理装置の受注で23年3月期業績予想を上方修正
JVCケンウッド <6632> 296円 +80 円 (+37.0%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
ストップ高。10月31日の取引終了後に23年3月期業績予想の上方修正を発表。売上収益を3000億円から3300億円(前期比17.0%増)へ、純利益を40億円から152億円(同2.6倍)へ引き上げており、これを好感した買いが向かった。新製品の受注獲得が進んでいることや世界的な危機管理への機運の高まりによる需要拡大などを背景に、パブリックサービス分野の無線システム事業が好調に推移していることが業績を押し上げる。固定資産譲渡益の計上も寄与する見込み。同時に発表した4〜9月期決算は、売上収益が1581億800万円(前年同期比27.1%増)、純利益が36億7700万円(前年同期2億5600万円の赤字)だった。
日本冶金工業 <5480> 3,335円 +503 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率2位
急伸しストップ高の3335円に買われた。10月31日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を1900億円から1980億円(前期比33.0%増)へ、営業利益を200億円から270億円(同93.3%増)へ、純利益を120億円から170億円(同2.0倍)へ上方修正し、あわせて70円を予定していた期末配当を130円へ引き上げたことが好感された。ステンレス特殊鋼業界として、一般材や家電製品向けシーズヒーター及びバイメタルなどで在庫調整が見受けられる一方、太陽光発電向けや水電解装置をはじめとした環境分野の高機能材は堅調な需要が見込まれていることに加えて、コスト上昇に対する受注価格改定の成果が下期以降に顕在化すると見込まれることが要因としている。なお、年間配当予想は200円(前期120円、従来予想140円)となる予定だ。同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高963億6600万円(前年同期比50.2%増)、営業利益126億5100万円(同91.0%増)だった。中国での太陽光発電向けのほか、半導体製造設備向け需要が引き続き堅調に推移した。
メルカリ <4385> 2,895円 +420 円 (+17.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
3連騰。10月31日の取引終了後に発表した第1四半期(7〜9月)連結決算が、売上高400億2900万円(前年同期比19.0%増)、営業利益31億1900万円(同3.7倍)、最終利益4億1200万円(前年同期1億1900万円の赤字)と大幅営業増益となったことが好感された。「メルカリ」アプリ内部の大幅なアップデートに加えて、BtoCでショップをサポートする機能の改善を行った結果、マーケットプレイス事業のGMV(流通取引総額)が前年同期比8.0%増の2204億円に増加したことが牽引した。また、クレジット事業の順調な伸長により、フィンテック事業の調整前営業損益が2四半期連続で黒字化したことも寄与した。なお、23年6月期通期業績予想は引き続き非開示としている。同時に、子会社メルペイがクレジットカード事業を11月中に開始すると発表した。独自の特徴を持つ与信事業をさらに拡大することを目的としており、マーケットプレイス事業における商品の売買、フィンテック事業における決済・与信の連携を強化し、グループシナジーの最大化を目指している。
スミダコーポレーション <6817> 1,135円 +150 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率5位
ストップ高の1135円に買われた。10月31日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を1190億円から1360億円(前期比29.6%増)へ、営業利益を55億円から72億円(同35.2%増)へ、純利益を31億円から39億円(同48.3%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を15円から22円へ引き上げ年間配当予想を36円(前期28円)としたことが好感された。車載市場でEV/xEV関連向けなどが堅調に推移しているほか、為替市場で想定よりも円安傾向が続いていることが要因。また、原材料価格の高騰に対する製品販売価格対応の効果も利益押し上げに貢献する。なお、第3四半期累計(1〜9月)決算は、売上高1009億5700万円(前年同期比30.3%増)、営業利益53億4800万円(同14.3%増)、純利益30億3300万円(同13.4%増)だった。
旭有機材 <4216> 2,750円 +359 円 (+15.0%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
