※S高銘柄一覧
<2760> 東エレデバ 東証P 23年3月期業績及び配当予想を上方修正
<3151> バイタルKS 東証P 好業績を背景に年間配当の大幅増額がサプライズ
<3825> リミックス 東証S 一時 仮想通貨関連
<4393> バンクオブイ 東証G メタバース関連
<6338> タカトリ 東証S 前9月期営業益大幅増額で3.5倍化し一気にピーク利益更新
<7886> ヤマト・イン 東証S 一時 前日まで2日連続ストップ高
<9219> ギックス 東証G 配分 0.63万株買残
<9552> M&A総研 東証G
※株価高上昇率銘柄一覧
1. <7886> ヤマト・イン 東証S 48.2 1340
2. <4393> バンクオブイ 東証G 24.5 15250 S 押し目買いの好機と見た向きの資金流入
3. <3393> スタティアH 東証P 20.2 1307 ネットワーク機器商材の販売好調で23年3月期業績予想を上方修正
4. <6338> タカトリ 東証S 19.0 4375 S 前9月期営業益大幅増額で3.5倍化し一気にピーク利益更新
5. <6927> ヘリオスTH 東証S 17.0 476
6. <9219> ギックス 東証G 16.6 1053 S 第1四半期最終利益の高進捗を好感
7. <2760> 東エレデバ 東証P 16.6 7030 S 23年3月期業績及び配当予想を上方修正
8. <9552> M&A総研 東証G 16.4 7080 S 業績変貌で株高が加速
9. <6770> アルプスアル 東証P 15.5 1280 今期純利益74%増に上方修正
10. <3151> バイタルKS 東証P 15.4 748 S 好業績を背景に年間配当の大幅増額がサプライズ
11. <2715> エレマテック 東証P 15.2 1551 23年3月期業績及び配当予想を上方修正
12. <3825> リミックス 東証S 15.1 487 仮想通貨関連
13. <2652> まんだらけ 東証S 13.9 715 9月の月次売上高2割増
14. <3445> RSテクノ 東証P 11.8 7390 上場予定の中国子会社の時価総額を材料視
15. <6668> ADプラズマ 東証S 11.3 1552 半導体向けプラズマ電源装置でグローバルニッチの実力評価
16. <6473> ジェイテクト 東証P 10.9 1050 円安推移が寄与し23年3月期税引前利益を上方修正
17. <6090> HMT 東証G 10.3 828
18. <5959> 岡部 東証P 9.5 703 第3四半期24%営業増益と自社株買いを好感
19. <3667> enish 東証S 9.3 472
20. <6777> santec 東証S 9.0 3025 シリコンウエハー向け光学断層測定器に期待
21. <5126> ポーターズ 東証G 8.9 2461 人材派遣関連
22. <6861> キーエンス 東証P 8.9 56320 9月中間期最終利益27%増と今期配当予想100円増額で
23. <4080> 田中化研 東証S 8.7 1806 ニッケルやコバルト相場の変動で23年3月期利益予想を上方修正
24. <6769> ザイン 東証S 8.6 1071 半導体関連
25. <4044> セ硝子 東証P 8.3 3510 リチウムイオン電池部材・部品関連
東エレデバ <2760> 7,030円 +1,000 円 (+16.6%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率2位
ストップ高、し年初来高値を更新した。前週末28日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を2000億円から2300億円(前期比27.8%増)へ、純利益を59億円から76億円(同49.5%増)へ上方修正し、あわせて中間105円・期末135円の年240円を予定していた配当予想を中間145円・期末165円の年310円へ引き上げたことが好感された。半導体の需給逼迫について、取り扱い半導体製品で一部改善の兆しが見られることに加えて、半導体及び電子デバイス事業において産業機器向けや車載向け、通信機器向けを中心に半導体製品の需要が高水準で推移していることが要因。また、ドル建て及びドルリンク販売で為替相場が円安で推移していることも利益押し上げに寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高1117億6900万円(前年同期比35.0%増)、純利益35億8400万円(同35.5%増)だった。
M&A総合研究所 <9552> 7,080円 +1,000 円 (+16.5%) ストップ高 本日終値
ストップ高。M&Aの仲介事業を主力とし、完全成功報酬型のビジネスモデルで成約件数を急速に伸ばしている。前週末28日取引終了後に発表した22年9月期営業利益は前の期比3.7倍の21億300万円と大幅な伸びを示し過去最高益を更新したが、続く23年9月期についても前期比50%増の31億5000万円予想と急拡大が続く見通しにあり、これが株価を強く刺激する格好となった。
アルプスアルパイン <6770> 1,280円 +172 円 (+15.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
急反騰。前週末28日の取引終了後に23年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を8350億円から9050億円(前期比12.7%増)へ、純利益を330億円から400億円(同74.2%増)へ引き上げており、これを好感した買いが入ったようだ。自動車向けでのモジュール・システム製品の販売増をはじめ、円安に伴う為替差益の発生などが業績を押し上げる。第3四半期以降の想定為替レートは、1ドル=135円、1ユーロ=135円としている。同時に発表した上期(4〜9月)決算は、売上高が4542億8600万円(前年同期比23.6%増)、純利益が174億3600万円(同8倍)だった。
バイタルKS <3151> 748円 +100 円 (+15.4%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率4位
急速人気化、ストップ高は748円に買われた。医療用医薬品の卸売を手掛ける。足もとの業績はコストを意識した価格交渉面で利益採算が改善、インフルエンザワクチンを中心とした各種ワクチンの販売及び新型コロナウイルス関連の医療機器や検査試薬などの販売が好調で収益に貢献した。28日取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表、最終利益は従来予想の45億円から47億円(前期比1.5%減)に上方修正したが、これに加えて年間配当を従来計画の24円から39円(前期実績は26円)に大幅増額したことがサプライズとなった。配当利回りは時価換算で5.2%と高い。
エレマテック <2715> 1,551円 +205 円 (+15.2%) 本日終値 東証プライム 上昇率5位
急騰し年初来高値を更新。28日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を2255億円から2435億円(前期比21.4%増)へ、営業利益を89億5000万円から116億5000万円(同39.6%増)へ、純利益を60億5000万円から75億5000万円(同40.5%増)へ上方修正しており、これを好感した買いが入った。為替相場の円安傾向に加え、自動車及びゲーム機向け各種関連部材の販売が好調に推移していることが要因。また、60円としていた年間配当予想を74円に増額修正した。前期実績に対しては21円の増配となる予定だ。同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高1231億6700万円(前年同期比34.4%増)、営業利益66億2800万円(同90.4%増)、純利益41億6400万円(同73.7%増)だった。
RSテクノ <3445> 7,390円 +780 円 (+11.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
急伸。午前10時30分、上海証券取引所の科創板市場に上場予定の中国子会社について、発行株式数などが決まったと発表した。新規発行株式数は約1億8714万株、公募価格は9.91元、公募総額は18億5400万元。これにより時価総額は123億6300万元(約2498億円)の予定という。RSテクノの足もとの時価総額は915億円前後。中国子会社の時価総額はこれよりも大きく、業績への好影響の思惑が広がったようだ。上場するのは有研半導体硅材料(GRITEK、北京市)。同社はシリコンウエハやCZインゴット・FZインゴットの生産、販売、開発などを手掛けている。
ジェイテクト <6473> 1,050円 +103 円 (+10.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率7位
急反発。前週末28日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高が1兆6000億円から1兆7000億円(前期比19.0%増)へ、税引前利益を485億円から595億円(同35.4%増)へ上方修正したことが好感された。上期において、北米やアジアを中心に全地域で販売が回復したことや為替の影響により業績が好調に推移したことに加え、自動車業界向けの需要動向や前提為替レートを1ドル=115円から134円、1ユーロ=130円から137円へ見直したことが要因としている。なお、第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高8045億7600万円(前年同期比21.1%増)、税引前利益264億3100万円(同48.6%増)だった。
岡部 <5959> 703円 +61 円 (+9.5%) 本日終値 東証プライム 上昇率8位
急反発。前週末28日の取引終了後に発表した第3四半期累計(1〜9月)連結決算が、売上高564億4400万円(前年同期比19.8%増)、営業利益39億2000万円(同24.0%増)、純利益31億8700万円(同58.8%増)と大幅増益となったことが好感された。主力の建設関連製品で、鉄筋コンクリート造物件の着工床面積の増加や鋼材価格上昇分の価格転嫁などにより仮設・型枠製品の売り上げが伸長したことが牽引した。また、21年10月に実施した米国における建材製品の製造事業買収による効果も寄与した。なお、22年12月期通期業績予想は、売上高758億5000万円(前期比17.0%増)、営業利益52億円(同20.0%増)、純利益38億5000万円(同46.5%増)の従来見通しを据え置いている。また同時に、上限を150万株(発行済み株数の3.16%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視された。取得期間は22年10月31日から23年4月28日までで、資本効率の向上を図るとともに、1株当たりの株主価値を高め、株主還元を充実させることが目的としている。