カイ気配スタート。31日取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。売上高は715億円から760億円(前期比17.4%増)、最終利益は57億円から71億円(同48.8%増)に上方修正し、好感された。管材システム事業部で国内外の売り上げが4〜9月期に伸びたほか、円安の影響も利益を押し上げる見通しとなり、業績予想に反映した。4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比22.1%増の359億3800万円、最終利益が同2.1倍の38億1300万円と、計画を上回って着地した。半導体製造装置向けのダイマトリックス製品などが好調に推移した。
テクノプロH <6028> 4,045円 +500 円 (+14.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
大幅高で、年初来高値を更新した。同社は10月31日取引終了後、23年6月期第1四半期(7〜9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比52.4%増の60億700万円となり、上半期計画の92億円に対する進捗率が65.3%となったことが好感されたようだ。売上収益は同15.8%増の482億2500万円で着地。グループが注力する技術者派遣・請負業務で、顧客需要がコロナ前の水準を上回る回復をみせるなか、国内稼働人数が増加したことや技術者1人当たりの売り上げ単価が増加したことが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想については従来計画を据え置いている。
マクニカHD <3132> 3,390円 +412 円 (+13.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位
続急伸し年初来高値を更新している。10月31日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を9300億円から9700億円(前期比27.3%増)へ、営業利益を440億円から510億円(同38.9%増)へ、純利益を280億円から315億円(同22.1%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各60円の年120円を予定していた配当予想を各65円の年130円に引き上げたことが好感された。製造業DX化や各国政府主導による半導体への投資、脱炭素化によるEV化などを背景に、産業機器市場や車載市場向けが引き続き堅調に推移する見通し。また、クラウドの利活用の加速を背景に、ネットワーク事業でクラウドサービス関連商品、エンドポイントセキュリティー関連商品の導入が進むとみられることも寄与する。第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高4925億6200万円(前年同期比35.9%増)、営業利益268億100万円(同73.6%増)、純利益168億2100万円(同40.3%増)だった。同時に、上限を250万株(発行済み株数の4.01%)、または60億円とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視された。取得期間は22年11月1日から23年3月24日まで。また、取得した自社株のうち、譲渡制限付株式報酬への充当を見込む30万株を除いた全株と、9月30日時点で保有する自社株を23年3月31日付で消却するとあわせて発表した。
中国塗料 <4617> 1,023円 +109 円 (+11.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
急伸で年初来高値を更新した。10月31日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を830億円から900億円(前期比6.8%増)へ、営業利益を5億円から25億円(同3.6倍)へ、純利益を3億円から20億円(同7.8倍)へ上方修正しており、これを好感した買いが入った。為替の円安推移による海外売り上げの押し上げや、原材料調達コストの上昇に見合った販売価格の見直しが進んでいるとともに、主力の船舶用塗料の販売が好調に推移すると見込まれることが要因。また、保有する投資有価証券5銘柄を下期に売却することに伴い投資有価証券売却益を特別利益として計上することや、原材料価格の上昇が一服傾向にあることなども利益を押し上げる。なお、第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高444億6800万円(前年同期比8.5%増)、営業利益2億3400万円(同78.5%減)、最終損益3100万円の赤字(前年同期9億4600万円の黒字)だった。同時に上限を100万株(発行済み株数の2.0%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は22年11月1日から23年3月24日まで。また、11月22日付で200万株(発行済み株数の3.2%)の自社株を消却すると発表した。消却後の発行済み株数は6000万株となる予定だ。