santec <6777> 3,025円 +250 円 (+9.0%) 本日終値
大幅高。波長可変レーザーをはじめとする光測定器や、光パワーモニター、光フィルターなど光関連部品を世界的に展開しており、高速通信規格5Gの普及期に成長を加速させた。また、同社が製造する光学断層測定器は半導体シリコンウエハーの製造過程における必須アイテムのひとつとして需要を獲得している。23年3月期は売上高が120億円(前期比35%増)、営業利益は21億円(同28%増)を見込んでいる。なお、今期売上高予想については大幅に過去最高更新の見通し。
キーエンス <6861> 56,320円 +4,610 円 (+8.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率9位
急反発。上昇率は一時10%を超えた。前週末28日取引終了後に発表した23年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算は、売上高が前年同期比25.0%増の4440億円、最終利益が同27.4%増の1806億4100万円だった。大幅増益となったことに加え、今期の年間配当予想を100円増配の300円と、従来の予想(200円)から増額修正したことを好感した買いが集まった。設備投資需要が国内外で堅調に推移したほか、営業面での強化を図ったことなども奏功した。なお、通期の業績予想は公表していない。
田中化学研究所 <4080> 1,806円 +144 円 (+8.7%) 本日終値
続急騰。前週末28日の取引終了後、23年3月期の単独業績予想について、営業損益を6億円の赤字から16億円の黒字(前期比93.9%増)へ、最終損益を7億円の赤字から10億円の黒字(同36.6%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は700億円から600億円(同48.0%増)へ下方修正したが、同社製品の主原料であるニッケル及びコバルトの国際相場が第1四半期にかけて上昇したのち、第2四半期にかけては下落基調で推移し、上期の利益面で大幅な増加要因となったことが要因。また、期末にかけて相場関連損益が更に増加する見通しであることに加えて、為替が想定よりも円安で推移していることなども寄与する。第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高300億5200万円(前年同期比54.6%増)、営業利益18億2200万円(同2.9倍)、純利益14億9400万円(同3.0倍)となった。
プレミアグループ <7199> 1,765円 +134 円 (+8.2%) 本日終値
大幅高で5日続伸。前週末28日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、純利益を34億円から40億円(前期比36.0%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は245億円(同17.3%増)の従来見通しを据え置いたものの、タイの持ち分法適用関連会社(ECL)に対する株式投資について、過年度減損損失の戻入益を計上することが利益を押し上げる。第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高118億8700万円(前年同期比17.5%増)、純利益26億4100万円(同94.5%増)だった。クレジット・故障保証ともに、取扱高が伸長した。
豊田通商 <8015> 5,000円 +375 円 (+8.1%) 本日終値
急反発。前週末28日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、純利益を2100億円から2700億円(前期比21.5%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各81円の年162円を予定していた配当予想を中間・期末各96円の年192円に引き上げたことが好感された。自動車生産関連、自動車販売及び電力事業の業績が好調で、上期業績が想定よりも堅調に推移したことが要因としている。同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高4兆9077億円(前年同期比31.1%増)、営業利益2079億8300万円(同39.2%増)、純利益1512億8000万円(同18.6%増)だった。自動車販売の増加に加えて、金属市況や欧州電力価格の上昇が貢献した。
オリコ <8585> 1,205円 +86 円 (+7.7%) 本日終値
3日ぶりに反発。同社は28日取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比11.6%増の151億8000万円となり、通期計画250億円に対する進捗率が60.7%に達したことが好感されたようだ。営業収益は同1.6%増の1163億9500万円で着地した。半導体不足による新車販売の低迷やリフォーム商材の不足などから個別割賦事業は減収となった半面、重点領域である決済・保証事業及び海外事業は順調に伸長。また、不動産売却も全体の増収に寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