SREホールディングス <2980> 4,200円 +410 円 (+10.8%) 本日終値
上値指向継続。10月31日の取引終了後に4〜9月期決算を発表。売上高が前年同期比91.2%増の65億1700万円、営業利益が同2.4倍の7億6100万円と大幅な増収増益で着地しており、これを好感した買いが入った。企業のDX気運の高まりを追い風に、クラウドツールやテーラーメイド型アルゴリズムを提供するAIクラウド&コンサルティング事業が着実に伸長した。また、不動産投資運用や売買仲介、各種不動産の開発・販売を手掛ける不動産テック事業も好調だった。なお、通期予想は据え置いた。
フクダ電子 <6960> 8,590円 +830 円 (+10.7%) 本日終値
急騰、一時900円高の8660円まで上値を伸ばし、今年の大発会につけた年初来高値8670円にあと10円と迫る場面があった。医療用電子機器メーカーで心電計の業界シェアでトップに位置する。10月31日取引終了後、23年3月期上期(4〜9月)の決算を発表、営業利益は前年同期比7%増の110億7000万円と堅調だった。対通期進捗率も55%で5割を超えた。株価を強く刺激したのは同時に発表した株式分割。11月末時点の株式を2分割することを発表、これにより株式流動性が高まることが予想され、分割権利取り狙いの買いを引き寄せている。
栗田工業 <6370> 5,990円 +530 円 (+9.7%) 本日終値
大幅続伸し、年初来高値を更新した。同社は10月31日取引終了後、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の365億円から380億円(前期比6.3%増)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高予想も従来の3380億円から3500億円(同21.4%増)に上方修正。第2四半期累計期間(4〜9月)に、国内及びアジア地域の電子産業向け大型水処理装置案件を複数受注したことが寄与するとみているほか、海外を中心に水処理薬品の売り上げが伸長することを見込んでいる。
JT <2914> 2,698円 +234 円 (+9.5%) 本日終値
大幅続伸し、2019年4月以来、およそ3年半ぶりの高値水準をつけた。10月31日取引終了後、22年12月期第3四半期累計(1〜9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。年間配当予想も増額修正し、これらをポジティブに受け止めた投資家の買いが集まった。売上高に相当する売上収益は2兆4860億円から2兆6680億円(前期比14.8%増)、最終利益は3620億円から4450億円(同31.5%増)に引き上げた。年間配当予想も48円増配の188円と、従来の予想(150円)から38円増額した。たばこ事業では総販売数量の落ち込みが想定よりも小規模となる見込みとなった一方、追加的な価格改定の効果や円安進行を受け、同事業の収益が想定を大幅に上回る見通しとなった。1〜9月期の連結決算は、売上収益が前年同期比13.7%増の2兆85億4800万円、最終利益が同19.2%増の4038億700万円だった。
東祥 <8920> 1,235円 +96 円 (+8.4%) 本日終値
大幅高で3日続伸。10月31日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を206億円から215億円(前期比21.3%減)へ、営業利益を20億円から26億円(同42.0%減)へ上方修正し、2円としていた配当予想を3円(前期6円)に引き上げると発表したことが好感された。ホテル事業において、各都道府県などが実施している宿泊キャンペーンなどが寄与し、客室単価の回復並びに食品ロスの減少を含めたコスト削減効果が見込めるとしている。なお、スポーツクラブ事業において1店舗の閉店が決定したことによる特別損失の計上などを勘案し、純利益は9億円(前期比62.9%減)の従来見通しを据え置いた。同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高108億3300万円(前年同期比11.7%増)、営業利益14億8800万円(同2.1倍)、純利益4億7000万円(同32.4%増)だった。
AZ丸和HD <9090> 1,527円 +112 円 (+7.9%) 本日終値
10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比15.9%増の52.6億円に伸びたが、通期計画の115億円に対する進捗率は45.7%となり、5年平均の47.7%とほぼ同水準だった。
ノジマ <7419> 1,336円 +96 円 (+7.7%) 本日終値