京阪神ビルディング <8818> 1,323円 +88 円 (+7.1%) 本日終値
10月28日大引け後(15:30)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比32.5%増の29.7億円に拡大し、通期計画の50億円に対する進捗率は59.5%に達し、5年平均の51.3%も上回った。同時に発表した「0.41%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。発行済み株式数(自社株を除く)の0.41%にあたる20万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月1日から12月30日まで。
小松マテーレ <3580> 816円 +54 円 (+7.1%) 本日終値
大幅高。同社は28日取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比77.5%増の9億5600万円となり、従来予想の7億円から上振れたことが好感されたようだ。売上高は同19.6%増の173億9700万円(従来予想は160億円)となった。北米向けカジュアルウェアが牽引したほか、中東向け民族衣装分野の市場回復及び機能商品の積極的な導入が寄与。利益面では商品の高付加価値化を伴った価格転嫁、生産性の向上や加工ロス・エネルギーロスの削減を含めたトータルコスト削減を進めたことが押し上げ要因となった。なお、通期業績予想については売上高345億円(前期比9.7%増)、営業利益19億円(同19.2%増)とする従来計画を据え置いている。
タカラトミー <7867> 1,306円 +86 円 (+7.1%) 本日終値
急反発。前週末28日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4〜9月)連結業績について、売上高が従来予想の800億円から890億円(前年同期比15.6%増)へ、営業利益が55億円から60億円(同1.1%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。主力の玩具事業が堅調に推移するとともに、国内及びアジア地域におけるアミューズメントマシン事業が拡大したことが要因。また、ガチャ事業で大型集積売場展開と人気コンテンツを使った関連商品の売り上げが伸長したことや、小売事業キデイランドで人流回復により販売が伸長したことも寄与した。なお、純利益は急激な為替相場の変動により為替差損を計上するため、35億円から31億円(同40.9%減)へ下振れて着地した。
日立製作所 <6501> 6,760円 +385 円 (+6.0%) 本日終値
4日ぶり急反発。前週末28日の取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算の発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。調整後営業利益予想は7250億円から7530億円(前期比2.0%増)に上方修正した。7400億円近辺としていた市場のコンセンサスを上回る水準に見通しを引き上げたことが、買い安心感をもたらしたようだ。売上高に相当する売上収益は9兆8500億円から10兆4000億円(同1.3%増)に上方修正。減収予想から一転して増収の見込みとなる。ビルシステム事業が堅調に推移していることなどを反映した。一方、最終利益の見通しは6000億円(同2.8%増)で据え置いた。4〜9月期の連結決算は、売上収益が前年同期比12.1%増の5兆4167億7900万円、調整後営業利益は同4.7%増の3246億2900万円だった。買収した米IT子会社グローバルロジックの事業成長に加え、IoTのデジタル技術基盤「ルマーダ」事業が堅調に推移。円安進行も利益を押し上げた。
東京都競馬 <9672> 4,145円 +220 円 (+5.6%) 本日終値
大幅に3日続伸。同社は28日取引終了後、22年12月期第3四半期累計(1〜9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比17.5%増の114億4800万円となり、通期計画の131億3100万円に対する進捗率が87.2%となったことが好感されたようだ。売上高は同13.2%増の266億2100万円で着地。SPAT4(地方競馬インターネット投票システム)の売り上げが好調なほか、夏季(7〜9月)の東京サマーランドの入場者数が増加したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
ストライク <6196> 4,595円 +230 円 (+5.3%) 本日終値
3日続伸。上昇率は一時8%を超えた。前週末28日取引終了後、22年9月期の決算発表にあわせ、23年9月期の業績予想を開示した。売上高は前期比42.3%増の152億6600万円、最終利益は同21.8%増の36億800万円を見込む。最終利益の増益率は前期からやや鈍化する見通しながら、直近の受託案件の状況を前提とした計画としており、今期の業績見通しを好感した買いが集まった。M&Aの成約組数は前期よりも82組多い277組、新規受託については95件増加の756件を計画。広告宣伝費などの増加をこなし増収増益を見込む。年間配当予想は8円増配の48円とした。22年9月期の決算は売上高が107億2700万円、最終利益が29億6200万円だった。13カ月の変則決算だった前の期を12カ月間で補正した数値と比較すると、売上高は28.6%増、最終利益は34.0%増となった。
アルプス物流 <9055> 1,098円 +47 円 (+4.5%) 本日終値
大幅高。同社は28日取引終了後、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の58億円から69億円(前期比14.6%増)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高の見通しも従来の1150億円から1210億円(同6.3%増)に上方修正。足もとの電子部品物流事業で輸出入が堅調に推移しているほか、こうした傾向が下期も続くとみている。また、期末配当計画を従来比7円増額の23円にする方針もあわせて発表。これにより、中間配当16円をあわせた年間配当は39円(前期は中間配13円、期末配17円の計30円)となる。
山九 <9065> 4,445円 +190 円 (+4.5%) 本日終値
続伸。午後1時ごろ、23年3月期の連結業績予想について、5635億円から5790億円(前期比4.5%増)へ、営業利益を350億円から375億円(同8.8%増)へ、純利益を230億円から260億円(同14.9%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各55円の年110円としていた配当予想を各70円の年140円へ引き上げたことが好感された。上期において、機工事業で大型シャットダウンメンテナンス工事の追加工事量が増加したほか、物流事業で港湾・国際物流の作業量が増加したことなどが寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(4〜9月)決算は、売上高2892億9300万円(前年同期比5.7%増)、営業利益191億3200万円(同7.1%増)、純利益138億8100万円(同15.5%増)だった。
ソシオネクスト <6526> 5,300円 +190 円 (+3.7%) 本日終値
反発し、24日につけた上場来高値を更新した。前週末28日取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算を発表した。同社の決算発表は12日の上場後初めてとなる。売上高は827億6700万円、営業利益は104億5600万円、最終利益は100億1300万円だった。通期の業績予想は据え置いた一方、4〜9月期の営業利益の進捗率は約62%、同期間の最終利益の進捗率は約77%に上ったことで、業績の上振れを期待した買いが集まったようだ。5Gネットワークや自動車、スマートデバイス向けでの一部商談に関して量産段階に入ったことなどが寄与した。
ジャフコ グループ <8595> 2,283円 +79 円 (+3.6%) 本日終値
反発。上昇率は一時4%を超えた。旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスが提出した変更報告書で、同社がジャフコG株を買い増したことが、28日取引終了後に明らかになった。同社株は同日、23年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結決算が営業赤字となったことを受けて下落していた。自律反発狙いの買いに加え、需給面の思惑が広がったようだ。シティインデックスイレブンスが財務省に提出した変更報告書によると、同社のジャフコGの保有比率は共同保有者とあわせて16.71%から18.35%に上昇した。報告義務発生日は10月21日。
レーザーテック <6920> 21,290円 +715 円 (+3.5%) 本日終値
半導体製造装置関連の主力株がいずれも上値追い指向。前週末の米国株市場ではインテル
が市場コンセンサスを上回る決算を発表し、これを好感される形で株価が10%を超える急騰を見せ、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も大きく切り返す展開となった。半導体関連株は空売りも溜まっていたことで、買い戻しの動きが加速した。東京市場でもこの流れに追随し、売買代金上位の大型株を中心に上値追い態勢を明示している。なお、レーザーテックはきょう決算発表を控えており、この内容にマーケットの関心が高い。
日経レバ <1570> 14,275円 +465 円 (+3.4%) 本日終値
大商いで急反発、1万4290円まで上値を伸ばし、中期波動の分水嶺である75日移動平均線とのマイナスカイ離をほぼ解消した。日経平均に連動するように組成されたETFで価格変動率が2倍に基本設定されていることで、全体相場が大きく動く局面では個人投資家などを中心とした短期筋の売り買いが活発化する傾向が強い。信用取組は直近データで売り残が減少し、買い残が大幅に増えている。個人投資家の心理改善を反映している。
posted by lucky cat at 16:03
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