大幅高。10月31日の取引終了後に4〜9月期決算を発表。純利益が前年同期比30.7%増の127億6400万円と大幅増益で着地しており、これが好感された。売上高も同0.6%増の2723億3800万円と小幅ながら増加した。平年より気温の高い日が続いたことから冷蔵庫やドラム式洗濯機の販売が好調で、デジタル家電事業全体の売り上げが堅調に推移した。また、キャリアショップ運営事業やインターネット事業なども伸び、全体業績に貢献した。
パナHD <6752> 1,142.5円 +78 円 (+7.3%) 本日終値
急伸。10月31日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、営業利益を3600億円から3200億円(前期比10.5%減)へ、純利益を2600億円から2350億円(同8.0%減)へ下方修正し、一転して営業減益予想とした。朝方はこれを嫌気する動きがあったものの、一方で織り込み済みとの見方も強いようだ。為替換算によるプラス効果で売上高は7兆9000億円から8兆2000億円(同11.0%増)へ上方修正したものの、オートモーティブやコネクト、インダストリーなどの分野で実質的な販売減少を見込むほか、景気減速懸念に伴う顧客の投資判断先送りで米ブルーヨンダーの収益が一時的に悪化する見通しであることが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高4兆639億円(前年同期比15.0%増)、営業利益1497億5900万円(同25.6%減)、純利益1073億3700万円(同29.9%減)だった。ヒートポンプ式温水暖房機や車載電池などの販売増に加えて、為替換算の影響も寄与した。
NTN <6472> 283円 +18 円 (+6.8%) 本日終値
急伸。10月31日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を7200億円から7700億円(前期比19.9%増)へ、営業利益を230億円から260億円(同3.8倍)へ、純利益を100億円から120億円(同63.5%増)へ上方修正したことが好感された。上期の業績は、鋼材価格などの上昇に対する売価転嫁及び規模、為替の円安推移の影響で好調だったことを踏まえ、下期も鋼材価格の上昇及びそれに対応する売価転嫁が見込まれることなどが要因としている。なお、第3四半期以降の想定為替レートは1ドル=140円、1ユーロ=140円としている。第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高3717億200万円(前年同期比21.6%増)、営業利益38億6000万円(同2.4倍)、最終損益16億3300万円の赤字(前年同期10億4800万円の赤字)だった。
三菱ロジスネクスト <7105> 815円 +48 円 (+6.3%) 本日終値
後場急伸。午後1時30分ごろ、23年3月期の連結業績予想について、売上高を5400億円から6100億円(前期比31.1%増)へ、営業利益を80億円から115億円(同3.2倍)へ、最終利益を25億円から35億円(同4.9倍)へ上方修正したことが好感された。米州、欧州を中心とした販売台数の増加や為替の円安影響により上期売上高が好調に推移したことに加えて、価格改定の効果などが売上高・利益を押し上げる見通し。なお、同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高2795億9500万円(前年同期比29.4%増)、営業利益10億8100万円(同30.8%減)、最終損益13億5100万円の赤字(前年同期2600万円の黒字)だった。
双日 <2768> 2,321円 +127 円 (+5.8%) 本日終値
後場上げ幅を拡大。午後0時30分ごろ、23年3月期の連結業績予想について、最終利益を850億円から1100億円(前期比33.6%増)へ上方修正したことが好感された。足もとで各セグメントの事業全般が堅調に推移していることに加えて、石炭市況や為替水準などによる業績への好影響が見込まれることが要因としている。同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高1兆2733億円(前年同期比27.2%増)、純利益788億7600万円(同99.9%増)だった。石炭価格の上昇による金属・資源・リサイクル事業の伸長に加えて、合成樹脂取り引きの増加やメタノール価格の上昇による化学の増収、木材や肥料価格の上昇による生活産業・アグリビジネスの伸長などが寄与した。
三井物産 <8031> 3,479円 +186 円 (+5.7%) 本日終値
後場に入り上げ幅を拡大。午後2時、23年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算発表にあわせ、自社株買いと消却の実施を発表。年間配当予想についても増額修正をし、これらを材料視した買いが集まった。自社株買いは取得総数6000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.8%)、取得総額1400億円を上限とする。取得期間は2日から2023年2月28日。この間、取得した自己株式数に1000万株を加えた株式(消却前の発行済み株式総数に対する上限割合4.4%)について、3月13日に消却する。年間配当予想は前期比25円増配の130円と、従来の予想(120円)から10円増額した。更に、23年3月期の通期業績予想について為替の影響などを反映させ、最終利益予想を8000億円から9800億円(前期比7.1%増)に上方修正した。
Jパワー <9513> 2,180円 +112 円 (+5.4%) 本日終値
大きく買い優勢に傾くなか気配値でスタートし、2000円近辺のもみ合いを一気に上放れてきた。10月31日取引終了後、同社は23年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の1100億円から1620億円(前期比86%増)に大幅増額、03年3月期以来実に20年ぶりとなる過去最高利益更新見通しとなった。資源価格の高騰を追い風に、オーストラリアの子会社が権益を有する炭鉱から出る石炭の販売益が収益を押し上げる格好となっている。これが強力な株価刺激材料となっている。PER3倍台、PBR0.3倍台と株価指標面から割安感が極まっていることも投資資金の流入を助長している。
コマツ <6301> 2,985円 +137 円 (+4.8%) 本日終値
7日続伸。米キャタピラー
が好決算を発表したことがこのところの株価の支えとなっていたが、10月31日取引終了後、コマツは23年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算の発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。最終利益は2260億円から2980億円(前期比32.5%増)に見通しを引き上げた。修正後の最終利益の見通しは市場のコンセンサスを上回った。更に同社は年間配当予想を32円増配の128円と、従来の予想(96円)から増額修正しており、これらをポジティブに受け止めた投資家の買いが集まった。通期の売上高予想は3兆円から3兆4600億円(同23.5%増)に引き上げた。建設機械・車両部門において、サプライチェーンの混乱に起因した供給不足の改善が見込まれるほか、販売価格の改善や円安の影響などが収益を押し上げるとして業績予想に反映させた。業績予想の前提となる想定為替レート(通期平均)は1ドル=135.8円(前回の見通しは118円)、1ユーロ=137.5円(同129円)と、円安方向に見直した。4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比25.3%増の1兆6187億3500万円、最終利益が同74.5%増の1625億6800万円だった。
クイック <4318> 2,024円 +89 円 (+4.6%) 本日終値
大幅高で年初来高値を更新した。10月31日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を256億円から273億円(前期比15.7%増)へ、営業利益を36億7900万円から44億円(同31.5%増)へ、純利益を24億6500万円から29億9100万円(同33.0%増)へ上方修正し、27円としていた期末配当予想を38円に引き上げたことが好感された。医療・福祉分野をはじめ、注力領域である建設や電機・機械、自動車、製薬などの分野でも企業の採用ニーズが回復しており、人材サービスとリクルーティング事業を中心に上期の連結業績が順調に進捗していることが要因としている。なお、年間配当予想が64円となり、前期実績に対しては16円の増配となる予定だ。同時に発表した第2四半期決算は、売上高147億9900万円(前年同期21.3%増)、営業利益36億4600万円(同37.3%増)、純利益25億3700万円(同34.3%増)だった。
日本食品化工 <2892> 2,238円 +400 円 (+21.8%) ストップ高 本日終値
ストップ高。10月31日の取引終了後、23年3月期の単独業績予想について、売上高を585億円から630億円(前期比24.5%増)へ、営業利益を10億円から30億円(同99.3%増)へ、純利益を9億円から25億円(同82.5%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を65円から180円(前期100円)へ引き上げたことが好感された。3年ぶりに行動制限のない夏となり、夏場も高温が続いたことで飲料向け糖化製品の販売が好調だったことに加えて、穀物価格上昇を受けて副産物価格が上昇していること、原料とうもろこし相場や為替相場の影響を受けた製品価格の適正化を進めていることが寄与する。同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高326億7000万円(前年同期比25.4%増)、営業利益27億1900万円(同46.9%増)、純利益20億9100万円(同34.3%増)だった。
posted by lucky cat at 16:18
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